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第1章
12話 加護の確認
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ルーシーの提案により、話はケントの部屋ですることになった。
自分の部屋に女性を連れ込むことに思うところがないわけではないが、他に場所がないのだからしょうがない。
ちなみに男性が3階の女性フロアへ行くのは禁止されているが、女性が2階の男性フロアへ行くのは禁じられていないらしい。
「おや、朝からお盛んだねぇ」
「ちょっと、そういうんじゃないって」
からかう女将をあしらってふたりは階段を上り、ケントの部屋に入った。
「いったん装備外していい?」
「そうだな。楽な格好で落ち着いて話そうか」
ルーシーは身に着けていた胸甲や手甲、ポーチ付きのベルや剣を外し、部屋の隅に置いた。
今は丈の短いノースリーブのブラウスに、八分丈のボトム、膝丈のロングブーツという格好だ。
ケントはジャケットとベストを脱ぎ、ネクタイを外した。
「さて、バートたちと話していろいろ気になることができただろうし、まずはあたしの事情から話したほうがよさそうね」
それぞれ楽な格好になったところで、ルーシーがそう切り出した。
「あたしはね、施設育ちなの」
「施設育ち?」
「そう、冒険者ギルドが運営してる、児童養育施設があってね。おじいちゃんが亡くなったあと、あたしはそこで育てられたんだ」
物心ついたときから両親はおらず、ルーシーは祖父に育てられた。
「おじいちゃんは昔、どこかの国の騎士だったらしいんだけど、落ちぶれて冒険者になったんだって、話してたわ」
ルーシーの祖父はそれなりに腕の立つ冒険者だったが、それでも高齢のため頻繁に依頼をうけられず、ふたりの生活にはあまり余裕がなかった。
その日暮らしに近い生活をしていたふたりだったが、ついに祖父が帰ってこなくなった。
「5歳とか、それくらいのころだったかな。冒険者ギルドの職員って人が宿にきたのよ」
魔物の討伐を生業とする冒険者は、いつ死んでもおかしくない。
そして冒険者の多くは、あまり貯えをもたなかった。
金銭に余裕ができれば装備や消耗品を揃えたり、生活水準をあげたりするためだ。
身体が資本の冒険者にとって、それは当たり前のことだった。
なので祖父にも当然、貯えはなかった。
そのためルーシーは、冒険者施設が運営する児童養育施設に引き取られた。
加護という絶大な力を得られる冒険者だが、魔物と戦わなくてはならないという危険から、志望者はあまり多くない。
なので万年人手不足だ。
そして冒険者は、ある日突然命を落とす。
その冒険者に子供がいれば、いきなり保護者を失って社会に放り出されることになる。
その人手不足と遺児の問題を合わせて解決するため、冒険者ギルドは児童養育施設を設立した。
そこで遺児を預かり、育て、やがては冒険者にしようというわけだ。
そのために必要な教育や訓練を受けられるため、貧しい家庭などではその養育施設に子供を捨てることもあった。
「養育費は、もちろんタダじゃない。そのぶんは冒険者になって返さなくちゃいけないの」
養育費としてひとりあたり年間1000万シクロが計上される。
「あたしは10年間お世話になったから……」
「一億……!?」
「そういうこと」
「すごいでしょ?」
なぜかルーシーは得意げに笑った。
「といっても、馬鹿正直に返す必要はないのよ」
冒険者として有能と認められれば、養育費の返済は免除されるため、自身で完済する者はほとんどいない。
これは養育費を安くして、別の職業に就かれるのを防ぐための処置だった。
「その基準となるのが、Cランクなのよね」
「それって、どれくらいの割合でなれるの?」
「1割くらいかしら」
「それはまた厳しい……」
