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余談章 キャラクター確認
キャラクター確認 味方勢力①
しおりを挟む前書き
自分で企画しといて何ですが、キャラクター解説ばかりで少々飽きてきました。
本来は敵勢力も3回ぐらいに分けて投稿しようと思っていましたが……中には解説されても誰得?って敵キャラが居ますし……もしかしたら飛ばして本筋に戻るかもしれません。
黒 染「なん……ですとぉぉ……!? 嗚呼ァァーー!?」
ブイズ「おいおいマジか……俺様の出番はどうすんだよ!」
ヴァレオーレ「ぅもうっ! 失礼しちゃうわねぇ!」
『沛国』の主な人物、3名
『王洋西』
剣合国北方に隣接する沛国の君主。
平和をこよなく愛する仁者であり、隣国との戦争を回避する為に苦心している。
第28話「沛国の老君」にて登場。凱旋するナイト達を城下まで出迎えに現れた。
妻は既に亡く、子供にも恵まれなかった為、正式な後継者はいない。
姉の王周は剣合国に嫁ぎ、ナイトの祖父であるゲンガの妻となった。
彼女は、とある理由で早世したナイトの母に代わって彼を養育し、その人格に多大な好影響を与えた。
それもあって王洋西は、ナイトを息子、ナイツを孫の様に想っており、自分の死後は国を譲ろうと考えている。
徐々に体が弱り、直近の登場回 190話「王洋西の仮説」では、死期すら感じさせた。
博識豊かな人物でもあり、涼周の謎についてを独自の見解で推測した。
『オバイン』
沛国軍の「知」を担う将軍。政務・外交に於いて、王洋西の補佐を行う。
第21話「沛国軍の知勇」で登場。侵攻してきた律聖騎士団に対し、カタイギやフォンガンと連携して迎撃に当たった。
俗に言う「聲の魔人」であり、魔力を込めた激励によって味方を奮わせる支援型。この人種には、集団戦による勝利を狙う用兵家が多く、必然的に粘り強い戦いが可能となる。
ナイトに当てられる形で羽目を外すカタイギを、口を酸っぱくして窘めている。
『カタイギ』
沛国軍の「勇」を担う将軍。軍事を得意とし、沛国軍に威厳をもたらそうと尽力する。
オバイン同様に、第21話「沛国軍の知勇」で登場。
律聖騎士団の老隊長・馬延に猛攻を仕掛けて多大な損害を与え、続く夜襲作戦では第三波として突入し、連合軍を勝利へ導いた。
兵達の鑑となるべく、常に率先して行動する積極性や、先頭に立って突撃する勇気に溢れており、王洋西とは別の要素を以て、沛国兵達の心を掌握している。
刀身の幅が太く、柄の短い朴刀を武器に用いる。
魔力の適性はあるものの、技としての昇華や、魔法としての使用には至っておらず、主に身体強化の術として使っている模様。
『飛刀香神衆とレトナ国』の主な人物、2名
『飛影』
飛刀香神衆の先代当主。飛昭、飛蓮らの父親。剣合国軍とは停戦関係を貫いていた。
4章 59話「猛将二人の出会い」の冒頭で起きた「カイヨー民三分の二殺し」と言われる大虐殺の最中、カイヨー城へ侵入した承土軍に惨殺された為、作中では既に故人。
慎重にして用心深い、且つ保守的な人物とされる。
娘の飛蓮をトーチュー騎軍に嫁入りさせる事で婚姻同盟を結び、古くからの関わりをより強固なものにしようと考えていた。
『バイザー』
レトナ国の君主。同国はシンシャク川を挟んでカイヨーの北東に位置し、梅朝から見れば南東に当たる。心角郡の南隣。
剣合国と友好関係にあったものの、カイヨーの惨劇に続く遜康防衛戦で援軍を差し向ける余力がなく、その隙を突かれる形で衡裔に攻め落とされた。
バイザーは承土軍によって捕縛された後に処断され、彼の弟のオルマも戦死している。
『心角郡』の主な人物、3名
『ヤグゥ』
テンベイ軍の本拠地・嘯桂樹海の外部、北側一帯を守る将。
第116話「降将・ヤグゥ」にて登場。前線集落の陥落に伴い、部下達から説得される形で、輝士隊・涼周連合軍に降伏した。
気が弱く、前線指揮官としては向かないものの、参謀としての素質があり、提案した樹海侵入策はナイツから大いに評価された。
テンベイ軍が滅亡し、心角郡も完全に平定された後は、剣合国軍の将となって同地の守備を任されている。
『ラジョウ』
嘯桂樹海の北側入口を担う集落の一つ、烈菜の長。
第117話「烈菜集落懐柔」で登場。交橋防衛戦で捕虜となっていた烈菜兵の安否を知るや、集落を挙げて降伏を表明。輝士隊・涼周連合軍を樹海内部へと招いた。
ヤグゥ曰く「恩義に厚く、話の分かる人物」。
また、長年に亘って集落の長を務めていただけに、優れた弁舌能力と人望を持つ。
心角郡統治時代の魏儒父に仕えた経歴を持ち、彼等一族の亡命にも尽力した。
然し、当時の魏儒はまだ赤子であった為、その時の記憶はない。
『サイゲイ』
烈菜集落の先にあるホゥロ城の守将。元々はレトナ国内で山賊を営んでいたが、レトナ国軍に討伐された後、心角郡に亡命してテンベイから厚遇を受けた。
第116話「降将・ヤグゥ」にて存在が露となり、120話「敵援軍接近」で本格的に登場。ホゥロ城へ攻撃を仕掛ける輝士隊・涼周連合軍に対して籠城戦を指揮した。
テンベイに厚い忠誠を誓っていたが、ナイツの説得を受けて降伏。以後は心角郡守備の一翼を任される。
『マヤ家』の主な人物、4名
『マヤケイ』
精強無比な私兵軍を有する軍閥貴族・マヤ家の当主。8人兄妹の長男。
第133話「マヤ家当主の才能」にて登場。松国軍がマヤ家から輸入した武装を用いて、沛国軍を脅迫していた件について、沛国と剣合国に謝罪する形で義士城へ来城した。
内側では弟達や妹に愛を説き、マヤ家が義の銃士たらんと欲している。
外側では信頼できる良き勢力のみと取引を行い、徒に乱を招く軍勢は悪敵と捉える。
上記の事から分かる様に、マヤケイは内外問わず厳しい性格をしており、彼の抱く正義感がそのまま人を測る物差しとなっている。
22歳。父はマヤオウ。弟達は上から順に、マヤシィ、マヤメン、マヤスゥー、マヤベク、マヤルー、マヤトウ。末妹にはマヤトゥー。
因みに、マヤトゥーとは12歳差。
出身地はマヤ家の本拠地・グラルガルナ。
紅の戦衣と戦袍を身に纏い、役者も顔負けする程の美青年。
実際、彼に微笑みを向けられた涼周は、その美しさを前に頬を染めていた。
ナイト曰く「英雄の才」の持ち主。涼周曰く「にぃにと同じ」。
家柄故に、武器は様々な銃火器を用いるが、基本的には魔力装填式の長銃と小銃を、その時の状況に合わせて使い分けている。
魔力属性は烈火。マヤ家の人間は大半が火系統の属性を持つ。
判明している主な技は2つ。的確な魔弾の雨を敵に浴びせるものと、光線状の魔弾を前方に撃ち出すもの。
飛蓮救出作戦に於ける判断や、虐げられた者達の光となっている存在などが影響して、仁君の卵である涼周に強い関心と好意を持っている。
『マヤシィ』
マヤ家が誇る烈火の二番銃。家中随一の猛将として恐れられる一方、貴族らしからぬ気品の無さも併せ持つ好漢。
第134話「マヤ家の面々」にて存在が明らかとなり、191話「マヤ家の知将と猛将」にて、三男のマヤメンや妹のマヤトゥーと共に登場した。
兄を支え、マヤ家の武名を高める為に戦う。
口ではマヤケイが示す「慈愛の精神」を鬱陶しく思う発言をするものの、その実、マヤ家が義の銃士であるべきとの想いには強く共感している。
