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10章 アレクシアと愉快な仲間2
夕食の前は大賑わいで大騒ぎです!!
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「あなた⋯何をやっているの?」
気配もなくいきなり現れたエルフの女王エルメニアは目の前にいる幼子に呆れた視線を向けていた。エルメニアの少し後ろにいるナナーサも苦笑いだ。
「何ってゴロゴロしてましゅ!ずっと動きっぱなしでシアはゴロゴロ不足だったんでしゅよ!!」
そう言いながらこの部屋の主であるアレクシアは、床に敷かれた最高級の肌触りの良い絨毯を堪能しながら言葉通りにゴロゴロと転がっていた。アレクシアに続いて白玉、黒蜜、みたらし、きなこ、あんこがゴロゴロと嬉しそうに転がっていて、何となくちんちくりんロードが出来ていた。
『まぁ良いんじゃないか?子供⋯(?)らしくて微笑ましいだろ。それに暇だからと言って悪戯をしなくなっただけ成長したぞ?』
ちんちくりんロードを微笑ましく眺めながら、ウロボロスはやって来たエルメニア達に話しかけた。
「この子の部屋を見にきたけど⋯心配して損したわね」
エルメニアが部屋を見回してそう嘆くのは無理はないのだ。皇帝であるルシアードの部屋よりも広く、豪華絢爛な絵画や家具、そして一部屋分はありそうなクローゼットには数百着のドレスや宝石、靴などが綺麗に並べられている。反対側の部屋には幼子には大き過ぎる浴場とトイレがあった。
アレクシアの宮はアレクシアの要望通りに質素で使いやすい、着やすい、履きやすいを重視した部屋になっているが、皇宮にあるアレクシア専用のこの部屋は、あの重度のアレクシア大好き病を患っているルシアードが全面に細かく指示して作らせた部屋であった。
「皇帝の部屋よりも広いなんてあり得ないでしゅよ!あの馬鹿ちん父上めー!でももう宝石は返しましぇんーー!ウオーーでしゅ!」
アレクシアが両腕を上げながら無駄に叫ぶ。
『あのねー!自分の部屋をちっちゃくちてーここをひろくちたのーー!!』
『後でロインに怒られてまちたーー!!ププッ!』
白玉と黒蜜がエルメニア達の元へやって来てコソコソ話すが、全然コソコソしていない。
「あの皇帝⋯この子に甘過ぎるわ!」
「ええ、やはりあの皇帝よりロインという男と話した方がいいでしょう」
エルメニアとナナーサの話し合いを聞いたアレクシアがゴロゴロをやめて猛反論を始めた。
「何でしゅか!?ロイン伯父上と必要以上に話さないで下しゃいな!!昔の事とか、あと⋯昔の事とか!!」
『同じ事をニ回も言ってるぞ?』
冷静にツッコむウロボロスだが、アレクシアはそんな場合ではない。
「あら、何か不都合な事があるのかしら?」
「不都合だらけでしゅよ!ロイン伯父上にバレたら勉強という名の説教が延々と続きましゅ⋯!」
不敵な笑みを浮かべるエルメニアを黙らせようと策を巡らしていたアレクシアだったが、今度は気配がダダ漏れの軍団が勢い良くドアから堂々と入って来たのだ。
「おいエルメニア!お主だけずるいぞ!!」
プンスカと怒っているのは初代竜族族長であるミルキルズだ。
「ほお~?随分と豪華な部屋じゃのう?」
魔国の偉大なる大賢者であるポーポトスは愛弟子であるアレクシアの部屋を見て驚いていた。
「おお!凄い部屋じゃ!アレクシアはどこじゃー?」
「ここにいましゅよ!!」
森の主で神獣であるガイアがキョロキョロと愛しい幼子を探すが見つからず名前を呼んだのだが、下の方にちゃんといたアレクシアはプンスカと怒っている。
「むぅ⋯魔国にあるお主の部屋をこれ以上にせんとな!!デズモンドとあとで相談じゃ!!」
初代魔国国王であり現国王でアレクシアの婚約者であるデズモンドの祖父デイルズが考え込んでいた。
ルシアード以上に末期のアレクシア大好き病を患うデズモンドは、夕食まで時間があるのでランゴンザレスと共に魔国に戻っているのだ。エレノア(トリシア)をランゴンザレスが極秘で魔国に移送させたので、その手続きをルシアードと行ったあと自国で各方面に報告をするなどの仕事があるのだ。
魔国では今でもエレノア(トリシア)を恨む者は多いので、改めて魔裁判や尋問などを行う予定でいる。アレクシアも被害者として裁判に出席する為に魔国に再度足を運ぶつもりだ。
「もう!今度は爺達の登場でしゅか!!さっき別れたばかりでしゅよ!!シアは夕飯までゴロゴロするのに忙しいのでお帰りくだしゃい!!」
