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はやく脱げよ
しおりを挟む「まずは着替えなきゃな」
落ち着き払った声でイチは腰を上げた。
「お前も、念の為に着替え持ってきたよな?」
くるりとユウの方を振り返ってイチは言う。
「あ、はい。持ってます」
ユウは言われて急に自分の下半身の不快感を思い出した。濡れた下着とズボンが冷たい。
「うへぇ、ビチャビチャ」
イチはズボンと下着を一気に膝まで下ろした。そのまま脚を片方ずつ引き抜き、あっという間に下半身裸になる。
その際、イチのペニスの先からパタパタと雫が落ちたのを目撃し、ユウは生唾を飲んだ。
「お前も、早く脱げよ。寒いだろ?」
Tシャツの裾で雑に股を拭きながらイチは言う。
「そうですよね。僕も着替えます」
咄嗟にイチの股間から目を逸らしながら、ユウは自らも下を脱ごうとして、動きを止めた。
「ユウ?どうした・・・・・・」
イチは、ふとユウの下半身を見て言葉を失った。
ズボンの上からでもはっきりと分かるほど、ユウの股間はテントを張っていた。
「あ、の、違くて。その・・・」
ユウは赤面して腰を引いた。
しかし、羞恥心にますますユウのペニスは勃起していく。
「ハハッ、いいぜ?抜いてやろーか?」
イチは冗談のつもりで、笑いながら指で輪っかを作り、空を擦った。
「えっ・・・」
ユウはイチが冗談なのか本気なのか分からず固まった。困惑しながらも性器の硬さは弱まらず、ユウは耳まで赤くした。
「あの・・・本当に」
してくれるんですか?
期待を込めた目でユウはイチを見上げる。
そのあざと可愛さにイチは息を呑む。
「あー、分かった、分かった。男に二言はねぇよ」
イチは髪を掻きながらユウの目の前にしゃがみ込んだ。
「はやく脱げよ」
イチは照れくさそうに目を逸らす。
「・・・は、はい」
ユウはズボンに指をかけ、躊躇いながら下に下ろした。
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