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第1章

17話 初体験※

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 ルーシーはブーツを脱ぐと、ベッドで仰向けになった。

「ねぇ、ケント」
「なに?」
「ケントはさ、経験あるの?」
「まぁ、それなりに」
「そっか」

 ルーシーが、安心したように微笑む。

「じゃあさ、任せてもいい? あたし、はじめてだから……」
「ルーシー……」

 はじめての相手が本当に自分でいいのか。
 ケントはそう尋ねようとしたが、やめた。

「目を、閉じて」
「うん」

 ルーシーは腹の上で手を組んだまま、目を閉じた。
 一見すれば穏やかに眠っているようだが、そうでないことは呼吸の乱れでわかる。

 ケントは彼女に覆い被さり、顔を近づけた。

「ん……」

 そして唇を重ねる。

「あむ……ちゅ……」

 ついばむような浅いキスをしばらく続けたあと、ケントは舌先を彼女の口にねじ込んでいく。

「んぁ……」

 ルーシーはそれを受け入れるように、小さく口を開いた。

「れろ……ちゅる……」

 ケントが口内を舐め回すと、彼女のほうからも控えめながら舌を絡めてきた。

「あむぅ……ちゅるる……れろれろぉ……」

 少しずつ、キスが激しくなる。
 息遣いも、より乱れ始めた。

「ちゅぷ……れろぉ……んはぁ……」

 長く続いた濃厚なキスは、ケントが頭を引くことで終わりを迎えた。

「はぁ……はぁ……」

 ルーシーは閉じていた目を薄く開け、半開きの口から物欲しげに舌先を出している。
 離れたふたりの舌と舌とのあいだに、とろりと糸が引かれていた。

 切なげな表情のルーシーを見つめながら、ケントは彼女のブラウスに手をかけた。

「んぅ……」

 服を脱がされると察した彼女は、恥ずかしげに顔を背け、腹のうえで組んでいた手をほどいた。
 そして自身の横に手を下ろすと、羞恥に耐えるように、シーツを握る。

「はぁ……ふぅ……」

 ケントがひとつひとつボタンを外していき、ルーシーは息を乱しながらもされるがままだった。
 やがてブラウスがはだけられ、丈の短いタンクトップが晒される。

(スポーツブラみたいだな)

 ケントはそう思いつつ、タンクトップの裾に手をかけた。

「あっ……」

 思わず声を上げ、ケントを見たルーシーだったが、彼と目が合うなり顔を背けた。
 ケントは胸元に視線を戻し、タンクトップをまくり上げた。

 押さえつけられていた乳房が露わになり、ぷるんと揺れた。
 それと同時に、少し甘酸っぱい匂いが、ケントの鼻をくすぐる。

「あぅ……」

 乳房を晒されたことに恥じらいを覚え、声を漏らすルーシーだったが、抵抗することはなかった。

(思っていたより、大きいな)

 タンクトップに押さえられていたせいか、彼女の胸はケントが思っていたよりも大きかった。
 とはいえ、あくまで〝思っていたよりも〟というだけで、いわゆる巨乳の部類には入らないだろう。

 Cカップくらいだろうか。

 形のいい、張りのある乳房だった。
 タンクトップに覆われていたせいか、浅い谷間には汗が滲んでいる。

 乳輪も乳首もあまり大きくなく、男を知らないそれはきれいな桜色だった。

 ケントは露わになった双丘へ手をのばし、やさしく包み込んでやる。

「んぅ……!」

 乳房に触れられた感触に、ルーシーがピクンと震えた。

 ケントは下から押し上げるように乳房を掴むと、優しく撫でるように揉み始めた。

「あっ……ふぅ……んん……」

 ルーシーは顔を横に向けたまま、指先を軽く噛むような格好でかすかに声を漏らす。

「はぁっ……んっ……ふぅっ……」

 彼女は眉根を寄せ、耐えるような表情を浮かべていた。
 初めて男性に乳房をもてあそばれるという状況に、酔っているのかも知れない。

 ケントはしばらく胸を揉んだところで、両方の乳首を指先でつまんだ。

「ひぃぅうっ!?」

 突然の刺激に、ルーシーの身体がビクンと跳ねる。

「あっあっ……! だめ、ケント、それ……やばいよぉ……」

 軽くつまみ、転がしてやるだけで、ルーシーはガクガクと身体を揺らして喘いだ。
 ケントはルーシーの懇願を無視し、しばらく乳首をもてあそび続けたところで、片方の乳房に顔を近づけた。

