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龍王様の寝所※弱
しおりを挟むそうは言ってもクルルーシュカと鉢合わせは嫌なので、早く帰りたい
シーツを伸ばすだけだから申の刻までは、まだまだ時間あるし大丈夫だろう
クルルーシュカも、もしかしたら会いたくないかもしれないし
カードキーを切って中に入ると、一斉に開いた扉にビビりながら中に入っていく
前来た時は余裕もなかったので驚きながら巨大な扉を潜り、恐る恐るクルルーシュカの寝所に向かう
豪華な調度品や見下ろしてくる石像に圧迫感をおぼえながら、部屋の前に着いたので緊張してカードキーを切り、中に入る
誰もいない静かな部屋に拍子抜けしたというか、安堵したというか残念な気持ちになった
清潔に洗われたシーツが部屋の真ん中にあるベッドに置かれていて、広げてベッドにシーツをかけていく
皺にならないように引っ張り丁寧に整えていると、後ろから急に羽交締めにされて、ベッドに押さえつけられる
「ひっ!なに!?な、ぐっ!」
後ろから体重をかけられ、背中のジッパーを開けられ、大きな手が体を這い回る
「やめっ…ちょっ…!!」
スカートをまさぐられ、パンツを下ろされて肌が粟立った
クルルーシュカだよな?クルルーシュカならいいけど、クルルーシュカ以外だったら…クルルーシュカなら、こんな乱暴にするかな?
頭の中は混乱中で、ずりずりとベッドを這い上がりながら、何とか相手の顔を見ようとするも力が強くて、とうとう腕を縛り上げられ腹にクッションをいれられて尻を撫で回される
いつにない乱暴で性急な手つきに、不安が大きくもたげる
クルルーシュカじゃ、ないかもしれない
それだけで、体を這い回る大きな手が気色悪く、恐怖に感じる
ぎゅっと乳首を摘まれて、短い悲鳴を上げる
クルルーシュカじゃない
首にかかる荒い息に恐怖が襲い、涙が出てくる
「やだ、いや、く、クルルーシュカ!クルルーシュカ、たすけて!」
えぐえぐ泣きながら、枕に顔を押さえつけられ抵抗するように脚をばたつかせていると、相手の手の力が緩む
「ごめんね、怖かった?ああ…亜貴、泣き顔…可愛い…」
ひっくり返されて、クルルーシュカが唇を合わせてくる
禁欲的なクルルーシュカの目が興奮で潤み、欲情しているのがわかる
「な、く、クルルーシュカ…ちゅ、んぅ」
安堵に体の力が抜けていく
貪るように唇を合わせ、舌を絡ませながら、脚の間に体を割り込ませてくる
「はぁ、穴熊のメイドさん可愛い…ベッドで可愛くお尻振って…誘ってるかと思った」
メイド服を引っ張り、乳首に吸い付きながら、撫で回していたお尻の手を穴に這わせて、ゆっくり縁を撫でる
「怪我してるのに…こんなにひくひくして…すぐ気持ちよくしてあげるからね」
レロっとお尻を舐められて、飛び上がるぐらい驚いた
ぴちゃぴちゃと舐めるクルルーシュカは、スカートの中に入って、お尻を舐めてくる
「あぁっ、やめっ…!ちょっ、き、汚い、く、クルルーシュカ!」
舌を差し込みながら、やわやわと睾丸を撫でられて冷や汗がふきだす
少し爪を立てたりされながら、反応した前も扱かれ、呆気なくスカートの中に精を放つ
羞恥のせいで体中真っ赤になりながら、涙目でクルルーシュカを睨むと、鐘の音が鳴り響く
「申の刻だよ。亜貴」
笑いながら再びのしかかってくるクルルーシュカを不思議に思いながら見ていると、大きな扉がどんどん閉まっていく
「えっ?あれ?」
最後の扉が閉まるとクルルーシュカが耳朶を舐めながら、乳首をいじくる
「申の刻になると扉が全部閉まって朝まで開かないんだ」
クルルーシュカの言葉に跳ね起きて、扉に縋り、開けようと叩いたり左右に引こうとしたりしたがビクともしない
廃棄されたのに、さらにまだ体を弄ばれるのだろうか?たちが悪い
「一回捕まるごとに一回犯していいってことにしようか?亜貴」
ゆっくり背後から近づいてくるクルルーシュカに、じりじりと距離をとりながら後退る
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