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168話 もうチョロ○だったらカリカリいってるくらいの過剰な前振り
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ドラクロワは幻滅しきって世を儚むように額を押さえ、悲壮感たっぷりに、ガックリと脱力してうつむいた。
そして、あとはもうおしゃべり好きの僧服の女から何を言われても生返事であり、その深い絶望の色に、遂には女の方でも話しかけるのを遠慮し、やがてドラクロワの廃人のごとき張り合いのなさに、ため息で丸っちい肩を竦(すく)め、店を後にした。
それからのドラクロワは、そこの薄暗闇の席にて、魂の抜けた白痴(はくち)美を天井へと向け、バーの入退店のドア鈴の音を幾つも聴き流していたが、一転、今度は恐ろしい憤怒の渋面となり、一人ぼっちで底のぬけたような深酒を重ねたのである。
そして、今また追加で一瓶、悪くないな、と賞味した葡萄酒のオーダーをするため、フッと白い顔を上げ、さてギャルソンはどこだ?と目で探したとき、ちょうど今欲しいと思っていた銘柄の瓶を貴人への献花のごとく抱え、薄暗い通路をこちらへと歩んで来る盛り髪の女児らしき者が見えた。
「ウム。思いの外、手間取ったな」
特段感慨もなく、実に無味乾燥に言って、カミラーから新たな葡萄の瓶を受け取った。
「はっ。申し訳ございません……」
忠臣はいつも通り慇懃に頭を垂れたが、テーブル上の細(ささ)やかな灯火である、一個のグラスキャンドルに照らされたその小さな美しい顔とは、果てしない悲痛さに満ちていた。
「どうした?面白くもなさそうな、酷く浮かぬ顔をして」
「はっ。これは失礼を……あの、実を申しますと……」
と短く詫びてから、直ぐに闘奴等の横たわる地下獄舎へと忍び込んだ末、首尾よく同輩の魔戦将軍サナトスとの邂逅(かいこう)を果たし、それにより得た事実の報告が為された。
ドラクロワは薄くうなずいて目を伏せると
「ウム。やはり蛮勇のサナトスは、何者かを人質に獲(と)られておったか」
「はい。私はそれを聞いて居ても立ってもおられず、直ぐにその人質であるサナトス二世の繋がれた獄をも捜し出し、そこへも潜入いたしました、が……その……」
沈鬱にして、重く、また苦々しく語る吸血貴族の姫だったが、ここで言葉に詰まって酷く悲し気な顔で押し黙ってしまう。
だが、ドラクロワの表情は変わらない。
「ウム。すでにこと切れておったか?」
分かりきった事を言うように短く訊いた。
「いえ……その私とそう背丈の変わらぬ、痩せ細って骨と皮ばかりになった竜人の子供も、父サナトスと同じく、憎(にっく)き人間族の子供と戯れに戦わされていたようで、満身創痍の虫の息にはございましたが、なんとか生きておりました……」
ドラクロワは繊細な白い顎を上げ
「デ、アルカ……。しかしカミラーよ。俺は情報を採集しろとは言ったが、如何(いか)に憐れとは申せ、その親子を下水道から逃がせ、と指示した覚えはない」
魔王は、汚れ一つない見目麗しきカミラーのピンクのフリルドレス、またその小さな靴のヒールらから、猟犬すら感じ取れぬほどの極めて微弱なる残滓(ざんし)を嗅いで採り、その勝手な脱走幇助(だっそうほうじょ)を咎(とが)めるような瞳(め)となった。
カミラーは竜人の親子の背に射し込まれていた神聖魔法の付与された剣を引き抜いた結果、まるで焼け爛れたようになった赤黒い小さな右の掌をドラクロワから隠すようにそっと握り締め
「はっ!魔王様の御指示を待たず、誠に僭越を働きまして申し訳ございません!!
