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8章 アレクシアと竜の谷の人々
閑話 アレクシアのモーニングルーティン(?)〜アレクシア幼女の事件簿〜②
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アレクシアがロインに連行(?)された場所は、テーブルと椅子しか置いていない薄暗い部屋だった。
(暗殺される!?)
「暗殺なんかしませんよ」
アレクシアの心を読んだ様に答えるロインに震える。そんなロインに促されて椅子に座るアレクシアの足元には、ガタガタと震えながらも大好きな主の為について来た五匹の子犬従魔がいる。
アレクシアを座らせて、自身も座るロイン。手元には分厚い書類を持っていて、それを開きながら話し出した。
「たくさんあり過ぎてどこから話せば良いのか⋯。まずは闇ギルド殲滅事件からですかね?」
ロインの鋭い視線がアレクシアを捉えて離さない。
「シアは何も知りましぇんよ!闇ギルド~?そんな怪しいギルドがあるんでしゅか!?怖いでしゅねぇ~?」
「⋯⋯目が物凄い勢いで泳いでいますよ?貴女は分かりやすいですね?」
ロインに鼻で笑われるアレクシア。従魔達も興味津々に下から主を覗いている。
「貴女が闇ギルドを潰した調べはついています。ある方から全て聞いていますので今更弁解しても意味ないですよ?」
「何でしゅと!?ランしゃんめぇ~裏切りまちたね!!」
怒り心頭のアレクシアはランゴンザレスをボコボコにしようと心に決めた。
「ほぅ?ランゴンザレスも関わっているんですか?私は闇ギルドの連中から吐か⋯聞き出したんですがね」
「今吐かせたって言いまちたか!?⋯⋯ランしゃん!シアは信じていまちたよ!!」
今頃は悪寒がしているだろうランゴンザレスに向かい静かに手を合わせるアレクシア。
「何故闇ギルドのアジトが分かったんですか?私達も調べましたが中々情報が掴めなかったんです」
問いかけても何も話そうとしないアレクシアを見て、ロインが徐に話し出した。
「孤児院が闇ギルドの隠れ蓑だったんですね。子供達を人質にしていたから院長も職員も何も出来なかった。そこに新しい子供が保護されて来たんですよ。名前は確か⋯どんぐりでしたっけ?」
「どんぐり!?ドラでしゅよ!!って⋯⋯はっ!!」
やらかしたアレクシアは口を押さえるが後の祭りだ。
「本当に貴女は賢いのか馬鹿なのか分からなくなりますよ。⋯その幼いドラがやって来た日に闇ギルドの連中は捕まった。見るも無惨な姿でしたよ。裸で木に括り付けられて、顔中に落書きがされていました。第一発見者はあまりの光景に笑いが止まらず、孤児院の者達の証言は口を揃えてドラと五匹の子犬、そしてピンクが暴れていたでしたが⋯ああ、ピンクはランゴンザレスの事だったんですね」
ピンクの意味を今理解したロインであった。
「闇ギルドの奴らが捕まったんなら良いじゃないでしゅか!そのドラには感謝として金貨千枚を渡ちて下しゃいな!シアが渡ちておきましゅよ!」
そう言って手を伸ばして催促するアレクシアを見て溜め息を吐くロイン。
「貴女の叔父として言わせて下さい。あまり心配をかけるんじゃない」
ロインの心からの言葉に何も言えなくて黙ってしまうアレクシアだが、手だけは伸ばしたままだ。
「ですが貴女のお陰で子供達も助かり、怪我人やましてや死者を出さずに済みました。ありがとうございます」
アレクシアに頭を下げるロイン。
「頭を上げて下しゃいな!シアはそのドラとは知り合いでしゅから伝えましゅよ!あと⋯この前壁を破壊した罰を無しにしてくれたら⋯」
「それはそれですよ、皇女?」
アレクシアは一週間前に城の壁を破壊してロインに説教され、魔法使用禁止の壁修復作業の刑を言い渡されたのだ。まだ幼子でしかも皇女がたった一人で修復作業をしている光景は異様で、更にそこへこの帝国のトップが加わり黙々と親子作業をしている事で生きた心地がしない女官や従者達がロインに泣きついて中止になっていたのだった。
「嫌ならもう城内で暴れないで下さい。この子達と鬼ごっこしたらああなる事は分かっているでしょう?」
ちらっと見られた五匹はテーブルの下に潜って出てこない。
「分かりまちた!反省しましゅからもう終わりで良いでしゅか?」
そう言って椅子から降りようとしたアレクシアに無情にも伸ばされた手。
「まだですよ?ルシアード皇帝陛下の名を使ってある貴族からお金を巻き上げましたね?」
「何でしゅと!?失礼な言い方でしゅね!悪い事して溜め込んだお金を回収したんでしゅよ!」
またしても目が勢いよく泳いでいるアレクシア。
「ほう。その後にその貴族は裸で木に括り付けられて、顔中に落書きがされていました」
ロインの探る様な視線に冷や汗が止まらないアレクシア。
「ドラの仕業でしゅよ!シアは関係ありましぇん!!」
「貴女だと証言した者がいましてね」
「ランしゃんでしゅか!!あの裏切りランしゃんめぇ~!」
怒りに燃えるアレクシアだが、ロインは呆れている。
「その貴族が証言したんですよ。ランゴンザレスが関わっているのは知りませんでしたよ」
にこやかに話すロインだが、目は一切笑っていなかった。
「ランしゃん⋯ごめんちゃい」
その後、アレクシアから貴族から巻き上げたお金を孤児院の復興や支援に全額寄付したと聞いたロインはそれ以上何も言わなかった。その代わりにランゴンザレスには地獄の説教が待っていたのだった。
アレクシアは父親のルシアードと共になんと四日で壁を修復しましたとさ。
(暗殺される!?)
