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しおりを挟む喉がからからに熱い
砂漠の中で一滴の水を求めるかのように目の前の滑った舌を舐め取り、夢中で絡める
頭の中は霞がかかったかのように、靄がかかり思考を結ばない
ただ、目の前の何かを渇望する
身体が触れられるたび、熱を帯び気持ちよさに飛び上がりそうなくらいびくびくと身体を震わせる
清順の舌も指も触れる全てが気持ちいい
「ん、んぅ…もっと、もっと…清順、清順…ずっと、ずっと好きだった…大好き…」
清順の頬を撫でながら泣きながら三宜が言う
三宜は皇帝に今夜抱かれると思っていた
死ぬほど嫌だけれど、死ぬ気で我慢しようと思っていたのだ
それなのに、こんなに幸せでいいのだろうか
恋焦がれた清順の腕に抱かれ、あまつさえ優しく扱われながら触れられる
ラットを起こしそうなのを我慢しながら触れてくる清順は禁欲的で、美貌を額に汗を流す姿にぞくぞくする
「煽らないで…優しくしたいのに…」
指先に力がこもったのを皮切りに、清順は三宜の首筋に顔を埋め深く吸い込む
「……清順様、はやく、早く欲しいです…」
何が欲しいのかわからないまま口にする三宜の腰を優しく清順は掴み引き上げる
三宜の下半身に擦り付けられる巨大なブツに三宜はどきどきした
清順は三宜の耳を舐めながら、執拗に胸に手を這わせ、三宜が身を震わせた乳首を撫でながら摘む
やわやわと揉まれながら、前を触られると声が漏れた
ここからどうなるんだろう?
あれを入れると聞いているけれど、あんなに大きなモノ、本当に入るんだろうか
確かにオメガの本能か三宜の意に反して、そこは濡れそぼり、簡単に入ってしまいそうだけれど
清順は三宜の脚を持ち上げると、ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めて指を入れ、何時間も弄られた
その間に、あまりの快楽に喘ぎが悲鳴になるころ、何度も三宜がやめてくれと懇願を始めたときに、清順が指を抜き、のしかかってきた
「三宜、いれてもいい?」
甘えるような清順の声に喜びを感じる
しかし、同時に言い知れない恐怖も感じた
なぜこんなにも不安になるのだろう
「入れたら、噛むよ。三宜、三宜をちょうだい」
清順の言葉に頷く
目の色を変えて、本性を現した清順は、微笑みながら腰を進め、圧迫感のあるそれを一気に突き入れてきたのだった
「ひぃ、ひぃ、だめ、なか、だめ!」
逃げようとする三宜を何度も引き戻し、首に噛みつきながら、腰を揺する
乳首に吸い付き、舐めながら、笑いながら清順はパンパンと腰を叩きつけ、ぐちゅぐちゅと何度も捏ねながら腰を回す
「なか、気持ちいい?すごい…気持ちいい…わかる?三宜…中、喜んでるよ」
悲鳴のように泣き叫ぶ三宜は泣き疲れて、もう清順のなすがままになっていた
番契約の快楽は凄まじく、何度も組み敷かれ、頭を押さえつけられ、過ぎた快楽を何度も与えられる
番契約までしてしまい、皇帝の輿入れの、この先の運命は極刑しかないだろう
でも、それでも三宜は清順が欲しかった
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