46 / 48
イチャイチャ番外編
今日はなんの日?
しおりを挟む
「あれぇ? もう、バレンタインかぁー」
気象庁の暖冬の見込み通り、まれに見る暖かな1月を過ごしていたかと思いきや、まさかまさかの先日の大雪で、季節をあらぬ方向に逆戻りしてるみたいな今日この頃です。
暖冬とは……何なのか?
そんなことは、俺の知ったことじゃないけれど、じゃあ、コレなら……?
バレンタインとは、何なのか?
自慢じゃないけど、生まれてこの方、女子からチョコレートなんぞ貰ったことなど一度もない俺だが……。
職場でさえ、チョコハラ……義理チョコを配るイベントはパワハラとするコンプライアンスの下に、我が社で定められているバレンタイン社内イベント禁止令のせいで、一個も貰ったことがない。
でもまぁ、ホワイトデーの倍返しを期待する一部の女子たちから内心では残念がられているとか、なんだとかいう話も耳にする。実はガッツポーズを決めてるのは、男性社員の方だったりして……。
俺としても、もちろん、ホワイトデーの重圧から開放されて我が社グッジョブ派だ。
そういや……。
去年は、年明け早々から、銀田がキッチンに籠もりきって、チョコレートばっか作っていたっけ。1月だったから、まさかバレンタインのチョコを作ってるだなんて夢にも思わなくって、毎日リビング中に充満するチョコの香りでお腹がいっぱいになっちゃって、当日チョコをもらっても、良いリアクションが取りにくかったんだけど……。
聞くところによると、銀田はバレンタインの1ヶ月も前から、チョコのテンパ……テンパる……? ええっと、なんだ? 要はチョコを美味しくするために必要な加工作業? をしていたんだとかで。
「チョコなんて溶かして固めりゃいーんじゃねぇの?」
「何言ってるの、みゃーちゃん! テンパリングはチョコ作りに絶対に欠かせないものなんだよ。そもそも素人が手を出せるものでもないんだけど……」
「俺、よく夏場に溶けちゃったチョコを冷蔵庫で固めてから食べてたけど、それがテンパ……テンパ……リスト?」
「ぜんぜん違うよ、みゃーちゃん!」
そんな感じで、去年のバレンタインデーに、生まれて初めて銀田からチョコをもらったっつーわけ。それも、プロ顔負けの、それこそお店で売ってるようなやつだ。ココアパウダーみたいな粉が周りについてて、旨かった。
……うーん、今年は、俺も作ってやるかぁー。
もちろん、銀田みたいに本格的なやつを作る気などサラサラないし、なんならバレンタインは来週に差し迫っているし。
うーん、まぁ、溶かして固めりゃいーだろ。
俺は、一人大きく頷いて、さっそく板チョコを買いに行ったのだった。
*******************
さて、板チョコを買ったはいいものの、銀田が家にいるときに、あからさまにキッチンでチョコレートを作るのには抵抗があった。
ただ溶かして固めるだけだから、そんなに時間は掛からないはずだけど、やっぱり銀田が外出している日を狙いたい。
けれど、そんな俺のことなど知る由もない銀田は、番犬のように毎日家にいるのであった。
今日なんて、呑気に2時間くらい掛けて煮込み料理をしてやがるよ……。
あー、どうにかして外に行かせる方法はないものか。そんな俺の気持ちをよそに、刻々と日は過ぎていった。
*******************
そして、ついにバレンタイン前日になってしまった……。
もうダメだ、仕方がねーから、アイツがいてもチョコ溶かすしかねーな。
覚悟を決めた俺がキッチンへ向かうと、銀田がエプロンを外しながら、いそいそとどこかへ出かける準備をしているところだった。
「……あれ? どっか出掛けんの?」
「ああ、うん。ちょっ、ちょっと野暮用で……」
「ふぅーん」
俺は平静を装いながら、内心ではガッツポーツをしていた。
よしっ! よしっ! 前日になっちゃったけど、ついにチャンスが訪れたぞぉー!
