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戀王国の仲間達
その身、想うならば
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戦場から離脱したナイト達は途中で別れた歩兵部隊と合流。張真・シュクーズ軍から追撃の気配がない事を確認した後に一息つく。
そこで死傷者の数を洗い出すのだが、于詮隊のそれは夥しい数だった。
シュクーズ隊追撃に移った七千の内、三千名が戦死を遂げ、残った四千名も無傷の者はいないといった有り様であり、それは全滅に近い半壊と言っても過言ではない。
ナイツ隊三千も半数近くが負傷しており、まともに戦える者は二千名を切っていた。
「…………弁明は致さん。俺を処罰する事で責任を果たせるなら、この首を取ってくれ」
「無駄だな。お前の首を刎ねたところで死んだ者達は生き返らん」
「その通り。生きて汚名をそそぐのだ」
ナイトと我昌明の叱責を前に、于詮は頭を垂れるしかできなかった。
「……父上、この敗戦は俺にも原因があります。張真隊の索敵を忘れ、敵将・シュクーズを甘く見て、引き際を見誤ったんです。……俺が于詮殿の方針に反して、撤退を開始した味方兵を呼び戻してしまったから……」
于詮の隣に立ったナイツも、自身の無様を悔やんで反省する。
ナイトは息子兄弟の無事を喜んで抱き締めたくなる気持ちを圧し殺し、父として非は非であると叱責する。
「……そうだな。お前は血気に逸り、勢い任せの戦をしてしまったのだ。特にお前は……自分が行く所には涼周もあるという事を、もっと意識せよ。…………友軍を助けて手柄を立てるのは良いことだが、先ずは万全を期した足場を作れ。その方が、お前には向いているぞ!」
「……はい。……すみません……」
父の叱咤激励を、ナイツは深く胸に刻む。
今回は張真がナイトの目に映る人物であったから良かったものの、これが覇攻軍のウォンデや黒染であったなら、自分も涼周も命はなかった。
弟を守る兄であるには、もっと強く、もっと多くの経験を得なければならないと。
「でも……無事で本当に良かったわ。次からは無茶は厳禁よ」
そしてナイツの心を癒す役は、やはり母であるキャンディだった。
大将という役割故に甘やかす事のできないナイトに代わり、彼女がナイツを抱き締める。
温かく、それでいて陽に満ちた雰囲気が、余裕の無かった戦闘から尾を引いて興奮状態にあるナイツの心身を、優しく溶かしていく。
父とは別のおふざけを以て理解に苦しむ言動を見せるキャンディだが、今の彼女は純粋に息子を想う母親そのものであった。
「……母上……すみません。……心配を……かけました」
「私の方もごめんなさいね。欧巴軍に出撃を要請してくると言っておきながら、彼等の協力を得られなかった。そうなった時点で、真っ直ぐ貴方達の許へ戻るべきだった」
キャンディによれば、欧巴軍も四日間に亘る守城戦により被害が甚大であり、欧巴や主力の兵は戦死。生き残った者は緊急徴兵された民兵ばかりだという。
「……では、欧巴軍は事実上の壊滅に……」
「嫡男の欧離殿が残軍を纏めているわ。ただ……その戦力は軍とは呼べない程になってしまったから、城を守るだけでも手一杯で、以降の作戦には参加できないそうよ」
「以降の作戦? ゲルファン王国軍を撃退するだけではないのですか?」
問い返すナイツに、次は我昌明が、次いでナイトが答える。
「少し状況が変わりましてな。我が国の軍が大々的に出陣したと知るや、この地の北隣でも民が武力蜂起を起こし、我等に保護を求めて参りました」
「撃退したシュクーズや張真の軍も、態勢を立て直し次第鎮圧に移る筈だ。俺達も方向を北に変え、直ちに現地入りを果たす必要がある」
