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第四部 サムスピジャポン編
48 天下無双 前編
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「……ん、んん!?」
道場の中央で横になっていたイモコは、意識が覚醒すると同時に目を開く。
イモコの目に映るは、高い天井。
その光景に、自分が気を失って倒れていた事に気付き、そして……絶望した。
「ま、負けたでござるか……。」
イモコがつぶやくと同時に、隣から声が返ってくる。
「ばぁぁか、まだ寝ぼけてるんかよ? いい加減おきねぇから、たたき起こそうと思っちまったぜ。」
そこに座っていたのは小次郎……つまり、イモコが最後に戦った相手だ。
その事実が、更にイモコの勘違いに拍車をかける。
「某は……某は負けてずっと眠っていたでござるか?」
「はぁ? てめぇふざけんなよ。忘れたとは言わせねぇぞ?」
小次郎はイモコの言葉に怒りを表した。
しかし小次郎が何に対して怒っているのかイモコにはわからない。
――故に謝った。
「すまないでござるよ……。」
「あぁん? なんだそりゃ。おめぇ、それは嫌味かこら? いい加減寝ぼけてんじゃねぇぞ?」
「そう言われても、某には何が何だかわからないでござるよ。」
イモコは更にイラつく小次郎を前に未だに困惑していると、小次郎が舌打ちをしながら話し始める。
「ちっ! おらぁ、あんまよぉ、つうかこんな事二度と自分で口にしたくねぇから、耳の穴かっぽじって聞けや。」
「わかったでござる」
その言葉に、素直に耳を傾けるイモコ。
「てめぇはな、この俺様に勝ったんだよ! クソ! なんで負けた俺がそんな事口にしなきゃなんねぇんだ。だがよぉ、そんな事よりもよぉ、俺様に勝ったてめぇがそんな面なのはもっと許せねぇぜ!」
口は悪いが、小次郎は正直に負けを伝えるとイモコは驚く。
それもそのはず。
イモコの意識は最後の途中にきれており、その状態で自分がどうやって勝ったのかなんてわからなかったからだ。
「そ、それはまことでござるか!? 某は、小次郎殿に勝ったでござるか!?」
「しつけぇな! 二度は言わねぇよ、おらぁ。それよりも体が治ったなら、さっさとおやっさんの所行ってこいや。」
「……体?」
そう言われてイモコは自分の体を確認する。
そして言われてみて初めて気づいた。
今の自分の体には、どこにも痛みが残っていない。
それどころか切れたはずの左耳すらくっついていた。
「これは……?」
「あぁん? そんなもん聞かなくてもわかんだろ? おやっさんが治したんだよ。」
そう言われて納得するイモコ。
神の一人であるスサノオ様であれば、不思議ではなかった。
「そうでござるか。小次郎殿……色々面倒をかけてすまなかったでござる。」
「だから謝るんじゃねぇよ。つうか、俺はよ……最高に楽しかったぜ! なんならもう一回やるか?」
さっきまで機嫌が悪かった小次郎が突然上機嫌になると、危険な事を口にする。
イモコは別に戦闘狂ではないので、必要なく戦いたくはない。
ましてや、相手は自分より格上だ。
それにそんな時間もない。
「そ、それは遠慮するでござる。某にはやらねばならぬことがある故。」
「ばぁか、冗談だ。ならさっさと行ってこいや。」
小次郎にそう急かされてイモコは立ち上がると、神棚の下にいるスサノオのところに向かった。
神棚の下では、スサノオが目を閉じながら立っている。
「スサノオ様。遅くなって申し訳ないでござる。」
イモコが声を掛けるとスサノオの目が開き、イモコを見つめた。
「ふむ。魂が回復したようであるな。まずは、おめでとうと言わせてもらう。先の戦い、誠に見事であった。」
「ははっ! ありがたき幸せ!」
イモコは即座に頭を下げて礼を言う。
