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10章 アレクシアと愉快な仲間2
森の主との再会①
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エルフの里には、ナナーサの転移魔法で向かう事になった。
急を要するのにアレクシアを誰が抱っこするかで揉め出した最強トリオを無視して、アレクシアはこの中で一番大きい熊の獣人グリスに肩車してもらった。グリスは鈍感なのか、大物なのか最強トリオに睨まれても平然としていた。
「では、行きましゅよ!!」
アレクシアの掛け声と共に皆が光出して一瞬で消えたのだった。
そして一瞬の浮遊感の後、目を開けると懐かしい光景が広がっていた。深い霧に覆われた幻影の森。だが、今は少し様子が変だ。
「森が静か過ぎましゅ⋯主の気配も感じないでしゅよ?」
「結界も弱まっておるのう⋯彼奴の力が弱まっている証拠じゃ」
アレクシアの言葉にポーポトスも頷いた。
「このまま森の中に進めそうだな。爺様、どうする?」
ゼストがミルキルズに意見を求めた。竜族のミルキルズやゼストの力ならこの森の結界くらいは破れるが、森の主は長年の友である為、なるべく強硬手段は取りたくないのだ。
「そうじゃのう⋯アレクシア、彼奴を呼ぶんじゃ!」
「どうやってでしゅか?」
「彼奴はもうお主の魔力すら感知出来ない程なんじゃろう⋯だからこそあのわしという犠牲を出した名剣を使うんじゃ!!」
ミルキルズの犠牲という言葉に苦笑いするゼスト。アレクシアは強く頷くと亜空間から光り輝く黄金の剣を取り出した。凄まじい力を秘めているその名剣を取り出したのは良いが、今のちんちくりんサイズのアレクシアには重過ぎて持てないのだ。
「ぐぬぬ⋯重いでしゅね⋯」
土に刺さった剣をアレクシアの代わりに抜こうとしたルシアードだが何故かビクともしないのだ。
「む。抜けないぞ?」
「これはシアの魔力を流さないと使えないようになってるんでしゅよ!下手に悪人に使われたら世界が危険でしゅから!」
この剣はミルキルズの鱗と森の主の牙が使われていて、それをアリアナの魔力を流しながらドワーフの名職人に造ってもらった逸品なのだ。しょうがないのでアレクシアは自分に身体強化を施して黄金の剣を持ち上げると天に掲げた。そして⋯
「名剣“爺達の涙”!!今、オラに力をーー!!」
アレクシアの渾身の叫だが、聞いていた皆が呆れていた。
「そのネーミングセンスどうにかならないのか!?ああ!?」
「最悪ね⋯名剣でもいらないわ」
ラルフレアやナナーサはその懐かしくも微妙なネーミングを聞き辛辣に言い放った。皆が喉から手が出る程に欲しがる剣だが、そのネーミングを聞くとドン引きするのだ。
「失礼でしゅね!!これは爺達の犠牲で出来た剣でしゅから⋯」
「アレクシア、その爺達は生きている。このネーミングと理由を聞いたら死んだみたいだぞ?」
デズモンドの正論に皆が頷いていると、森の奥から物凄い地響きと共に何かが此方に向かって来る気配がした。その今までにない禍々しい瘴気にルシアードは警戒するが、エルフのナナーサや部下のカイシンもこの一層酷くなった瘴気に驚きを隠せない。
「主様⋯どうして⋯」
「もうこれは魔獣化が進んでいます⋯。主様が魔獣かしたら天災級の事態です!」
そしてその禍々しい瘴気を纏ったモノが木々を薙ぎ倒しながら姿を現した。それは全長十メートルはあろう巨大な狼であった。赤黒い瘴気を放ち、紅い瞳は血走っていた。
『どこじゃ!?あの剣⋯アリアナとわしの傑作⋯』
もう魔獣化がかなり進んでいるのか目の前の懐かしい面々を見ても何も反応がないのだ。だがその血走った瞳が剣を掲げた一人の幼子を写した時だった。
