ことこと煮込んだら

66

文字の大きさ
上 下
51 / 52

49※

しおりを挟む

「……ぶさいくな猫だな」

アタリはノラさんを繁々と眺めながら、そう言い放った










熱さで頭がぼんやりする

もうあれから何時間経ったのか

最初はキスだった気がする

執拗に何度も角度を変えたキスをされて、次に服を全部脱がされた

アタリは着衣したままだったので、余計に恥ずかしくなって逃げようとしたら、全身隈なく舐められて、アタリはいやらしい顔して笑ってた

「感じてるの?気持ちいい?」

そう言いながら、脇腹や指の先、耳まで舐められた

「あ、アタリも脱いでよ、俺だけはずかしい…」

アタリの服の裾を引っ張ると、アタリは手早く真っ裸になる

筋肉質で、均整の取れた体を、ぼんやりとした頭で眺めながら、再びちろちろと唇から出ている舌に吸い付くと、息を奪うように唇をふさがれた

そして、体を隅々まで優しくふれておいて、駄目だって言ってるのにアタリの蛸の足が一本、お尻に触れてきて、暴れたら押さえつけられて穴に侵入し解されている

「う、ぐっ、これ、やだぁ、やだぁ……うぁっ…」

アタリは胡座をかいた体制で、俺の手首を両手で押さえ、脚をタコの足で固定されて、背中にブツを擦り付けられながら、ぐちゅぐちゅと水音がするくらいお尻に出入りしている蛸の足がぬるぬるしていて泣けてきた

「大丈夫、知ってた?蛸の足って一本生殖手なんだよ。夜須の中、気持ちいい…」

「うゔっ…しり、たくなかたぁ…!!抜いてぇ、やだぁ、ごりごりしない…で…」

泣きじゃくっているのに、興奮したように中に入り込んだ脚の吸盤が、前立腺を潰し、悲鳴を上げる

体をしならせて絶頂を迎えているのを、するりと蛸の足がお尻から抜けていき、びくんびくんと体を痙攣させた

「なんか嫉妬するな…夜須は何でも気持ちよくなっちゃうの?」

耳元で囁きながら、体を持ち上げられお尻にいきりたった怒張を宛てがわれる


「あ、あ、ゔっ、う、いま、へん、待ってぇええ!!!」

制止もきかずに、ぶち込まれて泣きながら仰け反ると、乳首をくりくりと弄りながら、腰を固定されて下から打ちつけられる

「ひぃっ、い、あっ、いいっ!はあ、はあ、あ!」

脳みそが溶けそうなくらいの快楽に、髪を振り乱しながら泣いていると、ごろんと寝転がらされて、アタリに見下ろされていた

細められた目が、ぞくりとするくらい情欲に濡れている

アタリの興奮が伝わってきて、じわりと内部が蠢いたのがわかった

縁が広がるくらいいっぱいに、いじめられたそこは、ひくひくとひくつきながらアタリの怒張を味わっているようにも見える

脚を持ち上げられ、アタリが舌なめずりをしているのが見えて、今からもっといじめられるのだと、ぞくぞくした

「やめて、あげられない、からね?」

ぐちゅんと腹の奥までいっぱいに突かれて、出しちゃいけないような悲鳴をあげてしまった

ぎゅうと抱きしめられ、逃げ場のない腰の動きに逃げようと腰を動かすと、アタリが笑う

「自分からも気持ちよくなろうとして…夜須、いっぱい気持ちよくしてあげるからね」


「あああっ!あっ、ひぎっ!やぁ!も、やぁ!止まっ、いく、いく!」

射精しても、貪るように何度も腹の中で熱い液体をかけられ塗り込まれる

「夜須、夜須!これで、これで、夜須も、一緒だよ♡」

びくんびくんと痙攣をし、泣きじゃくっているのに脚を広げられ、再びぐっぷりと怒張を埋め込まれる

何度目かわからない交合に、逃げようと身を捩っても押さえつけられて、ぱんぱんと腰を打ちつけられた

「ひ、ぎぃっ、ぐっ、んっ、ん!」

「ふふ、反応しなくなってきたね、でもまだやめないから」

腰だけ高くあげられて、楽しそうなアタリに嬲られながら、窓の外の光が差し込んでくるのを見た












しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】別れ……ますよね?

325号室の住人
BL
☆全3話、完結済 僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。 ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。

どうせ全部、知ってるくせに。

楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】 親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。 飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。 ※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。

転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!

音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに! え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!! 調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。

変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話

ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。 βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。 そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。 イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。 3部構成のうち、1部まで公開予定です。 イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。 最新はTwitterに掲載しています。

なんでも諦めてきた俺だけどヤンデレな彼が貴族の男娼になるなんて黙っていられない

迷路を跳ぶ狐
BL
 自己中な無表情と言われて、恋人と別れたクレッジは冒険者としてぼんやりした毎日を送っていた。  恋愛なんて辛いこと、もうしたくなかった。大体のことはなんでも諦めてのんびりした毎日を送っていたのに、また好きな人ができてしまう。  しかし、告白しようと思っていた大事な日に、知り合いの貴族から、その人が男娼になることを聞いたクレッジは、そんなの黙って見ていられないと止めに急ぐが、好きな人はなんだか様子がおかしくて……。

お客様と商品

あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)

勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話

バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん< 山野 石郎 >改め【 イシ 】 世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中・・俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない< 覗く >という能力だけ。 これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。 無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。 不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

処理中です...