 そして、舌を伸ばす。

「ひゃぁっ!?」

 舌先が乳首に触れた瞬間、ルーシーは悲鳴のような喘ぎを漏らした。

「やぁっ……だめよ、ケントぉ……そんなとこ、なめちゃ……んんっ……!」

 しばらく胸を攻められただけで、ルーシーは目を虚ろにして喘ぎ続けた。

 ひとしきり胸を攻めたところで、ケントは身体を起こし、彼女のボトムに手をかける。

「ねぇ、ケント」

 そのとき、ルーシーが甘い声で彼を呼んだ。

「ケントの裸、みたいよぉ」

 潤んだ瞳に見つめられたままそう言われて一瞬驚いたケントだったが、すぐに微笑みを返す。

「ああ、わかったよ」

 ケントはボトムにかけていた手を離し、自身が着ているシャツのボタンを外した。
 そしてシャツだけでなく、その下のTシャツもすぐに脱いだ。

「結構、いい身体してるね」
「そうかな」

 ケントはいわゆる中肉中背で、余分な脂肪がついていない代わりに筋肉も薄い。
 あばらが浮くほどではないにせよ、誇れる身体ではなかった。

 いまさら気にしたところでどうしようもないので、ケントは続きを始めることにした。

 彼女のボトムに手をかけ、ウェストのボタンを外していく。
 厚手のボトムの前開きをはだけると、その下から生成りのショーツが見えた。
 クロッチのあたりは、表面が滲むほどに濡れている。

