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1章 始まり
5.撃ったぁぁぁ!!!!!満塁サヨナラホームランン!!日向選手、やりました!!!
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第5話 撃ったぁぁぁ!!!!!満塁サヨナラホームランン!!日向選手、やりました!!!
「「パァン」」
日向が撃った弾は怪物の頭を貫き、怪物はそのまま後ろにバタリと倒れた…
風が吹き、怪物の服を揺らすが、もう起き上がる事はない。
先ほどまでの戦いでじんじんしている手を見ながら、日向は自分がやったことに驚いた。
先ほどまであんなに焦っていた心は、静かに落ち着きを取り戻した
─────────────────────────────────────────────────────
軍人は今の彼女の動きに目をぱちくりさせていた。
学生である彼女が
目の前に迫ってきている敵に怖気付かずに戦い抜いたことにも非常に驚いたが、
それ以上に最後の1発を撃つ瞬間、震えていた彼女の手が突然ピタッと止まり、
銃口が怪物の頭に合わさったことがあまりにも不思議だったからである。
そこで軍人は一つの噂を思い出した。
彼女に渡したあの銃を持っていた人物だけが生き残り、無事に帰ってきたという噂だ。
だが、その人物が引退してからは
この銃は誰にも使われることなくこの島の軍隊への支給品として運ばれてきた。
なぜあの銃が誰にも使われなかったのか…真実は分からないが、噂によれば、あの銃は人を選び、選んだ人だけに幸運を授けるらしい…
軍人はその噂を聞いたとき、
人が銃を選ぶことはあっても、銃が人を選ぶことは流石にないだろう…
とそんな噂など全く気にしていなかったのだが、
ふと今日の自分の出来事を思い出した
今朝はたまたま自身が愛用している拳銃を修理に出しており、雨上がりということもあって防錆ぼうさび処理が施されているあの拳銃をサブに持って外に出ていたのだが…
メインに使っていたライフル銃が突然故障したり、自分は爆発に巻き込まれたり…と幸運を授ける銃を持っているはずなのに、自分は不運にさいなまれた。
だが、今あの銃を持った彼女はこの危機を免れることができた。
まさか、あの銃が彼女を選んだのだろうか…
噂話など信じるタチではないのに、妙に気になって考え込んでいた軍人だったが、
突然聞いたことのない人間の声がして、我に帰った
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
ご覧いただき、ありがとうございました!
「「パァン」」
日向が撃った弾は怪物の頭を貫き、怪物はそのまま後ろにバタリと倒れた…
風が吹き、怪物の服を揺らすが、もう起き上がる事はない。
先ほどまでの戦いでじんじんしている手を見ながら、日向は自分がやったことに驚いた。
先ほどまであんなに焦っていた心は、静かに落ち着きを取り戻した
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軍人は今の彼女の動きに目をぱちくりさせていた。
学生である彼女が
目の前に迫ってきている敵に怖気付かずに戦い抜いたことにも非常に驚いたが、
それ以上に最後の1発を撃つ瞬間、震えていた彼女の手が突然ピタッと止まり、
銃口が怪物の頭に合わさったことがあまりにも不思議だったからである。
そこで軍人は一つの噂を思い出した。
彼女に渡したあの銃を持っていた人物だけが生き残り、無事に帰ってきたという噂だ。
だが、その人物が引退してからは
この銃は誰にも使われることなくこの島の軍隊への支給品として運ばれてきた。
なぜあの銃が誰にも使われなかったのか…真実は分からないが、噂によれば、あの銃は人を選び、選んだ人だけに幸運を授けるらしい…
軍人はその噂を聞いたとき、
人が銃を選ぶことはあっても、銃が人を選ぶことは流石にないだろう…
とそんな噂など全く気にしていなかったのだが、
ふと今日の自分の出来事を思い出した
今朝はたまたま自身が愛用している拳銃を修理に出しており、雨上がりということもあって防錆ぼうさび処理が施されているあの拳銃をサブに持って外に出ていたのだが…
メインに使っていたライフル銃が突然故障したり、自分は爆発に巻き込まれたり…と幸運を授ける銃を持っているはずなのに、自分は不運にさいなまれた。
だが、今あの銃を持った彼女はこの危機を免れることができた。
まさか、あの銃が彼女を選んだのだろうか…
噂話など信じるタチではないのに、妙に気になって考え込んでいた軍人だったが、
突然聞いたことのない人間の声がして、我に帰った
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
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