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第一章
9 フェイルの過去とカリーの決意
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翌朝、カリーは昨日の事もあり、なんとなく姉と顔を合わせるのが気まずく思う。
しかし、どう考えてもあれは八つ当たりであり、自分が悪いとわかっていた為、素直に謝ろうと一階に降りていった。
下に降りると、姉はいつもと同じように、キッチンで朝食の準備をしている。
しかしいざ姉の近くに行くと、なんて言葉をかければいいかわからない。
その場でモジモジしながら、料理をしているバンバーラをただ見つめることしかできなかった。
その姿はさながら、悪い事をした小さい子供が素直にごめんなさいを言えずにマゴマゴしている状況に似ている。
しかしその時、たまたま振り返ったバンバーラは、カリーが後ろにいる事に気付いてしまった。
「あら、起きたのね。もう少し待ってね、あとちょっとで朝ごはんできるから。」
まるで昨日の事が無かったかのように、いつもと変わらない調子の姉。
しかも、ちゃんと謝ろうと思っていたにも関わらず、先に声を掛けられてしまい、謝るタイミングを逸する。
だが、姉の態度に後ろめたさを強めてしまったカリーは、必死に声を絞り出して謝罪した。
「あ、あぁ。えっと……姉さんごめん。」
「ん? なんか言った? もうちょっとだから待ってね。ほら、先に椅子座ってて。」
どうにか出す事ができた謝罪の言葉も、料理の音にかき消されてしまう。
なんともバツが悪いカリーであるが、とりあえず言われた通りテーブルの前の椅子に黙って座る事にした。
そしてしばらくすると、バンバーラは朝食が盛られた皿を持って椅子に座る。
「はいできた! ハムエッグとパン。サラダもあるわよ!」
「あ、ありがとう……。それと昨日はごめん。」
「なによぉ。らしくないじゃない。別にあたしは気にしてないわよ? むしろ、いつも大人ぶって可愛げのない弟が子供らしい癇癪(かんしゃく)起こして安心したくらいだわ。でもね、もし謝るならフェイルさんに謝りなさい。あの人がカリーをここまで運んでくれたんだからね。」
少し落ち着いた事で、再度カリーは謝罪を口にするも、どうやら姉のバンバーラはその事を全く気にしていなかったようだ。
むしろ、そういった子供のような反応に目を細めて嬉しそうにすらしている。
「わかってるよ……。ただ、あの時は、悔しくて……恥ずかしくて……。」
「いいじゃない、悔しくても、恥ずかしくても。普通はそういう思いを沢山して人は成長して強くなっていくのよ。あんたはね、少しませ過ぎなのよ。」
そういって、カリーの頭を撫でるバンバーラ。
普段ならその手を弾くところだが、図星過ぎて何も言えずそのままでいた。
「……あいつ。なんであんな強いのに、自分で弱いとか言ってるんだろ……。」
ふと、フェイルが言っていた事を思い出す。
普通に考えれば嫌味にしか聞こえないセリフだが、あの時のフェイルの声には何か決意を感じた。
そう、まだまだ強くならなければならないという強い決意が。
「あぁ……。まぁいっか。あのね、絶対本人には言っちゃだめだよ?」
すると、バンバーラは一瞬何かを悩んだ素振りを見せながらも話し始める。
「ん?」
「あの人はね、実は勇者なの。そして初陣で仲間や家族全員を殺されて、国そのものが滅ぼされてしまったのよ、魔族にね。」
「……え!? じゃあなんであいつは……生きてるんだ?」
「それはね、国があの人に人類の未来を託して他の国に魔法で送ったからよ。あの人は今でもその時に力が無かったこと……そして国も家族も守れなかった事を悔やんでいたわ。」
「…………。」
「だからね、あの人は二度と大切なものを失わない為、色んな国を渡り歩いて、それこそ死ぬ思いで魔族と戦い続けて今に至るのよ。」
カリーは、フェイルの過去を聞いて絶句する。
