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10章 アレクシアと愉快な仲間2
ルビー側妃の野望①
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時間を少しだけ遡る。
アウラード大帝国皇帝ルシアードの側近を務め、毎日が多忙なロイン・キネガー公爵は珍しい人物の突然の訪問に戸惑っていた。正確にはいきなり目の前に現れたの方が正しいだろう。
「⋯⋯あの、私に何か御用ですか?」
そこには真っ赤な髪が印象的な一人の女性がブルブルと震えながら立っていた。
「何もないなら忙しいので失礼致しま⋯「あああ⋯⋯あの!お願いがあって参りました!!」
いきなり大声をだしてスライディング土下座をするルビー第一側妃にギョッとするロインは完全に引き気味だった。
「土下座はおやめ下さい。願いとは一体何ですか?」
何故ルシアードではなく自分なのかと不思議がるロインを見る事なく、土下座のままのルビーが話し出した。
「女官達の噂を耳にしました!あのアレクシア皇女がイケメンズを引き連れて帰って来たと!!黄金竜様や魔国国王陛下は勿論、新たに美少年から美青年⋯それにイケオジまで⋯ハア⋯いいネタがゴロゴロと自らやって来たわ!!アハハハ!!」
「⋯⋯」
ルビーの突然の変わり様に驚いて言葉が出ないロイン。
「夕食会をするみたいですね!?是非私やバレリー様も参加させて下さい!!最近はアレクシア皇女が忙しくて後宮にいらっしゃらないのでネタがなくて⋯あ、それとあの爆発は何だったんですか?アレクシア皇女は無事だったみたいなので良かったです!また何かやったんですか?ワクワク!!」
ルビーはそう言いながら興奮気味にどこから出したのか紙とペンを持ちロインの返事を待っている。
「ワクワクって⋯。あの爆発は解決しましたが、今回は皇女の仕業ではないです。それに夕食会の参加ですが、私の一存では決められません」
「そんな!?⋯⋯おかしいわね、アレクシア皇女の話だとロイン様が皇宮を裏で牛耳る裏ボスだと言っていたのに⋯」
ブツブツと独り言を言うルビーだがその内容はロインに丸聞こえだった。
「皇女とはまたじっくり話し合いが必要みたいですね」
「ハッ!これがあの悪魔の笑みね!確かに怖いけどネタに使えるわ!!」
「⋯⋯」
何故か引かないルビーに頭を抱えていたロインだったが、そこへルビーの唯一の専属女官であるシトラが猛スピードでこちらにやって来た。
「ロイン様ーー!!ルビー様に代わって謝りますーー!!」
そう言ってスライディング土下座を始めたシトラを見て、ルビーと似た者同士だなと半は呆れつつロインはシトラを取り敢えず立たせた。
「ルビー様もバレリー様もアレクシア皇女に会えないのが寂しいみたいでして⋯」
「いや、そこはルシアード陛下に会えなくて寂しいと言うところでは?」
シトラに対して真面目にツッコむロイン。
「はぁ⋯。取り敢えず陛下に確認をとってから連絡致しますので、一度後宮にお戻りください」
ロインに言われたルビーはシトラに引きずられる様にして帰って行った。その後ロインは執務室に戻るとルシアードに一応確認を入れたが、当たり前に断られると思っていた。一癖も二癖もあるルビーやバレリーが参加したら問題が起きそうだと考えていたのが、ルシアードからは意外な答えが返って来た。
「ああ、呼んでいい」
「⋯⋯は?あの側妃達ですよ?」
ルシアードの言葉が信じられないロインはもう一度聞き返す。
「ああ。ルビーには例の物を持ってこいと言っておけ。そう言えば分かるからな」
それだけ言うとまた書類に視線を戻したルシアードに、ロインはそれ以上は聞けずにモヤモヤしたまま後宮に連絡を入れたのだった。
そして現在、いきなり現れた二人の女性に注目が集まる。
アレクシアは嬉しそうに二人の女性、第三側妃バレリーと第一側妃ルビーに駆け寄った。
「おおーー!バレリーしゃんとルビーしゃんじゃないでしゅか!!」
「あらあら~!相変わらず可愛いわねーー!!会いたかったわよ!」
バレリーは嬉しそうにアレクシアのプニプニほっぺをツンツンしている。だが、周りはそんな微笑ましい光景を見る事なく、ある人物に釘付けだった。
「キャーー!!夢の様な光景ねーー!!創作意欲が湧くわーー!!」