ですが……ですがあのように傷付き、衰弱仕切った幼い子供を目の当たりにしては、その……」
サナトスとその息子の余りに酷(むご)い有り様を思い起こし、その真紅の瞳を囲む純白の睫毛(まつげ)を光らせた。
「ウム。魔族、いや真魔族としての気位の高いお前ならば、虐待された同胞の姿を間近にすれば、そうするかもなとも思っておったわ。
しかし、俺の下知(げじ)を待たず、自らの勝手な判断で事を仕出かしたお前には、それ相応の罰をうけてもらう」
なぜか、配下の者の短絡的な行動によって為された、その救出と解放劇とを決して良しとはしない、そんななにか別の思惑があったような魔王は、今、断罪の執行官となり、このカミラーに''越権行為の罪あり''として冷厳と言ったのである。
「はっ!」
カミラーは一切の抗弁もなく、その場の石の床に崩れるように平伏した。
ドラクロワはそのままニコリともせず
「ウム。では、お前には俺という伝説の光の勇者に捕らえられた吸血貴族の姫として、あの低俗下劣なる闘技の舞台に上がり、この下賤(げせん)の街の腕自慢の人間族共と格闘すること、また、それらを悉(ことごと)く仕留めるまでは、これは決して''完了''とはならぬ事を申し渡す。
よいなカミラー?」
カミラーはその小さな身体の面(おもて)に粟を立て
「はっ!!お、お奉行、いえっ魔王様!ありがたき幸せっ!!」
と、一部意味不明なことを武人らしく勁烈(けいれつ)に言って主君を見上げた。
それから粋なドラクロワは、この街の歪んだ(?)魔王崇拝の在り方を忠臣へと伝えた。
すると……。
「はっ!?そ、それでは、こ奴等は魔王様を少しも崇拝してはおらず、''ただ出前勝手な生き方を正当化する''為だけに魔王様を引き合いに出す、なんの志も持たぬ''単なる道楽・酔狂の徒''ではありませぬかっ!!!
ぬぐぉっあーーっ!!ゆ、許せんっ!!このカミラー、この街の存在そのものが断じて許せませぬうーっ!!」
と、身も蓋もない言い方でヴァイスを丸裸にし、''小さな噴火山(ボルケーノ)''こと、ラヴド=カミラーは狂おしく激昂したという。
さて、その翌日。ドラクロワは緊縛された上に猿ぐつわ、また目隠しを極(き)めたカミラーの縄を引いて、ここヴァイスの街長の館に訪れていた。
予想通り、街長には伝説の光の云々(うんぬん)はなんの飾りにもならなかったが、この蛮勇のサナトスという悪役(ヒール)を失った貪婪(どんらん)なる興行主は、ドラクロワが目隠しを取った、分厚い革の猿ぐつわを食(は)む魔戦将軍、不死王女カミラーの鋭い白牙を見て瞳孔を全開にした。
そして、わざとらしい咳払いをひとつ、色黒の禿げ上がった頭を掻いては、絶倫そうな黒々とした顎髭を撫で
「うーん。この小さなお嬢さんが、かの有名な魔王不死軍団を束ねるラヴド=カミラーか……。
おい貴様っ!!馬鹿を言うのも程々にしろっ!大体、伝説の光の勇者がなんでこんな辺鄙(へんぴ)な隠れ街に居る?
そして、お前みたいな単なる若造が魔戦将軍をどうやって生け捕りに出来る?