「って思うでしょ? でもそれはあくまで冒険者全体での割合なの。施設育ちはそれまでに冒険者として必要なことを叩き込まれてるからね。半分は達成できるんじゃないかしら」
「……それでもかなり厳しくない?」
「まぁ、達成できなかった半分も、失敗とはかぎらないし」
失敗例として最も多いのは、Cランク到達前の死亡だ。
いくら長い間教育を受けたからといって、施設で育った者が等しく優秀とは限らない。
仮に優秀だったとしても、ちょっとした不運に見舞われれば命を落とすこともあるのが、冒険者だ。
Cランク未到達での成功例といわれるものの多くは、国や貴族、豪商などに雇われることだろう。
養育費を返済すれば、Cランク未到達でも自由の身になれるため、そうやって身を立てる者も少なくない。
「あたしももちろんCランク到達を目指してたんだけど、うまくいかなくて……」
15歳で施設を出て冒険者になり、元は別の町で活動していたルーシーだが、どうにもランクアップがうまくいかず、いくつかの町を転々とした。
そして10年ほど前から、この町で活動しているとのことだった。
ここエデの町は周辺にあまり強い魔物がおらず、初心者向けの地域であるらしい。
「えっと、ルーシーのランクってたしか……」
「Fね」
「それって返済期限は……?」
「25歳」
「失礼だけど、いまは?」
「……29歳」
「過ぎてない?」
「5年の猶予をもらってるの」
「そっか。じゃあ養育費の返済は?」
「が、がんばってるわよ、もちろん」
「残りいくら?」
ケントの問いかけに、ルーシーは気まずそうに目を逸らした。
「仲間の置かれている状況は把握しておきたいんだ。いまどれくらい返済してるのか、教えて欲しい」
ケントはルーシーが逸らした視線の先に回り込んで彼女を見つめ、問いかける。
「……半分」
「ということは、5000――」
「――の、半分……」
「……2500万」
「……足らずを、返せた、かな。かろうじて」
「つまり、あと1年足らずで7500万シクロ以上を返す必要があるってこと? 崖っぷちじゃないか……!」
「……えへ」
ごまかすように笑うルーシーの姿に、ケントは思わずため息をつく。
「それで、返せない場合のペナルティは?」
「えっと、クラークさんからは、職員を勧められてる」
「クラークさん?」
「ほら、講習をしてくれた」
「ああ」
この街でずっとケントの対応をしてくれたあの男性職員は、名をクラークと言うらしい。
「職員になったら、返済義務は?」
「なくならないわ。給料から天引き」
「職員の給料って、いいの?」
「いまより収入は減るかもって言われてる」
「そっか。ほかには?」
「えっ?」
「ギルド職員になる以外の道は?」
「それは……」
ルーシーは、またも気まずそうに視線を逸らす。
「なにか別の道があるんじゃないのか?」
気になったのは、バートやアイリの言葉だった。
ケントが黙って見つめていると、ルーシーは観念したように視線を戻し、口を開く。
「お見合いの話が、いくつか……」
「お見合い、ね」
「うん……」
頷くルーシーの表情が、暗い。
「ルーシーはどうしたいの?」
「一番はCランクになることだけど……無理なら、職員、かな」
「それって、ルーシーが選べるの?」
「それは……その……」
しばらく口ごもっていたルーシーが、小さく首を横に振る。
「決定権は、ギルドにあるの」
「……そっか」
「クラークさんは、なんとか掛け合うって言ってくれてるけど、正直どうなるか」
「ギルド以外に雇ってくれそうなところは?」
「Fランクじゃあね……」
ルーシーは自嘲気味に笑い、うつむく。
「じゃあ、30歳までにCランクになれる可能性は?」
「ゼロじゃない、けど……」
その口ぶりから、かなり困難ではあるらしい。
「そっか。それにしても……」
ルーシーのランクが低過ぎはしないだろうか?
