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第1章
25話 追跡者
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「あっ……!」
しばらく歩いたところで、ルーシーがふたたび声をあげる。
また漏れたのかな、などとケントは考えていると、彼女は焦ったように後ろを振り返る。
「ケント、少しペースを上げるわよ」
「わかった」
歩く速度を上げたルーシーに、ケントも歩調を合わせる。
「なにかあったのか?」
森のなかを進むには少ししんどいペースだが、まだ体力に余裕のあるケントは、歩きながらルーシーに尋ねた。
「あたしたちのいたあたりに、魔物がいるのよ。たぶんオークが、2匹」
「なるほど」
それは少しまずいかもしれない。
前回はマスケット銃にあらかじめついていた魔結晶のおかげで容易に倒せた相手だが、今回はそれがなかった。
レベルも6になり、【攻撃力】はDまで上げているが、それがオークにどこまで通用するのかがわからない。
聞けばオークはコボルトよりも格段に強く、ソロで倒すならレベル15はほしいとのことだった。
そしてあれからまだレベルも能力値も上がっていないルーシーの攻撃は、効かないままだ。
「とにかく、うまく撒かないと……!」
焦るルーシーとともに、森の出口を目指す。
だが、いつまで経ってもルーシーの表情は優れない。
「……ダメね。完全に捕捉されたわ」
どうやら2匹のオークは偶然近くに現れたのではなく、ケントたちを追っているようだった。
「迎え撃ちましょう。ケントがいれば、なんとかなるわ」
「わかった」
ふたりは少し開けた場所に移動し、木陰に身を隠した。
ケントは念のため、コボルトの魔石をいくつかスーツのポケットに入れた。
「来たわよ」
100メートルほど先に、オークの姿が見え隠れする。
障害物がないならともかく、草木の陰からわずかにのぞくオークの姿を判別できることに、ケントは我が事ながら驚いた。
レベルアップによって、視力もかなり上がっているようだ。
むこうからはまだこちらの姿は見えていないようだが、確実に距離を詰められていた。
豚は鼻がいいというし、臭いで捕捉されたのかもしれない。
「どのくらいで、撃つ?」
「銃は近いほうが威力も高いし、当たりやすいでしょう? だったらできるだけ近づいてからがいいわね。あたしが1匹引きつけるから、もう片方をお願い」
「危なくないか?」
「仕留め損なうほうが危険よ。あたしにはどう頑張っても倒せない敵だもの」
「……そうだな」
この場でオークを倒せるのは、ケントの銃だけだ。
せめて足止めができるくらいには、ダメージを与える必要があった。
「大丈夫、かわすのは得意だから」
そう言ってオークを見据えるルーシーの顔は、かなりこわばっていた。
「ルーシー、これ」
ケントは彼女に、ミントパイプを差し出す。
「これは?」
「タバコみたいなもんだよ。吸えば落ち着く」
ケントはそう言い、自分でも1本咥えて吸う。
「ありがと、いただくわ」
すでに吸い口のキャップは取ってあるので、ルーシーは受け取ったミントパイプを吸った。
「ふぅ……すごく落ち着くわね、これ」
そう言って、彼女は表情を和らげた。
「焦ってもろくなことはないからな。これ、吸い口のところにつけといて。2~3日はもつから」
「ありがと」
そうこうしているうちに、オークがかなり距離を詰めていた。
まだ発見されてはいないが、鼻を鳴らして歩く様子から、ほぼこちらの位置は割れていると見ていいだろう。
片方は斧を、もう片方は鉈を手に持っていた。
「鎧を着てないだけ、マシね」
ルーシーが囁くように言う。
魔物の中には、武器や防具とともに発生するものもあるそうだ。
「あたしは鉈のほうを、ケントは斧のほうをお願い。
準備はいい?」
ケントは1度加護板に目を落とし、ミントパイプを吸った。
「ふぅ……ああ、問題ない」
顔を上げ、そう告げる。
「じゃあ、いくわよ」
言い終えると同時に、ルーシーは木陰から飛び出した。
数歩手前を歩いていた鉈のオークに駆け込み、低い姿勢で敵の膝をめがけて剣を振るった。
「フギィーッ!」
見たところ大したダメージはないが、不意打ちを受けたことに怒ったのか、鉈のオークが声を上げる。
「ふっ……!」
初撃を命中させたルーシーは短く息を吐き、跳びさがる。
「フゴォッ!」
そんなルーシーを追いかけるように、鉈のオークは駆けだした。
そして斧のオークが、姿をさらす。
ケントは木陰から踏み出し、斧のオークの頭を狙う。
(頼む……!)
