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9章 アレクシアとアウラード大帝国の闇
とりあえず、日常に戻ります!
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「ああ~⋯お気に入りのハンカチなのに~!」
鼻水を拭かれたハンカチを見て本気で落ち込むランゴンザレス。
アレクシアはデズモンドに励まされ、何故か彼をパンチしていた。そんなアレクシアの行動が理解できないアランカルトは、横で茶を啜るミルキルズに疑問をぶつける。
「あの魔国国王の事を好きなのに何故罵ったり殴ったりするんですか?」
「ふふ⋯アランカルトよ。アレが青春じゃよ!」
ミルキルズのドヤ顔の発言に、意味が分からないアランカルトは首を傾げつつも納得しようとする。ユウラも生暖かい笑顔をアレクシアとデズモンドに向けていたが、それにイラッとしたのとただの八つ当たりもプラスされたルシアードに殴られて気絶した。
プリシラは精神的なダメージもある為、女官達に支えられて部屋に戻って行った。シェインもあとはロインに任せて別の政務に向かい、拘束されていたステラは正座させられて笑顔のロインから地獄の説教を長々とされていた。
ステラはブルブルと震えていて、そんな姉を見たユウラはロインを尊敬の眼差しで見ている。
「彼の方の複製を一体作って魔国に欲しいですね!」
ユウラがそう言うと、それがロインに聞こえたのかステラの横に引き摺られて行った。そんな光景を見て震えながら部屋を出て行こうとするアレクシア。
「む。どこに行くんだ?」
「自分の部屋でしゅよ!荷物を片付けたり、五匹と遊んだりシアも忙しいんでしゅよ!?」
ルシアードにそう言うと、ロインを横目で見て一目散に後宮に行こうとするアレクシア。
「後宮は女の園でしゅから!」
「わしも行くぞ!五匹だってオスじゃ!」
アレクシアに猛抗議するミルキルズだが、内容は子供の屁理屈以下だ。
「私は顔パスよ?」
ドヤ顔のランゴンザレスに、皆がイラっとする。
「おい、お前は魔国で三ヶ月分の仕事を命じる」
デズモンドは容赦ない。
「わしはアレクシアの師匠じゃ!だから顔パスじゃな!」
ミルキルズよりも酷い屁理屈を言うポーポトス。
「おいおい!父親の俺を差し置いて何を言ってんだ!」
ゼストは一人で出て行こうとするアレクシアをとっ捕まえてドヤ顔する。
「む。おい、俺がアレクシアの父親だ」
ルシアードもアレクシアの右手を掴んで離さない。ゼストとルシアードに挟まれたアレクシアを見たアランカルトが思った事を口にした。
「捕まったゴブリンみたいだな」
それを聞いたランゴンザレスは飲んでいた紅茶を噴き出し、説教されていたステラとユウラも我慢ができずに笑い出した。ミルキルズとポーポトスは懸命に我慢しているが、肩が震えていた。アレクシアの頭に乗っていたウロボロスは空気を読んでスンと空気になった。
怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にしたアレクシアは、ルシアードとゼストの手を払いのけて、おまけに腹パンした後に従魔である五匹の子犬達とウロボロスを引き連れて出て行った。
静まり返る室内。
「む。アレクシアが怒ったぞ」
無表情に見えるが、かなり焦っているルシアード。
「ツッコミもしてくれなかったぞ!!」
本気で怒っているアレクシアの機嫌を直す事を考えるゼスト。
「お前が余計な事を言うからじゃぞ!!」
ミルキルズはアランカルトを説教するが、自分も笑ってしまった罪悪感が拭えない。
「素直に謝るしかないのう」