ま、大方、ただの子供吸血鬼を捕らえて、コイツで一儲けしてやろうと無い知恵をしぼったのだろうが、それはまぁいい、ここは乗ってやる。
重要なのは、この一見幼子にしか見えない、まさに息を飲むような美貌の女バンパイアを容赦なく凌辱する方が、見世物として万々(ばんばん)、あの陳腐な化け物然とした竜人親子をいたぶるより、よほど没義道(もぎどう)で嗜虐的なショーになりそうだということだ。
グヘヘ……こりゃ客の大入り満員は間違いなしだな。
ドラクロワとかいうお前、よくやった」
血に飢えた野獣のような瞳を爛々(らんらん)と輝かせて言い、無造作にドラクロワの足元へとプラチナ硬貨を投げた。
ドラクロワはそれを見ようともしないで
「ウム。こヤツがサナトスとやらを逃がしたとこに運よく居合わせ、首尾よく取り抑えられたのは、なにかこー、人智を越えた天の導きを感じるな(棒読み)。
ウム。こヤツには銀の霊薬をたっぷりと飲ませてあるゆえ(大嘘)、当分は自慢の高速化も怪力もまともに働きはせんであろうよ。
つまり、この街の腕自慢ならば容易く屈服させられること請け合いだ」
街長はこれに鉤(かぎ)になった鷲鼻を鳴らして
「フン!霊薬だと?要らぬ気を利かせおってからに。
お前なんかに心配されんでも、このワシの抱える戦士共は、地下に何匹か捕らえてあるバンパイアとも、もれなく決闘済みな上に、未だそれら相手に只の一度として土をつけられたこともないわっ!
そんな腕っこきの奴等にとっては、こんなガキバンパイアなど赤子の手をなんとやらだ。
グヘヘ……このキレイな顔は最後の最後に潰すとして、奴等には徹底的に腹でも殴らせるか……。
おい、後はこっちで好きに料理するから、お前はもう帰っていいぞ」
青い静脈の透けたカミラーのか細い手首、足首を見たまま、ドラクロワへと、ヒラヒラと宝石に飾られた平手を振った。
(フフフ……カミラーよ、魔界の誉れ高き名家、ラヴド家現当主らしく存分に奮闘せい)
ドラクロワは魔族間にのみに通ずる特殊な思念波を飛ばした。
(はっ!魔王様!このラヴド=カミラー、今より鬼神・修羅となりて敵を滅しまするっ!!)
こうして真魔族の吸血姫たるカミラーは、血湧き肉躍る闘争世界へと投じられたのである。
そして、あとはもうおしゃべり好きの僧服の女から何を言われても生返事であり、その深い絶望の色に、遂には女の方でも話しかけるのを遠慮し、やがてドラクロワの廃人のごとき張り合いのなさに、ため息で丸っちい肩を竦(すく)め、店を後にした。
それからのドラクロワは、そこの薄暗闇の席にて、魂の抜けた白痴(はくち)美を天井へと向け、バーの入退店のドア鈴の音を幾つも聴き流していたが、一転、今度は恐ろしい憤怒の渋面となり、一人ぼっちで底のぬけたような深酒を重ねたのである。
そして、今また追加で一瓶、悪くないな、と賞味した葡萄酒のオーダーをするため、フッと白い顔を上げ、さてギャルソンはどこだ?と目で探したとき、ちょうど今欲しいと思っていた銘柄の瓶を貴人への献花のごとく抱え、薄暗い通路をこちらへと歩んで来る盛り髪の女児らしき者が見えた。
「ウム。思いの外、手間取ったな」
特段感慨もなく、実に無味乾燥に言って、カミラーから新たな葡萄の瓶を受け取った。
「はっ。申し訳ございません……」
忠臣はいつも通り慇懃に頭を垂れたが、テーブル上の細(ささ)やかな灯火である、一個のグラスキャンドルに照らされたその小さな美しい顔とは、果てしない悲痛さに満ちていた。
「どうした?面白くもなさそうな、酷く浮かぬ顔をして」
「はっ。これは失礼を……あの、実を申しますと……」
