39 / 397
第一部 サクセス編(改稿版)
38 膝枕とフェロモン
しおりを挟む
現在俺達は、アバロンから北西側にある、いにしえの塔に向かっている。
今回はスピード勝負であることから馬車は使わず、足の速い馬を二匹に借りて走っていた。
ちなみにリーチュンの馬にはイーゼが、俺の馬にはシロマが乗っている。
馬は二人づつ乗せて走っているが、それでも馬車より断然速い。
この分なら、今日の日付が変わる頃には着くはずだ。
「サクセス! 顔色が悪いわ。本当に大丈夫?」
隣で併走するリーチュンは、俺の様子を見て心配する。
それもそのはず。
俺は昨夜から寝ずに現在まで強行しているのだ。
いくら体力値が200オーバーの俺でも、眠気と体力が限界に近い。
だが今はそんな弱音を吐いている時ではなかった。
遅くなればなるほど逃げられる可能性がある。故に俺は止まらない。
「あぁ、頭痛はするがまだ大丈夫だ。このまま急ぐぞ。」
俺が強がりながらもそう言うと、俺の後ろに座っているシロマが俺の頭を軽く小突いた。
「サクセスさん、朝に言いましたよね? もっと私達を頼って下さい。だからサクセスさんの意見は却下です。少し休憩しましょう。馬も休みなしで走れば動けなくなります。」
シロマに言われて今朝の事を思い出す。
俺は、またはき違えるところだった……。
「すまないシロマ。わかった。じゃあ、その先に見える岩場で少し休もう。」
「うん! アタイ、先に行って安全を確認してくるね! サクセスはゆっくり来て。」
リーチュンはそう言うと、馬に鞭を入れて速度を上げ、一気に岩場に向かって走っていく。
しばらくして、俺の馬も岩場までたどり着くと、既にそこには石で囲まれた安全地帯が作られていた。
先に到着したイーゼが、ストーンウォールを使って、簡易的な休憩所を作ったようだ。
それを見て、シロマもすぐさまホリフラムを唱えて結界を張る。
「一時間程休憩しましょう。サ、サクセスさんは……こちらに来て少し寝てください……。」
シロマはそういうと、自分の膝の上を恥ずかしそうに指しながら言った。
「えっ?」
俺は一瞬、シロマが何言っているかわからなかった。
こちらってどちら?
ま、まさか……ひざまくら!?
突然積極的になったシロマの言動に、俺は戸惑う。
「あ、あまり肉付きはよくないと思いますが、石の上よりは柔らかいはずです。それに、少しだけ疲れを和らげる魔法も使えますから……。」
どうやら、シロマも大分無理をしているようだ。
テンパっているのがよくわかる。
そこまでして俺を……くそ可愛いな。
「ちょっとシロマ! アンタはサクセスの後ろに乗ってたんだから、次はアタイの番よ! アタイが膝枕するわ!」
「そうですわ、自分でもおっしゃってますが、私の膝の上の方がサクセス様もゆっくり休めますわ。」
リーチュンとイーゼがシロマの行動に異議を申し立てると、イーゼはローブの裾を捲って、俺にその魅惑的な足を見せつけた。
ムラムラするからやめてほしい。
まだ俺は……抜けてないんだ……。
賢者に転職するまで待ってくれ!
「アンタは黙ってなさい、この変態! またサクセスに悪戯するつもりでしょ!」
「あなたこそ、そんなカチカチの足じゃサクセス様を満足させられませんわ。私なら熟睡できる魔法も使えますし、どう考えても私が適任ですわ。」
俺の膝枕を巡って、美少女達による三すくみの戦いが始まる。
なんと羨ましい光景だ。
できるなら俺は、その戦いを見守っていたい。
でも今はそんな余裕はない。
だから、俺の答えは既に決まっている。
「みんなありがとう。でも時間がない。シロマ、迷惑かけるけどよろしく頼む。」
俺はそう言うとシロマのところに行って、シロマの膝の上に頭を置いた。
これで三人の争いは終わる。シロマWINだ。
「アタイだって……役に立ちたいもん……。」
それを見てリーチュンは悲しく呟いた。
どうやら今朝の事をまだ引きずっているらしい。
リーチュンは何も悪くないんだけどな。
「俺は、リーチュンが元気な姿を見せてくれるだけでいつも元気をもらってる。それにこの後、いにしえの塔まではノンストップで向かうから、ここから塔までは、俺をリーチュンの後ろに乗せてくれ。俺はリーチュンの後ろなら安心して休める。だから頼りにしてるぞ。」
俺がそう言うと、リーチュンの顔がぱぁっと明るくなった。
「わかったわ! みんな聞いたわね? ここからはサクセスがアタイの後ろね。」
「サクセス様がそうおっしゃるのであれば異存はありませんわ。でもシロマさん、30分経ったら私と膝枕を代わって下さらない? 私もサクセス様の寝顔を間近で見たいですわ。」
「それは構いませんが……わかりました。約束ですものね。」
しぶしぶ、シロマはそれを認める。
約束?
