完結⭐︎龍人様の番

66

文字の大きさ
上 下
66 / 68

番外編SS イア視点

しおりを挟む

龍王様の番の儀式は盛大に行われ、三日三晩宴会が続いた

幸せそうな龍王様と亜貴様は祝福され手を取り合っていた

色々あった、お二人なので幸せになってほしいというか、亜貴様に自由はないので自動的に幸せになるだろう

番の噛み跡が落ち着くようにカンパーニュ様の健診も欠かしていないようだし

ホーイさんはクリマさんとの間に五つ子ちゃんが出来たそうで、絶対に浮島には戻ってこないように、お伝えした

本当はユティエル家の手先で亜貴様を陥れたので、本来斬首なのですが、それで亜貴様が忘れなくなったら困るという理由で流刑で済んだのだ

捕まった穴熊ちゃん2匹は奴隷に落ちたけれどクマさんとブールさんと仲良くしてるみたい

残りの穴熊ちゃん達はカンパーニュ様と一緒にお手伝いとして残り、何人かは医師を目指すそう

ユティエル家はお取り壊し、ただリース様は穴熊ちゃんと逃走したよう

亜貴様が不安にならないよう緘口令が敷かれたけれど、私は多分大丈夫だと思う

実は私はリース様が逃げる日に、目撃してしまったのだ

医局の穴熊ちゃん達がやけにキュイキュイ騒ぐので、後をつけていくと穴熊獣人の青年が穴熊ちゃん達に囲まれてリース様を迎えに来たのを

そして、リース様は泣きながら青年に飛びついて幸せそうに、牢を出て行ったのを

だから、リース様はこれ以上なにかするとも思えないから見て見ぬふりをした

これから私は亜貴様のサポートをしていかないとならない

「イア!これクルルーシュカが欲しがってたんだけど…どうかな?作ってみたんだけど…喜ぶかな?」

「亜貴様に貰うなら何でも喜びそうですけど」

不器用に編まれたて首飾りに微笑む

このまま穏やかな時間が流れて行くのを、私は見守るのだろう

end
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美形×平凡の子供の話

めちゅう
BL
 美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか? ────────────────── お読みくださりありがとうございます。 お楽しみいただけましたら幸いです。

僕の幸せは

春夏
BL
【完結しました】 恋人に捨てられた悠の心情。 話は別れから始まります。全編が悠の視点です。 1日2話ずつ投稿します。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

俺の彼氏は俺の親友の事が好きらしい

15
BL
「だから、もういいよ」 俺とお前の約束。

僕はお別れしたつもりでした

まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!! 親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。 ⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。 大晦日あたりに出そうと思ったお話です。

愛する人

斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
「ああ、もう限界だ......なんでこんなことに!!」 応接室の隙間から、頭を抱える夫、ルドルフの姿が見えた。リオンの帰りが遅いことを知っていたから気が緩み、屋敷で愚痴を溢してしまったのだろう。 三年前、ルドルフの家からの申し出により、リオンは彼と政略的な婚姻関係を結んだ。けれどルドルフには愛する男性がいたのだ。 『限界』という言葉に悩んだリオンはやがてひとつの決断をする。

処理中です...