おもらしした女装怪盗は変態伯爵に犯され、助けてくれた刑事に慰められる

カルキ酸

文字の大きさ
上 下
4 / 19

4 伯爵からの、お仕置き

しおりを挟む
「駄目っス。この屋敷、広すぎんだろ!」
 長距離を走りまわり、息が上がりながら安田巡査は言う。
「若いのにだらし無いな。君まだ20歳だろ?」
 同じようにバテながら香坂刑事は言う。
「残念、21歳になりました~、ってか刑事もまだ25じゃないっスか」
 安田巡査は、螺旋階段の段差に座り込んだ。顎に垂れてきた汗を、手袋で拭う。


「怪盗はまだ見つからんのかね」
 
 書斎から出てきたカミンズ伯爵が、不機嫌そうに言う。

「は、ただいま応援を呼んで屋敷内を隈なく捜索中です」
無理矢理に息を整えながら、香坂刑事が答える。

「まったく。こう騒がしくては眠れん。わしは暫く書斎で仮眠を取らせてもらうから、部屋に入ってこないでくれ」

伯爵は、書斎のドアノブに手をかける。

「お待ちください、念のため書斎の中も捜索を」
刑事は伯爵を呼び止める。

「それなら、わしの優秀なSPたちが既に捜索済みだよ。中には誰もおらんかった。心配には及ばんよ」
 伯爵は、書斎に入り、ドアを閉めた。カチャリと鍵が掛かる音がする。
 安田巡査は舌打ちをした。
「自分の財宝が狙われてるってのに、何スか、あの態度。ムカつきますよ」
 閉められたドアを睨みながら言う。
「まぁ、警察の仕事なんかこんなもんさ。市民のためにこき使われて当たり前だと思う輩もいるのさ。さて、安田。もうひと探しだ」
香坂刑事は階段を下りる。
「はいはい」
安田巡査は、重い腰を上げて、刑事のあとに続いた。



「さて、あんなに可愛らしかった君が、まさか怪盗とはね。リーサ」
背後で手を拘束され、椅子に座った怪盗を眺めながら、カミンズ伯爵は言う。
「ケッ。付いていて残念でしたね、伯爵」
怪盗は、腰を浮かしながらパカっと開脚し、下着も付けていないスカートの中を見せつける。

「やれやれ。君は自分の立場が分かっていないようだ」
伯爵は、片手で怪盗の顔を乱暴に掴む。頰の肉が中央に寄せられ、話すことが出来なくなる。
「今すぐにでも、わしが警察に言えば、お前は牢屋行きだ」
怪盗は、伯爵を正面から睨む。

「そんな反抗的な目が出来る立場かね?絨毯をあんなに汚してしまって。・・・悪い子には、お仕置きが必要だね」
 伯爵は、ニタリと笑うと、怪盗の髪を掴んで無理矢理に起立させる。
 頭にしていたカチューシャと、ライトブラウンでボブカットのカツラがずれ、下から地毛の黒髪が覗いた。
 そのまま頭をデスクに押し付け、怪盗は上半身だけうつ伏せにされた。突き出した尻が、露わになる。

「っ!」

抵抗するも、両手が縛られているため上手く振りほどけない。

「コラコラ。あまり暴れると、物音であの若い刑事たちが駆けつけてしまうよ」

伯爵は、自分のネクタイを外し、怪盗の口に噛ませて縛った。

「んんーっ!」

 嫌な予感がして、必死で逃げようとするが、覆い被さるように体重をかけられ、身動きが取れない。

「ははは、足搔け足掻け」

 伯爵は、スカート中に手を滑り込ませ、怪盗の恥部をまさぐる。脂肪でパンパンに太った指が、乱暴に陰茎と睾丸を揉む。

「んんんっ!」
 悲鳴をあげるも、声は外に届かない。

「今から夢心地にしてあげるからねぇ」
 ねっとりとした声で、耳元に囁かれる。吐いた息の生臭さに、吐き気を催した。
 

 やがて、伯爵は、自身の下着とズボンを膝まで下ろすと、そそり立ったものを怪盗の尻に無理矢理ねじ込んだ。

「っ!!」

 中の粘膜に、擦り傷を負ったような痛みが走り、怪盗は涙ぐむ。

 誰か・・・!

 怪盗は、祈るように、窓の外を見つめた。玄関に停められたパトカーのランプが、音も立てずチカチカ光っていただけだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

処理中です...