そしてあの時、大切なものを守れないという言葉は本人の経験だったと気付いた。
軽く聞いただけでも、それがどれだけ壮絶な状況であるかカリーは理解する。
「でも他国に送られたのは、勇者だけじゃないだろ? 仲間も当然いるんだよな?」
「ん~ん。いないわ。フェイルさんの国で生き残ったのは彼一人。そしてその後の旅で、一応何人も仲間は出来たらしいけど、その仲間達も激しい戦いの中で全員死んでしまったらしいわ。だから……彼……仲間はもう連れないらしいの。仲間を守る力がないのに、仲間を作る気はないんだって。」
その言葉に耳を疑うカリー。
いくら勇者が強いと言っても、魔王軍相手に単独でどうにかできるわけがない。
「馬鹿な! いくら勇者でもそんなの無謀過ぎるだろ! ていうか、なんで姉さんはそんな事知ってるんだよ?」
「ん~、そりゃあ姉さんは情報通だからね! って嘘、本人がギルドマスターに色々報告しているのを盗み聞きしただけ。てへ。だって気になるじゃなぁい。まぁそんな訳でギルドマスターも根気強く仲間を斡旋しようとしていたけど、断られていたわ。」
おどけるように盗み聞きをしていた事を話すバンバーラ。
しかし、カリーはただただ一点のみを見つめて考えていた。
そして理解する。
「そっか……。そう言う事かよ。だからあいつは……。」
「こら!! あいつとか言ったら失礼でしょ!! そんな事よりも、ご飯食べたらさっさとフェイルさんに謝りに行きなさい。昨日の話だと、彼、もうすぐこの国を出て行くわよ。」
「……え?? まじかよ!! わかった、じゃあダッシュで飯食う! ありがとう、姉さん!」
「うんうん、素直でよろしい。じゃあご飯食べたら直ぐに行ってらっしゃい!」
カリーはフェイルに合わせる顔がないのを承知で、朝食の後、直ぐに家を飛び出した。
カリーは決めた。
なんとしてでもフェイルと一緒に旅に出ようと。
自分が大切な者を守れるほど強くなるには、フェイルしかいない。
本当の意味で強くなる為に彼の下で沢山の事を学ばなければならない。
それは、カリーの中に初めて生まれた強い感情……
人、それを向上心と言う。
しかし、どう考えてもあれは八つ当たりであり、自分が悪いとわかっていた為、素直に謝ろうと一階に降りていった。
下に降りると、姉はいつもと同じように、キッチンで朝食の準備をしている。
しかしいざ姉の近くに行くと、なんて言葉をかければいいかわからない。
その場でモジモジしながら、料理をしているバンバーラをただ見つめることしかできなかった。
その姿はさながら、悪い事をした小さい子供が素直にごめんなさいを言えずにマゴマゴしている状況に似ている。
しかしその時、たまたま振り返ったバンバーラは、カリーが後ろにいる事に気付いてしまった。
「あら、起きたのね。もう少し待ってね、あとちょっとで朝ごはんできるから。」
まるで昨日の事が無かったかのように、いつもと変わらない調子の姉。
しかも、ちゃんと謝ろうと思っていたにも関わらず、先に声を掛けられてしまい、謝るタイミングを逸する。
だが、姉の態度に後ろめたさを強めてしまったカリーは、必死に声を絞り出して謝罪した。
「あ、あぁ。えっと……姉さんごめん。」
「ん? なんか言った? もうちょっとだから待ってね。ほら、先に椅子座ってて。」
どうにか出す事ができた謝罪の言葉も、料理の音にかき消されてしまう。
なんともバツが悪いカリーであるが、とりあえず言われた通りテーブルの前の椅子に黙って座る事にした。
そしてしばらくすると、バンバーラは朝食が盛られた皿を持って椅子に座る。
「はいできた! ハムエッグとパン。サラダもあるわよ!」
「あ、ありがとう……。それと昨日はごめん。」
「なによぉ。らしくないじゃない。別にあたしは気にしてないわよ? むしろ、いつも大人ぶって可愛げのない弟が子供らしい癇癪(かんしゃく)起こして安心したくらいだわ。でもね、もし謝るならフェイルさんに謝りなさい。あの人がカリーをここまで運んでくれたんだからね。」
