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翔大
翔大⑥
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校庭
お昼休み。ベンチに座り買ってきたパンを開く裕太。それを見ている陽菜
裕太「あの、何?」
陽菜「あ、ごめんね。いつもパンなのかなーって」
裕太「んーそうかなーたまに母さん作ってくれるけど、忙しそうだからいらないって言ってるから」
陽菜「そんなんじゃ栄養が偏っちゃうよ!!」
裕太「あ、でも朝と夜はちゃんと食べてるし」
陽菜「ダメだよ!!育ち盛りなんだから!!」
裕太「あ、はい」
陽菜「明日から私が作ってくるからね!!」
裕太「え?」
陽菜「大丈夫!!味は保証します!!」
裕太「・・・お願いします」
陽菜「うん!!」
2人に近付く、陽菜の双子の姉の美緒。お弁当を持っている
美緒「陽菜」
陽菜「えっ!?美緒」
美緒「お弁当間違え・・・え?」
美緒は裕太を見て目を一瞬見開き驚くが直ぐに無表情に戻り、陽菜は焦って美緒の前に立つが美緒が陽菜を座らせる。裕太は2人を黙って見ている
美緒「後で説明してよ」
陽菜「・・・分かった」
美緒はお弁当を陽菜の所に置き、陽菜が持っているお弁当を取り去る。裕太は美緒を見つめている
裕太「あの人」
陽菜「私の双子のお姉ちゃん」
裕太「へー似てないね」
陽菜「よく言われる」
裕太「・・・・・・」
陽菜「どうかした?」
裕太「あ、いやなんか」
陽菜「・・・もしかして」
裕太「綺麗だなーと思って」
陽菜「・・・・・・」
陽菜は裕太を無言で軽く攻撃する
陽菜「どうせ私は美緒と違って綺麗じゃないもん」
裕太「え?上野さんは可愛いでしょう?」
陽菜「・・・もう裕太君のバカ」
裕太「え?なんで?」
陽菜はお弁当を開けて食べ出す。裕太もパンを齧る。
陽菜「そういえば、今日はどうしたの?」
裕太「昨日話してくれた怪談あるじゃない?迷子の翔ちゃん」
陽菜「あーうん。それがどうしたの?もしかしてやっぱり怖かった?」
裕太「あ、いや全然」
陽菜「なーんだ」
裕太「その噂って誰から聞いたの?」
陽菜「友達だよ」
裕太「その子を紹介してほしいんだけど」
陽菜「・・・・・・なんで?」
裕太「その迷子の翔ちゃんの事詳しく知りたいんだ」
陽菜「・・・それだけ?」
裕太「他にある?」
陽菜「・・・ないです」
裕太「お願い出来ない?」
陽菜「・・・別に良いけど・・・」
お弁当をつつきながら下に伏く。裕太は陽菜の顔を除き込む
裕太「あの上野さん?」
陽菜「裕太君のバカ」
裕太「・・・うーん・・・」
裕太は陽菜の頭をそっと撫でる。陽菜は驚き、顔をあげると裕太と目が合う
裕太「俺上野さんからの告白結構嬉しかったんですよ」
陽菜「・・・うん」
裕太「これでもきちんと考えてますよ。上野さんの事」
陽菜「・・・うん」
裕太「それじゃあダメですか?」
陽菜「・・・良いです」
裕太「良かった」
陽菜は顔を赤くさせ黙々とお弁当を食べ出す。裕太もそれを見て微笑みパンを食べ出す
お昼休み。ベンチに座り買ってきたパンを開く裕太。それを見ている陽菜
裕太「あの、何?」
陽菜「あ、ごめんね。いつもパンなのかなーって」
裕太「んーそうかなーたまに母さん作ってくれるけど、忙しそうだからいらないって言ってるから」
陽菜「そんなんじゃ栄養が偏っちゃうよ!!」
裕太「あ、でも朝と夜はちゃんと食べてるし」
陽菜「ダメだよ!!育ち盛りなんだから!!」
裕太「あ、はい」
陽菜「明日から私が作ってくるからね!!」
裕太「え?」
陽菜「大丈夫!!味は保証します!!」
裕太「・・・お願いします」
陽菜「うん!!」
2人に近付く、陽菜の双子の姉の美緒。お弁当を持っている
美緒「陽菜」
陽菜「えっ!?美緒」
美緒「お弁当間違え・・・え?」
美緒は裕太を見て目を一瞬見開き驚くが直ぐに無表情に戻り、陽菜は焦って美緒の前に立つが美緒が陽菜を座らせる。裕太は2人を黙って見ている
美緒「後で説明してよ」
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美緒はお弁当を陽菜の所に置き、陽菜が持っているお弁当を取り去る。裕太は美緒を見つめている
裕太「あの人」
陽菜「私の双子のお姉ちゃん」
裕太「へー似てないね」
陽菜「よく言われる」
裕太「・・・・・・」
陽菜「どうかした?」
裕太「あ、いやなんか」
陽菜「・・・もしかして」
裕太「綺麗だなーと思って」
陽菜「・・・・・・」
陽菜は裕太を無言で軽く攻撃する
陽菜「どうせ私は美緒と違って綺麗じゃないもん」
裕太「え?上野さんは可愛いでしょう?」
陽菜「・・・もう裕太君のバカ」
裕太「え?なんで?」
陽菜はお弁当を開けて食べ出す。裕太もパンを齧る。
陽菜「そういえば、今日はどうしたの?」
裕太「昨日話してくれた怪談あるじゃない?迷子の翔ちゃん」
陽菜「あーうん。それがどうしたの?もしかしてやっぱり怖かった?」
裕太「あ、いや全然」
陽菜「なーんだ」
裕太「その噂って誰から聞いたの?」
陽菜「友達だよ」
裕太「その子を紹介してほしいんだけど」
陽菜「・・・・・・なんで?」
裕太「その迷子の翔ちゃんの事詳しく知りたいんだ」
陽菜「・・・それだけ?」
裕太「他にある?」
陽菜「・・・ないです」
裕太「お願い出来ない?」
陽菜「・・・別に良いけど・・・」
お弁当をつつきながら下に伏く。裕太は陽菜の顔を除き込む
裕太「あの上野さん?」
陽菜「裕太君のバカ」
裕太「・・・うーん・・・」
裕太は陽菜の頭をそっと撫でる。陽菜は驚き、顔をあげると裕太と目が合う
裕太「俺上野さんからの告白結構嬉しかったんですよ」
陽菜「・・・うん」
裕太「これでもきちんと考えてますよ。上野さんの事」
陽菜「・・・うん」
裕太「それじゃあダメですか?」
陽菜「・・・良いです」
裕太「良かった」
陽菜は顔を赤くさせ黙々とお弁当を食べ出す。裕太もそれを見て微笑みパンを食べ出す
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