今日こそ! 俺は、溶かすぜ!
銀田が玄関を閉めるのを見届けるなり、俺はキッチンに飛んで帰った。
さっそく作業に取り掛かる。
どのくらい板チョコが必要なのか分からないから、俺はとりあえず気持ち多めで10枚買ってきていた。ぶっちゃけ、板チョコ買う分のお金で、そこそこの市販のバレンタインチョコが買えたのだが、そこは見てみぬ振りをした。
銀田は、やたら手作りに拘る男だから、やっぱりここは、面倒でも手作りで渡すのが大事だよなぁと思う。まぁ、相手の好みに合わせるのが、営業の基本だしな。
俺は、板チョコの包装紙をペリペリと剥がすと、おもむろに皿の上に置き、レンジでチンした。
間もなく、チョコレートの甘い香りがレンジの外まで漂ってきたかと思うと、何故だか急に焦げくさくなってきた。
不思議に思い、レンジを一時停止して、扉を開けてみると、そこには予想だにしない光景が現れたのだった。
「どぅわぁあああああっ!!??」
なんと、溶けたはずのチョコレートは、ガチガチに固まって、皿と一体化していた。フォークでつついてもビクともしない。まるで岩のようだった。
「いや……う◯こじゃん」
俺はパニクった。
「え? なんで俺、チョコでう◯こ作ってんの!?」
俺は25歳にして、温めすぎるとチョコはう◯こになることを知った。
それから、何度か格闘しながら、ようやくレンジで10秒ずつ温めながら、少しずつチョコを溶かしていく方法にたどり着いた。
チョコをどろどろに溶かし終えると、俺は、板チョコと一緒に買ってきたアルミカップの中にスプーンで流し込んだ。
良い感じである。
そして、同じくチョコ売り場で見かけたカラフルな飾り付けのビーズみたいなお菓子を、パラパラとチョコに掛けてみた。
めちゃくちゃに良い感じである。
そういや、こんな手作りチョコを高校のときに女子たちが友チョコとか言って渡し合ってたよなぁー……。俺は、なんとも懐かしい気持ちになった。
そして、ふと気がついた。
「そういや、銀田のやつ、今年はチョコの練習してねぇな……?」
はて? と、首を傾げていると、ちょうど銀田が帰ってきたので、俺は慌てて完成したチョコレートを冷蔵庫の奥にしまって隠したのだった。
*******************
さて、バレンタイン当日。
俺は、銀田がチョコを渡してくる流れで、自分のチョコを渡そうと考えていた。
けれど、待てど暮らせど、一向に銀田がチョコをくれる気配がない。
去年は、朝ご飯の前に渡されていたのに、今年はもう、お昼ご飯も済んでしまった。
銀田が昨日から仕込んでいたというビーフシチューは、とても美味しかったものの、チョコをくれる気配が全然ない。
俺は、次第に不安になってきた。
まさか……まさか、今年はチョコくれねーのか? 去年、俺のリアクションが薄かったから?
俺は、去年、自分はチョコを渡していないことも差し置いて、居ても立ってもいられないほど、不安になってしまった。
すると、残ったビーフシチューを冷蔵庫にしまっていた銀田が、
「あれ? これってみゃーちゃんの?」
そう言いながら、手に掲げていたのは、他でもない、俺が悪戦苦闘しながら昨日どうにか作り上げたチョコレートだった。
考えうる限り、最悪な渡し方になってしまい、俺は頭が真っ白になった。
「これ、どうしたの? なんだか、いかにも子供が頑張って作りましたっていう感じで中学生の頃を思い出すよねぇー」
今度は、俺は、真っ赤になってしまった。
ばっ、バカにしやがって、バカにしやがって! 自分はチョコ渡す気もないくせに、くそっ! くそっ!