「んっ……」

 ボトムのウェストに手をかけると、ルーシーがかすかに声を漏らしつつ腰を上げてくれたので、そのまま脱がせた。

 ぐっしょりと濡れたショーツが、露わになった。
 飾り気のないショーツで、腰紐で留めるタイプのものだった。

 ケントはその腰紐をほどき、ショーツを剥がす。

「やぁん……」

 秘部が晒されるのと同時に、ルーシーは恥ずかしげな声を漏らし、両手で顔を覆った。

 割れ目は髪と同じ黒い毛で覆われている。
 その大半が、すでにぐっしょりと濡れていた。

 恥毛の陰から覗く割れ目はまだ閉じていて、愛液を滲ませる陰唇が淡い照明を妖しく反射させていた。

 少しぷっくりと膨らむ割れ目に、指を当てる。

「んぁっ!」

 甲高い声を上げたルーシーの身体が、ピクンと跳ねる。
 ねっとりとした感触とともに、指先が割れ目に滑り込んだ。

 ケントはそのまま、割れ目をなぞるように指を動かす。

「んんっ……ふぅっ……あぅんっ……!」

 両手で顔を覆ったままのルーシーが、くぐもった声を漏らしていた。

 ケントが指先でぬるぬると撫でているうちに、割れ目が少しずつ開いていく。
 やがて内側から、薄紅色の花弁が顔を覗かせた。

「脚、開いて」
「ん……」

 ケントが内ももに手を添えて言うと、ルーシーはそれに従って脚を開いた。

 陰唇はさらに開き、ケントの指を少しだけ受け入れる。

「ああっ……! あっあっ……!」

 膣の浅い部分に指を挿れ、くちゅくちゅと動かしてやると、ルーシーは激しく喘ぎ始めた。
 両手は顔から離れ、刺激をこらえるようにシーツを握っている。

「あっあっ! だめっ……ケント、あたし……!」

 まさか、と思いながらも、それ以上深く入らないよう注意しながら、指を動かし続ける。

「んんんっ! やだっ……あたし、もう、イクっ……! んぅうーっ!!」

 最後に悲鳴のような声を上げたルーシーは、大きく身体を仰け反らせた。

「あっ……んぅ……!」

 そして身体を強ばらせたまま、小刻みに震える。

 そんな彼女の状態を見て、ケントは一度指を抜いた。

「ん……ふぅ……」

 ほどなく落ち着いたらしいルーシーは、身体を弛緩させ、ぐったりとベッドに身を預けた。

「はぁ……はぁ……」
「もう、イッちゃったの?」

 息を切らせるルーシーにケントが尋ねると、彼女は頬を上気させたまま、少しはにかむような笑みを彼に向けた。

「そう、みたい……。いつもは、こんなに早くなんて……」
「いつもは?」
「あっ……」

 ケントに問い返されたルーシーは、慌てて顔を逸らした。

「ルーシー?」
「えっと……」

 そこで照れたように視線だけをケントに向ける。

「ひとりですること、あるし……」

 そして恥ずかしげにぼそりと呟く。

「なるほどね」

 その答えに、ケントはふっと微笑む。

「むぅ……」

 ルーシーはバカにされたのかと思ったのか、小さく口を尖らせた。
 その姿がかわいらしくて、ケントはドクンと胸を鳴らした。
 それと同時に、股間が脈動する。

 それを見て取ったのか、ルーシーが少し眉を上げた。

「ねぇ、ケント」

 そして彼女は背けていた顔を彼に向ける。

「もう、して……?」

 ルーシーの言葉に、ケントはまたも股間を脈打たせた。

 心も身体も充分にほぐれたようだし、これ以上の前戯は不要だろう。

「わかった」

 ケントは短く答えると、ベルトを外してスラックスとトランクスを脱ぎ、全裸になった。

 そして膝を立てて脚を開くルーシーの前で、膝立ちになる。

 イチモツはすでに怒張し、先端からは腺液が溢れていた。

「うそ……そんなに……?」

 そんなケントのモノを見て、ルーシーが目を見開いた。
 もしかすると、男性器を目にすること自体、はじめてなのかもしれない。

「できるだけ、優しくするから」
「……はい、お願いします」

 賢人の言葉に、ルーシーは妙に生真面目な言葉を返した。

「あっ」

 ふと、ケントが思い出したように声を上げる。

「どう、したの?」
「いや、その……こっちの世界で、避妊って……?」

 ケントの問いかけに、ルーシーは彼を気遣うように微笑む。

「大丈夫。ちゃんと魔術を受けてるから」
「魔術を……なるほど」

 これはあとで詳しく聞いたことだが、こちらの世界の女性は初潮を迎えると同時に生理を抑制する魔術を施すのが普通らしい。
 そして子作りをするときだけ、魔術をとくのだという。

 なんにせよ避妊に関しては問題ないようなので、そのまま行為を続けることにした。

(待てよ、じゃあ、生でするのか……?)

 ケントはこれまで、生で挿入した経験はなかった。

 ここまで余裕を持ってリードしていたケントだったが、初めての生セックスをするのだと思うと、まるで童貞だったころのように、ドキドキし始める。

「……ルーシー、いくよ」

 自分を奮い立たせる意味でも、あえてそう宣言した。

「うん……きて」

 ルーシーの言葉を受けたタイミングで、つまんだイチモツの先端を秘部に当てる。

「んんっ……!」

 触れあった瞬間、ルーシーが短く喘いだ。

(これが、生の……!)

 亀頭にまとわりつく粘膜の感触に、小さな目眩を覚えた。
 ねっとりと絡みつく花弁から、ルーシーの体温を感じ取ることができた。

(おちつけ、俺……!)

