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イチャイチャ番外編
今日はなんの日?
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「あれぇ? もう、バレンタインかぁー」
気象庁の暖冬の見込み通り、まれに見る暖かな1月を過ごしていたかと思いきや、まさかまさかの先日の大雪で、季節をあらぬ方向に逆戻りしてるみたいな今日この頃です。
暖冬とは……何なのか?
そんなことは、俺の知ったことじゃないけれど、じゃあ、コレなら……?
バレンタインとは、何なのか?
自慢じゃないけど、生まれてこの方、女子からチョコレートなんぞ貰ったことなど一度もない俺だが……。
職場でさえ、チョコハラ……義理チョコを配るイベントはパワハラとするコンプライアンスの下に、我が社で定められているバレンタイン社内イベント禁止令のせいで、一個も貰ったことがない。
でもまぁ、ホワイトデーの倍返しを期待する一部の女子たちから内心では残念がられているとか、なんだとかいう話も耳にする。実はガッツポーズを決めてるのは、男性社員の方だったりして……。
俺としても、もちろん、ホワイトデーの重圧から開放されて我が社グッジョブ派だ。
そういや……。
去年は、年明け早々から、銀田がキッチンに籠もりきって、チョコレートばっか作っていたっけ。1月だったから、まさかバレンタインのチョコを作ってるだなんて夢にも思わなくって、毎日リビング中に充満するチョコの香りでお腹がいっぱいになっちゃって、当日チョコをもらっても、良いリアクションが取りにくかったんだけど……。
聞くところによると、銀田はバレンタインの1ヶ月も前から、チョコのテンパ……テンパる……? ええっと、なんだ? 要はチョコを美味しくするために必要な加工作業? をしていたんだとかで。
「チョコなんて溶かして固めりゃいーんじゃねぇの?」
「何言ってるの、みゃーちゃん! テンパリングはチョコ作りに絶対に欠かせないものなんだよ。そもそも素人が手を出せるものでもないんだけど……」
「俺、よく夏場に溶けちゃったチョコを冷蔵庫で固めてから食べてたけど、それがテンパ……テンパ……リスト?」
「ぜんぜん違うよ、みゃーちゃん!」
そんな感じで、去年のバレンタインデーに、生まれて初めて銀田からチョコをもらったっつーわけ。それも、プロ顔負けの、それこそお店で売ってるようなやつだ。ココアパウダーみたいな粉が周りについてて、旨かった。
……うーん、今年は、俺も作ってやるかぁー。
もちろん、銀田みたいに本格的なやつを作る気などサラサラないし、なんならバレンタインは来週に差し迫っているし。
うーん、まぁ、溶かして固めりゃいーだろ。
俺は、一人大きく頷いて、さっそく板チョコを買いに行ったのだった。
*******************
さて、板チョコを買ったはいいものの、銀田が家にいるときに、あからさまにキッチンでチョコレートを作るのには抵抗があった。
ただ溶かして固めるだけだから、そんなに時間は掛からないはずだけど、やっぱり銀田が外出している日を狙いたい。
けれど、そんな俺のことなど知る由もない銀田は、番犬のように毎日家にいるのであった。
今日なんて、呑気に2時間くらい掛けて煮込み料理をしてやがるよ……。
あー、どうにかして外に行かせる方法はないものか。そんな俺の気持ちをよそに、刻々と日は過ぎていった。
*******************
そして、ついにバレンタイン前日になってしまった……。
もうダメだ、仕方がねーから、アイツがいてもチョコ溶かすしかねーな。
覚悟を決めた俺がキッチンへ向かうと、銀田がエプロンを外しながら、いそいそとどこかへ出かける準備をしているところだった。
「……あれ? どっか出掛けんの?」
「ああ、うん。ちょっ、ちょっと野暮用で……」
「ふぅーん」
俺は平静を装いながら、内心ではガッツポーツをしていた。
よしっ! よしっ! 前日になっちゃったけど、ついにチャンスが訪れたぞぉー!
今日こそ! 俺は、溶かすぜ!
