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4 伯爵からの、お仕置き
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「駄目っス。この屋敷、広すぎんだろ!」
長距離を走りまわり、息が上がりながら安田巡査は言う。
「若いのにだらし無いな。君まだ20歳だろ?」
同じようにバテながら香坂刑事は言う。
「残念、21歳になりました~、ってか刑事もまだ25じゃないっスか」
安田巡査は、螺旋階段の段差に座り込んだ。顎に垂れてきた汗を、手袋で拭う。
「怪盗はまだ見つからんのかね」
書斎から出てきたカミンズ伯爵が、不機嫌そうに言う。
「は、ただいま応援を呼んで屋敷内を隈なく捜索中です」
無理矢理に息を整えながら、香坂刑事が答える。
「まったく。こう騒がしくては眠れん。わしは暫く書斎で仮眠を取らせてもらうから、部屋に入ってこないでくれ」
伯爵は、書斎のドアノブに手をかける。
「お待ちください、念のため書斎の中も捜索を」
刑事は伯爵を呼び止める。
「それなら、わしの優秀なSPたちが既に捜索済みだよ。中には誰もおらんかった。心配には及ばんよ」
伯爵は、書斎に入り、ドアを閉めた。カチャリと鍵が掛かる音がする。
安田巡査は舌打ちをした。
「自分の財宝が狙われてるってのに、何スか、あの態度。ムカつきますよ」
閉められたドアを睨みながら言う。
「まぁ、警察の仕事なんかこんなもんさ。市民のためにこき使われて当たり前だと思う輩もいるのさ。さて、安田。もうひと探しだ」
香坂刑事は階段を下りる。
「はいはい」
安田巡査は、重い腰を上げて、刑事のあとに続いた。
「さて、あんなに可愛らしかった君が、まさか怪盗とはね。リーサ」
背後で手を拘束され、椅子に座った怪盗を眺めながら、カミンズ伯爵は言う。
「ケッ。付いていて残念でしたね、伯爵」
怪盗は、腰を浮かしながらパカっと開脚し、下着も付けていないスカートの中を見せつける。
「やれやれ。君は自分の立場が分かっていないようだ」
伯爵は、片手で怪盗の顔を乱暴に掴む。頰の肉が中央に寄せられ、話すことが出来なくなる。
「今すぐにでも、わしが警察に言えば、お前は牢屋行きだ」
怪盗は、伯爵を正面から睨む。
「そんな反抗的な目が出来る立場かね?絨毯をあんなに汚してしまって。・・・悪い子には、お仕置きが必要だね」
伯爵は、ニタリと笑うと、怪盗の髪を掴んで無理矢理に起立させる。
頭にしていたカチューシャと、ライトブラウンでボブカットのカツラがずれ、下から地毛の黒髪が覗いた。
そのまま頭をデスクに押し付け、怪盗は上半身だけうつ伏せにされた。突き出した尻が、露わになる。
「っ!」
抵抗するも、両手が縛られているため上手く振りほどけない。
「コラコラ。あまり暴れると、物音であの若い刑事たちが駆けつけてしまうよ」
伯爵は、自分のネクタイを外し、怪盗の口に噛ませて縛った。
「んんーっ!」
嫌な予感がして、必死で逃げようとするが、覆い被さるように体重をかけられ、身動きが取れない。
「ははは、足搔け足掻け」
伯爵は、スカート中に手を滑り込ませ、怪盗の恥部を弄る。脂肪でパンパンに太った指が、乱暴に陰茎と睾丸を揉む。
「んんんっ!」
悲鳴をあげるも、声は外に届かない。
「今から夢心地にしてあげるからねぇ」
ねっとりとした声で、耳元に囁かれる。吐いた息の生臭さに、吐き気を催した。
やがて、伯爵は、自身の下着とズボンを膝まで下ろすと、そそり立ったものを怪盗の尻に無理矢理ねじ込んだ。
「っ!!」
中の粘膜に、擦り傷を負ったような痛みが走り、怪盗は涙ぐむ。
誰か・・・!