「暗殺なんかしませんよ」
アレクシアの心を読んだ様に答えるロインに震える。そんなロインに促されて椅子に座るアレクシアの足元には、ガタガタと震えながらも大好きな主の為について来た五匹の子犬従魔がいる。
アレクシアを座らせて、自身も座るロイン。手元には分厚い書類を持っていて、それを開きながら話し出した。
「たくさんあり過ぎてどこから話せば良いのか⋯。まずは闇ギルド殲滅事件からですかね?」
ロインの鋭い視線がアレクシアを捉えて離さない。
「シアは何も知りましぇんよ!闇ギルド~?そんな怪しいギルドがあるんでしゅか!?怖いでしゅねぇ~?」
「⋯⋯目が物凄い勢いで泳いでいますよ?貴女は分かりやすいですね?」
ロインに鼻で笑われるアレクシア。従魔達も興味津々に下から主を覗いている。
「貴女が闇ギルドを潰した調べはついています。ある方から全て聞いていますので今更弁解しても意味ないですよ?」
「何でしゅと!?ランしゃんめぇ~裏切りまちたね!!」
怒り心頭のアレクシアはランゴンザレスをボコボコにしようと心に決めた。
「ほぅ?ランゴンザレスも関わっているんですか?私は闇ギルドの連中から吐か⋯聞き出したんですがね」
「今吐かせたって言いまちたか!?⋯⋯ランしゃん!シアは信じていまちたよ!!」
今頃は悪寒がしているだろうランゴンザレスに向かい静かに手を合わせるアレクシア。
「何故闇ギルドのアジトが分かったんですか?私達も調べましたが中々情報が掴めなかったんです」
問いかけても何も話そうとしないアレクシアを見て、ロインが徐に話し出した。
「孤児院が闇ギルドの隠れ蓑だったんですね。子供達を人質にしていたから院長も職員も何も出来なかった。そこに新しい子供が保護されて来たんですよ。名前は確か⋯どんぐりでしたっけ?」
「どんぐり!?ドラでしゅよ!!って⋯⋯はっ!!」
やらかしたアレクシアは口を押さえるが後の祭りだ。
「本当に貴女は賢いのか馬鹿なのか分からなくなりますよ。⋯その幼いドラがやって来た日に闇ギルドの連中は捕まった。見るも無惨な姿でしたよ。裸で木に括り付けられて、顔中に落書きがされていました。第一発見者はあまりの光景に笑いが止まらず、孤児院の者達の証言は口を揃えてドラと五匹の子犬、そしてピンクが暴れていたでしたが⋯ああ、ピンクはランゴンザレスの事だったんですね」
ピンクの意味を今理解したロインであった。
「闇ギルドの奴らが捕まったんなら良いじゃないでしゅか!そのドラには感謝として金貨千枚を渡ちて下しゃいな!シアが渡ちておきましゅよ!」
そう言って手を伸ばして催促するアレクシアを見て溜め息を吐くロイン。
「貴女の叔父として言わせて下さい。あまり心配をかけるんじゃない」
ロインの心からの言葉に何も言えなくて黙ってしまうアレクシアだが、手だけは伸ばしたままだ。
「ですが貴女のお陰で子供達も助かり、怪我人やましてや死者を出さずに済みました。ありがとうございます」
アレクシアに頭を下げるロイン。
「頭を上げて下しゃいな!シアはそのドラとは知り合いでしゅから伝えましゅよ!あと⋯この前壁を破壊した罰を無しにしてくれたら⋯」
「それはそれですよ、皇女?」
アレクシアは一週間前に城の壁を破壊してロインに説教され、魔法使用禁止の壁修復作業の刑を言い渡されたのだ。まだ幼子でしかも皇女がたった一人で修復作業をしている光景は異様で、更にそこへこの帝国のトップが加わり黙々と親子作業をしている事で生きた心地がしない女官や従者達がロインに泣きついて中止になっていたのだった。
「嫌ならもう城内で暴れないで下さい。この子達と鬼ごっこしたらああなる事は分かっているでしょう?」
ちらっと見られた五匹はテーブルの下に潜って出てこない。
「分かりまちた!反省しましゅからもう終わりで良いでしゅか?」
そう言って椅子から降りようとしたアレクシアに無情にも伸ばされた手。
「まだですよ?ルシアード皇帝陛下の名を使ってある貴族からお金を巻き上げましたね?」
「何でしゅと!?失礼な言い方でしゅね!悪い事して溜め込んだお金を回収したんでしゅよ!」
またしても目が勢いよく泳いでいるアレクシア。
「ほう。その後にその貴族は裸で木に括り付けられて、顔中に落書きがされていました」
ロインの探る様な視線に冷や汗が止まらないアレクシア。
「ドラの仕業でしゅよ!シアは関係ありましぇん!!」
「貴女だと証言した者がいましてね」
「ランしゃんでしゅか!!あの裏切りランしゃんめぇ~!」
怒りに燃えるアレクシアだが、ロインは呆れている。
「その貴族が証言したんですよ。ランゴンザレスが関わっているのは知りませんでしたよ」
にこやかに話すロインだが、目は一切笑っていなかった。
「ランしゃん⋯ごめんちゃい」
その後、アレクシアから貴族から巻き上げたお金を孤児院の復興や支援に全額寄付したと聞いたロインはそれ以上何も言わなかった。その代わりにランゴンザレスには地獄の説教が待っていたのだった。
アレクシアは父親のルシアードと共になんと四日で壁を修復しましたとさ。
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