銀田が玄関を閉めるのを見届けるなり、俺はキッチンに飛んで帰った。
さっそく作業に取り掛かる。
どのくらい板チョコが必要なのか分からないから、俺はとりあえず気持ち多めで10枚買ってきていた。ぶっちゃけ、板チョコ買う分のお金で、そこそこの市販のバレンタインチョコが買えたのだが、そこは見てみぬ振りをした。
銀田は、やたら手作りに拘る男だから、やっぱりここは、面倒でも手作りで渡すのが大事だよなぁと思う。まぁ、相手の好みに合わせるのが、営業の基本だしな。
俺は、板チョコの包装紙をペリペリと剥がすと、おもむろに皿の上に置き、レンジでチンした。
間もなく、チョコレートの甘い香りがレンジの外まで漂ってきたかと思うと、何故だか急に焦げくさくなってきた。
不思議に思い、レンジを一時停止して、扉を開けてみると、そこには予想だにしない光景が現れたのだった。
「どぅわぁあああああっ!!??」
なんと、溶けたはずのチョコレートは、ガチガチに固まって、皿と一体化していた。フォークでつついてもビクともしない。まるで岩のようだった。
「いや……う◯こじゃん」
俺はパニクった。
「え? なんで俺、チョコでう◯こ作ってんの!?」
俺は25歳にして、温めすぎるとチョコはう◯こになることを知った。
それから、何度か格闘しながら、ようやくレンジで10秒ずつ温めながら、少しずつチョコを溶かしていく方法にたどり着いた。
チョコをどろどろに溶かし終えると、俺は、板チョコと一緒に買ってきたアルミカップの中にスプーンで流し込んだ。
良い感じである。
そして、同じくチョコ売り場で見かけたカラフルな飾り付けのビーズみたいなお菓子を、パラパラとチョコに掛けてみた。
めちゃくちゃに良い感じである。
そういや、こんな手作りチョコを高校のときに女子たちが友チョコとか言って渡し合ってたよなぁー……。俺は、なんとも懐かしい気持ちになった。
そして、ふと気がついた。
「そういや、銀田のやつ、今年はチョコの練習してねぇな……?」
はて? と、首を傾げていると、ちょうど銀田が帰ってきたので、俺は慌てて完成したチョコレートを冷蔵庫の奥にしまって隠したのだった。
*******************
さて、バレンタイン当日。
俺は、銀田がチョコを渡してくる流れで、自分のチョコを渡そうと考えていた。
けれど、待てど暮らせど、一向に銀田がチョコをくれる気配がない。
去年は、朝ご飯の前に渡されていたのに、今年はもう、お昼ご飯も済んでしまった。
銀田が昨日から仕込んでいたというビーフシチューは、とても美味しかったものの、チョコをくれる気配が全然ない。
俺は、次第に不安になってきた。
まさか……まさか、今年はチョコくれねーのか? 去年、俺のリアクションが薄かったから?
俺は、去年、自分はチョコを渡していないことも差し置いて、居ても立ってもいられないほど、不安になってしまった。
すると、残ったビーフシチューを冷蔵庫にしまっていた銀田が、
「あれ? これってみゃーちゃんの?」
そう言いながら、手に掲げていたのは、他でもない、俺が悪戦苦闘しながら昨日どうにか作り上げたチョコレートだった。
考えうる限り、最悪な渡し方になってしまい、俺は頭が真っ白になった。
「これ、どうしたの? なんだか、いかにも子供が頑張って作りましたっていう感じで中学生の頃を思い出すよねぇー」
今度は、俺は、真っ赤になってしまった。
ばっ、バカにしやがって、バカにしやがって! 自分はチョコ渡す気もないくせに、くそっ! くそっ!
「……いらねーなら、捨てりゃいーだろ」
そう言い返すのが、やっとだった。
「……えっ」
銀田の目は、点になっていた。
「…………え……これ……まさか……」
「……」
「……みゃーちゃんが? ……僕に?」
「…………」
俺が何も答えずに、ソファーでふて寝していると、おもむろにパンツを脱がされて飛び起きた。
「どぅわぁあああああっ!!??」
銀田は、いきなり俺のチ◯コを咥えながら、指を穴に突っ込んできた。
「……おっ、おいッ! ……やめっ」
「ごめん、我慢できない」
「そっ……そーぢゃなくてっ……両方したらぁ……両方したらぁああああんッッ!?」
耐えきれずに、俺は、ものの数秒で銀田の口の中でイッてしまった。
「今年は、サプライズで夜にバレンタインのチョコ渡そうと思ってたのに、みゃーちゃんに先越されちゃった……」
「……おま……ハァハァ……チョコ用意してんのかよ……」
「うん、今年はクッキングスタジオ借り切ってチョコ作ってきたよ」
「……なん……だそれ……」
いちいちスケールがでかすぎる。
「でも、今年のバレンタインは、みゃーちゃんの手作りのチョコもらえて超幸せだよ」
「……そーかよ」
「それに、みゃーちゃんの甘くて美味しいミルクまで飲めて、まるでバレンタインとホワイトデーが一度に来た気分だよ♡」
「…………」
変態は、今年のバレンタインデーも相変わらずの変態であった。
でも、残念ながら俺のホワイトデーはまだ終わっちゃいない。世の中の女子を見習って、来月のホワイトデーには百倍のお返しを強請ることを今この瞬間に決意した俺であった。
気象庁の暖冬の見込み通り、まれに見る暖かな1月を過ごしていたかと思いきや、まさかまさかの先日の大雪で、季節をあらぬ方向に逆戻りしてるみたいな今日この頃です。
暖冬とは……何なのか?