戀王国軍が解放に乗り出せば、それに呼応する者達が出現する。
偏に、戀王国の信頼の高さとゲルファン王国の圧政の程度が知れる現象であった。
「何より、新たに助けを求めてきた反乱軍には長時間を耐えられる体力も城もない状態だ。急いで向かってやらねば、それこそ全滅の憂き目に遭ってしまうだろう」
「分かりました。早急に転進しましょう」
事情を知ったナイツは次の戦場へ急ごうと言うが、彼の熱意をナイトは拒む。
「……いや、息子兄弟と奥と于詮には、禹凝城の守備に就いてもらう。俺と我昌明の後続には、兼ねてからの作戦通りメスナと慾彭の本軍だ」
「……俺なら大丈夫です。まだ戦えます」
「ああ。お前に至ってはそうだろう。「俺なら」……な」
更なる経験を求めて従軍を望むナイツに対し、ナイトは涼周を示してやる。
諭す様な言動に従ったナイツが手を握っている弟を見れば、涼周は木彫りの兎人形を片手に抱いた状態で、辛うじて空元気を保っていた。
先の戦闘によるストレスが、ナイツの予想以上に涼周を疲弊させていたのだ。
「さっき言ったばかりだろ。お前の行く所に涼周もついてくる。そんなヨロヨロした弟を無理に連れていくのが、お前の戦いなのか?」
「…………そ、それは……。……なら涼周、ちょっとだけ母上と一緒に禹凝城で休んで……」
「ぅぅんぅ……! ぃや……にぃにと一緒、居る」
頑として聞き入れない涼周は、兄の邪魔である程にナイツに依存していた。
だがここで、涼周を無理に引き離したり連れていったりしないのが、ナイツであろう。
「…………分かったよ。じゃあ、一緒に居よう……!」
彼は自分の存在が必要とされる事に心のどこかで満足しており、それが為に涼周の我が儘に付き合ってあげる優しさを見せた。
そんな感情を知ってか知らずかナイトも微笑を浮かべ、キャンディに負傷兵の治癒と息子兄弟のお守りを、于詮に城の守りを託す。
そして本人と我昌明は手勢を率いて先を進み、反乱の火が上がった北隣の地・ナシュルクに急行した。
「戀王国にて、あの御方は同国を治めるナイトの仲間衆に出会った。
彼等は主に独立戦争を共にした者達で構成されており、癖の強い者達だったそうだ。
一切喋る事のない者、命日を利用して限定ケーキを販売する者、自分の体躯を熊と称しておきながら兎を目指す者、女と見違える女以上の美貌を持つ男などが主な例だ。
その中にあって斬撃烈士・于詮は、突出癖があるだけで比較的まともな人物もとい地味な存在と言える。
彼は旧ゲルファン王国から離反したギザ郡 禹凝城々主・欧巴の救援にむかったが、討伐軍の将・ヤマコーリの伏兵によって撃退された。尚、これがあの御方に於ける于詮戦歴の始めである。
敗戦の報が入り次第、あの御方を含むナイトや我昌明の援軍が第一陣として出陣する事となり、彼等の誘い出しによってヤマコーリの迎撃軍は夜襲に遭い撃破された。
副将のルコルは我昌明に討ち取られ、ヤマコーリは捕縛された後に戀王国へ護送。後述に記す虎壟水塞の陥落を経て、旧ゲルファン王国へと送還される。
勢いを得た于詮は兵の疲弊を余所にして進撃を強行。ナイトは二大英雄を後詰めに回すものの、禹凝城包囲から退いたシュクーズと加勢に駆けつけた張真軍の挟撃によって、戀王国の追撃軍は大敗した。
于詮を別の見方で見るならば、多くの兵を巻き込んだ敗戦をきたす突出癖が厄介な人物であろう。あの御方とナイツもそれによって危機に陥った所を、父母と我昌明によって救われた。
またこの時の戦にて、あの御方は旧ゲルファン王国軍の張真と出会った。
崩れ行く味方と圧倒的劣勢によって恐怖心を抱いたあの御方へ、敵である筈の張真が木彫りの兎を贈呈し、泣き止ましてくれたという。
あの御方は語りながら私と姫に対して、戦中に貰った兎を始めとした木彫り人形を大量に見せてきた。どれも精巧かつ可憐に作られた一品であり、張真の本業が将軍である事を疑問に思わせる程である。