少し落ち着いた事で、再度カリーは謝罪を口にするも、どうやら姉のバンバーラはその事を全く気にしていなかったようだ。
むしろ、そういった子供のような反応に目を細めて嬉しそうにすらしている。
「わかってるよ……。ただ、あの時は、悔しくて……恥ずかしくて……。」
「いいじゃない、悔しくても、恥ずかしくても。普通はそういう思いを沢山して人は成長して強くなっていくのよ。あんたはね、少しませ過ぎなのよ。」
そういって、カリーの頭を撫でるバンバーラ。
普段ならその手を弾くところだが、図星過ぎて何も言えずそのままでいた。
「……あいつ。なんであんな強いのに、自分で弱いとか言ってるんだろ……。」
ふと、フェイルが言っていた事を思い出す。
普通に考えれば嫌味にしか聞こえないセリフだが、あの時のフェイルの声には何か決意を感じた。
そう、まだまだ強くならなければならないという強い決意が。
「あぁ……。まぁいっか。あのね、絶対本人には言っちゃだめだよ?」
すると、バンバーラは一瞬何かを悩んだ素振りを見せながらも話し始める。
「ん?」
「あの人はね、実は勇者なの。そして初陣で仲間や家族全員を殺されて、国そのものが滅ぼされてしまったのよ、魔族にね。」
「……え!? じゃあなんであいつは……生きてるんだ?」
「それはね、国があの人に人類の未来を託して他の国に魔法で送ったからよ。あの人は今でもその時に力が無かったこと……そして国も家族も守れなかった事を悔やんでいたわ。」
「…………。」
「だからね、あの人は二度と大切なものを失わない為、色んな国を渡り歩いて、それこそ死ぬ思いで魔族と戦い続けて今に至るのよ。」
カリーは、フェイルの過去を聞いて絶句する。
そしてあの時、大切なものを守れないという言葉は本人の経験だったと気付いた。
軽く聞いただけでも、それがどれだけ壮絶な状況であるかカリーは理解する。
「でも他国に送られたのは、勇者だけじゃないだろ? 仲間も当然いるんだよな?」
「ん~ん。いないわ。フェイルさんの国で生き残ったのは彼一人。そしてその後の旅で、一応何人も仲間は出来たらしいけど、その仲間達も激しい戦いの中で全員死んでしまったらしいわ。だから……彼……仲間はもう連れないらしいの。仲間を守る力がないのに、仲間を作る気はないんだって。」
その言葉に耳を疑うカリー。
いくら勇者が強いと言っても、魔王軍相手に単独でどうにかできるわけがない。
「馬鹿な! いくら勇者でもそんなの無謀過ぎるだろ! ていうか、なんで姉さんはそんな事知ってるんだよ?」
「ん~、そりゃあ姉さんは情報通だからね! って嘘、本人がギルドマスターに色々報告しているのを盗み聞きしただけ。てへ。だって気になるじゃなぁい。まぁそんな訳でギルドマスターも根気強く仲間を斡旋しようとしていたけど、断られていたわ。」
おどけるように盗み聞きをしていた事を話すバンバーラ。
しかし、カリーはただただ一点のみを見つめて考えていた。
そして理解する。
「そっか……。そう言う事かよ。だからあいつは……。」
「こら!! あいつとか言ったら失礼でしょ!! そんな事よりも、ご飯食べたらさっさとフェイルさんに謝りに行きなさい。昨日の話だと、彼、もうすぐこの国を出て行くわよ。」
「……え?? まじかよ!! わかった、じゃあダッシュで飯食う! ありがとう、姉さん!」
「うんうん、素直でよろしい。じゃあご飯食べたら直ぐに行ってらっしゃい!」
カリーはフェイルに合わせる顔がないのを承知で、朝食の後、直ぐに家を飛び出した。
カリーは決めた。
なんとしてでもフェイルと一緒に旅に出ようと。
自分が大切な者を守れるほど強くなるには、フェイルしかいない。
本当の意味で強くなる為に彼の下で沢山の事を学ばなければならない。
それは、カリーの中に初めて生まれた強い感情……
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