14年ものあいだ冒険者を続けてきて、ルーシーのランクは最低のGからひとつ上がっただけのFだった。
返済のため2500万シクル近くを収めたというからには、少なくともその倍以上の報酬は得ているはずだ。
つまりそれだけの依頼を、ルーシーは達成しているということになる。
「もっとランクが上がっていても良さそうなものだけど……」
「えっと、それについては先にケントの加護板を確認してもらったほうが説明しやすいかな?」
「俺の?」
「ええ。ケントの、というより一般的な加護について知っておいてくれたほうがいいわね」
一般的な、ということは、ルーシーの加護が特殊なのだろうか。
そしてその特殊な加護ゆえに、ランクが上がりにくいのかもしれない。
そう思いながら、ケントはポケットに入れておいた加護板を取り出した。
自分の部屋に女性を連れ込むことに思うところがないわけではないが、他に場所がないのだからしょうがない。
ちなみに男性が3階の女性フロアへ行くのは禁止されているが、女性が2階の男性フロアへ行くのは禁じられていないらしい。
「おや、朝からお盛んだねぇ」
「ちょっと、そういうんじゃないって」
からかう女将をあしらってふたりは階段を上り、ケントの部屋に入った。
「いったん装備外していい?」
「そうだな。楽な格好で落ち着いて話そうか」
ルーシーは身に着けていた胸甲や手甲、ポーチ付きのベルや剣を外し、部屋の隅に置いた。
今は丈の短いノースリーブのブラウスに、八分丈のボトム、膝丈のロングブーツという格好だ。
ケントはジャケットとベストを脱ぎ、ネクタイを外した。
「さて、バートたちと話していろいろ気になることができただろうし、まずはあたしの事情から話したほうがよさそうね」
それぞれ楽な格好になったところで、ルーシーがそう切り出した。
「あたしはね、施設育ちなの」
「施設育ち?」
「そう、冒険者ギルドが運営してる、児童養育施設があってね。おじいちゃんが亡くなったあと、あたしはそこで育てられたんだ」
物心ついたときから両親はおらず、ルーシーは祖父に育てられた。
「おじいちゃんは昔、どこかの国の騎士だったらしいんだけど、落ちぶれて冒険者になったんだって、話してたわ」
ルーシーの祖父はそれなりに腕の立つ冒険者だったが、それでも高齢のため頻繁に依頼をうけられず、ふたりの生活にはあまり余裕がなかった。
その日暮らしに近い生活をしていたふたりだったが、ついに祖父が帰ってこなくなった。
「5歳とか、それくらいのころだったかな。冒険者ギルドの職員って人が宿にきたのよ」
魔物の討伐を生業とする冒険者は、いつ死んでもおかしくない。
そして冒険者の多くは、あまり貯えをもたなかった。
金銭に余裕ができれば装備や消耗品を揃えたり、生活水準をあげたりするためだ。
身体が資本の冒険者にとって、それは当たり前のことだった。
なので祖父にも当然、貯えはなかった。
そのためルーシーは、冒険者施設が運営する児童養育施設に引き取られた。
加護という絶大な力を得られる冒険者だが、魔物と戦わなくてはならないという危険から、志望者はあまり多くない。
なので万年人手不足だ。
そして冒険者は、ある日突然命を落とす。
その冒険者に子供がいれば、いきなり保護者を失って社会に放り出されることになる。
その人手不足と遺児の問題を合わせて解決するため、冒険者ギルドは児童養育施設を設立した。
そこで遺児を預かり、育て、やがては冒険者にしようというわけだ。
そのために必要な教育や訓練を受けられるため、貧しい家庭などではその養育施設に子供を捨てることもあった。
「養育費は、もちろんタダじゃない。そのぶんは冒険者になって返さなくちゃいけないの」
養育費としてひとりあたり年間1000万シクロが計上される。
「あたしは10年間お世話になったから……」
「一億……!?」
「そういうこと」
「すごいでしょ?」
なぜかルーシーは得意げに笑った。
「といっても、馬鹿正直に返す必要はないのよ」
冒険者として有能と認められれば、養育費の返済は免除されるため、自身で完済する者はほとんどいない。
これは養育費を安くして、別の職業に就かれるのを防ぐための処置だった。
「その基準となるのが、Cランクなのよね」
「それって、どれくらいの割合でなれるの?」
「1割くらいかしら」
「それはまた厳しい……」
「って思うでしょ? でもそれはあくまで冒険者全体での割合なの。施設育ちはそれまでに冒険者として必要なことを叩き込まれてるからね。半分は達成できるんじゃないかしら」
「……それでもかなり厳しくない?」