そして、顔に花を咲かせ続けたあの御方のあれやこれやを聞いていて、その日の記録内容はこれだけとなってしまった」
そこで死傷者の数を洗い出すのだが、于詮隊のそれは夥しい数だった。
シュクーズ隊追撃に移った七千の内、三千名が戦死を遂げ、残った四千名も無傷の者はいないといった有り様であり、それは全滅に近い半壊と言っても過言ではない。
ナイツ隊三千も半数近くが負傷しており、まともに戦える者は二千名を切っていた。
「…………弁明は致さん。俺を処罰する事で責任を果たせるなら、この首を取ってくれ」
「無駄だな。お前の首を刎ねたところで死んだ者達は生き返らん」
「その通り。生きて汚名をそそぐのだ」
ナイトと我昌明の叱責を前に、于詮は頭を垂れるしかできなかった。
「……父上、この敗戦は俺にも原因があります。張真隊の索敵を忘れ、敵将・シュクーズを甘く見て、引き際を見誤ったんです。……俺が于詮殿の方針に反して、撤退を開始した味方兵を呼び戻してしまったから……」
于詮の隣に立ったナイツも、自身の無様を悔やんで反省する。
ナイトは息子兄弟の無事を喜んで抱き締めたくなる気持ちを圧し殺し、父として非は非であると叱責する。
「……そうだな。お前は血気に逸り、勢い任せの戦をしてしまったのだ。特にお前は……自分が行く所には涼周もあるという事を、もっと意識せよ。…………友軍を助けて手柄を立てるのは良いことだが、先ずは万全を期した足場を作れ。その方が、お前には向いているぞ!」
「……はい。……すみません……」
父の叱咤激励を、ナイツは深く胸に刻む。
今回は張真がナイトの目に映る人物であったから良かったものの、これが覇攻軍のウォンデや黒染であったなら、自分も涼周も命はなかった。
弟を守る兄であるには、もっと強く、もっと多くの経験を得なければならないと。
「でも……無事で本当に良かったわ。次からは無茶は厳禁よ」
そしてナイツの心を癒す役は、やはり母であるキャンディだった。
大将という役割故に甘やかす事のできないナイトに代わり、彼女がナイツを抱き締める。
温かく、それでいて陽に満ちた雰囲気が、余裕の無かった戦闘から尾を引いて興奮状態にあるナイツの心身を、優しく溶かしていく。
父とは別のおふざけを以て理解に苦しむ言動を見せるキャンディだが、今の彼女は純粋に息子を想う母親そのものであった。
「……母上……すみません。……心配を……かけました」
「私の方もごめんなさいね。欧巴軍に出撃を要請してくると言っておきながら、彼等の協力を得られなかった。そうなった時点で、真っ直ぐ貴方達の許へ戻るべきだった」
キャンディによれば、欧巴軍も四日間に亘る守城戦により被害が甚大であり、欧巴や主力の兵は戦死。生き残った者は緊急徴兵された民兵ばかりだという。
「……では、欧巴軍は事実上の壊滅に……」
「嫡男の欧離殿が残軍を纏めているわ。ただ……その戦力は軍とは呼べない程になってしまったから、城を守るだけでも手一杯で、以降の作戦には参加できないそうよ」
「以降の作戦? ゲルファン王国軍を撃退するだけではないのですか?」
問い返すナイツに、次は我昌明が、次いでナイトが答える。
「少し状況が変わりましてな。我が国の軍が大々的に出陣したと知るや、この地の北隣でも民が武力蜂起を起こし、我等に保護を求めて参りました」
「撃退したシュクーズや張真の軍も、態勢を立て直し次第鎮圧に移る筈だ。俺達も方向を北に変え、直ちに現地入りを果たす必要がある」
戀王国軍が解放に乗り出せば、それに呼応する者達が出現する。
偏に、戀王国の信頼の高さとゲルファン王国の圧政の程度が知れる現象であった。
「何より、新たに助けを求めてきた反乱軍には長時間を耐えられる体力も城もない状態だ。急いで向かってやらねば、それこそ全滅の憂き目に遭ってしまうだろう」
「分かりました。早急に転進しましょう」
事情を知ったナイツは次の戦場へ急ごうと言うが、彼の熱意をナイトは拒む。
「……いや、息子兄弟と奥と于詮には、禹凝城の守備に就いてもらう。俺と我昌明の後続には、兼ねてからの作戦通りメスナと慾彭の本軍だ」
「……俺なら大丈夫です。まだ戦えます」
「ああ。お前に至ってはそうだろう。「俺なら」……な」
更なる経験を求めて従軍を望むナイツに対し、ナイトは涼周を示してやる。
諭す様な言動に従ったナイツが手を握っている弟を見れば、涼周は木彫りの兎人形を片手に抱いた状態で、辛うじて空元気を保っていた。
先の戦闘によるストレスが、ナイツの予想以上に涼周を疲弊させていたのだ。
「さっき言ったばかりだろ。お前の行く所に涼周もついてくる。そんなヨロヨロした弟を無理に連れていくのが、お前の戦いなのか?」
「…………そ、それは……。……なら涼周、ちょっとだけ母上と一緒に禹凝城で休んで……」
「ぅぅんぅ……! ぃや……にぃにと一緒、居る」
頑として聞き入れない涼周は、兄の邪魔である程にナイツに依存していた。
だがここで、涼周を無理に引き離したり連れていったりしないのが、ナイツであろう。
「…………分かったよ。じゃあ、一緒に居よう……!」
彼は自分の存在が必要とされる事に心のどこかで満足しており、それが為に涼周の我が儘に付き合ってあげる優しさを見せた。
そんな感情を知ってか知らずかナイトも微笑を浮かべ、キャンディに負傷兵の治癒と息子兄弟のお守りを、于詮に城の守りを託す。
そして本人と我昌明は手勢を率いて先を進み、反乱の火が上がった北隣の地・ナシュルクに急行した。
「戀王国にて、あの御方は同国を治めるナイトの仲間衆に出会った。
彼等は主に独立戦争を共にした者達で構成されており、癖の強い者達だったそうだ。
一切喋る事のない者、命日を利用して限定ケーキを販売する者、自分の体躯を熊と称しておきながら兎を目指す者、女と見違える女以上の美貌を持つ男などが主な例だ。
その中にあって斬撃烈士・于詮は、突出癖があるだけで比較的まともな人物もとい地味な存在と言える。
彼は旧ゲルファン王国から離反したギザ郡 禹凝城々主・欧巴の救援にむかったが、討伐軍の将・ヤマコーリの伏兵によって撃退された。尚、これがあの御方に於ける于詮戦歴の始めである。
敗戦の報が入り次第、あの御方を含むナイトや我昌明の援軍が第一陣として出陣する事となり、彼等の誘い出しによってヤマコーリの迎撃軍は夜襲に遭い撃破された。
副将のルコルは我昌明に討ち取られ、ヤマコーリは捕縛された後に戀王国へ護送。後述に記す虎壟水塞の陥落を経て、旧ゲルファン王国へと送還される。
勢いを得た于詮は兵の疲弊を余所にして進撃を強行。ナイトは二大英雄を後詰めに回すものの、禹凝城包囲から退いたシュクーズと加勢に駆けつけた張真軍の挟撃によって、戀王国の追撃軍は大敗した。
于詮を別の見方で見るならば、多くの兵を巻き込んだ敗戦をきたす突出癖が厄介な人物であろう。あの御方とナイツもそれによって危機に陥った所を、父母と我昌明によって救われた。
またこの時の戦にて、あの御方は旧ゲルファン王国軍の張真と出会った。
崩れ行く味方と圧倒的劣勢によって恐怖心を抱いたあの御方へ、敵である筈の張真が木彫りの兎を贈呈し、泣き止ましてくれたという。
あの御方は語りながら私と姫に対して、戦中に貰った兎を始めとした木彫り人形を大量に見せてきた。どれも精巧かつ可憐に作られた一品であり、張真の本業が将軍である事を疑問に思わせる程である。
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