アレクシアは爺達にそれだけ言うと、改めて寝転がりゴロゴロを始めた。すると五匹の子犬従魔も尻尾を振りながら嬉しそうにあとに続いてまたちんちくりんロードが出来ていた。それを見て腹を抱えて笑うのはミルキルズとデイルズであった。
ゼストはロインに呼ばれて(連れ去られ)戻って来ないらしいが、皆は関わりたくないので知らないふりをしていた。アレクシアも何となく強制勉強をさせられていると察してはいるがロインに意見をすれば自分に返ってくると感じているので放置した。
暫くして、廊下をふらふらと歩く金髪の美青年がいた。見た目は派手な和服を着ているが、周りにいる女官達からは熱い眼差しを向けられていた。
「くそ⋯あのジジイ共⋯自分達だけ逃げやがって⋯」
アレクシアが部屋に入った後、ロインは爺達に注意をしようとしたのだが、ゼスト以外には逃げられた後であった。ロインにゼストが肩を叩かれた瞬間には、既に爺達は部屋に急いで入り究極クラスの防御魔法をかけていたのだ。なのでロインは諦め、その怒りを全てゼストにぶつけるのだった。
数時間後に解放されたゼストは怒りを露わに気配が集中するアレクシアの部屋に向かっていたのだ。
「ジジイ共⋯腹黒ジジイ共め⋯」
ゼストはブツブツ言いながら思いっきりドアを開けた。
「こらぁ!ジジイ共⋯⋯ジジイ⋯??ジジイ?⋯⋯」
初めは勢い良く怒りをぶつけたのだが、目の前の異様過ぎる光景にゼストは次第に声が震えていく。
エルメニアは顔を真っ赤にしながら懸命に笑いを堪えているが、ナナーサは腹が捩れるほどある所を指差しながら笑っていた。アレクシア大好きな五匹の子犬従魔やウロボロスも笑い転げていた。
「こんな姿をお主達を知っている奴らには見せられんわい⋯」
ポーポトスは頭を抱えながら呆れ果てていた。
「おー!なかなか気持ちいいのう~!!」ミルキルズは上機嫌だ。
「ガハハハ!ゴロゴロもたまにはいいのうー!!」デイルズは笑っている。
「オホホホーー!!」ガイアはおかしくなっている。
「もう!ゴロゴロの邪魔でしゅよ!!」
アレクシアは猛スピードで逃げるが、すぐに追いついてくる爺達にうんざり気味だ。そう、この爺達はアレクシアを真似てゴロゴロしているのだ。なので今はちんちくりんロードではなく、ジジイロードになっていた。
ミルキルズに憧れるアランカルトも、あまりの衝撃的な光景に開いた口が塞がらないでいた。
「どういう状況!?」
この光景を見たゼストは怒りを忘れて恐怖を覚えるのであった。
*やっと更新しましたー。
気配もなくいきなり現れたエルフの女王エルメニアは目の前にいる幼子に呆れた視線を向けていた。エルメニアの少し後ろにいるナナーサも苦笑いだ。
「何ってゴロゴロしてましゅ!ずっと動きっぱなしでシアはゴロゴロ不足だったんでしゅよ!!」
そう言いながらこの部屋の主であるアレクシアは、床に敷かれた最高級の肌触りの良い絨毯を堪能しながら言葉通りにゴロゴロと転がっていた。アレクシアに続いて白玉、黒蜜、みたらし、きなこ、あんこがゴロゴロと嬉しそうに転がっていて、何となくちんちくりんロードが出来ていた。
『まぁ良いんじゃないか?子供⋯(?)らしくて微笑ましいだろ。それに暇だからと言って悪戯をしなくなっただけ成長したぞ?』
ちんちくりんロードを微笑ましく眺めながら、ウロボロスはやって来たエルメニア達に話しかけた。
「この子の部屋を見にきたけど⋯心配して損したわね」
エルメニアが部屋を見回してそう嘆くのは無理はないのだ。皇帝であるルシアードの部屋よりも広く、豪華絢爛な絵画や家具、そして一部屋分はありそうなクローゼットには数百着のドレスや宝石、靴などが綺麗に並べられている。反対側の部屋には幼子には大き過ぎる浴場とトイレがあった。
アレクシアの宮はアレクシアの要望通りに質素で使いやすい、着やすい、履きやすいを重視した部屋になっているが、皇宮にあるアレクシア専用のこの部屋は、あの重度のアレクシア大好き病を患っているルシアードが全面に細かく指示して作らせた部屋であった。
「皇帝の部屋よりも広いなんてあり得ないでしゅよ!あの馬鹿ちん父上めー!でももう宝石は返しましぇんーー!ウオーーでしゅ!」
アレクシアが両腕を上げながら無駄に叫ぶ。
『あのねー!自分の部屋をちっちゃくちてーここをひろくちたのーー!!』
『後でロインに怒られてまちたーー!!ププッ!』
白玉と黒蜜がエルメニア達の元へやって来てコソコソ話すが、全然コソコソしていない。
「あの皇帝⋯この子に甘過ぎるわ!」
「ええ、やはりあの皇帝よりロインという男と話した方がいいでしょう」
エルメニアとナナーサの話し合いを聞いたアレクシアがゴロゴロをやめて猛反論を始めた。
