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デジャヴさんと僕と。
2人の世界。
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デジャヴさんが、フォロワーを一人ずつブロ解し始めたことに騒ぎ出したファンたちをよそに、僕は一人、まったく違うことで頭がいっぱいになっていた。
突然デジャヴさんにフォローされたことはもちろんのことだが、僕は知ってしまったのだ。
デジャヴさんが僕しかフォローしていないということを……。
僕は、デジャヴさんのツイートには強い関心を抱いていたけれど、反面、デジャヴさんが誰をフォローし、何人にフォローされているのかについては、さほど気にしていなかった。
デジャヴさんは、僕をフォローした段階では、約5000人のフォロワーを持っていた。
そして、フォローしているのは1人だけだった。
それが、僕だ。
僕は、デジャヴさんのファンがアンチ化して、暴走していることよりも、なぜ自分がフォローされたのかが、まるで心当たりがなく、正直パニックに近い状態になっていた。
5000人のフォロワーを抱えた、自分の推しアカウントの、たった1人のフォローに選ばれた、そんな僕の身を思いやるのは……かなり難しいかもしれない。
デジャヴさんもきっと、人間であるはずだから、ミスをしてしまうことはあるに違いない。
でも、どう間違えたら僕をフォローすることになるのか、仮に奇跡的にそうであったとして、ならどうして、フォローを解除しないのか、なんで僕をずっとフォローしたままなのか、謎が謎を呼んでいくのだ。
突然デジャヴさんにフォローされたことはもちろんのことだが、僕は知ってしまったのだ。
デジャヴさんが僕しかフォローしていないということを……。
僕は、デジャヴさんのツイートには強い関心を抱いていたけれど、反面、デジャヴさんが誰をフォローし、何人にフォローされているのかについては、さほど気にしていなかった。
デジャヴさんは、僕をフォローした段階では、約5000人のフォロワーを持っていた。
そして、フォローしているのは1人だけだった。
それが、僕だ。
僕は、デジャヴさんのファンがアンチ化して、暴走していることよりも、なぜ自分がフォローされたのかが、まるで心当たりがなく、正直パニックに近い状態になっていた。
5000人のフォロワーを抱えた、自分の推しアカウントの、たった1人のフォローに選ばれた、そんな僕の身を思いやるのは……かなり難しいかもしれない。
デジャヴさんもきっと、人間であるはずだから、ミスをしてしまうことはあるに違いない。
でも、どう間違えたら僕をフォローすることになるのか、仮に奇跡的にそうであったとして、ならどうして、フォローを解除しないのか、なんで僕をずっとフォローしたままなのか、謎が謎を呼んでいくのだ。
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