そんなことは、俺の知ったことじゃないけれど、じゃあ、コレなら……?
バレンタインとは、何なのか?
自慢じゃないけど、生まれてこの方、女子からチョコレートなんぞ貰ったことなど一度もない俺だが……。
職場でさえ、チョコハラ……義理チョコを配るイベントはパワハラとするコンプライアンスの下に、我が社で定められているバレンタイン社内イベント禁止令のせいで、一個も貰ったことがない。
でもまぁ、ホワイトデーの倍返しを期待する一部の女子たちから内心では残念がられているとか、なんだとかいう話も耳にする。実はガッツポーズを決めてるのは、男性社員の方だったりして……。
俺としても、もちろん、ホワイトデーの重圧から開放されて我が社グッジョブ派だ。
そういや……。
去年は、年明け早々から、銀田がキッチンに籠もりきって、チョコレートばっか作っていたっけ。1月だったから、まさかバレンタインのチョコを作ってるだなんて夢にも思わなくって、毎日リビング中に充満するチョコの香りでお腹がいっぱいになっちゃって、当日チョコをもらっても、良いリアクションが取りにくかったんだけど……。
聞くところによると、銀田はバレンタインの1ヶ月も前から、チョコのテンパ……テンパる……? ええっと、なんだ? 要はチョコを美味しくするために必要な加工作業? をしていたんだとかで。
「チョコなんて溶かして固めりゃいーんじゃねぇの?」
「何言ってるの、みゃーちゃん! テンパリングはチョコ作りに絶対に欠かせないものなんだよ。そもそも素人が手を出せるものでもないんだけど……」
「俺、よく夏場に溶けちゃったチョコを冷蔵庫で固めてから食べてたけど、それがテンパ……テンパ……リスト?」
「ぜんぜん違うよ、みゃーちゃん!」
そんな感じで、去年のバレンタインデーに、生まれて初めて銀田からチョコをもらったっつーわけ。それも、プロ顔負けの、それこそお店で売ってるようなやつだ。ココアパウダーみたいな粉が周りについてて、旨かった。
……うーん、今年は、俺も作ってやるかぁー。
もちろん、銀田みたいに本格的なやつを作る気などサラサラないし、なんならバレンタインは来週に差し迫っているし。
うーん、まぁ、溶かして固めりゃいーだろ。
俺は、一人大きく頷いて、さっそく板チョコを買いに行ったのだった。
*******************
さて、板チョコを買ったはいいものの、銀田が家にいるときに、あからさまにキッチンでチョコレートを作るのには抵抗があった。
ただ溶かして固めるだけだから、そんなに時間は掛からないはずだけど、やっぱり銀田が外出している日を狙いたい。
けれど、そんな俺のことなど知る由もない銀田は、番犬のように毎日家にいるのであった。
今日なんて、呑気に2時間くらい掛けて煮込み料理をしてやがるよ……。
あー、どうにかして外に行かせる方法はないものか。そんな俺の気持ちをよそに、刻々と日は過ぎていった。
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そして、ついにバレンタイン前日になってしまった……。
もうダメだ、仕方がねーから、アイツがいてもチョコ溶かすしかねーな。
覚悟を決めた俺がキッチンへ向かうと、銀田がエプロンを外しながら、いそいそとどこかへ出かける準備をしているところだった。
「……あれ? どっか出掛けんの?」
「ああ、うん。ちょっ、ちょっと野暮用で……」
「ふぅーん」
俺は平静を装いながら、内心ではガッツポーツをしていた。
よしっ! よしっ! 前日になっちゃったけど、ついにチャンスが訪れたぞぉー!
今日こそ! 俺は、溶かすぜ!
