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プロローグ
ひとつ屋根の下、ひとつベッドの上
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すぐ隣の部屋だというのに、手を繋いで寝室に行き、怪盗は、ベッドに腰掛けた。
着ていたものを脱ぎ下着一枚になった刑事は、キスをしながら、相手を押し倒した。ベッドが軋み、ギシっと音がする。
腰から太ももをなぞり、スカートの中に手を入れると、するりと腰紐を解き、下着を剥ぎ取った。ご丁寧に下着までセクシーな女性物のようだったが、よく見ずにベッドの下に投げる。
待ち遠しいと言うように、怪盗が股を開くと、シーツの擦れる音がした。
ふと刑事が、キスを止め、怪盗を静かに見下ろす。
「?」
不思議そうに見つめ返す怪盗。
「やっぱり、今日は止めよう。疲れていて、最後まで出来そうにない」
刑事は、ベッドを降り、脱いだ服を手に取った。怪盗は、仰向けになったまま呆然としていた。
「もう寝る」
シッシッと手で払い、ベッドの半分を開けさせると、刑事も横になり、布団を被った。
何だよ、と思いつつも、電気を消した怪盗は、布団を掛け直して刑事に寄り添い、目を閉じた。
朝。ベランダで小鳥がさえずるのが聞こえる。
尿意で目を覚ました怪盗は、まだ眠っている刑事をゆり起こす。
「刑事・・・朝。お仕事は?」
眠そうな声と表情で問う。
「うぅん・・・今日、非番」
眉間に皺を寄せながら、刑事は呟く。
「そっかぁ・・・」
怪盗は、再び枕に頰をつけ、目を閉じた。が、しばらくして、のそりとベッドから出てトイレに向かった。
トイレから戻った怪盗は、もぞもぞと布団に入っていく。布団がずれたのを、刑事は鬱陶しそうに引っ張り包まる。
刑事の後ろから抱きついた怪盗は、ごそごそと刑事の下着の中に手を入れた。朝の生理現象で、硬くなっていたモノを、そっと撫でる。
「・・・やめろよ」
目を開けないままに、刑事は呟く。
「お前も男なら、朝勃ちでは、気分が乗ってるわけじゃないのは分かるだろ」
布団の中で、刑事は怪盗の手首を掴み、引き離そうとする。
「私が上に乗りますから」
チュッと音を立て、刑事の耳にキスをする。
「・・・はぁ、好きにしろよ」
一度盛ったら、なかなか引き下がってくれないもんな、お前は。と思いながら、刑事は、ゴロンと仰向けになった。
嬉しそうにした怪盗は、布団に潜り込み、刑事の下着とスウェットを下ろした。
先端から根元にかけて、丁寧に口に含む。
「ん・・・」
舌を這う感触に、ヤラシイ気分が呼び起こされる。ぶっきらぼうにした手前、もう積極的に協力出来ない刑事は、下半身を動かすのを我慢して、額に手の甲を乗せた。
絶妙な力加減と、舌の動きと吸う力で、快感を与える。
「・・・あっちぃ!」
不意に、怪盗が布団を中から投げ飛ばした。赤面した彼の額には、数粒の汗が光る。
「やってらんね」
怪盗は、腕まくりをし、ベッドの横の棚から、ローションとコンドームを取り出した。膝立ちになって、自ら肛門をほぐしながら、口で、コンドームの封を切る。
起き上がった陰茎が、ミニスカートの裾を持ち上げて、鮮やかな赤をした亀頭が、丸見えになっていた。
そんな光景に、刑事は釘付けになり、生唾を飲み込んだ。
ゴムを被され、ローションで潤された上に、怪盗は、ゆっくり腰を落としていく。
「んっ・・・」
腰を前後に揺らしながら、中の敏感な一点を探る。その妖艶な表情に、刑事は射精しそうになり、我慢する。
「あっ、ぁ!」
性感帯に当たる角度を見つけた怪盗は、一気に腰を上下に動かし、刺激していく。
その動きに合わせて、怪盗の性器も宙に揺れる。スカートの中が、全て見えたり見えなかったりするのが焦れったいが、それがよりエロスを掻き立てていた。
「ひぁ、・・・ぅ!んっ、んっ」
吐く息を震わせながら、腰を振る怪盗。
そろそろだな、と感じた刑事は、枕元にあったティッシュ箱を差し出す。
2、3枚ティッシュを取った怪盗は、亀頭を包むように押し当てた。
「イ、イくっ・・・!」
ビクビクと震えるのが伝わる。
「いいぜ、イけよ」
「っ!」
2人は、ほぼ同時に射精した。生温かい感触が、先端に伝わる。
「・・・はぁ」
満足そうに息を吐きながら、怪盗はゆっくりと陰茎を抜いた。
