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4章 ルルとその仲間達

リクと家族②

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「たちか、リクにょとーしゃん!」


「えー!りきゅのとうしゃまですか?」驚くエドワード


リタに抱かれて嬉しそうなリクが二人に手を振る。チロとエドワードは手を振り返す。


「ぼくにょかじょくでしゅ!とおしゃんとかあしゃんとにーに!」


その言葉を聞いて、とうとう泣き崩れたレオナルド、そして嬉しくて泣くリタにデューク。そんなレオナルドの背中を擦るチロとエドワード。


「リクのとーしゃん!なかにゃいで!」励ますチロ


「すん」もらい泣きするエドワード


「良かったわね、ヘルマー公爵それにリタさん」


現れたキルア王太后に慌てて跪くレオナルドとリタ、それにデューク。おちび達はポカンとしていたが、チロが真似して跪く。それに続いてリクとエドワードも足をプルプルさせながら真似する。


「あらあら、楽にしてちょうだいな。チロ達が…ふふ」笑うキルア


レオナルドがチロ達を見ると、真似をして跪いているが、足が皆小鹿のようにプルプルしている。


「ブハッ」吹き出してしまうレオナルド


「あら、可愛い!」リタが悶える。


「げ…げんかいでしゅ…」エドワードが泣きそうだ


「たえりょ…こりぇもくんりぇんだ!」チロが顔を真っ赤にしている


「ぼきゅ…うんちでりゅ…」とリク



それを聞いたルルが走って来て、リクを小脇に抱えると走り出す。


「お尻ぎゅってしてなさい!」


「あい!」


リクは両手をお尻に当てている。


「あーチロもいきゅー!」


「ぼきゅもいきゅ!」


二人もお尻を押さえて後を追う。それを見て爆笑するアンリと苦笑いしながらついていくエチカ。


リタは心配で後を追い、レオナルドは腹を抱えて笑っている。ディークは唖然としている。


「ここは良いですね、子供達が輝いています」


「そうね、子供達には幸せになってもらいたいわ」


「公爵家に今すぐにでも連れて帰りたいですが、ここでの笑顔を壊してしまうんじゃないかと心配です。貴族社会は汚い、その汚さにリクは耐えられるか…」


「確かに貴族社会は厳しいわね、でも大丈夫よ。貴方もリタもそしてディークもいる、そして可愛いお友達もいるんですもの」


「王太后様がおっしゃられると説得力ありますね」


「精一杯愛してあげなさい!これは命令です!」


「ははぁ!」跪くレオナルド


後ろで聞いていたディークも、弟を守ってそして強くする事を誓う。


「おーい!」


リクがスッキリ顔でこちらに手を振っている。その後ろからリタが満面の笑顔で向かってくる。


チロとエドワードはエチカとルルが手を繋ぎ連れてきた。レオナルドは早く家族一緒に過ごせるように、早く事を進める事を決めた。


「ここの警備は万全よ、好きにやりなさいな」


キルアが後押ししてくれた。









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