銀田が玄関を閉めるのを見届けるなり、俺はキッチンに飛んで帰った。
さっそく作業に取り掛かる。
どのくらい板チョコが必要なのか分からないから、俺はとりあえず気持ち多めで10枚買ってきていた。ぶっちゃけ、板チョコ買う分のお金で、そこそこの市販のバレンタインチョコが買えたのだが、そこは見てみぬ振りをした。
銀田は、やたら手作りに拘る男だから、やっぱりここは、面倒でも手作りで渡すのが大事だよなぁと思う。まぁ、相手の好みに合わせるのが、営業の基本だしな。
俺は、板チョコの包装紙をペリペリと剥がすと、おもむろに皿の上に置き、レンジでチンした。
間もなく、チョコレートの甘い香りがレンジの外まで漂ってきたかと思うと、何故だか急に焦げくさくなってきた。
不思議に思い、レンジを一時停止して、扉を開けてみると、そこには予想だにしない光景が現れたのだった。
「どぅわぁあああああっ!!??」
なんと、溶けたはずのチョコレートは、ガチガチに固まって、皿と一体化していた。フォークでつついてもビクともしない。まるで岩のようだった。
「いや……う◯こじゃん」
俺はパニクった。
「え? なんで俺、チョコでう◯こ作ってんの!?」
俺は25歳にして、温めすぎるとチョコはう◯こになることを知った。
それから、何度か格闘しながら、ようやくレンジで10秒ずつ温めながら、少しずつチョコを溶かしていく方法にたどり着いた。
チョコをどろどろに溶かし終えると、俺は、板チョコと一緒に買ってきたアルミカップの中にスプーンで流し込んだ。
良い感じである。
そして、同じくチョコ売り場で見かけたカラフルな飾り付けのビーズみたいなお菓子を、パラパラとチョコに掛けてみた。
めちゃくちゃに良い感じである。
そういや、こんな手作りチョコを高校のときに女子たちが友チョコとか言って渡し合ってたよなぁー……。俺は、なんとも懐かしい気持ちになった。
そして、ふと気がついた。
「そういや、銀田のやつ、今年はチョコの練習してねぇな……?」
はて? と、首を傾げていると、ちょうど銀田が帰ってきたので、俺は慌てて完成したチョコレートを冷蔵庫の奥にしまって隠したのだった。
*******************
さて、バレンタイン当日。
俺は、銀田がチョコを渡してくる流れで、自分のチョコを渡そうと考えていた。
けれど、待てど暮らせど、一向に銀田がチョコをくれる気配がない。
去年は、朝ご飯の前に渡されていたのに、今年はもう、お昼ご飯も済んでしまった。
銀田が昨日から仕込んでいたというビーフシチューは、とても美味しかったものの、チョコをくれる気配が全然ない。
俺は、次第に不安になってきた。
まさか……まさか、今年はチョコくれねーのか? 去年、俺のリアクションが薄かったから?
俺は、去年、自分はチョコを渡していないことも差し置いて、居ても立ってもいられないほど、不安になってしまった。
すると、残ったビーフシチューを冷蔵庫にしまっていた銀田が、
「あれ? これってみゃーちゃんの?」
そう言いながら、手に掲げていたのは、他でもない、俺が悪戦苦闘しながら昨日どうにか作り上げたチョコレートだった。
考えうる限り、最悪な渡し方になってしまい、俺は頭が真っ白になった。
「これ、どうしたの? なんだか、いかにも子供が頑張って作りましたっていう感じで中学生の頃を思い出すよねぇー」
今度は、俺は、真っ赤になってしまった。
ばっ、バカにしやがって、バカにしやがって! 自分はチョコ渡す気もないくせに、くそっ! くそっ!
「……いらねーなら、捨てりゃいーだろ」
そう言い返すのが、やっとだった。
「……えっ」
銀田の目は、点になっていた。
「…………え……これ……まさか……」
「……」
「……みゃーちゃんが? ……僕に?」
「…………」
俺が何も答えずに、ソファーでふて寝していると、おもむろにパンツを脱がされて飛び起きた。
「どぅわぁあああああっ!!??」
銀田は、いきなり俺のチ◯コを咥えながら、指を穴に突っ込んできた。
「……おっ、おいッ! ……やめっ」
「ごめん、我慢できない」
「そっ……そーぢゃなくてっ……両方したらぁ……両方したらぁああああんッッ!?」
耐えきれずに、俺は、ものの数秒で銀田の口の中でイッてしまった。
「今年は、サプライズで夜にバレンタインのチョコ渡そうと思ってたのに、みゃーちゃんに先越されちゃった……」
「……おま……ハァハァ……チョコ用意してんのかよ……」
「うん、今年はクッキングスタジオ借り切ってチョコ作ってきたよ」
「……なん……だそれ……」
いちいちスケールがでかすぎる。
「でも、今年のバレンタインは、みゃーちゃんの手作りのチョコもらえて超幸せだよ」
「……そーかよ」
「それに、みゃーちゃんの甘くて美味しいミルクまで飲めて、まるでバレンタインとホワイトデーが一度に来た気分だよ♡」
「…………」
変態は、今年のバレンタインデーも相変わらずの変態であった。
でも、残念ながら俺のホワイトデーはまだ終わっちゃいない。世の中の女子を見習って、来月のホワイトデーには百倍のお返しを強請ることを今この瞬間に決意した俺であった。
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