「よい、面を上げよ。それで、そなたはこれで二人目の試練到達者となった。率直な今の気持ちを述べよ。」
「はっ! 更に強くなれることに喜びを感じているでござる。」
スサノオの問いに即答するイモコ。
普通なら、「嬉しい」「まさか自分が」「夢みたいだ」等と口にしてもおかしくはないのだが、イモコは違った。
その答えにスサノオの頬が緩む。
「ふ……ふふ……ふははは! まことにそなたは面白い。そうか、そうであるな。流石はこの試練を乗り越えただけはある。」
スサノオは愉快そうに笑っていると、イモコは真剣な目で確認した。
「それで、某は試練に合格という事でよろしいでござるか?」
「既に我はその答えは告げておる。イモコ……いや到達者よ。」
その言葉を聞き、イモコはここにきてやっと自身が試練を乗り越えた事を実感する。
「では、某を転職させていただけるでござるな?」
「その通りだ。今日よりそなたは、侍ではなく天下無双である。というよりは、既にそなたは新しい職業に変わっておるぞ。」
そう言われてイモコは自分の職安カードを確認した。
大野 芋狐(イモコ) 職業 天下無双 レベル1
ちから 200
体力 100
すばやさ 150
知力 50
うん 50
「変わっているでござる! それにステータスも……強い!?」
イモコはそのステータスを見て驚く。
レベルが1にもかかわらず、ステータスは99レベルの時と変わらない。
いや、むしろ50位増えているのに気付いた。
「ふむ、気付いたか。長くなるが、少し説明するからよく聞くがよい。」
そういってスサノオは天下無双について説明を始める。
まず初めに、サムスピジャポンでは転職をするとステータスがリセットされるのだが、天下無双については例外らしい。
レベルは1になるが、ステータスは引き継ぎ。
更には、レベル99以降にも多く修行をつんだ者は、初期ステータスにボーナスが入る。
今回の場合、サクセスとの旅でのレベルカンスト後の戦闘と、この場所での100人斬りによってステータスにボーナスが入ったという事。
次にスサノオが話したのは、天下無双になると今後レベルの上限が無いという事だった。
当然レベルを上げれば上げる程、レベルアップに必要な経験値も爆上がりするが、今後は99レベルを超えてもステータスは上がり続ける。
ただし、カリーやシロマのように、1レベル上がるごとに上昇能力値が3倍となる事はなく、今までと変わらない。
以上が天下無双についての、ステータス関連の説明だった。
それを聞いたイモコはあまりの凄さに溜息をつく。
「……凄いでござるな。」
「ふむ。だが、それも全て自分次第よ。次にそなたに二つアイテムを授ける。一つはそなたが持ってきた神刀マガツカミ。そしてもう一つはこれである。」
そう言って、スサノオは刀の他に小手をを取り出した。
「これは?」
「ふむ、そなたの為に我が作った神の防具であるぞ。これは百人組手の報酬と思え。では、受け取るがよい。」
イモコはスサノオからその小手を受け取るとそのステータスを確認する。
【修羅の小手】 レアリティ1
防御力 45
スキル 力+100 修羅
イモコは、その防具のとてつもない強さに驚くと同時に疑問が浮かんだ。
「この修羅というのは何でござるか?」
「ふむ。それは、そなたがここで見せた力を補助するスキルである。全身の気を集中させた状態になった時、防御力が半減するかわり、力と素早さが2倍になるものよ。」
「ま、まことでござる!? それは凄まじいスキルでござる!」
イモコはあまりの衝撃に小手を落としそうになった。
「ふむ、その通りだ。故にそれは1日に1度しか使えぬ。さらに言えば、効果時間は3分だ。」
「十分でござるよ! それがあれば、ウロボロスとの戦いで役に立つでござる。」
時間制限こそあれ、あまりに規格外な力を持つスキル。
それがあれば、今後の戦いでいざという時に役に立てるかもしれないと思う。