そう。ルビーが鼻血を垂らしながら見た目詐欺の金髪美少年ミルキルズや白銀の髪の美青年ガイア、紫色の髪の妖艶な美青年ポーポトスやワイルドイケオジであるデイルズの周りをウロウロしながら紙に何やら書いている。今までに無い危険を感じた小鳥姿のウロボロスはソッと気配を消した。アレクシア大好きな五匹の子犬従魔もアランカルトの背後にぎゅーぎゅー詰めになりながら隠れてしまう。
「何じゃこの娘は?」
引き気味のミルキルズ。
「そこの娘さんよ、鼻血が出ているぞ?」
マイペースなガイア。
「孫から噂は聞いておったが⋯まさかこの娘が偉大な作家なのか?」
「そうよ!ププ⋯!お祖父様も読んだら分かるわよ!!」
呆れるポーポトスと大笑いするランゴンザレス。
「ガハハ!人族の娘は面白いのう!!」
ルビーを指差して爆笑するデイルズ。
エルフの女王であるエルメニアと側近のナナーサは、自分達の横で優雅に立っているルシアードをジト目で見る。
「何で冷静に見てられるの?あなたの愛人でしょ?」
「いや、あれは俺専属の絵師だ」
「「は?馬鹿なの?」」
つい同時に暴言を吐いてしまったエルメニアとナナーサ。だが、ルシアードは気にする事なく興奮状態のルビーに近寄って行く。
「おい、例の物を持って来たか?」
「ル⋯ルシアード様!!はい!!こちらにありますーー!!」
鼻血を出したルビーを気にする事なく、差し出された額縁に飾られた絵をじっくりと見るルシアード。それはルシアードが笑顔の可愛いアレクシアを抱っこしている美しい親子の姿絵であった。
「流石だな。どんな絵師よりも優秀だ。これからも精進しろ」
「はい!!ありがたき幸せーー!!」
ルシアードを前にして跪くルビーを見て本当に側妃なのかと疑問視するエルメニアとナナーサ。
「どんな関係でしゅか!!この馬鹿ちんどもがーー!!それにいい加減に鼻血を拭けやーー!!」
見かねたアレクシアがツッコミを入れる。そしてやっと鼻血を拭き出したルビーの元へ魔国国王陛下であるデズモンドがやって来た。
「おい、俺とアレクシアの姿絵を描いてくれ。良い値を払う」
「あなたは!?アレクシア皇女を愛してやまない魔王!!これは良い作品が出来そう⋯グフ⋯グフフ」
「魔王ではなく魔国の国王陛下です」
しっかり訂正する真面目なロイン。
「おい!俺とこいつの姿絵も描いてくれ!!」
ゼストもルビーに必死にお願いする。
「ルビーって凄いわね⋯創作の為ならあんなグイグイ行けるのね⋯」
暴れる(?)ルビーを見て苦笑いするバレリーと呆れるアレクシアだが、例の姿絵を見ていた爺や婆も騒ぎ出したのだった。
アウラード大帝国皇帝ルシアードの側近を務め、毎日が多忙なロイン・キネガー公爵は珍しい人物の突然の訪問に戸惑っていた。正確にはいきなり目の前に現れたの方が正しいだろう。
「⋯⋯あの、私に何か御用ですか?」
そこには真っ赤な髪が印象的な一人の女性がブルブルと震えながら立っていた。
「何もないなら忙しいので失礼致しま⋯「あああ⋯⋯あの!お願いがあって参りました!!」
いきなり大声をだしてスライディング土下座をするルビー第一側妃にギョッとするロインは完全に引き気味だった。
「土下座はおやめ下さい。願いとは一体何ですか?」
何故ルシアードではなく自分なのかと不思議がるロインを見る事なく、土下座のままのルビーが話し出した。
「女官達の噂を耳にしました!あのアレクシア皇女がイケメンズを引き連れて帰って来たと!!黄金竜様や魔国国王陛下は勿論、新たに美少年から美青年⋯それにイケオジまで⋯ハア⋯いいネタがゴロゴロと自らやって来たわ!!アハハハ!!」
「⋯⋯」
ルビーの突然の変わり様に驚いて言葉が出ないロイン。
「夕食会をするみたいですね!?是非私やバレリー様も参加させて下さい!!最近はアレクシア皇女が忙しくて後宮にいらっしゃらないのでネタがなくて⋯あ、それとあの爆発は何だったんですか?アレクシア皇女は無事だったみたいなので良かったです!また何かやったんですか?ワクワク!!」
ルビーはそう言いながら興奮気味にどこから出したのか紙とペンを持ちロインの返事を待っている。
「ワクワクって⋯。あの爆発は解決しましたが、今回は皇女の仕業ではないです。それに夕食会の参加ですが、私の一存では決められません」
「そんな!?⋯⋯おかしいわね、アレクシア皇女の話だとロイン様が皇宮を裏で牛耳る裏ボスだと言っていたのに⋯」
ブツブツと独り言を言うルビーだがその内容はロインに丸聞こえだった。
「皇女とはまたじっくり話し合いが必要みたいですね」
「ハッ!これがあの悪魔の笑みね!確かに怖いけどネタに使えるわ!!」
「⋯⋯」