祈るような想いで、引き金を引いた。
――バスッ!
光弾が飛ぶ。
込めたMPは50。
ルーシーの負担を考え、1発で倒すと決めた。
逆にこれで倒せないと、厳しい戦いになる。
「フゴァッ!?」
頭部に光弾を受けたオークが、仰け反る。
(そのまま倒れろ!)
だがケントの願いも虚しく、オークは踏みとどまった。
「フゴッ……フゴゴッ……!」
敵は鼻を鳴らしながら身体を起こした。
頭からは、大量の血が流れている。
光弾はわずかに逸れたのか、右目の周りがえぐれていた。
かなりの大ダメージだったが、致命傷かどうかは判断の難しいところだ。
「ブヒィィイイィイイィッ!!!!」
オークは残った左目でケントを睨みつけて雄叫びをあげ、ふらつきながらも、斧を手にのしのしとケントに近づいてくる。
「すぅっ……! ふぅー……」
あまりの恐怖に身がすくみそうになったケントだが、ミントパイプを吸ったおかげでなんとか冷静さを取り戻した。
そしてもう一度、銃に魔力を込める。
オークの回復力は高いらしいので、このまま放置しておくのは危険だ。
あとひと押しで勝てそうなので、倒すべきだろう。
(だがそのためには、どれくらいのMPを込めればいいんだ?)
10か20か、それ以上か……。
(いや、全部だ!)
ケントはそう決めた。
残るMPをすべて込め、確実に仕留める。
もう1匹はコボルトの魔石を使い、ヒットアンドアウェイで倒すか、脚を撃って機動力を奪い、逃げるという手もある。
とにかくそのあたりのことは、あとまわしにして、目の前に迫りつつある敵を倒すと決めた。
「くらえっ!」
残るMPのすべてを込め、気合いとともに引き金を引く。
――バスッ!
それと同時に、オークはみずからの頭部を守るように、顔の前で腕を交差させた。
「なっ!?」
光弾は、腕を弾き飛ばした。
右前腕は皮一枚を残してほとんどちぎれ、左前腕も肉がえぐれて砕けた骨が見えていた。
手に斧がないのは、頭をかばうのに間に合わないと、咄嗟に手放したからだろう。
だが、頭部へのダメージはない。
せめて腕1本だけなら、余波で倒せた可能性はあったのだが。
「グフゥッ……!」
オークはボロボロの腕を顔の前に上げたまま、歩み寄ってくる。
「くっ……!」
一気に大量のMPを消費したせいか、ケントは軽い目眩を覚えた。
「すぅ……」
それも、ミントパイプを吸うことで少し治まる。
ケントはまだ少しふらつきながもオークを見据えたまま、ポケットに入れたコボルトの魔石を取り出した。
それを銃のニップルに取り付けて素早く撃鉄をあげ、引き金を引く。
――バスッ!
先ほどよりも小さな光弾が、オークのみぞおちを捉える。
光弾は皮膚を裂いたが、筋肉を貫くことはできず、敵の腹に小さな穴を作るに留めた。
「フグッ……!」
だが腹に衝撃を受けたオークが、身体を折って片膝をつく。
――バスッ!