しかし、スサノオはウロボロスという名を聞いて、少しだけ声が下がるのだった。
道場の中央で横になっていたイモコは、意識が覚醒すると同時に目を開く。
イモコの目に映るは、高い天井。
その光景に、自分が気を失って倒れていた事に気付き、そして……絶望した。
「ま、負けたでござるか……。」
イモコがつぶやくと同時に、隣から声が返ってくる。
「ばぁぁか、まだ寝ぼけてるんかよ? いい加減おきねぇから、たたき起こそうと思っちまったぜ。」
そこに座っていたのは小次郎……つまり、イモコが最後に戦った相手だ。
その事実が、更にイモコの勘違いに拍車をかける。
「某は……某は負けてずっと眠っていたでござるか?」
「はぁ? てめぇふざけんなよ。忘れたとは言わせねぇぞ?」
小次郎はイモコの言葉に怒りを表した。
しかし小次郎が何に対して怒っているのかイモコにはわからない。
――故に謝った。
「すまないでござるよ……。」
「あぁん? なんだそりゃ。おめぇ、それは嫌味かこら? いい加減寝ぼけてんじゃねぇぞ?」
「そう言われても、某には何が何だかわからないでござるよ。」
イモコは更にイラつく小次郎を前に未だに困惑していると、小次郎が舌打ちをしながら話し始める。
「ちっ! おらぁ、あんまよぉ、つうかこんな事二度と自分で口にしたくねぇから、耳の穴かっぽじって聞けや。」
「わかったでござる」
その言葉に、素直に耳を傾けるイモコ。
「てめぇはな、この俺様に勝ったんだよ! クソ! なんで負けた俺がそんな事口にしなきゃなんねぇんだ。だがよぉ、そんな事よりもよぉ、俺様に勝ったてめぇがそんな面なのはもっと許せねぇぜ!」
口は悪いが、小次郎は正直に負けを伝えるとイモコは驚く。
それもそのはず。
イモコの意識は最後の途中にきれており、その状態で自分がどうやって勝ったのかなんてわからなかったからだ。
「そ、それはまことでござるか!? 某は、小次郎殿に勝ったでござるか!?」
「しつけぇな! 二度は言わねぇよ、おらぁ。それよりも体が治ったなら、さっさとおやっさんの所行ってこいや。」
「……体?」
そう言われてイモコは自分の体を確認する。
そして言われてみて初めて気づいた。
今の自分の体には、どこにも痛みが残っていない。
それどころか切れたはずの左耳すらくっついていた。
「これは……?」
「あぁん? そんなもん聞かなくてもわかんだろ? おやっさんが治したんだよ。」
そう言われて納得するイモコ。
神の一人であるスサノオ様であれば、不思議ではなかった。
「そうでござるか。小次郎殿……色々面倒をかけてすまなかったでござる。」
「だから謝るんじゃねぇよ。つうか、俺はよ……最高に楽しかったぜ! なんならもう一回やるか?」
さっきまで機嫌が悪かった小次郎が突然上機嫌になると、危険な事を口にする。
イモコは別に戦闘狂ではないので、必要なく戦いたくはない。
ましてや、相手は自分より格上だ。
それにそんな時間もない。
「そ、それは遠慮するでござる。某にはやらねばならぬことがある故。」
「ばぁか、冗談だ。ならさっさと行ってこいや。」
小次郎にそう急かされてイモコは立ち上がると、神棚の下にいるスサノオのところに向かった。
神棚の下では、スサノオが目を閉じながら立っている。
「スサノオ様。遅くなって申し訳ないでござる。」
イモコが声を掛けるとスサノオの目が開き、イモコを見つめた。
「ふむ。魂が回復したようであるな。まずは、おめでとうと言わせてもらう。先の戦い、誠に見事であった。」
「ははっ! ありがたき幸せ!」
イモコは即座に頭を下げて礼を言う。
「よい、面を上げよ。それで、そなたはこれで二人目の試練到達者となった。率直な今の気持ちを述べよ。」
「はっ! 更に強くなれることに喜びを感じているでござる。」
スサノオの問いに即答するイモコ。