何故か引かないルビーに頭を抱えていたロインだったが、そこへルビーの唯一の専属女官であるシトラが猛スピードでこちらにやって来た。
「ロイン様ーー!!ルビー様に代わって謝りますーー!!」
そう言ってスライディング土下座を始めたシトラを見て、ルビーと似た者同士だなと半は呆れつつロインはシトラを取り敢えず立たせた。
「ルビー様もバレリー様もアレクシア皇女に会えないのが寂しいみたいでして⋯」
「いや、そこはルシアード陛下に会えなくて寂しいと言うところでは?」
シトラに対して真面目にツッコむロイン。
「はぁ⋯。取り敢えず陛下に確認をとってから連絡致しますので、一度後宮にお戻りください」
ロインに言われたルビーはシトラに引きずられる様にして帰って行った。その後ロインは執務室に戻るとルシアードに一応確認を入れたが、当たり前に断られると思っていた。一癖も二癖もあるルビーやバレリーが参加したら問題が起きそうだと考えていたのが、ルシアードからは意外な答えが返って来た。
「ああ、呼んでいい」
「⋯⋯は?あの側妃達ですよ?」
ルシアードの言葉が信じられないロインはもう一度聞き返す。
「ああ。ルビーには例の物を持ってこいと言っておけ。そう言えば分かるからな」
それだけ言うとまた書類に視線を戻したルシアードに、ロインはそれ以上は聞けずにモヤモヤしたまま後宮に連絡を入れたのだった。
そして現在、いきなり現れた二人の女性に注目が集まる。
アレクシアは嬉しそうに二人の女性、第三側妃バレリーと第一側妃ルビーに駆け寄った。
「おおーー!バレリーしゃんとルビーしゃんじゃないでしゅか!!」
「あらあら~!相変わらず可愛いわねーー!!会いたかったわよ!」
バレリーは嬉しそうにアレクシアのプニプニほっぺをツンツンしている。だが、周りはそんな微笑ましい光景を見る事なく、ある人物に釘付けだった。
「キャーー!!夢の様な光景ねーー!!創作意欲が湧くわーー!!」
そう。ルビーが鼻血を垂らしながら見た目詐欺の金髪美少年ミルキルズや白銀の髪の美青年ガイア、紫色の髪の妖艶な美青年ポーポトスやワイルドイケオジであるデイルズの周りをウロウロしながら紙に何やら書いている。今までに無い危険を感じた小鳥姿のウロボロスはソッと気配を消した。アレクシア大好きな五匹の子犬従魔もアランカルトの背後にぎゅーぎゅー詰めになりながら隠れてしまう。
「何じゃこの娘は?」
引き気味のミルキルズ。
「そこの娘さんよ、鼻血が出ているぞ?」
マイペースなガイア。
「孫から噂は聞いておったが⋯まさかこの娘が偉大な作家なのか?」
「そうよ!ププ⋯!お祖父様も読んだら分かるわよ!!」
呆れるポーポトスと大笑いするランゴンザレス。
「ガハハ!人族の娘は面白いのう!!」
ルビーを指差して爆笑するデイルズ。
エルフの女王であるエルメニアと側近のナナーサは、自分達の横で優雅に立っているルシアードをジト目で見る。
「何で冷静に見てられるの?あなたの愛人でしょ?」
「いや、あれは俺専属の絵師だ」
「「は?馬鹿なの?」」
つい同時に暴言を吐いてしまったエルメニアとナナーサ。だが、ルシアードは気にする事なく興奮状態のルビーに近寄って行く。
「おい、例の物を持って来たか?」
「ル⋯ルシアード様!!はい!!こちらにありますーー!!」
鼻血を出したルビーを気にする事なく、差し出された額縁に飾られた絵をじっくりと見るルシアード。それはルシアードが笑顔の可愛いアレクシアを抱っこしている美しい親子の姿絵であった。
「流石だな。どんな絵師よりも優秀だ。これからも精進しろ」
「はい!!ありがたき幸せーー!!」
ルシアードを前にして跪くルビーを見て本当に側妃なのかと疑問視するエルメニアとナナーサ。
「どんな関係でしゅか!!この馬鹿ちんどもがーー!!それにいい加減に鼻血を拭けやーー!!」
見かねたアレクシアがツッコミを入れる。そしてやっと鼻血を拭き出したルビーの元へ魔国国王陛下であるデズモンドがやって来た。
「おい、俺とアレクシアの姿絵を描いてくれ。良い値を払う」
「あなたは!?アレクシア皇女を愛してやまない魔王!!これは良い作品が出来そう⋯グフ⋯グフフ」
「魔王ではなく魔国の国王陛下です」
しっかり訂正する真面目なロイン。
「おい!俺とこいつの姿絵も描いてくれ!!」
ゼストもルビーに必死にお願いする。
「ルビーって凄いわね⋯創作の為ならあんなグイグイ行けるのね⋯」
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