 直接触れたルーシーの感触に理性が飛びそうになるのをこらえて、ほんの少しだけ冷静さを取り戻す。

(優しく……ゆっくりと……)

 初体験の彼女にできるだけつらいを思いをさせまいと、ケントはできるだけゆっくりと腰を押し進める。

「うっ……くぅ……!」

 コンドーム越しとは比べものにならない快感に思わず声を漏らしながらも、ケントは強く押し出しそうとする意志を抑制した。
 彼女の華奢な腰に手を添え、じわじわと膣腔を押し広げていく。

「んぅ……」

 自身の内側に異物を挿入される感覚に、ルーシーは小さく呻いて眉を寄せた。

 ケントは彼女の状態を注視しながら、さらに深くイチモツを埋めていく。

「んぁっ……!」

 途中、わずかに引っかかりを覚え、同時にルーシーが短く喘いだ。
 カリがそこを越えた瞬間、イチモツはぬるりと根本まで飲み込まれてしまった。

「はぁ……はぁ……んっ……」

 ルーシーは激しく呼吸を乱しながら、肘をついて軽く上体を起こし、自身の股間を見る。

「もう、全部挿入はいっちゃった……?」

 彼女がそう言って不安げに見てきたので、ケントは安心させるように微笑んでやる。

「ああ、ちゃんと挿入はいったよ」

 そしてそう告げると、彼女は安堵したように笑みを浮かべる。

「そっかぁ、意外とあっさりしたものね」

 そして拍子抜けしたように、そう告げた。

「もっと、痛いのかと思ってた」
「人それぞれらしいよ。あと、激しい運動なんかで、破れちゃうこともあるみたい」
「そうなんだ」

 そう言ったルーシーは、どこか不満げだった。
 少しは痛みを期待していた部分があったのかもしれない。

「ねぇ、ケント」

 少し息を整えたところで、ルーシーが語りかけてくる。

「いま、あたしの膣内なかに、ケントのが挿入はいってるんだよね?」
「ああ。わかる?」
「うん……なんか、変な感じ」

 接合部を見ていたルーシーは、少し顔を上げて賢人を見た。

「ケント、動いて?」
「ああ」

 ルーシーに言われ、ケントはゆっくりと腰を引いた。

「んぅ……」

 ぬるりと膣内を擦られる感触に、上体を起こしたままのルーシーは小さく背を丸める。

(ぐぅ……やば……)