ポーポトスは立ち上がると、アレクシアの部屋がある後宮に向かおうとする。ランゴンザレスも今回は本気で怒っているだろうアレクシアに謝ろうと一緒に歩き出す。デズモンドもちょっと笑ってしまった罪悪感から共に向かう事にした。
こんなラスボス級の者達を悩ませられるのはアレクシアだけだろう。ロインはそう思いながらも、ステラを説得する為にこの場に残る事にした。
「今回は許しましぇん!あの馬鹿ちんどもめ!!」
よちよちと歩くアレクシアの後ろをよちよち歩く子犬従魔達。
『主は可愛いでしゅよー!』
白玉がそう言うと、黒蜜やみたらし、きなこやあんこもうんうんと頷く。
「ゴブリンは言い過ぎだな」
ウロボロスも今回は空気を読んで笑ったりしないで正解だったと安堵していた。
「うぅ⋯ありがとうでしゅ⋯!!ゴブリンなんて⋯あのしゅっとこどっこいどもめ!!」
悪態を吐きつつ、自室に戻ったアレクシアは紙に何やら書いて部屋の外に貼った。
一方で、後宮はルシアード率いる目の保養集団に黄色い悲鳴が上がっていた。
「何ですの!!あの綺麗な殿方達は!!ランゴンザレス様に似ている彼の方はお兄様かしら~?あれは噂の魔国国王ね!?ドS感が堪らないわ!!竜神様も相変わらず綺麗だわ!!でも一番はルシアード様よ!!」
鼻血を出しながら、興奮気味に部屋の窓から覗いているのは第一側妃のルビーだ。
「綺麗な金髪美少年もいるわ!!その後ろの爽やかな殿方もいいわ!ああ~!創作意欲が湧いたーー!!」
そう言って紙に何やら書き始めたルビーを、呆れて見ているしかない専属女官のシトラであった。
アレクシアの部屋までやって来た一同だが、そこに書いてある貼り紙を見て固まっている。
“馬鹿ちんども
シアを怒らせた罪は重い!!
部屋に入って来たら家出をしましゅ!
馬鹿ちん!馬鹿ちん!馬鹿ちん!バーーカ!!”
ただただ立ち尽くすしかない男達。
「む。誰か先に開けろ」
ルシアードは貼り紙を見て言った。だが、誰も動かない。ここからアレクシアのご機嫌取り作戦が始まるーー。
「いや、一番悪いのはアランカルトだろ!?」
ゼストはミルキルズの後ろに関係ないとばかりに澄まし顔で立っているアランカルトに向かい怒りをぶつけるのだった。
鼻水を拭かれたハンカチを見て本気で落ち込むランゴンザレス。
アレクシアはデズモンドに励まされ、何故か彼をパンチしていた。そんなアレクシアの行動が理解できないアランカルトは、横で茶を啜るミルキルズに疑問をぶつける。
「あの魔国国王の事を好きなのに何故罵ったり殴ったりするんですか?」
「ふふ⋯アランカルトよ。アレが青春じゃよ!」
ミルキルズのドヤ顔の発言に、意味が分からないアランカルトは首を傾げつつも納得しようとする。ユウラも生暖かい笑顔をアレクシアとデズモンドに向けていたが、それにイラッとしたのとただの八つ当たりもプラスされたルシアードに殴られて気絶した。
プリシラは精神的なダメージもある為、女官達に支えられて部屋に戻って行った。シェインもあとはロインに任せて別の政務に向かい、拘束されていたステラは正座させられて笑顔のロインから地獄の説教を長々とされていた。
ステラはブルブルと震えていて、そんな姉を見たユウラはロインを尊敬の眼差しで見ている。
「彼の方の複製を一体作って魔国に欲しいですね!」
ユウラがそう言うと、それがロインに聞こえたのかステラの横に引き摺られて行った。そんな光景を見て震えながら部屋を出て行こうとするアレクシア。
「む。どこに行くんだ?」
「自分の部屋でしゅよ!荷物を片付けたり、五匹と遊んだりシアも忙しいんでしゅよ!?」
ルシアードにそう言うと、ロインを横目で見て一目散に後宮に行こうとするアレクシア。
「後宮は女の園でしゅから!」
「わしも行くぞ!五匹だってオスじゃ!」
アレクシアに猛抗議するミルキルズだが、内容は子供の屁理屈以下だ。
「私は顔パスよ?」
ドヤ顔のランゴンザレスに、皆がイラっとする。