と短く詫びてから、直ぐに闘奴等の横たわる地下獄舎へと忍び込んだ末、首尾よく同輩の魔戦将軍サナトスとの邂逅(かいこう)を果たし、それにより得た事実の報告が為された。
ドラクロワは薄くうなずいて目を伏せると
「ウム。やはり蛮勇のサナトスは、何者かを人質に獲(と)られておったか」
「はい。私はそれを聞いて居ても立ってもおられず、直ぐにその人質であるサナトス二世の繋がれた獄をも捜し出し、そこへも潜入いたしました、が……その……」
沈鬱にして、重く、また苦々しく語る吸血貴族の姫だったが、ここで言葉に詰まって酷く悲し気な顔で押し黙ってしまう。
だが、ドラクロワの表情は変わらない。
「ウム。すでにこと切れておったか?」
分かりきった事を言うように短く訊いた。
「いえ……その私とそう背丈の変わらぬ、痩せ細って骨と皮ばかりになった竜人の子供も、父サナトスと同じく、憎(にっく)き人間族の子供と戯れに戦わされていたようで、満身創痍の虫の息にはございましたが、なんとか生きておりました……」
ドラクロワは繊細な白い顎を上げ
「デ、アルカ……。しかしカミラーよ。俺は情報を採集しろとは言ったが、如何(いか)に憐れとは申せ、その親子を下水道から逃がせ、と指示した覚えはない」
魔王は、汚れ一つない見目麗しきカミラーのピンクのフリルドレス、またその小さな靴のヒールらから、猟犬すら感じ取れぬほどの極めて微弱なる残滓(ざんし)を嗅いで採り、その勝手な脱走幇助(だっそうほうじょ)を咎(とが)めるような瞳(め)となった。
カミラーは竜人の親子の背に射し込まれていた神聖魔法の付与された剣を引き抜いた結果、まるで焼け爛れたようになった赤黒い小さな右の掌をドラクロワから隠すようにそっと握り締め
「はっ!魔王様の御指示を待たず、誠に僭越を働きまして申し訳ございません!!
ですが……ですがあのように傷付き、衰弱仕切った幼い子供を目の当たりにしては、その……」
サナトスとその息子の余りに酷(むご)い有り様を思い起こし、その真紅の瞳を囲む純白の睫毛(まつげ)を光らせた。
「ウム。魔族、いや真魔族としての気位の高いお前ならば、虐待された同胞の姿を間近にすれば、そうするかもなとも思っておったわ。
しかし、俺の下知(げじ)を待たず、自らの勝手な判断で事を仕出かしたお前には、それ相応の罰をうけてもらう」
なぜか、配下の者の短絡的な行動によって為された、その救出と解放劇とを決して良しとはしない、そんななにか別の思惑があったような魔王は、今、断罪の執行官となり、このカミラーに''越権行為の罪あり''として冷厳と言ったのである。
「はっ!」
カミラーは一切の抗弁もなく、その場の石の床に崩れるように平伏した。
ドラクロワはそのままニコリともせず
「ウム。では、お前には俺という伝説の光の勇者に捕らえられた吸血貴族の姫として、あの低俗下劣なる闘技の舞台に上がり、この下賤(げせん)の街の腕自慢の人間族共と格闘すること、また、それらを悉(ことごと)く仕留めるまでは、これは決して''完了''とはならぬ事を申し渡す。
よいなカミラー?」
カミラーはその小さな身体の面(おもて)に粟を立て
「はっ!!お、お奉行、いえっ魔王様!ありがたき幸せっ!!」
と、一部意味不明なことを武人らしく勁烈(けいれつ)に言って主君を見上げた。
それから粋なドラクロワは、この街の歪んだ(?)魔王崇拝の在り方を忠臣へと伝えた。
すると……。
「はっ!?そ、それでは、こ奴等は魔王様を少しも崇拝してはおらず、''ただ出前勝手な生き方を正当化する''為だけに魔王様を引き合いに出す、なんの志も持たぬ''単なる道楽・酔狂の徒''ではありませぬかっ!!!
