恋桜の魔法

星月

文字の大きさ
上 下
23 / 34

キャンプ

しおりを挟む
「優菜お姉ちゃん、お誘いありがとうございます。ここが海なんだぁ広い。」

 彼女の名前は、青島美亜8歳で学園でも最年少である。

 「部活メンバーなんで、良いんすよ。それより部活を楽しむっすよ」

 そうやって、部長である彼女は、海に向け走りだし砂を蹴り笑いかける。

 「先輩~皆さんも楽しむっすよ。今日は楽しもん勝ちっすから」

 興味津々な、少女が羽目を、外して楽しんでると、皆も走っていき、そして海遊びを楽しんだ。

 「皆さん楽しかったすか?」
 「えぇ。久しぶりに楽しませて、貰ったわ、ありがとうね。優菜ちゃん」

 雪島姉が、感謝の気持ちを言うと加島は、雪島姉に手を振る。

 「いっぱい運動してお腹、減ってないっすか?」
 「俺は腹へった」
 「そうですね。昼間抜きで、運動していたから私も減りました」

 山西兄弟を見て、家の中から、箱を持ってくる。

 「これが今日の食材っすよ」

 開けると、見るからに高そうな、肉と野菜が別れていた。

 「お姉ちゃん、いいお肉だよ。ぴかぴか光って食べたいの」
 「そうね。霜降(しもふ)りかしら。A5もありそう予感。優菜ちゃん私に任せて」

 やる気に燃え上がる、雪島美春だった。

 「私も調理します。駄目ですか?」
 「よろしくね雪菜ちゃん。美亜はどうしたい?」

 班が決まり、つつあるその状況に加島は、びっくりより焦っていた。

 「美亜ちゃん、お姉ちゃんと、私で料理教室しようね」
 「わかった。二人のお姉ちゃんと、料理教室する。お兄ちゃんと優菜お姉ちゃん、頑張ってね」

 そうやって俺と加島は、一緒の班になってしまう。

 「なぁ加島、この部活に呼んでくれたり、雪菜の親友や俺の友達なってくれてありがとうな」

 先輩は突然、私に対し感謝の気持ちを述べる。その不意に私はびっくりもあるが、どきっとしてしまう。

 「え?………どういたしまして」
 「加島どうした。 少し変だぞ」

 体温計るため、おでこに当てると、少し恥ずかしかったのか目を瞑る。 

 「体温は平常だから、大丈夫だな。危ないから手を繋ごう」

 俺は加島の手を繋いで、一緒に歩く。

 「俺のこと異性として好きであるか?」

 突然の告白に、彼女は慌て困惑する。

 「私は……好きです。先輩のこと、好き大好き。異性としても、お兄ちゃんとしても、とっても大好きだから、付き合えるのであれば、付き合いたい」

 彼女はずっと、思いを続けた気持ちを伝える。そしてそんな彼女に抱き付く。

 「宜しくな。優菜では場所も取ったし帰ろう」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

教え子に手を出した塾講師の話

神谷 愛
恋愛
バイトしている塾に通い始めた女生徒の担任になった私は授業をし、その中で一線を越えてしまう話

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...