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山賊

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「今から俺等は、何処に行く予定だ」
「今から迷いの森に行けば、追って来ないはずよ」

そうして俺等は予定通り迷いの森へ、進んで行った。

「何かあるかも知れないから、この武器を渡しとくね」
「わかったがこの小刀はなんだ」
「私の魔力を流した短剣」

その短剣を腰に差し入れ歩くと、一匹の兎が目の前に現れる。

「この金色の兎はなんだと思う」
「あれは金色兎(ゴールデンラビット)もう1つの名は幸運兎(ハッピーラビット)だよ。早くテイムしよ」

金色兎は嫌がる様子もなくすんなりテイムに成功した。

「もっと先に進も」
「そうだな」

俺等は先に進むと一人の男と、見るからに柄の悪そうな男が一人の男を囲んで話をしている。

「王子さんよ金を渡してくれたら、この場から逃がすって言ってるんだがな」
「町の人が一生懸命、働いた大切なお金を賊に狙われたからと、渡さない」
「分かりました。なら望み通り王子さんをやれ!」

賊の頭だと思われる男は、周りにいる賊に襲わらせようとした時、賊を率いる頭らしき男の元に連絡する男が話しかける。

「大変です。敵襲です。仲間が次々に無力化されています。人数にして二人との連絡です」
「情報ありがとう。今から俺は二人と戦うから戦いになったら、ボス達に連絡頼むバルバドス」

賊の指揮官、思われる人物は連絡網である彼、バルバドスに伝達し、俺等の前に指揮官直々現れるのであった。

「お二人さんは何故、この森に来た理由と目的教えてくれないかな?」
「次の町に行くために、ここを通っていたら、皆が一人を囲んでいたから助けに来ただけよ」

零が賊に説明していたら、武器を持った賊が襲うのであった。

「私が説明していた途中に、反撃するとかさ人として終わってる気がするわね」

そうして溜め息つきながら、指一本で刀を折るのであった。

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