怪盗は、祈るように、窓の外を見つめた。玄関に停められたパトカーのランプが、音も立てずチカチカ光っていただけだった。
長距離を走りまわり、息が上がりながら安田巡査は言う。
「若いのにだらし無いな。君まだ20歳だろ?」
同じようにバテながら香坂刑事は言う。
「残念、21歳になりました~、ってか刑事もまだ25じゃないっスか」
安田巡査は、螺旋階段の段差に座り込んだ。顎に垂れてきた汗を、手袋で拭う。
「怪盗はまだ見つからんのかね」
書斎から出てきたカミンズ伯爵が、不機嫌そうに言う。
「は、ただいま応援を呼んで屋敷内を隈なく捜索中です」
無理矢理に息を整えながら、香坂刑事が答える。
「まったく。こう騒がしくては眠れん。わしは暫く書斎で仮眠を取らせてもらうから、部屋に入ってこないでくれ」
伯爵は、書斎のドアノブに手をかける。
「お待ちください、念のため書斎の中も捜索を」
刑事は伯爵を呼び止める。
「それなら、わしの優秀なSPたちが既に捜索済みだよ。中には誰もおらんかった。心配には及ばんよ」
伯爵は、書斎に入り、ドアを閉めた。カチャリと鍵が掛かる音がする。
安田巡査は舌打ちをした。
「自分の財宝が狙われてるってのに、何スか、あの態度。ムカつきますよ」
閉められたドアを睨みながら言う。
「まぁ、警察の仕事なんかこんなもんさ。市民のためにこき使われて当たり前だと思う輩もいるのさ。さて、安田。もうひと探しだ」
香坂刑事は階段を下りる。
「はいはい」
安田巡査は、重い腰を上げて、刑事のあとに続いた。
「さて、あんなに可愛らしかった君が、まさか怪盗とはね。リーサ」
背後で手を拘束され、椅子に座った怪盗を眺めながら、カミンズ伯爵は言う。
「ケッ。付いていて残念でしたね、伯爵」
怪盗は、腰を浮かしながらパカっと開脚し、下着も付けていないスカートの中を見せつける。
「やれやれ。君は自分の立場が分かっていないようだ」
伯爵は、片手で怪盗の顔を乱暴に掴む。頰の肉が中央に寄せられ、話すことが出来なくなる。
「今すぐにでも、わしが警察に言えば、お前は牢屋行きだ」
怪盗は、伯爵を正面から睨む。
「そんな反抗的な目が出来る立場かね?絨毯をあんなに汚してしまって。・・・悪い子には、お仕置きが必要だね」
伯爵は、ニタリと笑うと、怪盗の髪を掴んで無理矢理に起立させる。
頭にしていたカチューシャと、ライトブラウンでボブカットのカツラがずれ、下から地毛の黒髪が覗いた。
そのまま頭をデスクに押し付け、怪盗は上半身だけうつ伏せにされた。突き出した尻が、露わになる。
「っ!」
抵抗するも、両手が縛られているため上手く振りほどけない。
「コラコラ。あまり暴れると、物音であの若い刑事たちが駆けつけてしまうよ」
伯爵は、自分のネクタイを外し、怪盗の口に噛ませて縛った。
「んんーっ!」
嫌な予感がして、必死で逃げようとするが、覆い被さるように体重をかけられ、身動きが取れない。
「ははは、足搔け足掻け」
伯爵は、スカート中に手を滑り込ませ、怪盗の恥部を弄る。脂肪でパンパンに太った指が、乱暴に陰茎と睾丸を揉む。
「んんんっ!」
悲鳴をあげるも、声は外に届かない。
「今から夢心地にしてあげるからねぇ」
ねっとりとした声で、耳元に囁かれる。吐いた息の生臭さに、吐き気を催した。
やがて、伯爵は、自身の下着とズボンを膝まで下ろすと、そそり立ったものを怪盗の尻に無理矢理ねじ込んだ。
「っ!!」
中の粘膜に、擦り傷を負ったような痛みが走り、怪盗は涙ぐむ。
誰か・・・!
怪盗は、祈るように、窓の外を見つめた。玄関に停められたパトカーのランプが、音も立てずチカチカ光っていただけだった。
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