萎んでいく陰茎から、コンドームごとティッシュで拭き取る。
恍惚とした表情の怪盗の首を引き寄せた刑事は、そのまま深いキスを交わした。
着ていたものを脱ぎ下着一枚になった刑事は、キスをしながら、相手を押し倒した。ベッドが軋み、ギシっと音がする。
腰から太ももをなぞり、スカートの中に手を入れると、するりと腰紐を解き、下着を剥ぎ取った。ご丁寧に下着までセクシーな女性物のようだったが、よく見ずにベッドの下に投げる。
待ち遠しいと言うように、怪盗が股を開くと、シーツの擦れる音がした。
ふと刑事が、キスを止め、怪盗を静かに見下ろす。
「?」
不思議そうに見つめ返す怪盗。
「やっぱり、今日は止めよう。疲れていて、最後まで出来そうにない」
刑事は、ベッドを降り、脱いだ服を手に取った。怪盗は、仰向けになったまま呆然としていた。
「もう寝る」
シッシッと手で払い、ベッドの半分を開けさせると、刑事も横になり、布団を被った。
何だよ、と思いつつも、電気を消した怪盗は、布団を掛け直して刑事に寄り添い、目を閉じた。
朝。ベランダで小鳥がさえずるのが聞こえる。
尿意で目を覚ました怪盗は、まだ眠っている刑事をゆり起こす。
「刑事・・・朝。お仕事は?」
眠そうな声と表情で問う。
「うぅん・・・今日、非番」
眉間に皺を寄せながら、刑事は呟く。
「そっかぁ・・・」
怪盗は、再び枕に頰をつけ、目を閉じた。が、しばらくして、のそりとベッドから出てトイレに向かった。
トイレから戻った怪盗は、もぞもぞと布団に入っていく。布団がずれたのを、刑事は鬱陶しそうに引っ張り包まる。
刑事の後ろから抱きついた怪盗は、ごそごそと刑事の下着の中に手を入れた。朝の生理現象で、硬くなっていたモノを、そっと撫でる。
「・・・やめろよ」
目を開けないままに、刑事は呟く。
「お前も男なら、朝勃ちでは、気分が乗ってるわけじゃないのは分かるだろ」
布団の中で、刑事は怪盗の手首を掴み、引き離そうとする。
「私が上に乗りますから」
チュッと音を立て、刑事の耳にキスをする。
「・・・はぁ、好きにしろよ」
一度盛ったら、なかなか引き下がってくれないもんな、お前は。と思いながら、刑事は、ゴロンと仰向けになった。
嬉しそうにした怪盗は、布団に潜り込み、刑事の下着とスウェットを下ろした。
先端から根元にかけて、丁寧に口に含む。
「ん・・・」
舌を這う感触に、ヤラシイ気分が呼び起こされる。ぶっきらぼうにした手前、もう積極的に協力出来ない刑事は、下半身を動かすのを我慢して、額に手の甲を乗せた。
絶妙な力加減と、舌の動きと吸う力で、快感を与える。
「・・・あっちぃ!」
不意に、怪盗が布団を中から投げ飛ばした。赤面した彼の額には、数粒の汗が光る。
「やってらんね」
怪盗は、腕まくりをし、ベッドの横の棚から、ローションとコンドームを取り出した。膝立ちになって、自ら肛門をほぐしながら、口で、コンドームの封を切る。
起き上がった陰茎が、ミニスカートの裾を持ち上げて、鮮やかな赤をした亀頭が、丸見えになっていた。
そんな光景に、刑事は釘付けになり、生唾を飲み込んだ。
ゴムを被され、ローションで潤された上に、怪盗は、ゆっくり腰を落としていく。
「んっ・・・」
腰を前後に揺らしながら、中の敏感な一点を探る。その妖艶な表情に、刑事は射精しそうになり、我慢する。
「あっ、ぁ!」
性感帯に当たる角度を見つけた怪盗は、一気に腰を上下に動かし、刺激していく。
その動きに合わせて、怪盗の性器も宙に揺れる。スカートの中が、全て見えたり見えなかったりするのが焦れったいが、それがよりエロスを掻き立てていた。
「ひぁ、・・・ぅ!んっ、んっ」
吐く息を震わせながら、腰を振る怪盗。
そろそろだな、と感じた刑事は、枕元にあったティッシュ箱を差し出す。
2、3枚ティッシュを取った怪盗は、亀頭を包むように押し当てた。
「イ、イくっ・・・!」
ビクビクと震えるのが伝わる。
「いいぜ、イけよ」
「っ!」
2人は、ほぼ同時に射精した。生温かい感触が、先端に伝わる。
「・・・はぁ」
満足そうに息を吐きながら、怪盗はゆっくりと陰茎を抜いた。
萎んでいく陰茎から、コンドームごとティッシュで拭き取る。
恍惚とした表情の怪盗の首を引き寄せた刑事は、そのまま深いキスを交わした。
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