普通なら、「嬉しい」「まさか自分が」「夢みたいだ」等と口にしてもおかしくはないのだが、イモコは違った。
その答えにスサノオの頬が緩む。
「ふ……ふふ……ふははは! まことにそなたは面白い。そうか、そうであるな。流石はこの試練を乗り越えただけはある。」
スサノオは愉快そうに笑っていると、イモコは真剣な目で確認した。
「それで、某は試練に合格という事でよろしいでござるか?」
「既に我はその答えは告げておる。イモコ……いや到達者よ。」
その言葉を聞き、イモコはここにきてやっと自身が試練を乗り越えた事を実感する。
「では、某を転職させていただけるでござるな?」
「その通りだ。今日よりそなたは、侍ではなく天下無双である。というよりは、既にそなたは新しい職業に変わっておるぞ。」
そう言われてイモコは自分の職安カードを確認した。
大野 芋狐(イモコ) 職業 天下無双 レベル1
ちから 200
体力 100
すばやさ 150
知力 50
うん 50
「変わっているでござる! それにステータスも……強い!?」
イモコはそのステータスを見て驚く。
レベルが1にもかかわらず、ステータスは99レベルの時と変わらない。
いや、むしろ50位増えているのに気付いた。
「ふむ、気付いたか。長くなるが、少し説明するからよく聞くがよい。」
そういってスサノオは天下無双について説明を始める。
まず初めに、サムスピジャポンでは転職をするとステータスがリセットされるのだが、天下無双については例外らしい。
レベルは1になるが、ステータスは引き継ぎ。
更には、レベル99以降にも多く修行をつんだ者は、初期ステータスにボーナスが入る。
今回の場合、サクセスとの旅でのレベルカンスト後の戦闘と、この場所での100人斬りによってステータスにボーナスが入ったという事。
次にスサノオが話したのは、天下無双になると今後レベルの上限が無いという事だった。
当然レベルを上げれば上げる程、レベルアップに必要な経験値も爆上がりするが、今後は99レベルを超えてもステータスは上がり続ける。
ただし、カリーやシロマのように、1レベル上がるごとに上昇能力値が3倍となる事はなく、今までと変わらない。
以上が天下無双についての、ステータス関連の説明だった。
それを聞いたイモコはあまりの凄さに溜息をつく。
「……凄いでござるな。」
「ふむ。だが、それも全て自分次第よ。次にそなたに二つアイテムを授ける。一つはそなたが持ってきた神刀マガツカミ。そしてもう一つはこれである。」
そう言って、スサノオは刀の他に小手をを取り出した。
「これは?」
「ふむ、そなたの為に我が作った神の防具であるぞ。これは百人組手の報酬と思え。では、受け取るがよい。」
イモコはスサノオからその小手を受け取るとそのステータスを確認する。
【修羅の小手】 レアリティ1
防御力 45
スキル 力+100 修羅
イモコは、その防具のとてつもない強さに驚くと同時に疑問が浮かんだ。
「この修羅というのは何でござるか?」
「ふむ。それは、そなたがここで見せた力を補助するスキルである。全身の気を集中させた状態になった時、防御力が半減するかわり、力と素早さが2倍になるものよ。」
「ま、まことでござる!? それは凄まじいスキルでござる!」
イモコはあまりの衝撃に小手を落としそうになった。
「ふむ、その通りだ。故にそれは1日に1度しか使えぬ。さらに言えば、効果時間は3分だ。」
「十分でござるよ! それがあれば、ウロボロスとの戦いで役に立つでござる。」
時間制限こそあれ、あまりに規格外な力を持つスキル。
それがあれば、今後の戦いでいざという時に役に立てるかもしれないと思う。
しかし、スサノオはウロボロスという名を聞いて、少しだけ声が下がるのだった。
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