「何でしゅか!?ロイン伯父上と必要以上に話さないで下しゃいな!!昔の事とか、あと⋯昔の事とか!!」
『同じ事をニ回も言ってるぞ?』
冷静にツッコむウロボロスだが、アレクシアはそんな場合ではない。
「あら、何か不都合な事があるのかしら?」
「不都合だらけでしゅよ!ロイン伯父上にバレたら勉強という名の説教が延々と続きましゅ⋯!」
不敵な笑みを浮かべるエルメニアを黙らせようと策を巡らしていたアレクシアだったが、今度は気配がダダ漏れの軍団が勢い良くドアから堂々と入って来たのだ。
「おいエルメニア!お主だけずるいぞ!!」
プンスカと怒っているのは初代竜族族長であるミルキルズだ。
「ほお~?随分と豪華な部屋じゃのう?」
魔国の偉大なる大賢者であるポーポトスは愛弟子であるアレクシアの部屋を見て驚いていた。
「おお!凄い部屋じゃ!アレクシアはどこじゃー?」
「ここにいましゅよ!!」
森の主で神獣であるガイアがキョロキョロと愛しい幼子を探すが見つからず名前を呼んだのだが、下の方にちゃんといたアレクシアはプンスカと怒っている。
「むぅ⋯魔国にあるお主の部屋をこれ以上にせんとな!!デズモンドとあとで相談じゃ!!」
初代魔国国王であり現国王でアレクシアの婚約者であるデズモンドの祖父デイルズが考え込んでいた。
ルシアード以上に末期のアレクシア大好き病を患うデズモンドは、夕食まで時間があるのでランゴンザレスと共に魔国に戻っているのだ。エレノア(トリシア)をランゴンザレスが極秘で魔国に移送させたので、その手続きをルシアードと行ったあと自国で各方面に報告をするなどの仕事があるのだ。
魔国では今でもエレノア(トリシア)を恨む者は多いので、改めて魔裁判や尋問などを行う予定でいる。アレクシアも被害者として裁判に出席する為に魔国に再度足を運ぶつもりだ。
「もう!今度は爺達の登場でしゅか!!さっき別れたばかりでしゅよ!!シアは夕飯までゴロゴロするのに忙しいのでお帰りくだしゃい!!」
アレクシアは爺達にそれだけ言うと、改めて寝転がりゴロゴロを始めた。すると五匹の子犬従魔も尻尾を振りながら嬉しそうにあとに続いてまたちんちくりんロードが出来ていた。それを見て腹を抱えて笑うのはミルキルズとデイルズであった。
ゼストはロインに呼ばれて(連れ去られ)戻って来ないらしいが、皆は関わりたくないので知らないふりをしていた。アレクシアも何となく強制勉強をさせられていると察してはいるがロインに意見をすれば自分に返ってくると感じているので放置した。
暫くして、廊下をふらふらと歩く金髪の美青年がいた。見た目は派手な和服を着ているが、周りにいる女官達からは熱い眼差しを向けられていた。
「くそ⋯あのジジイ共⋯自分達だけ逃げやがって⋯」
アレクシアが部屋に入った後、ロインは爺達に注意をしようとしたのだが、ゼスト以外には逃げられた後であった。ロインにゼストが肩を叩かれた瞬間には、既に爺達は部屋に急いで入り究極クラスの防御魔法をかけていたのだ。なのでロインは諦め、その怒りを全てゼストにぶつけるのだった。
数時間後に解放されたゼストは怒りを露わに気配が集中するアレクシアの部屋に向かっていたのだ。
「ジジイ共⋯腹黒ジジイ共め⋯」
ゼストはブツブツ言いながら思いっきりドアを開けた。
「こらぁ!ジジイ共⋯⋯ジジイ⋯??ジジイ?⋯⋯」
初めは勢い良く怒りをぶつけたのだが、目の前の異様過ぎる光景にゼストは次第に声が震えていく。
エルメニアは顔を真っ赤にしながら懸命に笑いを堪えているが、ナナーサは腹が捩れるほどある所を指差しながら笑っていた。アレクシア大好きな五匹の子犬従魔やウロボロスも笑い転げていた。
「こんな姿をお主達を知っている奴らには見せられんわい⋯」
ポーポトスは頭を抱えながら呆れ果てていた。
「おー!なかなか気持ちいいのう~!!」ミルキルズは上機嫌だ。
「ガハハハ!ゴロゴロもたまにはいいのうー!!」デイルズは笑っている。
「オホホホーー!!」ガイアはおかしくなっている。
「もう!ゴロゴロの邪魔でしゅよ!!」
アレクシアは猛スピードで逃げるが、すぐに追いついてくる爺達にうんざり気味だ。そう、この爺達はアレクシアを真似てゴロゴロしているのだ。なので今はちんちくりんロードではなく、ジジイロードになっていた。
ミルキルズに憧れるアランカルトも、あまりの衝撃的な光景に開いた口が塞がらないでいた。
「どういう状況!?」
この光景を見たゼストは怒りを忘れて恐怖を覚えるのであった。
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