上 下
48 / 348

あらゆる意味でキミは光輝いていた 1

しおりを挟む


 まずは生地作り。

 鍋に水と牛乳を入れ、ひとつまみの砂糖と塩を加える。同じ大きさに切ったバターを入れ、中火にかけつつ木べらで混ぜながらバターを溶かします。
 ふわっと沸騰してきたところで、振るった薄力粉を一度に加え混ぜる。
 強火にし10秒ぐらい力いっぱいに手早く練り混ぜ火からおろす。生地がひとまとまりになって鍋肌から離れるまでよく練って……。

 ふぅ、お菓子作りって混ぜたり、練ったり何気に重労働だよな。

 溶いた卵を全体の半量入れて滑らかになるまで混ぜてひとまとまりになったら、更に卵を少量ずつ加えてよく混ぜる。
 木べらで生地を掬ったときゆっくり落ちて、その形がねっとりと三角形になってればOK。

 生地を丸口金をつけた絞り袋に入れ、クッキングシートを敷いた天板に絞り出す。
 絞り出した生地のてっぺんの飛び跳ねは指先に水を少しつけて押える。これは焼きあがったとき形が綺麗になるように。

 表面が硬くなるのを防ぐ為に霧吹きで水分を吹きかけて。

 同じ動作をもう一度。

 だけど今度は先程の円形ではなく少し楕円形に生地を絞り出す。
 次は先端の細い絞り袋に少量の生地を入れS字に絞り、片方の先っぽを少しだけ尖らす。

 さらにさらに、星型口金をつけた絞り袋に生地を入れ大きな円を描く。
 そしてその円に沿うように内側にももう一つ円を絞り出し幅広の円をつくります。こっちには溶き卵を塗って、スライスアーモンドを散らす。

 絞り出した生地はそれぞれオーブンへ。温度を変えて二度焼き。

 そして暫く放置。これ重要!

 早く出し過ぎたり焼きが足りないと折角の生地がしぼんでしまう。
 なのでこの三段階でしっかり焼くまで取り出したりオーブンを開けてはいけない。


 焼き上げている間にカスタードクリーム作り。

 ボウルに卵黄と砂糖を入れ泡だて器で手早く混ぜ、振るった薄力粉とコーンスターチを入れ軽く混ぜる。
 牛乳を少量だけ入れ溶きのばし残りの牛乳は沸騰寸前の温かいものを少量ずつ加えて混ぜ合わせる。

 混ぜ合わせたそれをこし器で鍋にこして中火で絶えず木べらでかき混ぜながら煮る。
 なべ底をこそげるようにかき混ぜとろりと滑らかになったらバニラビーンズ・粗熱が取れたらバターを加える。七分立てのホイップクリームを入れさっくり混ぜたら香りづけにラム酒。

 カスタードクリームの完成ー!!

 俺はバニラビーンズがたっぷりでカスタードが濃厚なのが好きです。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます

水姫
ファンタジー
ある日突然、「悪役令嬢!」って言われたらどうしますか? 私は、逃げます! えっ?途中退場はなし? 無理です!私には務まりません! 悪役令嬢と言われた少女は虚弱過ぎて途中退場をお望みのようです。 一話一話は短めにして、毎日投稿を目指します。お付き合い頂けると嬉しいです。

令嬢に転生してよかった!〜婚約者を取られても強く生きます。〜

三月べに
ファンタジー
 令嬢に転生してよかった〜!!!  素朴な令嬢に婚約者である王子を取られたショックで学園を飛び出したが、前世の記憶を思い出す。  少女漫画や小説大好き人間だった前世。  転生先は、魔法溢れるファンタジーな世界だった。リディーは十分すぎるほど愛されて育ったことに喜ぶも、婚約破棄の事実を知った家族の反応と、貴族内の自分の立場の危うさを恐れる。  そして家出を決意。そのまま旅をしながら、冒険者になるリディーだったのだが? 【連載再開しました! 二章 冒険編。】

傍観している方が面白いのになぁ。

志位斗 茂家波
ファンタジー
「エデワール・ミッシャ令嬢!貴方にはさまざな罪があり、この場での婚約破棄と国外追放を言い渡す!」 とある夜会の中で引き起こされた婚約破棄。 その彼らの様子はまるで…… 「茶番というか、喜劇ですね兄さま」 「うん、周囲が皆呆れたような目で見ているからな」  思わず漏らしたその感想は、周囲も一致しているようであった。 これは、そんな馬鹿馬鹿しい婚約破棄現場での、傍観者的な立場で見ていた者たちの語りである。 「帰らずの森のある騒動記」という連載作品に乗っている兄妹でもあります。

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです

かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。 強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。 これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

気が付けば悪役令嬢

karon
ファンタジー
交通事故で死んでしまった私、赤ん坊からやり直し、小学校に入学した日に乙女ゲームの悪役令嬢になっていることを自覚する。 あきらかに勘違いのヒロインとヒロインの親友役のモブと二人ヒロインの暴走を抑えようとするが、高校の卒業式の日、とんでもないどんでん返しが。

私はモブのはず

シュミー
恋愛
 私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。   けど  モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。  モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。  私はモブじゃなかったっけ?  R-15は保険です。  ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。 注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。

奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!

よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。

過程をすっ飛ばすことにしました

こうやさい
ファンタジー
 ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。  どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?  そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。  深く考えないでください。

処理中です...