『お主は⋯いや、そんな筈はない!!アリアナは死んだんじゃ!何故その剣を持ってる!?』
「昔ミル爺の鱗を一緒にはがちて⋯造ったじゃないでしゅか!!何で魔獣化してるんでしゅか!!この馬鹿ちんがーーー!!!」
アレクシアが馬鹿ちんがー!と涙ながらに叫んだ瞬間、何故か巨大な狼の周りを渦巻いていた赤黒い瘴気が一瞬で消えたのだ。これには最強トリオもジースリー達も、ウロボロスも驚いていた。こんな事が出来るのは膨大な聖気を持つ者しか出来ない筈なのだ。
巨大な狼の赤黒かった毛並みが瞬時に美しい元の白銀に戻り、紅かった瞳も綺麗な金色になっていた。
『わしは⋯一体?それにその子は⋯本当にアリアナなのか?馬鹿ちんー!なんて言う若い娘などアリアナしかおらんからのう』
「ガイ爺!今は転生してアレクシアっていう美少女でしゅよ!!」
『アレクシア⋯うぅ⋯夢なのかのう⋯』美少女の部分はまるッと無視だ。
ポロポロと涙を流す巨大な狼を見て驚いたのはルシアードだ。白銀の巨大な狼など今まで見た事がない上に、初代竜族ミルキルズや初代魔国国王デイルズ、それに魔国の大賢者ポーポトスと同じくらいの凄まじい力を感じるのだ。
『あー!!じーじ!!元気になって良かったよー!』
ちんまり白玉が山のように大きい狼にしがみついて泣き始めた。
『爺ちゃん!!うわーーん!!』
ちんまり黒蜜もしがみついて大泣きしていた。
『爺ーー!!』
みたらしときなこは一生懸命に狼へよじ登って泣いていた。あんこも狼の足下でポロポロと泣いていた。
『おお!!お前達!お前達まで⋯今まで生きてきて良かったぞ⋯うぅ⋯』
「ガイアよ、久しぶりじゃのう」
「おお!⋯お?これはミルキルズの魔力よのう?」
ミルキルズの魔力だが、目の前にいるのは金髪の美少年だ。首を傾げるガイアに白玉が説明を始めた。
『あれはミル爺でしゅよー!ウロボロスがピカーン!ってしたらミル爺がキラーン!ってなったのーー!』
白玉の説明を聞いて目が点になる白銀の狼ガイア。
「五匹も戻ってきてくれたんでしゅ!」
嬉しそうに此方に戻ってきた五匹を抱きしめながらそう言うアレクシアを、優しい目で見つめるガイアだがそれを許さない者たちがいた。
「む。可愛いからといってもジロジロと見過ぎだぞ」
ルシアードがアレクシアを隠してしまった。
『ん?この童は何じゃ?人族の様じゃが』
今まで優しかったガイアの瞳が鋭くなりルシアードに突き刺さる。
「ガイ爺、このちとはシアの父上でしゅよ!見た感じは世界征服顔でしゅが、こう見えてもアウラード大帝国の皇帝なんでしゅ!」
「む。世界征服顔って何なんだ?」
首を傾げるルシアードの横ではデイルズやミルキルズが大笑いしていた。
『お主の父親⋯今度の親はまともなのか?』
「今でこそちゃんとちてましゅが昔は⋯ぶぐっ!」
本当の事を言おうとしたアレクシアの口を急いで塞ぐポーポトス。
「空気を読むんじゃ!この馬鹿弟子!」
「はっ!⋯ウザいくらいに愛されていましゅ!!」
『そうかそうか。もし酷い目に遭わされていたならこの手で滅ぼしてやろうと思ったが良かった!それにしても可愛い我が娘にまた会えてわしは本当に幸せじゃ!』
そう言いながらまた泣き出したガイアだが、アレクシアはそれを聞いて苦笑いだ。だが空気が読めずにそこに参戦する者達が現れた。
「おい!アレクシアはわしの可愛い孫嫁になるんじゃ!!」
今まで黙っていたデイルズがガイアに興奮気味に詰め寄る。
「何じゃと!!アレクシアはわしの可愛い曾孫じゃ!!」
今度はミルキルズも割り込んできたのでポーポトスが二人を必死に止めていた。
「いつに間にか爺がいっぱいいましゅ!!爺ばかりでしゅ!!」
