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4月編
7話 余命宣告
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とある家の一室でアラーム音が鳴り響いている。
僕は未だにぼやけている視界でアラームが鳴っている携帯電話の画面を見た。
携帯の時刻は7時6分を表示している。
これは7時6分にセットしたアラームではなく、7時にセットしたアラームだ。
6分間も鳴らしぱなしだったのか……数週間前なら母親が怒鳴りこみながら部屋に入って来ただろうな。
そんなことを考えながらアラームを切る。
学校に行く準備を始めるため、重い体をとりあえず起こした。
今日は4月8日。僕は今日から晴れて高校1年生となる。
今日から高校生になるのかと思うと、希望半分と不安半分で複雑な気持ちに駆られる。
一人暮らしを始める時も同じ気持ちになったものだ。
朝食を食べ、一通りの片付けと準備を済ませ玄関に行く。
不安だった一人暮らしも今ではどうにかなっている。
高校生活もどうにかなるさ、そう自分に言い聞かせドアノブに手をかける。
その時、携帯電話から着信音がなった。
画面を見てみると見たことがないアドレスからで、[あと少しだけ待って家を出てください]ときていた。
僕は驚き周りを見渡す。
しかし、勿論人の気配は感じられない。
盗撮、盗聴……そんな言葉が頭の中に浮かんだ。
「ふぅ……」
僕は一旦深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
調べるのは後でいい。
このまま待っていたら間に合うものも間に合わなくなってしまう。
[ふざけるのも大概にしろよ]と返信し、家を出る。
家を出ると散った桜が風で舞い上がった。
いつもなら、綺麗な景色に感動し足を止めるところだが今の僕にそんな余裕はない。
僕は急いで学校に向かった。
今日で3回目の信号待ちだった。
僕は辺りを見渡す。
1.2回目の信号待ちも辺りを見渡した。
1.2回目は誰もこなかったが、今回は後ろからランドセルを背負った小さな男の子が近付いて来ていた。
男の子はまだ横断歩道から5mくらい離れている。
僕はすぐに男の子の方に向かった。
「聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「な、何ですか?」
男の子はビクビクしながら返事をする。
全然知らない高校生からいきなり話しをかけられたからか、明らかに不審がっている。
「ここにくる途中で鍵を見なかったか? 指輪のようなリングがついた鍵」
「見てないです……」
男の子はおどおどしながら応える。
「そうか……。家の鍵だからないと困るんだよなぁ……」
僕はいったい何をしているんだろうか……。
本当は鍵なんて落としていない。
僕はポケットを探って鍵を探す振りをする。
「おっ? ポケットの奥の方にあったわ。いやぁ、悪いな。呼び止めてしまって」
僕は鍵を出し、笑いながら言った。
そんな僕を見て男の子はポカンとしている。
僕は周りを見渡してみるも車は一切通っていない。
そうだよな……あんなのはただの戯言、少しでも信じた僕が愚かだった。
あぁ、全く、馬鹿馬鹿しい時間を過ごしてしまった。そう思った時だった。
すぐ後ろで大きな音がし、悲鳴が聞こえた。
背筋に冷たいものが走る。
後ろを振り返ると、横断歩道近くの電柱に車が突っ込んでいて、電柱が倒れていた。
校内に入り、クラス表を見ると僕のクラスは1年A組だった。
A組の教室に入ると、今日の朝の事故の話があちらこちらで聞こえる。
「おい、ゆっちゃん。朝の事故の話知ってるか?」
教室に入るやいなや、すぐに話しかけてきたのは、晴矢と同じく幼稚園からの長い付き合いである、八手 翔だった。
僕は彼のことを八手の八をもじって、はっちゃんと呼んでいる。
「おう、はっちゃん。まぁ、知ってるも何も目の前で起きたからな」
はっちゃんが大きく目を見開く。
「マジかよ! 神に感謝しないとだな!」
はっちゃんの神に感謝という言葉で僕はドキリとしてしまう。
「な、なんで?」
「そりゃあ、だってもし少しタイミングが悪けりゃあ、ゆっちゃんが死んでたかもしれないじゃねぇか。きっと普段の行いがいいから神が救ってくれたんだな」
「ははっ……どうだかな……」
あながち、神が救ってくれたというのは間違いではないかもしれない。
しかし、今思えば、なんで神は僕に事故の事を教えたんだ?
誰かのために犠牲になったから救ってくれたのなら、他の誰かのために死んだ人達とかはどうなる?
「なんか、この近くで事故があったみたいだな」
そんな事を考えているといつの間にか晴矢が隣にいた。
「お前も同じクラスなのか」
「ゆっちゃんはクラス表をちゃんと見てないのか? 中学3年生の時に続き、俺とはるちゃんとゆっちゃんはまた同じクラスだぜ」
クラス表は見たものの、僕の名前以外はちゃんとは見ていなくて、誰と同じクラスかはっきりと分かっていない。
それくらい、僕は余裕のない状態だったのだ。
「で、事故って何があったんだ?」
「車が横断歩道に突っ込んだらしい。しかも、ゆっちゃんの目の前で起こったんだとさ」
「怪我とか無いのか?」
晴矢は心配そうな顔で僕を見てくる。
「見たら分かる通り、全然大丈夫だよ」
「なんか元気はなさそうだな。もっとテンションは高いものだと思ってたんだが」
おいおい、目の前で事故があったってのに、なんで僕がハイテンションだと思ったんだ?
そう言おうとした時だった。
「わぁ! みんな久しぶり。あ、りっくんは昨日ぶりだね」
水仙さんが教室に入ってきて、僕たちに近付いて言う。
なるほど。これが僕がハイテンションであると思ったわけか。
確かに嬉しいが、今はそれよりもどうしても気になることがあるため、あまり喜べない。
もし、今日が何気無い一日であったならば、心の中で発狂していただろう。
「おう、みずっちゃん久しぶり!」
「どうも、おひさ」
「うん、昨日ぶりだな」
とりあえず僕たちは水仙さんに挨拶をする。
「みんな少し大人ぽくなった気がする。……ん? なんかりっくんは心ここにあらずって感じだね」
「だよなぁ。やっぱり元気がないように見えるよな」
「そりゃあ目の前で事故があったら、怪我をしてなくてもテンションは下がるんじゃねぇの?」
「え⁈あの事故りっくんの目の前で起こったの⁈大丈夫?怪我はない?」
みんなが僕に心配の目を向ける。
そんなに僕は元気がないように見えるのか……。
「大丈夫大丈夫。テンションが低いのは僕が朝に弱いからだ。晴矢とはっちゃんは知ってるだろ?」
「言われてみれば朝はいつも元気がなかったような……」
「あぁ。そうだったな。いつものことか」
はっちゃんが納得しかけているのに対して、晴矢は相変わらず切り替えが早い。
「もうすぐで8時になりそうだから席に戻るわ」
僕はそう言いながら3人と離れて席に戻った。
今は1人で考えたいことが山ほどある。
まぁ、まずはあの自称神の使いに合わない限りどうにもならないのだが……。
さて、いったいどこに行けば会えるのやら。
そんなことを考えていると、時計は午前8時を指しチャイムが鳴った。
その瞬間、僕の席の隣のドアが開いた。
僕は何気なくそちらの方を向き、そして心臓が飛び出そうになった。
そこには、僕が今1番会いたかった自称神の使いが制服姿で立っていたからだ。
入学式が終わり軽いHRが終わったあと、僕は自称神の使いを追いかけていた。
彼女はHRが終わったあとすぐに教室から出たが、僕は一緒に帰ろうとしてくれた晴矢たちの誘いを断っていて、時間が経ってしまった。
「おい待てって! 待ってくれ!」
彼女は歩くのが早く、もう学校からそこそこ離れたところに来てしまった。
周りは僕たち以外だれもいない。
「おい! 待てよお前!」
やっと彼女は歩みを止め、こちらを振り返る。
「うん。今なら私たち以外誰もいませんし、ここなら大丈夫でしょう。で、なんです?」
「……お前は本当に神の使い、なんだよな?」
まだ少しだけ信じられないと心の何処かにそんな気持ちがあるが、今では9割方は信じている。
「はい。そうですよ。っていうか結局男の子を助けちゃって……なんだかんだ言いながら陸さんは私のこと信じてたんじゃないですか。それと、私はお前ではないです。橘 牡丹という立派な名前があります」
彼女は無い胸を張りながら、堂々と答える。
「神の使いであるお前に――」
「橘 牡丹」
「……橘に聞きたいことが山ほどある。でも、まず最初にこれだけは教えて欲しい。なんで神は僕を助けた?」
橘は空を見上げる。
「そうですね……。私も陸さんに伝えないといけないことが沢山あります。まずは、昨日言えなかった1番重要なことをお話してから、陸さんの質問に答えてもいいですか?」
橘は真剣な顔で僕を見つめた。
僕はこくりと頷く。
橘は神妙な面持ちで口を開いた。
「陸さん。貴方の余命はあと1年です」
僕は未だにぼやけている視界でアラームが鳴っている携帯電話の画面を見た。
携帯の時刻は7時6分を表示している。
これは7時6分にセットしたアラームではなく、7時にセットしたアラームだ。
6分間も鳴らしぱなしだったのか……数週間前なら母親が怒鳴りこみながら部屋に入って来ただろうな。
そんなことを考えながらアラームを切る。
学校に行く準備を始めるため、重い体をとりあえず起こした。
今日は4月8日。僕は今日から晴れて高校1年生となる。
今日から高校生になるのかと思うと、希望半分と不安半分で複雑な気持ちに駆られる。
一人暮らしを始める時も同じ気持ちになったものだ。
朝食を食べ、一通りの片付けと準備を済ませ玄関に行く。
不安だった一人暮らしも今ではどうにかなっている。
高校生活もどうにかなるさ、そう自分に言い聞かせドアノブに手をかける。
その時、携帯電話から着信音がなった。
画面を見てみると見たことがないアドレスからで、[あと少しだけ待って家を出てください]ときていた。
僕は驚き周りを見渡す。
しかし、勿論人の気配は感じられない。
盗撮、盗聴……そんな言葉が頭の中に浮かんだ。
「ふぅ……」
僕は一旦深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
調べるのは後でいい。
このまま待っていたら間に合うものも間に合わなくなってしまう。
[ふざけるのも大概にしろよ]と返信し、家を出る。
家を出ると散った桜が風で舞い上がった。
いつもなら、綺麗な景色に感動し足を止めるところだが今の僕にそんな余裕はない。
僕は急いで学校に向かった。
今日で3回目の信号待ちだった。
僕は辺りを見渡す。
1.2回目の信号待ちも辺りを見渡した。
1.2回目は誰もこなかったが、今回は後ろからランドセルを背負った小さな男の子が近付いて来ていた。
男の子はまだ横断歩道から5mくらい離れている。
僕はすぐに男の子の方に向かった。
「聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「な、何ですか?」
男の子はビクビクしながら返事をする。
全然知らない高校生からいきなり話しをかけられたからか、明らかに不審がっている。
「ここにくる途中で鍵を見なかったか? 指輪のようなリングがついた鍵」
「見てないです……」
男の子はおどおどしながら応える。
「そうか……。家の鍵だからないと困るんだよなぁ……」
僕はいったい何をしているんだろうか……。
本当は鍵なんて落としていない。
僕はポケットを探って鍵を探す振りをする。
「おっ? ポケットの奥の方にあったわ。いやぁ、悪いな。呼び止めてしまって」
僕は鍵を出し、笑いながら言った。
そんな僕を見て男の子はポカンとしている。
僕は周りを見渡してみるも車は一切通っていない。
そうだよな……あんなのはただの戯言、少しでも信じた僕が愚かだった。
あぁ、全く、馬鹿馬鹿しい時間を過ごしてしまった。そう思った時だった。
すぐ後ろで大きな音がし、悲鳴が聞こえた。
背筋に冷たいものが走る。
後ろを振り返ると、横断歩道近くの電柱に車が突っ込んでいて、電柱が倒れていた。
校内に入り、クラス表を見ると僕のクラスは1年A組だった。
A組の教室に入ると、今日の朝の事故の話があちらこちらで聞こえる。
「おい、ゆっちゃん。朝の事故の話知ってるか?」
教室に入るやいなや、すぐに話しかけてきたのは、晴矢と同じく幼稚園からの長い付き合いである、八手 翔だった。
僕は彼のことを八手の八をもじって、はっちゃんと呼んでいる。
「おう、はっちゃん。まぁ、知ってるも何も目の前で起きたからな」
はっちゃんが大きく目を見開く。
「マジかよ! 神に感謝しないとだな!」
はっちゃんの神に感謝という言葉で僕はドキリとしてしまう。
「な、なんで?」
「そりゃあ、だってもし少しタイミングが悪けりゃあ、ゆっちゃんが死んでたかもしれないじゃねぇか。きっと普段の行いがいいから神が救ってくれたんだな」
「ははっ……どうだかな……」
あながち、神が救ってくれたというのは間違いではないかもしれない。
しかし、今思えば、なんで神は僕に事故の事を教えたんだ?
誰かのために犠牲になったから救ってくれたのなら、他の誰かのために死んだ人達とかはどうなる?
「なんか、この近くで事故があったみたいだな」
そんな事を考えているといつの間にか晴矢が隣にいた。
「お前も同じクラスなのか」
「ゆっちゃんはクラス表をちゃんと見てないのか? 中学3年生の時に続き、俺とはるちゃんとゆっちゃんはまた同じクラスだぜ」
クラス表は見たものの、僕の名前以外はちゃんとは見ていなくて、誰と同じクラスかはっきりと分かっていない。
それくらい、僕は余裕のない状態だったのだ。
「で、事故って何があったんだ?」
「車が横断歩道に突っ込んだらしい。しかも、ゆっちゃんの目の前で起こったんだとさ」
「怪我とか無いのか?」
晴矢は心配そうな顔で僕を見てくる。
「見たら分かる通り、全然大丈夫だよ」
「なんか元気はなさそうだな。もっとテンションは高いものだと思ってたんだが」
おいおい、目の前で事故があったってのに、なんで僕がハイテンションだと思ったんだ?
そう言おうとした時だった。
「わぁ! みんな久しぶり。あ、りっくんは昨日ぶりだね」
水仙さんが教室に入ってきて、僕たちに近付いて言う。
なるほど。これが僕がハイテンションであると思ったわけか。
確かに嬉しいが、今はそれよりもどうしても気になることがあるため、あまり喜べない。
もし、今日が何気無い一日であったならば、心の中で発狂していただろう。
「おう、みずっちゃん久しぶり!」
「どうも、おひさ」
「うん、昨日ぶりだな」
とりあえず僕たちは水仙さんに挨拶をする。
「みんな少し大人ぽくなった気がする。……ん? なんかりっくんは心ここにあらずって感じだね」
「だよなぁ。やっぱり元気がないように見えるよな」
「そりゃあ目の前で事故があったら、怪我をしてなくてもテンションは下がるんじゃねぇの?」
「え⁈あの事故りっくんの目の前で起こったの⁈大丈夫?怪我はない?」
みんなが僕に心配の目を向ける。
そんなに僕は元気がないように見えるのか……。
「大丈夫大丈夫。テンションが低いのは僕が朝に弱いからだ。晴矢とはっちゃんは知ってるだろ?」
「言われてみれば朝はいつも元気がなかったような……」
「あぁ。そうだったな。いつものことか」
はっちゃんが納得しかけているのに対して、晴矢は相変わらず切り替えが早い。
「もうすぐで8時になりそうだから席に戻るわ」
僕はそう言いながら3人と離れて席に戻った。
今は1人で考えたいことが山ほどある。
まぁ、まずはあの自称神の使いに合わない限りどうにもならないのだが……。
さて、いったいどこに行けば会えるのやら。
そんなことを考えていると、時計は午前8時を指しチャイムが鳴った。
その瞬間、僕の席の隣のドアが開いた。
僕は何気なくそちらの方を向き、そして心臓が飛び出そうになった。
そこには、僕が今1番会いたかった自称神の使いが制服姿で立っていたからだ。
入学式が終わり軽いHRが終わったあと、僕は自称神の使いを追いかけていた。
彼女はHRが終わったあとすぐに教室から出たが、僕は一緒に帰ろうとしてくれた晴矢たちの誘いを断っていて、時間が経ってしまった。
「おい待てって! 待ってくれ!」
彼女は歩くのが早く、もう学校からそこそこ離れたところに来てしまった。
周りは僕たち以外だれもいない。
「おい! 待てよお前!」
やっと彼女は歩みを止め、こちらを振り返る。
「うん。今なら私たち以外誰もいませんし、ここなら大丈夫でしょう。で、なんです?」
「……お前は本当に神の使い、なんだよな?」
まだ少しだけ信じられないと心の何処かにそんな気持ちがあるが、今では9割方は信じている。
「はい。そうですよ。っていうか結局男の子を助けちゃって……なんだかんだ言いながら陸さんは私のこと信じてたんじゃないですか。それと、私はお前ではないです。橘 牡丹という立派な名前があります」
彼女は無い胸を張りながら、堂々と答える。
「神の使いであるお前に――」
「橘 牡丹」
「……橘に聞きたいことが山ほどある。でも、まず最初にこれだけは教えて欲しい。なんで神は僕を助けた?」
橘は空を見上げる。
「そうですね……。私も陸さんに伝えないといけないことが沢山あります。まずは、昨日言えなかった1番重要なことをお話してから、陸さんの質問に答えてもいいですか?」
橘は真剣な顔で僕を見つめた。
僕はこくりと頷く。
橘は神妙な面持ちで口を開いた。
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