「……いらねーなら、捨てりゃいーだろ」
そう言い返すのが、やっとだった。
「……えっ」
銀田の目は、点になっていた。
「…………え……これ……まさか……」
「……」
「……みゃーちゃんが? ……僕に?」
「…………」
俺が何も答えずに、ソファーでふて寝していると、おもむろにパンツを脱がされて飛び起きた。
「どぅわぁあああああっ!!??」
銀田は、いきなり俺のチ◯コを咥えながら、指を穴に突っ込んできた。
「……おっ、おいッ! ……やめっ」
「ごめん、我慢できない」
「そっ……そーぢゃなくてっ……両方したらぁ……両方したらぁああああんッッ!?」
耐えきれずに、俺は、ものの数秒で銀田の口の中でイッてしまった。
「今年は、サプライズで夜にバレンタインのチョコ渡そうと思ってたのに、みゃーちゃんに先越されちゃった……」
「……おま……ハァハァ……チョコ用意してんのかよ……」
「うん、今年はクッキングスタジオ借り切ってチョコ作ってきたよ」
「……なん……だそれ……」
いちいちスケールがでかすぎる。
「でも、今年のバレンタインは、みゃーちゃんの手作りのチョコもらえて超幸せだよ」
「……そーかよ」
「それに、みゃーちゃんの甘くて美味しいミルクまで飲めて、まるでバレンタインとホワイトデーが一度に来た気分だよ♡」
「…………」
変態は、今年のバレンタインデーも相変わらずの変態であった。
でも、残念ながら俺のホワイトデーはまだ終わっちゃいない。世の中の女子を見習って、来月のホワイトデーには百倍のお返しを強請ることを今この瞬間に決意した俺であった。
気象庁の暖冬の見込み通り、まれに見る暖かな1月を過ごしていたかと思いきや、まさかまさかの先日の大雪で、季節をあらぬ方向に逆戻りしてるみたいな今日この頃です。
暖冬とは……何なのか?
そんなことは、俺の知ったことじゃないけれど、じゃあ、コレなら……?
バレンタインとは、何なのか?
自慢じゃないけど、生まれてこの方、女子からチョコレートなんぞ貰ったことなど一度もない俺だが……。
職場でさえ、チョコハラ……義理チョコを配るイベントはパワハラとするコンプライアンスの下に、我が社で定められているバレンタイン社内イベント禁止令のせいで、一個も貰ったことがない。
でもまぁ、ホワイトデーの倍返しを期待する一部の女子たちから内心では残念がられているとか、なんだとかいう話も耳にする。実はガッツポーズを決めてるのは、男性社員の方だったりして……。
俺としても、もちろん、ホワイトデーの重圧から開放されて我が社グッジョブ派だ。
そういや……。
去年は、年明け早々から、銀田がキッチンに籠もりきって、チョコレートばっか作っていたっけ。1月だったから、まさかバレンタインのチョコを作ってるだなんて夢にも思わなくって、毎日リビング中に充満するチョコの香りでお腹がいっぱいになっちゃって、当日チョコをもらっても、良いリアクションが取りにくかったんだけど……。
聞くところによると、銀田はバレンタインの1ヶ月も前から、チョコのテンパ……テンパる……? ええっと、なんだ? 要はチョコを美味しくするために必要な加工作業? をしていたんだとかで。
「チョコなんて溶かして固めりゃいーんじゃねぇの?」
「何言ってるの、みゃーちゃん! テンパリングはチョコ作りに絶対に欠かせないものなんだよ。そもそも素人が手を出せるものでもないんだけど……」
「俺、よく夏場に溶けちゃったチョコを冷蔵庫で固めてから食べてたけど、それがテンパ……テンパ……リスト?」
「ぜんぜん違うよ、みゃーちゃん!」
そんな感じで、去年のバレンタインデーに、生まれて初めて銀田からチョコをもらったっつーわけ。それも、プロ顔負けの、それこそお店で売ってるようなやつだ。ココアパウダーみたいな粉が周りについてて、旨かった。
……うーん、今年は、俺も作ってやるかぁー。
もちろん、銀田みたいに本格的なやつを作る気などサラサラないし、なんならバレンタインは来週に差し迫っているし。
うーん、まぁ、溶かして固めりゃいーだろ。
