首輪のわ

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言葉を切ったのは部屋の入り口に誰かのつま先が見えたからだった

何の変哲もない黒い靴下を眺めながら、恐怖からゆっくりと視線を上げていく

嫌味なまでに長い脚に、なんとなく色気が漂う上半身に、いつまで経っても見慣れない美貌の顔が乗っかっていた

神宮寺は凄い美形なので全く表情がないと人形めいて見える

ごっそり表情を失った顔は血の気まで引いているように見える

黙っている神宮寺に、俺は恐慌状態になった

「なっ!?はっ!?い、い、いつから!?戮、いつからいたの!!?」

泣きそうになりながら叫ぶと、神宮寺はにっこりと寒々しいまでの笑顔を見せる

「…本当、奈津は俺への責任だけ取ってくれたらいいから…て所からかな。あ、どうぞ?続けて?」

全く笑っていない神宮寺の目に怖気が走り、そろそろと奈津の上から体を起こすと、奈津は神宮寺の背中に回り、怖かった!とか叫んでる…のを神宮寺が凄まじい視線で黙らせる

俺は何となくベッドの上で両手を上げて首を振った

フェロモンがダメになっていると思っていたけれど、ダメになっていないならば、これは本当にマズい

「えーと、何だっけ?ちょっとぐらい慰めてくれても?だったかな?しぃちゃん?」

涙目になっている俺の目の前に神宮寺は膝をつき語りかけてくる

ぶるぶる震える俺を神宮寺は黙って抱えあげると、奈津を一瞥して部屋を出た

そしてそのまま神宮寺の部屋に直行する

恐怖で戦慄く俺に、神宮寺は優しい手つきで頭を撫でてきた

「しぃちゃんの、いるかなぁ?」

神宮寺は優しい手つきのまま、股間を撫でてきて、ヒェッと悲鳴を飲み込む

いるかなぁ?必要か必要でないのかを聞いてきているとしたら心底恐ろしい

神宮寺には前科があるので、答えを間違えたら明日にはコレは存在しなくなるだろう

「い…いる……」

「そうかなぁ?お尻だけでイケるし、コレのせいであんな事したくなるんじゃないかな?」

あくまで優しい手つきで制服を脱がされたが、俺は気づいたら全裸で股間を押さえたまま泣きじゃくっていた

「しない、もぅしないぃ…」

強引に両手を掴まれ、神宮寺の容赦ない狂気じみた視線が股間に注がれる

「でも、お約束も守れなかったんだから…今だって嬉しそうに勃たせて…あ、そうだ。コレで遊びたかったなら良いものがある」

そう言って神宮寺が手にして持ってきたものは、透明なオナホと細いピンのような何かだった

いそいそと体を押さえつけられ、神宮寺に勃起を擦られながらピンを小さな穴に突き立てられる

抵抗しようと、小さく神宮寺を叩いたがびくともしなかった

そのまま器用な手つきでオナホにローションを注ぎ込むと、被せてくる

「コレも、後ろも、俺以外に使わないってお約束できるまで、頑張ろうね?」

涙目で不安に揺れる俺に神宮寺は壮絶に色っぽく笑ってのしかかってくる
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