2個目の魔石を素早く取り付けたケントの放った光弾が、無防備になったオークの頭を捉える。
「フゴァッ……!」
頭蓋骨が砕けていたのか、頭に光弾を受けたオークは、1度大きく身体を震わせると、そのまま倒れ伏した。
ケントは3個目の魔石を銃に取り付け、倒れたオークを狙う。
だが数秒後、オークは落ちていた斧とともに姿を消した。
ケントはなんとか、1匹目のオークを倒せたのだった。
しばらく歩いたところで、ルーシーがふたたび声をあげる。
また漏れたのかな、などとケントは考えていると、彼女は焦ったように後ろを振り返る。
「ケント、少しペースを上げるわよ」
「わかった」
歩く速度を上げたルーシーに、ケントも歩調を合わせる。
「なにかあったのか?」
森のなかを進むには少ししんどいペースだが、まだ体力に余裕のあるケントは、歩きながらルーシーに尋ねた。
「あたしたちのいたあたりに、魔物がいるのよ。たぶんオークが、2匹」
「なるほど」
それは少しまずいかもしれない。
前回はマスケット銃にあらかじめついていた魔結晶のおかげで容易に倒せた相手だが、今回はそれがなかった。
レベルも6になり、【攻撃力】はDまで上げているが、それがオークにどこまで通用するのかがわからない。
聞けばオークはコボルトよりも格段に強く、ソロで倒すならレベル15はほしいとのことだった。
そしてあれからまだレベルも能力値も上がっていないルーシーの攻撃は、効かないままだ。
「とにかく、うまく撒かないと……!」
焦るルーシーとともに、森の出口を目指す。
だが、いつまで経ってもルーシーの表情は優れない。
「……ダメね。完全に捕捉されたわ」
どうやら2匹のオークは偶然近くに現れたのではなく、ケントたちを追っているようだった。
「迎え撃ちましょう。ケントがいれば、なんとかなるわ」
「わかった」
ふたりは少し開けた場所に移動し、木陰に身を隠した。
ケントは念のため、コボルトの魔石をいくつかスーツのポケットに入れた。
「来たわよ」
100メートルほど先に、オークの姿が見え隠れする。
障害物がないならともかく、草木の陰からわずかにのぞくオークの姿を判別できることに、ケントは我が事ながら驚いた。
レベルアップによって、視力もかなり上がっているようだ。
むこうからはまだこちらの姿は見えていないようだが、確実に距離を詰められていた。
豚は鼻がいいというし、臭いで捕捉されたのかもしれない。
「どのくらいで、撃つ?」
「銃は近いほうが威力も高いし、当たりやすいでしょう? だったらできるだけ近づいてからがいいわね。あたしが1匹引きつけるから、もう片方をお願い」
「危なくないか?」
「仕留め損なうほうが危険よ。あたしにはどう頑張っても倒せない敵だもの」
「……そうだな」
この場でオークを倒せるのは、ケントの銃だけだ。
せめて足止めができるくらいには、ダメージを与える必要があった。
「大丈夫、かわすのは得意だから」
そう言ってオークを見据えるルーシーの顔は、かなりこわばっていた。
「ルーシー、これ」
ケントは彼女に、ミントパイプを差し出す。
「これは?」
「タバコみたいなもんだよ。吸えば落ち着く」
ケントはそう言い、自分でも1本咥えて吸う。
「ありがと、いただくわ」
すでに吸い口のキャップは取ってあるので、ルーシーは受け取ったミントパイプを吸った。
「ふぅ……すごく落ち着くわね、これ」
そう言って、彼女は表情を和らげた。
「焦ってもろくなことはないからな。これ、吸い口のところにつけといて。2~3日はもつから」
「ありがと」
そうこうしているうちに、オークがかなり距離を詰めていた。
まだ発見されてはいないが、鼻を鳴らして歩く様子から、ほぼこちらの位置は割れていると見ていいだろう。
片方は斧を、もう片方は鉈を手に持っていた。
「鎧を着てないだけ、マシね」
ルーシーが囁くように言う。
魔物の中には、武器や防具とともに発生するものもあるそうだ。
「あたしは鉈のほうを、ケントは斧のほうをお願い。
準備はいい?」
ケントは1度加護板に目を落とし、ミントパイプを吸った。
「ふぅ……ああ、問題ない」
顔を上げ、そう告げる。
「じゃあ、いくわよ」
言い終えると同時に、ルーシーは木陰から飛び出した。
数歩手前を歩いていた鉈のオークに駆け込み、低い姿勢で敵の膝をめがけて剣を振るった。
「フギィーッ!」
見たところ大したダメージはないが、不意打ちを受けたことに怒ったのか、鉈のオークが声を上げる。
「ふっ……!」
初撃を命中させたルーシーは短く息を吐き、跳びさがる。
「フゴォッ!」
そんなルーシーを追いかけるように、鉈のオークは駆けだした。
そして斧のオークが、姿をさらす。
ケントは木陰から踏み出し、斧のオークの頭を狙う。
(頼む……!)