俺は、一人大きく頷いて、さっそく板チョコを買いに行ったのだった。
*******************
さて、板チョコを買ったはいいものの、銀田が家にいるときに、あからさまにキッチンでチョコレートを作るのには抵抗があった。
ただ溶かして固めるだけだから、そんなに時間は掛からないはずだけど、やっぱり銀田が外出している日を狙いたい。
けれど、そんな俺のことなど知る由もない銀田は、番犬のように毎日家にいるのであった。
今日なんて、呑気に2時間くらい掛けて煮込み料理をしてやがるよ……。
あー、どうにかして外に行かせる方法はないものか。そんな俺の気持ちをよそに、刻々と日は過ぎていった。
*******************
そして、ついにバレンタイン前日になってしまった……。
もうダメだ、仕方がねーから、アイツがいてもチョコ溶かすしかねーな。
覚悟を決めた俺がキッチンへ向かうと、銀田がエプロンを外しながら、いそいそとどこかへ出かける準備をしているところだった。
「……あれ? どっか出掛けんの?」
「ああ、うん。ちょっ、ちょっと野暮用で……」
「ふぅーん」
俺は平静を装いながら、内心ではガッツポーツをしていた。
よしっ! よしっ! 前日になっちゃったけど、ついにチャンスが訪れたぞぉー!
今日こそ! 俺は、溶かすぜ!
銀田が玄関を閉めるのを見届けるなり、俺はキッチンに飛んで帰った。
さっそく作業に取り掛かる。
どのくらい板チョコが必要なのか分からないから、俺はとりあえず気持ち多めで10枚買ってきていた。ぶっちゃけ、板チョコ買う分のお金で、そこそこの市販のバレンタインチョコが買えたのだが、そこは見てみぬ振りをした。
銀田は、やたら手作りに拘る男だから、やっぱりここは、面倒でも手作りで渡すのが大事だよなぁと思う。まぁ、相手の好みに合わせるのが、営業の基本だしな。
俺は、板チョコの包装紙をペリペリと剥がすと、おもむろに皿の上に置き、レンジでチンした。
間もなく、チョコレートの甘い香りがレンジの外まで漂ってきたかと思うと、何故だか急に焦げくさくなってきた。
不思議に思い、レンジを一時停止して、扉を開けてみると、そこには予想だにしない光景が現れたのだった。
「どぅわぁあああああっ!!??」
なんと、溶けたはずのチョコレートは、ガチガチに固まって、皿と一体化していた。フォークでつついてもビクともしない。まるで岩のようだった。
「いや……う◯こじゃん」
俺はパニクった。
「え? なんで俺、チョコでう◯こ作ってんの!?」
俺は25歳にして、温めすぎるとチョコはう◯こになることを知った。
それから、何度か格闘しながら、ようやくレンジで10秒ずつ温めながら、少しずつチョコを溶かしていく方法にたどり着いた。
チョコをどろどろに溶かし終えると、俺は、板チョコと一緒に買ってきたアルミカップの中にスプーンで流し込んだ。
良い感じである。
そして、同じくチョコ売り場で見かけたカラフルな飾り付けのビーズみたいなお菓子を、パラパラとチョコに掛けてみた。
めちゃくちゃに良い感じである。
そういや、こんな手作りチョコを高校のときに女子たちが友チョコとか言って渡し合ってたよなぁー……。俺は、なんとも懐かしい気持ちになった。
そして、ふと気がついた。
「そういや、銀田のやつ、今年はチョコの練習してねぇな……?」
はて? と、首を傾げていると、ちょうど銀田が帰ってきたので、俺は慌てて完成したチョコレートを冷蔵庫の奥にしまって隠したのだった。
*******************
さて、バレンタイン当日。
俺は、銀田がチョコを渡してくる流れで、自分のチョコを渡そうと考えていた。
けれど、待てど暮らせど、一向に銀田がチョコをくれる気配がない。
去年は、朝ご飯の前に渡されていたのに、今年はもう、お昼ご飯も済んでしまった。
銀田が昨日から仕込んでいたというビーフシチューは、とても美味しかったものの、チョコをくれる気配が全然ない。
俺は、次第に不安になってきた。
まさか……まさか、今年はチョコくれねーのか? 去年、俺のリアクションが薄かったから?