ぬぐぉっあーーっ!!ゆ、許せんっ!!このカミラー、この街の存在そのものが断じて許せませぬうーっ!!」
と、身も蓋もない言い方でヴァイスを丸裸にし、''小さな噴火山(ボルケーノ)''こと、ラヴド=カミラーは狂おしく激昂したという。
さて、その翌日。ドラクロワは緊縛された上に猿ぐつわ、また目隠しを極(き)めたカミラーの縄を引いて、ここヴァイスの街長の館に訪れていた。
予想通り、街長には伝説の光の云々(うんぬん)はなんの飾りにもならなかったが、この蛮勇のサナトスという悪役(ヒール)を失った貪婪(どんらん)なる興行主は、ドラクロワが目隠しを取った、分厚い革の猿ぐつわを食(は)む魔戦将軍、不死王女カミラーの鋭い白牙を見て瞳孔を全開にした。
そして、わざとらしい咳払いをひとつ、色黒の禿げ上がった頭を掻いては、絶倫そうな黒々とした顎髭を撫で
「うーん。この小さなお嬢さんが、かの有名な魔王不死軍団を束ねるラヴド=カミラーか……。
おい貴様っ!!馬鹿を言うのも程々にしろっ!大体、伝説の光の勇者がなんでこんな辺鄙(へんぴ)な隠れ街に居る?
そして、お前みたいな単なる若造が魔戦将軍をどうやって生け捕りに出来る?
ま、大方、ただの子供吸血鬼を捕らえて、コイツで一儲けしてやろうと無い知恵をしぼったのだろうが、それはまぁいい、ここは乗ってやる。
重要なのは、この一見幼子にしか見えない、まさに息を飲むような美貌の女バンパイアを容赦なく凌辱する方が、見世物として万々(ばんばん)、あの陳腐な化け物然とした竜人親子をいたぶるより、よほど没義道(もぎどう)で嗜虐的なショーになりそうだということだ。
グヘヘ……こりゃ客の大入り満員は間違いなしだな。
ドラクロワとかいうお前、よくやった」
血に飢えた野獣のような瞳を爛々(らんらん)と輝かせて言い、無造作にドラクロワの足元へとプラチナ硬貨を投げた。
ドラクロワはそれを見ようともしないで
「ウム。こヤツがサナトスとやらを逃がしたとこに運よく居合わせ、首尾よく取り抑えられたのは、なにかこー、人智を越えた天の導きを感じるな(棒読み)。
ウム。こヤツには銀の霊薬をたっぷりと飲ませてあるゆえ(大嘘)、当分は自慢の高速化も怪力もまともに働きはせんであろうよ。
つまり、この街の腕自慢ならば容易く屈服させられること請け合いだ」
街長はこれに鉤(かぎ)になった鷲鼻を鳴らして
「フン!霊薬だと?要らぬ気を利かせおってからに。
お前なんかに心配されんでも、このワシの抱える戦士共は、地下に何匹か捕らえてあるバンパイアとも、もれなく決闘済みな上に、未だそれら相手に只の一度として土をつけられたこともないわっ!
そんな腕っこきの奴等にとっては、こんなガキバンパイアなど赤子の手をなんとやらだ。
グヘヘ……このキレイな顔は最後の最後に潰すとして、奴等には徹底的に腹でも殴らせるか……。
おい、後はこっちで好きに料理するから、お前はもう帰っていいぞ」
青い静脈の透けたカミラーのか細い手首、足首を見たまま、ドラクロワへと、ヒラヒラと宝石に飾られた平手を振った。
(フフフ……カミラーよ、魔界の誉れ高き名家、ラヴド家現当主らしく存分に奮闘せい)
ドラクロワは魔族間にのみに通ずる特殊な思念波を飛ばした。
(はっ!魔王様!このラヴド=カミラー、今より鬼神・修羅となりて敵を滅しまするっ!!)
こうして真魔族の吸血姫たるカミラーは、血湧き肉躍る闘争世界へと投じられたのである。
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