そんな光景を見たアレクシアの心からの嘆きにラルフレアや熊の獣人グリスが大爆笑していた。そんな中、ナナーサが意を決してガイアの元へ向かって行くのであった。
急を要するのにアレクシアを誰が抱っこするかで揉め出した最強トリオを無視して、アレクシアはこの中で一番大きい熊の獣人グリスに肩車してもらった。グリスは鈍感なのか、大物なのか最強トリオに睨まれても平然としていた。
「では、行きましゅよ!!」
アレクシアの掛け声と共に皆が光出して一瞬で消えたのだった。
そして一瞬の浮遊感の後、目を開けると懐かしい光景が広がっていた。深い霧に覆われた幻影の森。だが、今は少し様子が変だ。
「森が静か過ぎましゅ⋯主の気配も感じないでしゅよ?」
「結界も弱まっておるのう⋯彼奴の力が弱まっている証拠じゃ」
アレクシアの言葉にポーポトスも頷いた。
「このまま森の中に進めそうだな。爺様、どうする?」
ゼストがミルキルズに意見を求めた。竜族のミルキルズやゼストの力ならこの森の結界くらいは破れるが、森の主は長年の友である為、なるべく強硬手段は取りたくないのだ。
「そうじゃのう⋯アレクシア、彼奴を呼ぶんじゃ!」
「どうやってでしゅか?」
「彼奴はもうお主の魔力すら感知出来ない程なんじゃろう⋯だからこそあのわしという犠牲を出した名剣を使うんじゃ!!」
ミルキルズの犠牲という言葉に苦笑いするゼスト。アレクシアは強く頷くと亜空間から光り輝く黄金の剣を取り出した。凄まじい力を秘めているその名剣を取り出したのは良いが、今のちんちくりんサイズのアレクシアには重過ぎて持てないのだ。
「ぐぬぬ⋯重いでしゅね⋯」
土に刺さった剣をアレクシアの代わりに抜こうとしたルシアードだが何故かビクともしないのだ。
「む。抜けないぞ?」
「これはシアの魔力を流さないと使えないようになってるんでしゅよ!下手に悪人に使われたら世界が危険でしゅから!」
この剣はミルキルズの鱗と森の主の牙が使われていて、それをアリアナの魔力を流しながらドワーフの名職人に造ってもらった逸品なのだ。しょうがないのでアレクシアは自分に身体強化を施して黄金の剣を持ち上げると天に掲げた。そして⋯
「名剣“爺達の涙”!!今、オラに力をーー!!」
アレクシアの渾身の叫だが、聞いていた皆が呆れていた。
「そのネーミングセンスどうにかならないのか!?ああ!?」
「最悪ね⋯名剣でもいらないわ」
ラルフレアやナナーサはその懐かしくも微妙なネーミングを聞き辛辣に言い放った。皆が喉から手が出る程に欲しがる剣だが、そのネーミングを聞くとドン引きするのだ。
「失礼でしゅね!!これは爺達の犠牲で出来た剣でしゅから⋯」
「アレクシア、その爺達は生きている。このネーミングと理由を聞いたら死んだみたいだぞ?」
デズモンドの正論に皆が頷いていると、森の奥から物凄い地響きと共に何かが此方に向かって来る気配がした。その今までにない禍々しい瘴気にルシアードは警戒するが、エルフのナナーサや部下のカイシンもこの一層酷くなった瘴気に驚きを隠せない。
「主様⋯どうして⋯」
「もうこれは魔獣化が進んでいます⋯。主様が魔獣かしたら天災級の事態です!」
そしてその禍々しい瘴気を纏ったモノが木々を薙ぎ倒しながら姿を現した。それは全長十メートルはあろう巨大な狼であった。赤黒い瘴気を放ち、紅い瞳は血走っていた。
『どこじゃ!?あの剣⋯アリアナとわしの傑作⋯』
もう魔獣化がかなり進んでいるのか目の前の懐かしい面々を見ても何も反応がないのだ。だがその血走った瞳が剣を掲げた一人の幼子を写した時だった。
『お主は⋯いや、そんな筈はない!!アリアナは死んだんじゃ!何故その剣を持ってる!?』
「昔ミル爺の鱗を一緒にはがちて⋯造ったじゃないでしゅか!!何で魔獣化してるんでしゅか!!この馬鹿ちんがーーー!!!」