祈るような想いで、引き金を引いた。
――バスッ!
光弾が飛ぶ。
込めたMPは50。
ルーシーの負担を考え、1発で倒すと決めた。
逆にこれで倒せないと、厳しい戦いになる。
「フゴァッ!?」
頭部に光弾を受けたオークが、仰け反る。
(そのまま倒れろ!)
だがケントの願いも虚しく、オークは踏みとどまった。
「フゴッ……フゴゴッ……!」
敵は鼻を鳴らしながら身体を起こした。
頭からは、大量の血が流れている。
光弾はわずかに逸れたのか、右目の周りがえぐれていた。
かなりの大ダメージだったが、致命傷かどうかは判断の難しいところだ。
「ブヒィィイイィイイィッ!!!!」
オークは残った左目でケントを睨みつけて雄叫びをあげ、ふらつきながらも、斧を手にのしのしとケントに近づいてくる。
「すぅっ……! ふぅー……」
あまりの恐怖に身がすくみそうになったケントだが、ミントパイプを吸ったおかげでなんとか冷静さを取り戻した。
そしてもう一度、銃に魔力を込める。
オークの回復力は高いらしいので、このまま放置しておくのは危険だ。
あとひと押しで勝てそうなので、倒すべきだろう。
(だがそのためには、どれくらいのMPを込めればいいんだ?)
10か20か、それ以上か……。
(いや、全部だ!)
ケントはそう決めた。
残るMPをすべて込め、確実に仕留める。
もう1匹はコボルトの魔石を使い、ヒットアンドアウェイで倒すか、脚を撃って機動力を奪い、逃げるという手もある。
とにかくそのあたりのことは、あとまわしにして、目の前に迫りつつある敵を倒すと決めた。
「くらえっ!」
残るMPのすべてを込め、気合いとともに引き金を引く。
――バスッ!
それと同時に、オークはみずからの頭部を守るように、顔の前で腕を交差させた。
「なっ!?」
光弾は、腕を弾き飛ばした。
右前腕は皮一枚を残してほとんどちぎれ、左前腕も肉がえぐれて砕けた骨が見えていた。
手に斧がないのは、頭をかばうのに間に合わないと、咄嗟に手放したからだろう。
だが、頭部へのダメージはない。
せめて腕1本だけなら、余波で倒せた可能性はあったのだが。
「グフゥッ……!」
オークはボロボロの腕を顔の前に上げたまま、歩み寄ってくる。
「くっ……!」
一気に大量のMPを消費したせいか、ケントは軽い目眩を覚えた。
「すぅ……」
それも、ミントパイプを吸うことで少し治まる。
ケントはまだ少しふらつきながもオークを見据えたまま、ポケットに入れたコボルトの魔石を取り出した。
それを銃のニップルに取り付けて素早く撃鉄をあげ、引き金を引く。
――バスッ!
先ほどよりも小さな光弾が、オークのみぞおちを捉える。
光弾は皮膚を裂いたが、筋肉を貫くことはできず、敵の腹に小さな穴を作るに留めた。
「フグッ……!」
だが腹に衝撃を受けたオークが、身体を折って片膝をつく。
――バスッ!
2個目の魔石を素早く取り付けたケントの放った光弾が、無防備になったオークの頭を捉える。
「フゴァッ……!」
頭蓋骨が砕けていたのか、頭に光弾を受けたオークは、1度大きく身体を震わせると、そのまま倒れ伏した。
ケントは3個目の魔石を銃に取り付け、倒れたオークを狙う。
だが数秒後、オークは落ちていた斧とともに姿を消した。
ケントはなんとか、1匹目のオークを倒せたのだった。
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