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第4章 天空からの贈り物
65話 300年
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「300年間、支配し続けてきたこの魔術師たちの魔術を遺伝子の輝石を使い全人類に魔術を習得させ最強の魔術軍団を作り亜人界を蹂躙する!それが私の野望だぁ!!神威のクソジジイに私を落としたことを後悔させてやるのです!」
「落とした?」
「そうです。私は300年前の脱落者なのです。」
ミカエル曰く、彼は300年前に天空界でとある天使と揉め合いを起こし、最終的にその天使を殺してしまったらしい。その結果、その世紀の脱落者になってしまった。彼は天空から落とされる際、神威の最愛の娘「メタトロン」を連れ去りそのまま落ちてきた。ミカエルはメタトロンを人質にして刃向かえない神威から脱落者を決める権利を譲渡してもらい、カンナやガブリエルを落としてきた。
「でもよォ、全人類を魔術師にするッて夢見がちにも程があるだろ。」
するとここでアクセルが的確なツッコミを入れる。彼も以前はこの人間界を支配しようとしていた身だ。だが、アクセルの場合は統治権を自分の物にしようとしていた。これでも夢見がちな気がするが、ミカエルは全人類の魔術師化。スケールが大きすぎるのだ。
アクセルの言葉に対して、ミカエルが言葉を放った。
「はっ、何を言うか。この島を支配すれば完了することだろう。私の手にかかれば楽勝です。」
はっ?
この場にいたミカエル以外の人物の頭の中に疑問符が打たれた。こいつは何を言っているのだ。まさか、人間はこのハワイにしかいないとでも思っているのだろうか。しかし、落とされた天使は落ちた土地から出ることができない。つまりはミカエルはこの世界にこの島しかないと思っていても仕方ないのか。
「ぷッww」
「何がおかしい!」
「いやァ、あんた最高だわ。こんな滑稽なやつ久しぶりに見たぜ。いいか、この世界にはな島なんざアホほどあるし、人類だって何十億といる。この地から出れないお前にはそんな野望いつまで経っても叶えられねェぞ。」
「そっ、そんなバカな!」
ミカエルは膝をつき落胆する。300年前から神威に復讐するためだけに魔術師を支配し、何百年も待って遺伝子の輝石を持つガブリエルを落としたというのに。やっと野望を叶えるチャンスが来たというのに、いつまで経っても叶えられないと言われたのだ。
時間を空費していたという事実を突きつけられ、自分のバカらしさから怒りが生まれ、怒りから憎悪が生まれ、憎悪が暴走する原動力となる。
「バカなぁ!!バガなバガなバガなぁぁぁぁぁ!!!!!!ぞんなはずないのです!!私はいづか夢を、野望を叶えて見せるのです!!!!ぞのためには、あなだたちを葬る必要があるのです!!!!喰らえ!神の爆炎!!!!!!」
ミカエルはギンギンに目を見開き、その双眸に狂気を浮かべ、大声を出し、発狂した。この300年間が全て無駄だったという事実がミカエルを狂人へと変えたのだ。
ミカエルは杖を振りかざし、アクセルの方向へ業火を放った。
しかし、魔法が唯一の弱点であるはずのアクセルは全く避けようとしない。恐怖で足がすくんでいるのだろうか?いや、アクセルに限ってそんなことないだろう。
「アクセル!避けろ!」
「いや待て。俺だッてこの1年で進化したんだよォ。新しい俺の有効魔法をじッくりと目に焼き付けとけよォ!!」
そう言うとアクセルは業火の方へ左手をかざす。ミカエルが放った業火がアクセルの左手に触れた瞬間。
「──ッ!?」
その場にいた全員が目を疑った。なんと業火が消えてしまったのだ。何が起こったのか、どんな力を使ったのか、誰も答えを見いだせない中、アクセルが答えを教えてくれた。