どうやら昨日の女子会で何かルールができたらしい。
それが何か気になるが、今はそんな事よりもこの膝枕だ。
俺は、躊躇なくシロマの柔らかい太ももに顔を埋める。
体と精神は疲れているのに、シロマの太ももの間から香るフェロモンの匂いに、息子だけが全快した。
既に完全体になっている。
これぞまさに疲れマ〇。
悶々と興奮していると、目が冴えてしまった。
まずいな、このままじゃ休めない。
そう思った時、シロマが何か呪文を唱える。
シロマの手が魔法の光を帯びると、その手が俺の頭を優しく撫でた。
それはとても気持ちがよく、心の奥から安らいでいく。
だが、俺の性欲はそんな事では収まらない。
安らぎ以上に、ムラムラが半端ないのだ。
俺の本能がシロマの太ももと秘密のデルタ―ゾーンを堪能しろと叫ぶ。
だが、同時に早く休めと叫ぶ奴もいる。
今日もまた天使と悪魔による激しい戦いを繰り広げていた。
俺が悶々としていると、今度は、突然イーゼの呪文が聞こえてくる。
「ラリパッパ。」
なんじゃそのイカレた名前の魔法は!
と思うもつかの間、その呪文が聞こえた瞬間、俺は急激な睡魔に襲われた。
その魔法は眠り魔法であり、疲れていた俺には一発で成功する。
もう少し……。
もう少し堪能……させ……てくれよ……。
そして俺は深い眠りにつくのであった。
今回はスピード勝負であることから馬車は使わず、足の速い馬を二匹に借りて走っていた。
ちなみにリーチュンの馬にはイーゼが、俺の馬にはシロマが乗っている。
馬は二人づつ乗せて走っているが、それでも馬車より断然速い。
この分なら、今日の日付が変わる頃には着くはずだ。
「サクセス! 顔色が悪いわ。本当に大丈夫?」
隣で併走するリーチュンは、俺の様子を見て心配する。
それもそのはず。
俺は昨夜から寝ずに現在まで強行しているのだ。
いくら体力値が200オーバーの俺でも、眠気と体力が限界に近い。
だが今はそんな弱音を吐いている時ではなかった。
遅くなればなるほど逃げられる可能性がある。故に俺は止まらない。
「あぁ、頭痛はするがまだ大丈夫だ。このまま急ぐぞ。」
俺が強がりながらもそう言うと、俺の後ろに座っているシロマが俺の頭を軽く小突いた。
「サクセスさん、朝に言いましたよね? もっと私達を頼って下さい。だからサクセスさんの意見は却下です。少し休憩しましょう。馬も休みなしで走れば動けなくなります。」
シロマに言われて今朝の事を思い出す。
俺は、またはき違えるところだった……。
「すまないシロマ。わかった。じゃあ、その先に見える岩場で少し休もう。」
「うん! アタイ、先に行って安全を確認してくるね! サクセスはゆっくり来て。」
リーチュンはそう言うと、馬に鞭を入れて速度を上げ、一気に岩場に向かって走っていく。
しばらくして、俺の馬も岩場までたどり着くと、既にそこには石で囲まれた安全地帯が作られていた。
先に到着したイーゼが、ストーンウォールを使って、簡易的な休憩所を作ったようだ。
それを見て、シロマもすぐさまホリフラムを唱えて結界を張る。
「一時間程休憩しましょう。サ、サクセスさんは……こちらに来て少し寝てください……。」
シロマはそういうと、自分の膝の上を恥ずかしそうに指しながら言った。
「えっ?」
俺は一瞬、シロマが何言っているかわからなかった。
こちらってどちら?
ま、まさか……ひざまくら!?