21歳。マヤケイの1つ下。家族構成はマヤケイを参照。兄妹揃ってグラルガルナ出身。
酒豪の卵ちゃんであるマヤトゥーと一際仲が良く、嬉々として彼女の成長に悪影響を及ぼしている。……及ぼして、マヤケイとマヤメンに叱られる。
ナイト以上の巨漢にして、世のボディービルダーが白旗を掲げて羨む程の筋肉を誇る。そしてその筋骨隆々な様を最大限魅せる為に、紅の軽装戦闘着を愛着し、はち切れんばかりの愛熱を今日も今日とて振り撒いていく。そう、彼はナイト同様の筋肉戦士なのだ。
また、顔には歴戦の傷痕が幾つもあり、瞳は燃える様な情熱が感じられる程に雄々しい。
反面、性不純な輩や、取るに足らない悪党に対しては、その者が如何に強かろうが何の興味も示さず、一転して冷めた言動を見せる。
大きな鎌状の刃を装着した魔力装填式金剛長銃を得物とし、大矛の要領で豪快に振り回す。
更には体術にも優れ、松国の暗殺隊長・盛霊を一蹴した。
更に更に、ノリや体現をそのまま攻撃にするという如何にもナイトっぽい荒業も可能。
マヤ家の中で一番最初に涼周の魔弾を拝見し、涼周の存在に絶大な興味を持った。
高所恐怖症につき、空軍の指揮は不可能。空路で行く任務については、他の兄弟へ流す。
『マヤメン』
マヤ家の三男。知謀を以てマヤケイを支える知将。内政と外交の名人としても知られる。
第58話「軍師の第一印象」にて存在が明らかとなり、191話「マヤ家の知将と猛将」にて、兄のマヤメンや妹のマヤトゥーと共に登場した。
マヤ家の繁栄と、勢力間の調和を目指している。
基本的には話術による問題解決を望むが、武力行使が必要だと判断した場合に限り、容赦ない実戦指揮を執る。
20歳。マヤシィから更に1つ下となるものの、精神年齢で言えば兄より上。
武官寄りの文官といった感じでの体格。決して弱くはないが、武に長けた将には劣る。
深紅の衣を身に纏い、垂れ目が特徴。
然し、穏やかな目に反して言動は厳しく、自他を律する事でマヤ家の質を保とうとする。
武器は銃剣の付いた小型二丁銃だが、主に護身用として備えているに過ぎず、基本的には巧みな用兵術と鋭い戦略眼で切り抜けてしまう。
魔力属性は火。個人としての戦闘力は、上二人の兄に大きく劣る。
柔軟な思考に欠けており、感情を抜きにした最善の策を優先する為、感情のみで動く涼周とは馬が合わない様子。涼周はマヤメンの事を「意地悪で頑固者」と称した。
また、マヤトゥー以外の女性を相手にすると、極度のあがり症が発現する。
『マヤトゥー』
マヤ家の末娘。兄達と行動を共にし、皆の良い所も悪い所も吸収していく――おいちょっと待て。
第133話「マヤ家当主の才能」にて登場。天然の魅力で涼周を口説く兄に対して、バスナと共に温かい目線を向けていた。
別段、何かを思って戦う訳ではなく、戦場に立つ兄達に従って参戦するのみ。
歳はナイツと同じ13歳。20歳になるまで禁酒と言われるナイツを余所に、彼の分まで酒を浴びる酒豪の卵ちゃん……お酒は20歳からです。
艶やかな長髪、薔薇の如く主張の激しい端正な顔、傾国の舞姫を連想させる大人びた体。
マヤケイ曰く「目の醒めるような美少女」である。ただし、喋らなければ。
気が軽い性格をしており、どちらかと言えば感情で動く事が多い。それは良くも悪くも、マヤシィの影響を受けていると言える。
武器は軽量化された歩兵銃。常に兄達の傍に居る為、前衛に出て戦う事はない。
適齢ではない為、魔力は開花していないが、兄譲りの才能がある。
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