「これは『還元魔法』あらゆる反応を中止させる力だ。普通は酸化した鉄とかに使って酸素を還元し元の鉄に戻したりするのに使うんだが、これは発魔反応も対象になるらしく、属性マナと非属性マナに分けたのさ。」
「落とした?」
「そうです。私は300年前の脱落者なのです。」
ミカエル曰く、彼は300年前に天空界でとある天使と揉め合いを起こし、最終的にその天使を殺してしまったらしい。その結果、その世紀の脱落者になってしまった。彼は天空から落とされる際、神威の最愛の娘「メタトロン」を連れ去りそのまま落ちてきた。ミカエルはメタトロンを人質にして刃向かえない神威から脱落者を決める権利を譲渡してもらい、カンナやガブリエルを落としてきた。
「でもよォ、全人類を魔術師にするッて夢見がちにも程があるだろ。」
するとここでアクセルが的確なツッコミを入れる。彼も以前はこの人間界を支配しようとしていた身だ。だが、アクセルの場合は統治権を自分の物にしようとしていた。これでも夢見がちな気がするが、ミカエルは全人類の魔術師化。スケールが大きすぎるのだ。
アクセルの言葉に対して、ミカエルが言葉を放った。
「はっ、何を言うか。この島を支配すれば完了することだろう。私の手にかかれば楽勝です。」
はっ?
この場にいたミカエル以外の人物の頭の中に疑問符が打たれた。こいつは何を言っているのだ。まさか、人間はこのハワイにしかいないとでも思っているのだろうか。しかし、落とされた天使は落ちた土地から出ることができない。つまりはミカエルはこの世界にこの島しかないと思っていても仕方ないのか。
「ぷッww」
「何がおかしい!」
「いやァ、あんた最高だわ。こんな滑稽なやつ久しぶりに見たぜ。いいか、この世界にはな島なんざアホほどあるし、人類だって何十億といる。この地から出れないお前にはそんな野望いつまで経っても叶えられねェぞ。」
「そっ、そんなバカな!」
ミカエルは膝をつき落胆する。300年前から神威に復讐するためだけに魔術師を支配し、何百年も待って遺伝子の輝石を持つガブリエルを落としたというのに。やっと野望を叶えるチャンスが来たというのに、いつまで経っても叶えられないと言われたのだ。
時間を空費していたという事実を突きつけられ、自分のバカらしさから怒りが生まれ、怒りから憎悪が生まれ、憎悪が暴走する原動力となる。
「バカなぁ!!バガなバガなバガなぁぁぁぁぁ!!!!!!ぞんなはずないのです!!私はいづか夢を、野望を叶えて見せるのです!!!!ぞのためには、あなだたちを葬る必要があるのです!!!!喰らえ!神の爆炎!!!!!!」
ミカエルはギンギンに目を見開き、その双眸に狂気を浮かべ、大声を出し、発狂した。この300年間が全て無駄だったという事実がミカエルを狂人へと変えたのだ。
ミカエルは杖を振りかざし、アクセルの方向へ業火を放った。
しかし、魔法が唯一の弱点であるはずのアクセルは全く避けようとしない。恐怖で足がすくんでいるのだろうか?いや、アクセルに限ってそんなことないだろう。
「アクセル!避けろ!」
「いや待て。俺だッてこの1年で進化したんだよォ。新しい俺の有効魔法をじッくりと目に焼き付けとけよォ!!」
そう言うとアクセルは業火の方へ左手をかざす。ミカエルが放った業火がアクセルの左手に触れた瞬間。
「──ッ!?」
その場にいた全員が目を疑った。なんと業火が消えてしまったのだ。何が起こったのか、どんな力を使ったのか、誰も答えを見いだせない中、アクセルが答えを教えてくれた。
「これは『還元魔法』あらゆる反応を中止させる力だ。普通は酸化した鉄とかに使って酸素を還元し元の鉄に戻したりするのに使うんだが、これは発魔反応も対象になるらしく、属性マナと非属性マナに分けたのさ。」
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