ことこと煮込んだら

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そ、そんなに見るもんなの?怖いんですけど…

ぎこちなく体を隠しながらタオルを巻いて服を脱ぐと、アタリがゆっくりと立ち上がり、一緒に入ろうと言ってきた

なら最初からガラス張りの向こうから舐める様に見てないで一緒に入ると言ってくれた方が良かった

一緒に入りたいわけでもないんだけども

「夜須、タオルなんていらないよ?ほら、貸して」

「いや、タオルないと落ち着かないし、俺はこれでいいよ!気にしないで?」

ぐいぐいと体に巻いたバスタオルを引っ張られ、抵抗する

アタリは何も隠さず堂々と真っ裸で浴室に入ってきた

チラリとアタリを見ると、同い年ながら腹筋も割れているし、腕も筋肉が綺麗についていて、アタリの美貌も相まって彫刻や美術史でも見ているような気になる

自分の少しぷよついている腹肉を摘んで、運動しようと決意した

「夜須、何回も言わさないで貸して?行儀悪いよ?」

「うっ…恥ずかしいんだよ…」

蚊が鳴くような声で俯きながら答えると、乱暴な手つきでタオルを取られた

慌てて隠しながら、しゃがんで体を隠すとアタリは面白そうに舌なめずりしながら俺を見たあと、シャワーを浴び始めた

な、なんか余裕だな…

恥ずかしがっているのが逆に恥ずかしくなってきて、そろりと立ち上がり湯船のお湯をかけようとしていると、ぐいっと腕を引かれてアタリに背中から覆われるように腕を回される

驚いて振り解こうとするけれど、力が強くて脚まで脚で固定されてしまった

強いシャワーの水流を浴びながら、無言の攻防が続いたが、耳朶を食まれながら胸を揉まれ乳首を爪でカリカリと引っ掛れる

「洗ってあげるよ。夜須、大人しくして」

はぁはぁと息遣いが荒くなっていくなか、アタリがシャワーを止めボディソープを手に取り、泡立てから素手で直接肌に塗り込むように触ってくる

泡のぬるぬるした感触と、アタリの大きな手が乳首を掠めるたびに体がピクンと動く

「あれ?ここ何かある…硬くなってきてるね…」

囁きながら、乳首を執拗に指を滑らせキュと摘んだりされて声が漏れる

「…あ、やめて…やめて…」

アタリの肩に後頭部を乗せて首を振る

「なんでやめて?洗ってるだけだよ?ほら、夜須ちゃんとして…」

ぬるぬると乳首をせめながら、お尻にちゅーと何か液体を入れられて暴れたけれどアタリに押さえつけられて何度かトイレに連れて行かれ、また洗われて、ぐったりして暴れる気力もなくなってきた時に再びお尻に液体を何か入れられた

「まえ、前触って、触って…アタリ、触って…」

勃ち上がった前は無視されて、ひたすら洗われるもどかしさに強請ると、お尻にずりずりとアタリの巨大なペニスを擦り付けられる

「触ってあげたら、交尾していい?交尾していいなら、触ってあげる。交尾したい」

交尾ってこないだしたみたいなことだよな?シャワーを浴びすぎて茹だった頭で考える

「だ、だめだよ、しちゃいけないって…」

「嫌だ。する!夜須、していいって言うまで乳首とお尻だけ触る。」

「あっ、あ、駄目だってぇ!!」

乳首とお尻だけの刺激で射精してしまい、体をぶるぶる震わせながら、はー、はー、と息を荒げる

「触ってないのに、いったね?湯船に入ろう?」

アタリの膝に乗せられて体を触られながら、湯船に浸かる

アタリにもたれると、首を吸いながら再び指が乳首を執拗に刺激し始める

「も、やだ、乳首ばっかり、やだぁ…触って、ちんちん、触ってよ…」

「んー?ちんちんは、ちんぽ嵌めないと触らないよ?夜須、どうするの?僕は可愛い夜須のお尻と乳首をいじめられたら、それでもいいんだよ?」

お尻の穴に宛てがわれているアタリの勃起したペニスは存在を主張するようにお尻の穴に少し入ろうとしては出ていく

あの時の快楽を思いだして体が震えた

「触って、いれていい、いれていいから、触ってよぉ…」

「いいの?子供だから駄目とか、もう我儘言わない?」

「言わないぃ、触って、あ゛あ゛っ!!ひ、ひっ、ひぃ…」

一気に巨大なペニスを突き入れられ、お尻の縁が目一杯に広がるくらいの圧迫感と射精感が体を駆け巡る

前立腺をごりごりと押しつぶしながら、体が逃げないように抱きしめられ、チャプチャプと水面を波打たせながら腰を進められる

「あ、触ってぇ…まえ、扱いて…あぁっ…」

「こら、喜んで腰ふりふりしないの。焦らした分、体で償ってよ?」

ずんずんと中を暴かれる快楽と、乳首だけを刺激されて前を触ってもらえない切なさにアタリの手を取り、無理矢理、自分のちんこを触らせる

「しご、扱いてぇ、あっ、あ、ん、アタリ、アタリ…」

「雌のくせに、ちんこでいくなんて…必要ないでしょ?お尻だけでいく練習しないと」

ぐりぐりと腰を押し付けられて、中をいじめられて泣きながら首を振る

「や、なか、いや…ああっ、ぎっ、ひぃ、ひっ、ああっ」

「中が嫌?よがってる癖に。ほら、あっ、またいって…あー、あ、お湯汚して、夜須は堪え性がないね。ほら、ベッドにいこ?」

繋がったまま立ち上がられ浴室を出て、おなざりにバスタオルで拭かれベッドに連れて行かれる

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