 ねっとりと絡みついた粘膜が剥がれていく感触に、ケントはわずかに眉を寄せる。
 直接肉棒に張り付く襞は、これまで経験したことがないほどの快感を与えてきた。

 膣口にカリが引っかかるかどうかのところで、ふたたび腰を押し入れる。

「んふぅ……!」

 ゆっくりと肉棒を押し込まれたルーシーが、小さく呻く。

「ルーシー、大丈夫?」

 閉じかけた膣腔をふたたび押し広げ、肉襞がまたも絡みついてくる快感に耐えながら、ケントは気遣うように問いかけた。

 破瓜の痛みが小さかったからといって、挿入をすんなり受け入れられるとは限らない。

「ん……大丈夫。だから、好きに動いていいよ?」
「わかった」

 どうやら膣内をこすられることに、痛みはなさそうだった。
 だからといって最初から激しく動くのもはばかられるので、ケントはゆっくりと抽挿を繰り返した。

 ――ずちゅ……ぬりゅ……ずりゅ……。

 ゆっくりと、彼女がもたらす生の感触を楽しむように、ケントは腰を動かした。

「はぁ……んぅ……すごい……」

 そのあいだ、ルーシーはじっと自身の股間を見つめていた。
 いまは手をつき、先ほどよりも身体を起こしている。

「ケントのが、あたしの膣内なかを……んんっ……!」

 彼女の目には、自身の膣を出入りするケントの肉棒がしっかりと見えているようだった。

 彼女の内側からあふれ出した粘液が、赤黒い肉棒にべとっとりとまとわりついている。
 その陰茎が、華奢な猫獣人の膣内を容赦なくこすりあげ、膣口を出入りしていた。

「はぁっ……あんっ……だめぇっ……!」
「ルーシー?」

 しばらく抽挿を続けているうちに、ルーシーが腰をよじらせ始めた。

「んんっ……やだぁ……腰、動いちゃう……!」

 少しずつケントの動きとタイミングを掴んだのか、彼女は彼がイチモツを突き出すのと同時に、自身もぐっと腰を押し上げる。

「んっんっ……ケント……もっとぉ……!」
「お、おい、ルーシー?」

 少しずつ彼女の動きが速くなってくる。
 それに引っ張られるように、ケントのペースも上がっていった。

「あっあっあっ! いやぁ……! あたし、はじめてなのにぃ……!」

 どうやらルーシーは早くも挿入に慣れ、快感を得ているようだった。

「ぐぅ……!」

 初めての生セックスということもあり、ケントに限界が近づいてくる。

「あっあっ! ケント……ケントぉっ……!」
「くっ……ルーシー……!」

 ふたりはぴったりと息を合わせ、互いに快感を求めて腰を振り続けていた。
 肉棒が激しく出入りする接合部からは、ぐちゅぐちゅと音が漏れ、愛液があふれ出している。

「あっあっあっあっ!」

 彼女が腰を振るたびに、艶のある黒い髪が乱れ、形のいい乳房がぷるぷると揺れた。
 肌の表面にはじんわりと汗が浮かび、胸元はほのかに赤らんでいる。

「ああっ! そんな……あたし、はじめてなのに……イクっ……イッちゃう……!!」
「ルーシー! 俺も、もう……!」

 限界をなんとかこらえようと顔をしかめるケントに、ルーシーは優しい笑みを向けた。

「いいよ、ケント! そのまま、あたしのおま×こに出してぇ!」
「ああっ! ルーシー……!」

 最後は掴んだ彼女の腰を強く引き寄せながら、思い切り腰を突き出した。

 ――どびゅるるるるるーーーっ!!!! びゅるるるっ!! びゅぐんっ! びゅるっびゅるっ……!

 最奥部を押し上げながら、射精した。

「あっ……くぅ……!」

 女性の膣内に直接精液を注ぎ込む、はじめての感触に、脳が蕩けそうになる。
 ドクドクと肉棒が脈打ち、精液を放出するたびに、まとわりつくルーシーの粘膜が快感を送ってきた。

「はぁっ……あっ……しゅごい……あたしのなかで……ケントが、びゅくびゅくってぇ……」

 脚を開いてケント受け入れるルーシーは、手をついて上体を起こしたまま、快感に喘いでいた。
 背を反らして顎をあげ、恍惚とした表情のまま、自身の内側で暴れる肉棒の感触を味わっているようだった。
 目尻にはうっすらと涙が浮かび、半開きの口からはとろりとよだれを垂らしている。

「はぁ……はぁ……くぅ……」

 射精が落ち着いたところで、ケントは腰を引き、肉棒を抜いた。

「あんっ……!」

 膣口にカリが引っかかり、その拍子にルーシーは短く喘ぐ。

「はぁん……やだぁ……あふれちゃう……」

 その言葉にケントは顔を上げた。

 開かれたままになっている彼女の股間に目をやると、閉じようとする膣口から、どろりと精液があふれ出すのが見えた。

 とろとろと漏れ出す白濁は、やがて彼女の尻を伝い落ちてシーツを汚していく。

 はじめてみるその光景に、ケントのイチモツがドクンと脈打った。

「ねぇ、ケント……まだ、おっきいね?」
「えっ?」

 視線を落とすと、射精した直後だというのにまだ硬さを残すイチモツが目に入った。

「ケントぉ……」

 ルーシーが、甘えたような声を出しながら這い寄ってくる。

「あたし、もっとしたいな」

 そんな彼女の言葉に、ふたたび股間が脈打った。

「俺も、もっとしたい」

 完全に復活したことを自覚したケントは、ルーシーを抱き寄せた。

「あはぁ……ケントぉ……」
「ルーシー……」

 ふたりはそのあと、恩恵の共有のことなど忘れて、ただ快楽を貪るのだった。
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