突然積極的になったシロマの言動に、俺は戸惑う。
「あ、あまり肉付きはよくないと思いますが、石の上よりは柔らかいはずです。それに、少しだけ疲れを和らげる魔法も使えますから……。」
どうやら、シロマも大分無理をしているようだ。
テンパっているのがよくわかる。
そこまでして俺を……くそ可愛いな。
「ちょっとシロマ! アンタはサクセスの後ろに乗ってたんだから、次はアタイの番よ! アタイが膝枕するわ!」
「そうですわ、自分でもおっしゃってますが、私の膝の上の方がサクセス様もゆっくり休めますわ。」
リーチュンとイーゼがシロマの行動に異議を申し立てると、イーゼはローブの裾を捲って、俺にその魅惑的な足を見せつけた。
ムラムラするからやめてほしい。
まだ俺は……抜けてないんだ……。
賢者に転職するまで待ってくれ!
「アンタは黙ってなさい、この変態! またサクセスに悪戯するつもりでしょ!」
「あなたこそ、そんなカチカチの足じゃサクセス様を満足させられませんわ。私なら熟睡できる魔法も使えますし、どう考えても私が適任ですわ。」
俺の膝枕を巡って、美少女達による三すくみの戦いが始まる。
なんと羨ましい光景だ。
できるなら俺は、その戦いを見守っていたい。
でも今はそんな余裕はない。
だから、俺の答えは既に決まっている。
「みんなありがとう。でも時間がない。シロマ、迷惑かけるけどよろしく頼む。」
俺はそう言うとシロマのところに行って、シロマの膝の上に頭を置いた。
これで三人の争いは終わる。シロマWINだ。
「アタイだって……役に立ちたいもん……。」
それを見てリーチュンは悲しく呟いた。
どうやら今朝の事をまだ引きずっているらしい。
リーチュンは何も悪くないんだけどな。
「俺は、リーチュンが元気な姿を見せてくれるだけでいつも元気をもらってる。それにこの後、いにしえの塔まではノンストップで向かうから、ここから塔までは、俺をリーチュンの後ろに乗せてくれ。俺はリーチュンの後ろなら安心して休める。だから頼りにしてるぞ。」
俺がそう言うと、リーチュンの顔がぱぁっと明るくなった。
「わかったわ! みんな聞いたわね? ここからはサクセスがアタイの後ろね。」
「サクセス様がそうおっしゃるのであれば異存はありませんわ。でもシロマさん、30分経ったら私と膝枕を代わって下さらない? 私もサクセス様の寝顔を間近で見たいですわ。」
「それは構いませんが……わかりました。約束ですものね。」
しぶしぶ、シロマはそれを認める。
約束?
どうやら昨日の女子会で何かルールができたらしい。
それが何か気になるが、今はそんな事よりもこの膝枕だ。
俺は、躊躇なくシロマの柔らかい太ももに顔を埋める。
体と精神は疲れているのに、シロマの太ももの間から香るフェロモンの匂いに、息子だけが全快した。
既に完全体になっている。
これぞまさに疲れマ〇。
悶々と興奮していると、目が冴えてしまった。
まずいな、このままじゃ休めない。
そう思った時、シロマが何か呪文を唱える。
シロマの手が魔法の光を帯びると、その手が俺の頭を優しく撫でた。
それはとても気持ちがよく、心の奥から安らいでいく。
だが、俺の性欲はそんな事では収まらない。
安らぎ以上に、ムラムラが半端ないのだ。
俺の本能がシロマの太ももと秘密のデルタ―ゾーンを堪能しろと叫ぶ。
だが、同時に早く休めと叫ぶ奴もいる。
今日もまた天使と悪魔による激しい戦いを繰り広げていた。
俺が悶々としていると、今度は、突然イーゼの呪文が聞こえてくる。
「ラリパッパ。」
なんじゃそのイカレた名前の魔法は!
と思うもつかの間、その呪文が聞こえた瞬間、俺は急激な睡魔に襲われた。
その魔法は眠り魔法であり、疲れていた俺には一発で成功する。
もう少し……。
もう少し堪能……させ……てくれよ……。
そして俺は深い眠りにつくのであった。
0
お気に入りに追加
290
あなたにおすすめの小説
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
何かと「ひどいわ」とうるさい伯爵令嬢は
だましだまし
ファンタジー
何でもかんでも「ひどいわ」とうるさい伯爵令嬢にその取り巻きの侯爵令息。
私、男爵令嬢ライラの従妹で親友の子爵令嬢ルフィナはそんな二人にしょうちゅう絡まれ楽しい学園生活は段々とつまらなくなっていった。
そのまま卒業と思いきや…?
「ひどいわ」ばっかり言ってるからよ(笑)
全10話+エピローグとなります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる