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しおりを挟む次に意識が戻ったのは、神宮寺に口移しで水を飲まされた時だった
喉を通る冷たい水に、急に不安と恐怖がないまぜになり心を苛む
もうどれぐらい時間が経ったのかわからないくらい繋がっている
卑猥な言葉も言わされたし、射精が出来ないようにされた時に、もう抵抗せずに神宮寺に一途になるよう誓わされもした
しかし、今日は神宮寺の様子がおかしい
口元から覗く牙にラット状態に入ったのかと薄ら思う
「孕め、孕め…ん、しぃちゃん…可愛い…」
耳元で言われた言葉に、うっとりとしている神宮寺の胸板を押す
「や、やだ、孕みたくないっ、孕みたくない!」
急に暴れ出した紫苑の頭を押さえ、神宮寺は乱暴に腰を揺する
ぱちゅぱちゅと淫靡な水音にもがきながら必死に逃げようとする
「孕め、何回も中出ししたのに、孕まないつもりか?」
項を舐められ、ぞくりとする
「う、うぁ、あ!やだぁ…孕まない、孕みたくないよぉ…」
乳首を捏ねられ、項には神宮寺の牙が突き立てられる
「ああああああ!嫌だっ、嫌だぁ…!助け、助けてっ!奈津!奈津!」
熱い痛みと神宮寺は首に噛みついたまま腰を腕で持ち上げて快楽を追う突き上げを容赦なしに叩きつけてくる
泣きながら、最奥に射精されて、また両腕を取られ、後ろから何度も犯される
何度も首に噛みつかれ、神宮寺は楽しむようにヒートに身を任せている
番契約が結ばれてしまった以上、神宮寺が紫苑の唯一の番だ
泣きながら何度も揺すぶる神宮寺を恨めしく思いながら、まだまだ終わりそうにない発情に身を任せたのだった
。
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