「おい、お前は魔国で三ヶ月分の仕事を命じる」
デズモンドは容赦ない。
「わしはアレクシアの師匠じゃ!だから顔パスじゃな!」
ミルキルズよりも酷い屁理屈を言うポーポトス。
「おいおい!父親の俺を差し置いて何を言ってんだ!」
ゼストは一人で出て行こうとするアレクシアをとっ捕まえてドヤ顔する。
「む。おい、俺がアレクシアの父親だ」
ルシアードもアレクシアの右手を掴んで離さない。ゼストとルシアードに挟まれたアレクシアを見たアランカルトが思った事を口にした。
「捕まったゴブリンみたいだな」
それを聞いたランゴンザレスは飲んでいた紅茶を噴き出し、説教されていたステラとユウラも我慢ができずに笑い出した。ミルキルズとポーポトスは懸命に我慢しているが、肩が震えていた。アレクシアの頭に乗っていたウロボロスは空気を読んでスンと空気になった。
怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にしたアレクシアは、ルシアードとゼストの手を払いのけて、おまけに腹パンした後に従魔である五匹の子犬達とウロボロスを引き連れて出て行った。
静まり返る室内。
「む。アレクシアが怒ったぞ」
無表情に見えるが、かなり焦っているルシアード。
「ツッコミもしてくれなかったぞ!!」
本気で怒っているアレクシアの機嫌を直す事を考えるゼスト。
「お前が余計な事を言うからじゃぞ!!」
ミルキルズはアランカルトを説教するが、自分も笑ってしまった罪悪感が拭えない。
「素直に謝るしかないのう」
ポーポトスは立ち上がると、アレクシアの部屋がある後宮に向かおうとする。ランゴンザレスも今回は本気で怒っているだろうアレクシアに謝ろうと一緒に歩き出す。デズモンドもちょっと笑ってしまった罪悪感から共に向かう事にした。
こんなラスボス級の者達を悩ませられるのはアレクシアだけだろう。ロインはそう思いながらも、ステラを説得する為にこの場に残る事にした。
「今回は許しましぇん!あの馬鹿ちんどもめ!!」
よちよちと歩くアレクシアの後ろをよちよち歩く子犬従魔達。
『主は可愛いでしゅよー!』
白玉がそう言うと、黒蜜やみたらし、きなこやあんこもうんうんと頷く。
「ゴブリンは言い過ぎだな」
ウロボロスも今回は空気を読んで笑ったりしないで正解だったと安堵していた。
「うぅ⋯ありがとうでしゅ⋯!!ゴブリンなんて⋯あのしゅっとこどっこいどもめ!!」
悪態を吐きつつ、自室に戻ったアレクシアは紙に何やら書いて部屋の外に貼った。
一方で、後宮はルシアード率いる目の保養集団に黄色い悲鳴が上がっていた。
「何ですの!!あの綺麗な殿方達は!!ランゴンザレス様に似ている彼の方はお兄様かしら~?あれは噂の魔国国王ね!?ドS感が堪らないわ!!竜神様も相変わらず綺麗だわ!!でも一番はルシアード様よ!!」
鼻血を出しながら、興奮気味に部屋の窓から覗いているのは第一側妃のルビーだ。
「綺麗な金髪美少年もいるわ!!その後ろの爽やかな殿方もいいわ!ああ~!創作意欲が湧いたーー!!」
そう言って紙に何やら書き始めたルビーを、呆れて見ているしかない専属女官のシトラであった。
アレクシアの部屋までやって来た一同だが、そこに書いてある貼り紙を見て固まっている。
“馬鹿ちんども
シアを怒らせた罪は重い!!
部屋に入って来たら家出をしましゅ!
馬鹿ちん!馬鹿ちん!馬鹿ちん!バーーカ!!”
ただただ立ち尽くすしかない男達。
「む。誰か先に開けろ」
ルシアードは貼り紙を見て言った。だが、誰も動かない。ここからアレクシアのご機嫌取り作戦が始まるーー。
「いや、一番悪いのはアランカルトだろ!?」
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