俺は、去年、自分はチョコを渡していないことも差し置いて、居ても立ってもいられないほど、不安になってしまった。
すると、残ったビーフシチューを冷蔵庫にしまっていた銀田が、
「あれ? これってみゃーちゃんの?」
そう言いながら、手に掲げていたのは、他でもない、俺が悪戦苦闘しながら昨日どうにか作り上げたチョコレートだった。
考えうる限り、最悪な渡し方になってしまい、俺は頭が真っ白になった。
「これ、どうしたの? なんだか、いかにも子供が頑張って作りましたっていう感じで中学生の頃を思い出すよねぇー」
今度は、俺は、真っ赤になってしまった。
ばっ、バカにしやがって、バカにしやがって! 自分はチョコ渡す気もないくせに、くそっ! くそっ!
「……いらねーなら、捨てりゃいーだろ」
そう言い返すのが、やっとだった。
「……えっ」
銀田の目は、点になっていた。
「…………え……これ……まさか……」
「……」
「……みゃーちゃんが? ……僕に?」
「…………」
俺が何も答えずに、ソファーでふて寝していると、おもむろにパンツを脱がされて飛び起きた。
「どぅわぁあああああっ!!??」
銀田は、いきなり俺のチ◯コを咥えながら、指を穴に突っ込んできた。
「……おっ、おいッ! ……やめっ」
「ごめん、我慢できない」
「そっ……そーぢゃなくてっ……両方したらぁ……両方したらぁああああんッッ!?」
耐えきれずに、俺は、ものの数秒で銀田の口の中でイッてしまった。
「今年は、サプライズで夜にバレンタインのチョコ渡そうと思ってたのに、みゃーちゃんに先越されちゃった……」
「……おま……ハァハァ……チョコ用意してんのかよ……」
「うん、今年はクッキングスタジオ借り切ってチョコ作ってきたよ」
「……なん……だそれ……」
いちいちスケールがでかすぎる。
「でも、今年のバレンタインは、みゃーちゃんの手作りのチョコもらえて超幸せだよ」
「……そーかよ」
「それに、みゃーちゃんの甘くて美味しいミルクまで飲めて、まるでバレンタインとホワイトデーが一度に来た気分だよ♡」
「…………」
変態は、今年のバレンタインデーも相変わらずの変態であった。
でも、残念ながら俺のホワイトデーはまだ終わっちゃいない。世の中の女子を見習って、来月のホワイトデーには百倍のお返しを強請ることを今この瞬間に決意した俺であった。
0
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

捨て猫はエリート騎士に溺愛される
135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。
目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。
お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。
京也は総受け。

好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。

守護霊は吸血鬼❤
凪子
BL
ごく普通の男子高校生・楠木聖(くすのき・ひじり)は、紅い月の夜に不思議な声に導かれ、祠(ほこら)の封印を解いてしまう。
目の前に現れた青年は、驚く聖にこう告げた。「自分は吸血鬼だ」――と。
冷酷な美貌の吸血鬼はヴァンと名乗り、二百年前の「血の契約」に基づき、いかなるときも好きなだけ聖の血を吸うことができると宣言した。
憑りつかれたままでは、殺されてしまう……!何とかして、この恐ろしい吸血鬼を祓ってしまわないと。
クラスメイトの笹倉由宇(ささくら・ゆう)、除霊師の月代遥(つきしろ・はるか)の協力を得て、聖はヴァンを追い払おうとするが……?
ツンデレ男子高校生と、ドS吸血鬼の物語。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(3/14)ストック更新終わりました!幕間を挟みます。また本筋練り終わりましたら再開します。待っててくださいね♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる