9 / 24
明日は満月
9
しおりを挟む
降り注ぐまぶしい日差しで目が覚め、身体を起こした。
窓の外には、昨日降り続いた雨が空気の汚れを洗い去ったかのようにまばゆい世界が広がっていた。
「……夢ね」
シトリニアは安堵のあまりほぅっとため息をついた。念のため壁に貼られた暦(こよみ)を確認したが、間違いなく満月の夜は明日だ。儀式まで、あと一日と半分ある。……いや、あと一日と半分しか残っていない。
憂鬱な気持ちを振り払うように、思い切り窓を開け放って新鮮な空気を部屋に入れた。少しでも早く悪夢の余韻を消し去りたくて、寝起きがあまり良くないシトリニアにしては珍しく早々にベッドを出た。
隣のベッドは空になっており、アメジストの姿は見えない。
「あら姫様、お早いお目覚めですね」
あふれんばかりの花を活けた花瓶を手に、ひょっこりとハンナが顔を出した。
「おはよう。まぁきれいね」
白と桃色花びらを幾重にも重ねたかわいらしい花がいっぱいに生けられている。その可憐な姿は観賞用の細工物に似た危うさを感じさせるが、指先で触れるとしっとり瑞々しく思いのほか頑丈で、力強い命の息吹を感じた。
「姫様が好きな色を選んで、朝一番に摘んで持たせたのですよ」
ハンナはにこにこと笑っている。きっと何かシトリニアの心を和ませるものはないかと考えて取り計らってくれたのだろう。
年を重ねて目じりの垂れた優しい笑顔を見ていると、昔のようにその胸に飛び込んで思い切り泣いてしまいたい衝動に駆られた。不安でどうしようもない、私にはできないと正直に言えたらどんなにいいだろうか。
思いがこみ上げて、シトリニアは思わずその身体を抱擁した。
背丈はいつの間にか追い越してしまい、いつも包み込んでくれたふくよかな身体が縮んでしまったように思えてさみしい。
「うれしいわ。ありがとう」
「あらあら!お水がこぼれてしまいますよ」
困った姫様だこと、と言いながらも声の調子はうれしそうだ。
メイドに着替えさせてもらいながら、花瓶の配置をあれこれ試しているハンナの背中に気になっていたことを尋ねた。
「アメジストの姿が見えないのだけど、どこに行ったかわかる?」
「さぁ……存じませんが」
ハンナが首をかしげると、聞き覚えのない声がした。
「アメジスト様なら図書塔に行かれましたよ」
どこに控えていたのかほっそりとした長身の女性が進み出てきて颯爽と一礼した。
「申し遅れました。アメジスト様の乳母を勤めております、フィオナと申します」
濃紺のロングドレスを品良く着こなした姿は、乳母と言うよりも家庭教師と言われた方がしっくりくるような出で立ちだ。昨日アメジストの荷物をこの部屋へ運び込む際に指揮したのも彼女だろう。聡明さがにじみ出る表情から、アメジストが信頼しているのもうなずけた。
「まぁ!初めましてフィオナ。こんな格好で失礼しますね。アメジストは一人で図書塔に?」
「ええ、途中までお供して塔の扉を開けて差し上げましたが、あとは一人で過ごすからと言われまして。シトリニア様がお目覚めになる頃には部屋に戻るとのことでしたが……」
――昨日は特にそんな様子はなかったけど、何か調べ物でもしているのかしら
少し心配そうな表情のフィオナをなだめるように明るく言った。
「私が少し早起きしたせいね。着替えたら様子を見に行ってみます」
彼女は安堵した表情を見せ、微笑んだ。
「そうして頂けましたら有難いです。アメジスト様は歌のことになると時を忘れて夢中になって、お食事も召し上がらない時がおありになるので心配しています。特に今はシトリニア様と共に歌鳥の姉妹として選ばれたことをとても喜んでいらっしゃいますから」
「ええ、私もとてもうれしいわ」
そう答えて、少し暗い気持ちになってしまう。
国王の血縁者で歌鳥の姉妹に適した年頃の女性が他におらず、金の髪を持っているからと言う理由でカナリアの金のウロコを継いだシトリニア。偶然にも同じ年の同じ日に生まれ、漆黒の髪を持っているという理由でナイチンゲールの銀のウロコを継いだアメジスト。二人の姫君を前にして、かの歌鳥の姉妹が再来したようだと相貌を崩した父の顔を思い出す。
アメジストがナイチンゲールにふさわしいのは誰が見ても明らかだろうし、私だって心からそう思う。それでは自分は?本当にカナリアにふさわしいのか?
悪夢の中で竜はぞろりと牙が覗く顎を開いてシトリニアをあざ笑い、身の程をわきまえないおろかな娘だと言った。雷のように駆け巡ったその響きが生々しく身体に思い出されて白い肌があわ立った。
夢の中の出来事は自分の思考が生み出す幻想だと納得させようと努力してみる。だがその不安を打ち消すほどの自信などあるはずもなく、自身でさえ竜の言うとおりだと思ってしまうのだからどうしようもなかった。
とにかく満月の夜までに残された時間で出来る限りのことをやるしかない。
アメジストを図書塔に迎えに行こう。
渡り廊下から見上げる図書塔は昨日の雨を吸って湿っぽく、陰気で重々しい存在感を放っていた。しかし、近づいてよく見ると石材の隙間に根ざした植物が玉の水滴を戴いて輝き、恵みの雨を得た喜びをいっぱいに表現しているようで思わず笑顔になる。
扉は相変わらず重かったが、前回の教訓を生かして初めから全力で挑んだので思ったよりも手間取らなかった。
「私が本気を出せばこんなものよ」
両手を腰に手を当てて一人満足げにうなずくと、颯爽と塔内に入った。
一階で調べ物をしているはずだと確信して来たものの、大テーブルにアメジストの姿が見えなかったのでシトリニアは少し慌てた。絨毯の柔らかさを靴底に感じながら、採光窓の光が届く場所に移動して暗い塔内を見回す。
「アメジスト?」
念のため呼んでみたが返事もなく、宙に浮いた頼りない呼び声が吸い込まれると速やかに沈黙が戻ってきた。海底のように薄暗く静まり返った図書塔は朝でも少し気味が悪く、ぶるりと身震いした。
この塔ではその名の通り古く貴重な書物全般を保管している。当然ながら歌の本だけではなく、呪術や祝術に関する契約・秘薬・儀式など様々な知恵を記したものも相当数眠っているはずだ……恐ろしくて手に取ることはおろかその書架に近づいたこともないが。
嫌なことを思い出してしまったと後悔しながらあたりを見回せば、沈黙した書架の隙間からこの世ならぬ魔物の目玉がこちらを覗いているような錯覚を覚える。
――うぅ、やっぱりここは苦手だわ。アメジストだってここに一人で居たくないはずなんだけどな
天井まで続く壁本棚をあまり見ないように気をつけながら、一昨日ここで交わした会話を反芻してあっとひらめいた。
――もしかしてバルコニーにいる?
窓の外には、昨日降り続いた雨が空気の汚れを洗い去ったかのようにまばゆい世界が広がっていた。
「……夢ね」
シトリニアは安堵のあまりほぅっとため息をついた。念のため壁に貼られた暦(こよみ)を確認したが、間違いなく満月の夜は明日だ。儀式まで、あと一日と半分ある。……いや、あと一日と半分しか残っていない。
憂鬱な気持ちを振り払うように、思い切り窓を開け放って新鮮な空気を部屋に入れた。少しでも早く悪夢の余韻を消し去りたくて、寝起きがあまり良くないシトリニアにしては珍しく早々にベッドを出た。
隣のベッドは空になっており、アメジストの姿は見えない。
「あら姫様、お早いお目覚めですね」
あふれんばかりの花を活けた花瓶を手に、ひょっこりとハンナが顔を出した。
「おはよう。まぁきれいね」
白と桃色花びらを幾重にも重ねたかわいらしい花がいっぱいに生けられている。その可憐な姿は観賞用の細工物に似た危うさを感じさせるが、指先で触れるとしっとり瑞々しく思いのほか頑丈で、力強い命の息吹を感じた。
「姫様が好きな色を選んで、朝一番に摘んで持たせたのですよ」
ハンナはにこにこと笑っている。きっと何かシトリニアの心を和ませるものはないかと考えて取り計らってくれたのだろう。
年を重ねて目じりの垂れた優しい笑顔を見ていると、昔のようにその胸に飛び込んで思い切り泣いてしまいたい衝動に駆られた。不安でどうしようもない、私にはできないと正直に言えたらどんなにいいだろうか。
思いがこみ上げて、シトリニアは思わずその身体を抱擁した。
背丈はいつの間にか追い越してしまい、いつも包み込んでくれたふくよかな身体が縮んでしまったように思えてさみしい。
「うれしいわ。ありがとう」
「あらあら!お水がこぼれてしまいますよ」
困った姫様だこと、と言いながらも声の調子はうれしそうだ。
メイドに着替えさせてもらいながら、花瓶の配置をあれこれ試しているハンナの背中に気になっていたことを尋ねた。
「アメジストの姿が見えないのだけど、どこに行ったかわかる?」
「さぁ……存じませんが」
ハンナが首をかしげると、聞き覚えのない声がした。
「アメジスト様なら図書塔に行かれましたよ」
どこに控えていたのかほっそりとした長身の女性が進み出てきて颯爽と一礼した。
「申し遅れました。アメジスト様の乳母を勤めております、フィオナと申します」
濃紺のロングドレスを品良く着こなした姿は、乳母と言うよりも家庭教師と言われた方がしっくりくるような出で立ちだ。昨日アメジストの荷物をこの部屋へ運び込む際に指揮したのも彼女だろう。聡明さがにじみ出る表情から、アメジストが信頼しているのもうなずけた。
「まぁ!初めましてフィオナ。こんな格好で失礼しますね。アメジストは一人で図書塔に?」
「ええ、途中までお供して塔の扉を開けて差し上げましたが、あとは一人で過ごすからと言われまして。シトリニア様がお目覚めになる頃には部屋に戻るとのことでしたが……」
――昨日は特にそんな様子はなかったけど、何か調べ物でもしているのかしら
少し心配そうな表情のフィオナをなだめるように明るく言った。
「私が少し早起きしたせいね。着替えたら様子を見に行ってみます」
彼女は安堵した表情を見せ、微笑んだ。
「そうして頂けましたら有難いです。アメジスト様は歌のことになると時を忘れて夢中になって、お食事も召し上がらない時がおありになるので心配しています。特に今はシトリニア様と共に歌鳥の姉妹として選ばれたことをとても喜んでいらっしゃいますから」
「ええ、私もとてもうれしいわ」
そう答えて、少し暗い気持ちになってしまう。
国王の血縁者で歌鳥の姉妹に適した年頃の女性が他におらず、金の髪を持っているからと言う理由でカナリアの金のウロコを継いだシトリニア。偶然にも同じ年の同じ日に生まれ、漆黒の髪を持っているという理由でナイチンゲールの銀のウロコを継いだアメジスト。二人の姫君を前にして、かの歌鳥の姉妹が再来したようだと相貌を崩した父の顔を思い出す。
アメジストがナイチンゲールにふさわしいのは誰が見ても明らかだろうし、私だって心からそう思う。それでは自分は?本当にカナリアにふさわしいのか?
悪夢の中で竜はぞろりと牙が覗く顎を開いてシトリニアをあざ笑い、身の程をわきまえないおろかな娘だと言った。雷のように駆け巡ったその響きが生々しく身体に思い出されて白い肌があわ立った。
夢の中の出来事は自分の思考が生み出す幻想だと納得させようと努力してみる。だがその不安を打ち消すほどの自信などあるはずもなく、自身でさえ竜の言うとおりだと思ってしまうのだからどうしようもなかった。
とにかく満月の夜までに残された時間で出来る限りのことをやるしかない。
アメジストを図書塔に迎えに行こう。
渡り廊下から見上げる図書塔は昨日の雨を吸って湿っぽく、陰気で重々しい存在感を放っていた。しかし、近づいてよく見ると石材の隙間に根ざした植物が玉の水滴を戴いて輝き、恵みの雨を得た喜びをいっぱいに表現しているようで思わず笑顔になる。
扉は相変わらず重かったが、前回の教訓を生かして初めから全力で挑んだので思ったよりも手間取らなかった。
「私が本気を出せばこんなものよ」
両手を腰に手を当てて一人満足げにうなずくと、颯爽と塔内に入った。
一階で調べ物をしているはずだと確信して来たものの、大テーブルにアメジストの姿が見えなかったのでシトリニアは少し慌てた。絨毯の柔らかさを靴底に感じながら、採光窓の光が届く場所に移動して暗い塔内を見回す。
「アメジスト?」
念のため呼んでみたが返事もなく、宙に浮いた頼りない呼び声が吸い込まれると速やかに沈黙が戻ってきた。海底のように薄暗く静まり返った図書塔は朝でも少し気味が悪く、ぶるりと身震いした。
この塔ではその名の通り古く貴重な書物全般を保管している。当然ながら歌の本だけではなく、呪術や祝術に関する契約・秘薬・儀式など様々な知恵を記したものも相当数眠っているはずだ……恐ろしくて手に取ることはおろかその書架に近づいたこともないが。
嫌なことを思い出してしまったと後悔しながらあたりを見回せば、沈黙した書架の隙間からこの世ならぬ魔物の目玉がこちらを覗いているような錯覚を覚える。
――うぅ、やっぱりここは苦手だわ。アメジストだってここに一人で居たくないはずなんだけどな
天井まで続く壁本棚をあまり見ないように気をつけながら、一昨日ここで交わした会話を反芻してあっとひらめいた。
――もしかしてバルコニーにいる?
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

お飾り王妃の死後~王の後悔~
ましゅぺちーの
恋愛
ウィルベルト王国の王レオンと王妃フランチェスカは白い結婚である。
王が愛するのは愛妾であるフレイアただ一人。
ウィルベルト王国では周知の事実だった。
しかしある日王妃フランチェスカが自ら命を絶ってしまう。
最後に王宛てに残された手紙を読み王は後悔に苛まれる。
小説家になろう様にも投稿しています。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
(完結)貴方から解放してくださいー私はもう疲れました(全4話)
青空一夏
恋愛
私はローワン伯爵家の一人娘クララ。私には大好きな男性がいるの。それはイーサン・ドミニク。侯爵家の子息である彼と私は相思相愛だと信じていた。
だって、私のお誕生日には私の瞳色のジャボ(今のネクタイのようなもの)をして参加してくれて、別れ際にキスまでしてくれたから。
けれど、翌日「僕の手紙を君の親友ダーシィに渡してくれないか?」と、唐突に言われた。意味がわからない。愛されていると信じていたからだ。
「なぜですか?」
「うん、実のところ私が本当に愛しているのはダーシィなんだ」
イーサン様は私の心をかき乱す。なぜ、私はこれほどにふりまわすの?
これは大好きな男性に心をかき乱された女性が悩んで・・・・・・結果、幸せになったお話しです。(元さやではない)
因果応報的ざまぁ。主人公がなにかを仕掛けるわけではありません。中世ヨーロッパ風世界で、現代的表現や機器がでてくるかもしれない異世界のお話しです。ご都合主義です。タグ修正、追加の可能性あり。

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる