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女子トイレには入れません
しおりを挟む真夏。冷房のよく効いたファミレスで、翔はミニスカートの裾をぎゅっと握り俯いた。
「ん?どうした?」
正面の席に座っている彼氏の優也が言う。
「・・・別に。ちょっと寒いだけだ。お前の悪趣味のせいでな」
恨めしそうに翔は優也を睨む。
昨晩のとあるゲームの罰ゲームとはいえ、女装でデートに来たのは間違いだった。
翔は、数十分前から強い尿意を感じていた。
しかし、他のお客で賑わうファミレスのトイレには、女装姿で入ることが出来なかった。女子トイレにはもちろん入れないし、かと言って男子トイレにもこの姿で入るのは躊躇われた。
先ほど飲み干したアイスコーヒーの氷が、カランと音を立てた。
「そっか。じゃー、飯も食ったし、そろそろ帰るか」
財布をポケットから出しながら、優也は腰を上げた。
「の前に、ちょっと小便」
優也は、スッと店内奥のトイレに入っていく。
俺だっておしっこしたいのに!
翔は、そんな彼に苛立ちながらも、股をぎゅっと閉じて我慢した。
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