アレクシアが馬鹿ちんがー!と涙ながらに叫んだ瞬間、何故か巨大な狼の周りを渦巻いていた赤黒い瘴気が一瞬で消えたのだ。これには最強トリオもジースリー達も、ウロボロスも驚いていた。こんな事が出来るのは膨大な聖気を持つ者しか出来ない筈なのだ。
巨大な狼の赤黒かった毛並みが瞬時に美しい元の白銀に戻り、紅かった瞳も綺麗な金色になっていた。
『わしは⋯一体?それにその子は⋯本当にアリアナなのか?馬鹿ちんー!なんて言う若い娘などアリアナしかおらんからのう』
「ガイ爺!今は転生してアレクシアっていう美少女でしゅよ!!」
『アレクシア⋯うぅ⋯夢なのかのう⋯』美少女の部分はまるッと無視だ。
ポロポロと涙を流す巨大な狼を見て驚いたのはルシアードだ。白銀の巨大な狼など今まで見た事がない上に、初代竜族ミルキルズや初代魔国国王デイルズ、それに魔国の大賢者ポーポトスと同じくらいの凄まじい力を感じるのだ。
『あー!!じーじ!!元気になって良かったよー!』
ちんまり白玉が山のように大きい狼にしがみついて泣き始めた。
『爺ちゃん!!うわーーん!!』
ちんまり黒蜜もしがみついて大泣きしていた。
『爺ーー!!』
みたらしときなこは一生懸命に狼へよじ登って泣いていた。あんこも狼の足下でポロポロと泣いていた。
『おお!!お前達!お前達まで⋯今まで生きてきて良かったぞ⋯うぅ⋯』
「ガイアよ、久しぶりじゃのう」
「おお!⋯お?これはミルキルズの魔力よのう?」
ミルキルズの魔力だが、目の前にいるのは金髪の美少年だ。首を傾げるガイアに白玉が説明を始めた。
『あれはミル爺でしゅよー!ウロボロスがピカーン!ってしたらミル爺がキラーン!ってなったのーー!』
白玉の説明を聞いて目が点になる白銀の狼ガイア。
「五匹も戻ってきてくれたんでしゅ!」
嬉しそうに此方に戻ってきた五匹を抱きしめながらそう言うアレクシアを、優しい目で見つめるガイアだがそれを許さない者たちがいた。
「む。可愛いからといってもジロジロと見過ぎだぞ」
ルシアードがアレクシアを隠してしまった。
『ん?この童は何じゃ?人族の様じゃが』
今まで優しかったガイアの瞳が鋭くなりルシアードに突き刺さる。
「ガイ爺、このちとはシアの父上でしゅよ!見た感じは世界征服顔でしゅが、こう見えてもアウラード大帝国の皇帝なんでしゅ!」
「む。世界征服顔って何なんだ?」
首を傾げるルシアードの横ではデイルズやミルキルズが大笑いしていた。
『お主の父親⋯今度の親はまともなのか?』
「今でこそちゃんとちてましゅが昔は⋯ぶぐっ!」
本当の事を言おうとしたアレクシアの口を急いで塞ぐポーポトス。
「空気を読むんじゃ!この馬鹿弟子!」
「はっ!⋯ウザいくらいに愛されていましゅ!!」
『そうかそうか。もし酷い目に遭わされていたならこの手で滅ぼしてやろうと思ったが良かった!それにしても可愛い我が娘にまた会えてわしは本当に幸せじゃ!』
そう言いながらまた泣き出したガイアだが、アレクシアはそれを聞いて苦笑いだ。だが空気が読めずにそこに参戦する者達が現れた。
「おい!アレクシアはわしの可愛い孫嫁になるんじゃ!!」
今まで黙っていたデイルズがガイアに興奮気味に詰め寄る。
「何じゃと!!アレクシアはわしの可愛い曾孫じゃ!!」
今度はミルキルズも割り込んできたのでポーポトスが二人を必死に止めていた。
「いつに間にか爺がいっぱいいましゅ!!爺ばかりでしゅ!!」
そんな光景を見たアレクシアの心からの嘆きにラルフレアや熊の獣人グリスが大爆笑していた。そんな中、ナナーサが意を決してガイアの元へ向かって行くのであった。
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