「まぁ、達成できなかった半分も、失敗とはかぎらないし」
失敗例として最も多いのは、Cランク到達前の死亡だ。
いくら長い間教育を受けたからといって、施設で育った者が等しく優秀とは限らない。
仮に優秀だったとしても、ちょっとした不運に見舞われれば命を落とすこともあるのが、冒険者だ。
Cランク未到達での成功例といわれるものの多くは、国や貴族、豪商などに雇われることだろう。
養育費を返済すれば、Cランク未到達でも自由の身になれるため、そうやって身を立てる者も少なくない。
「あたしももちろんCランク到達を目指してたんだけど、うまくいかなくて……」
15歳で施設を出て冒険者になり、元は別の町で活動していたルーシーだが、どうにもランクアップがうまくいかず、いくつかの町を転々とした。
そして10年ほど前から、この町で活動しているとのことだった。
ここエデの町は周辺にあまり強い魔物がおらず、初心者向けの地域であるらしい。
「えっと、ルーシーのランクってたしか……」
「Fね」
「それって返済期限は……?」
「25歳」
「失礼だけど、いまは?」
「……29歳」
「過ぎてない?」
「5年の猶予をもらってるの」
「そっか。じゃあ養育費の返済は?」
「が、がんばってるわよ、もちろん」
「残りいくら?」
ケントの問いかけに、ルーシーは気まずそうに目を逸らした。
「仲間の置かれている状況は把握しておきたいんだ。いまどれくらい返済してるのか、教えて欲しい」
ケントはルーシーが逸らした視線の先に回り込んで彼女を見つめ、問いかける。
「……半分」
「ということは、5000――」
「――の、半分……」
「……2500万」
「……足らずを、返せた、かな。かろうじて」
「つまり、あと1年足らずで7500万シクロ以上を返す必要があるってこと? 崖っぷちじゃないか……!」
「……えへ」
ごまかすように笑うルーシーの姿に、ケントは思わずため息をつく。
「それで、返せない場合のペナルティは?」
「えっと、クラークさんからは、職員を勧められてる」
「クラークさん?」
「ほら、講習をしてくれた」
「ああ」
この街でずっとケントの対応をしてくれたあの男性職員は、名をクラークと言うらしい。
「職員になったら、返済義務は?」
「なくならないわ。給料から天引き」
「職員の給料って、いいの?」
「いまより収入は減るかもって言われてる」
「そっか。ほかには?」
「えっ?」
「ギルド職員になる以外の道は?」
「それは……」
ルーシーは、またも気まずそうに視線を逸らす。
「なにか別の道があるんじゃないのか?」
気になったのは、バートやアイリの言葉だった。
ケントが黙って見つめていると、ルーシーは観念したように視線を戻し、口を開く。
「お見合いの話が、いくつか……」
「お見合い、ね」
「うん……」
頷くルーシーの表情が、暗い。
「ルーシーはどうしたいの?」
「一番はCランクになることだけど……無理なら、職員、かな」
「それって、ルーシーが選べるの?」
「それは……その……」
しばらく口ごもっていたルーシーが、小さく首を横に振る。
「決定権は、ギルドにあるの」
「……そっか」
「クラークさんは、なんとか掛け合うって言ってくれてるけど、正直どうなるか」
「ギルド以外に雇ってくれそうなところは?」
「Fランクじゃあね……」
ルーシーは自嘲気味に笑い、うつむく。
「じゃあ、30歳までにCランクになれる可能性は?」
「ゼロじゃない、けど……」
その口ぶりから、かなり困難ではあるらしい。
「そっか。それにしても……」
ルーシーのランクが低過ぎはしないだろうか?
14年ものあいだ冒険者を続けてきて、ルーシーのランクは最低のGからひとつ上がっただけのFだった。
返済のため2500万シクル近くを収めたというからには、少なくともその倍以上の報酬は得ているはずだ。
つまりそれだけの依頼を、ルーシーは達成しているということになる。
「もっとランクが上がっていても良さそうなものだけど……」
「えっと、それについては先にケントの加護板を確認してもらったほうが説明しやすいかな?」
「俺の?」
「ええ。ケントの、というより一般的な加護について知っておいてくれたほうがいいわね」
一般的な、ということは、ルーシーの加護が特殊なのだろうか。
そしてその特殊な加護ゆえに、ランクが上がりにくいのかもしれない。
そう思いながら、ケントはポケットに入れておいた加護板を取り出した。
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