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第1章
5話 アルファベット
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HPが回復した。
なんとなく意味がわからなくもないが、ふたりのあいだに認識のズレがあると怖いので、ケントはこれを機にいくつか確認しておくことにした。
「ひとつ聞きたいんだけど、エイチピーってなに?」
「えっと、それなら見てもらったほうが早いわね」
そう言ったあと、ルーシーは手に持っていたカードを見せた。
**********
【名前】ルーシー
【レベル】24
【HP】64/100
【MP】72/100
【冒険者】F
【魔術士】G
【治療士】G
**********
スマートフォン大の半透明な板に、文字が浮かび上がっていた。
「これは加護板といってね。ギルドへ登録すると発行されて、加護を得られるものなんだけど」
(……なんで読めるんだ?)
ルーシーの説明を聞きながら、ケントはそんなことを考えていた。
加護板とやらに表示された文字は、日本語ではなく、アルファベットですらなかった。
少なくともケントが見たことのない文字だったが、なぜが当たり前のように読めた。
ただ、そうなるとさらにおかしなことがあったのだが、それはあとで聞くことにして、ルーシーの話に耳を傾けた。
「このHPっていうのは、冒険者を守ってくれる加護の値ね。最大値が100で、ダメージを受けると減るのよ」
「0になったら死ぬ、とか?」
「怖いこと言わないでよ。0になったら加護がなくなるのよ」
「加護がなくなるとどうなる?」
「HPが0の状態でダメージを受けると、怪我をしたり、最悪死んじゃったりするわね」
つまりHPが残っていれば、いくらダメージを受けても身体に怪我を負うことがないという。
オークとの戦いでルーシーが派手に殴り飛ばされたにもかかわらず、ケロッとしていたのにはこういう事情があったわけだ。
「でね、さっきまでHPはひと桁だったんだけど、いま確認したら6割以上回復してたからびっくりしたのよ!」
HPは時間経過で回復するが、動いたり戦ったりと体力を消耗するような状況下ではかなり回復速度は遅くなる。
「ここまでの行動と時間を考えても、せいぜい2割に届くかどうかってところのはずよ」
「つまり、ようかんを食べたから回復したってこと? 食事なんかで回復することはないのか?」
「回復効果のある食べ物なら少しはね。でも普通は回復薬や回復魔法を使うわ。あ、そうだ!」
ルーシーはなにかを思い出したような声を上げると、ペットボトルを手に取り水を一口飲んだ。
そして、再び加護板に視線を落とす。
「やっぱり! ほら!」
再び向けられた加護板を見ると、HPが10近く回復していた。
「ただのお水じゃないと思ったのよ! っていうか、これってポーションじゃないわよね?」
「普通の水だけどな」
「普通のお水にHPの回復効果はないんだけど……」
とりあえずHPについてはなんとなく理解できた。
水やようかんでHPが回復したことについては、ルーシーも答えを知らないだろうと思ったので、ケントはもうひとつ気になっていることを聞くことにした。
「なぁ、もうひとつ聞きたいんだが、HPってのはヒットポイントの略なのか?」
「ひっと……なに?」
「HP」
「えっと、うーん……どうなのかしら? あたしたちは神代文字をそのまま読んでるだけだから……。偉い学者さんならもっと詳しくわかるかもしれないけど」
加護板に浮かび上がる未知の文字のなかで、【HP】と【MP】はアルファベットで記載されていたのだ。
「それじゃあ【冒険者】とか【魔術士】のところに書かれてるのも神代文字?」
ほかにも、いくつかアルファベットが見て取れた。
「そうね。これはランクを表すものよ」
「なるほど、神代文字ねぇ……」
また新しい謎が生まれてしまったが、それについてここで答えを出すのはいったん諦めることにした。
○●○●
「あ、そうだ、これ」
HPの説明を聞き終えたケントは、改めて練りようかんを差し出した。
ほかにも聞きたいことはあるが、それは町に着いてからでいいだろう。
「えっと……」
出された練りようかんを見たルーシーが、困ったような表情を浮かべる。
「どうしたの?」
「それって、高いものじゃないの?」
「んー、どうだろ」
一般的な練りようかんなら1本100円程度なので、日本の市場価格で考えれば安いものではある。
「そんなに美味しくってHPが回復する食べ物なんて、聞いたことがないわよ? どこにでも売ってるものじゃないと思うんだけど」
「まぁ、改めて買うとなると大変かも」
いくら安いからといって、いまの状況で同じものが手に入るかと問われるなら、困難と言わざるを得ないだろう。
「そんな貴重なものもらえないわよ!」
「でも、HPが回復するんなら持っておいたほうがいいんじゃない? 高価なものだとしても、命には替えられないだろ?」
「いえ、下手をすればあたしの命より高価かもよ、それ」
「は?」
さすがに冗談だろうと思ったが、ルーシーは案外真剣な顔をしていた。
「いや、さすがにそれはないって」
「そ、そうかな……」
すぐさまケントが否定すると、彼女は少しだけ照れたように視線を逸らした。
「とりあえず町に帰るまででいいからさ、アイテムボックスだっけ? それにでも入れておきなよ」
「えっと、ケントが、そういうなら」
遠慮がちに練りようかんを受け取ったルーシーだったが、不意に目を見開き、続けて苦笑を漏らす。
めまぐるしい表情の変化に、ケントは首を傾げた。
「どうした?」
「これ、やっぱり高いものじゃないの。このサイズで5スロットなんて……」
「えっと、なに? スロット?」
ルーシーが言うには、〈アイテムボックス〉に物を収納すると、空きスロットが埋まっていくとのことだった。
収納物によって必要スロット数は変わってくるのだが、大きさや重さだけでなく、価値なども関わってくるのだとか。
「たとえばゴブリンやコボルトのドロップなら1スロット、オークだと2スロットね。魔石は大きさや重さのわりに必要スロットが大きくて、ゴブリンやコボルトの小さいやつでも1個1スロット埋まっちゃうのよ。オークのだと3つも」
「なるほど、それでコボルトの牙や魔石は俺が持つことになったのか」
「そういうこと。で、このようかんっていうのは5スロット必要ってわけ。ハイポーション並みね」
ハイポーションの価値はともかく、オークの魔石やブロック肉より高価値だと判断されたようだ。
結局ルーシーは練りようかんを腰のポーチに入れた。
「さて、ケントのおかげでHPも回復したし、そろそろいきましょうか」
ルーシーに促されて立ち上がる。
あまり休んだ気にはならないが、多少休憩時間をのばしたところで疲れは取れないだろうと諦め、ケントは立ち上がった。
「ほら、あそこよ」
10分ほど歩いたところで、遠くに町らしきものが見えた。
「……遠くない?」
1時間はかかるといわれて多少覚悟をしていたが、いざ目的地までの距離を目の当たりにすると、げんなりしてしまう。
「あははっ、これくらい歩けなくてどうするの? その恰好といい、やっぱりケントって貴族なんじゃない?」
「……どうだろうね」
田舎に帰って10日ほどだが、めっきり歩かなくなったことに思い至る。
都会に住んでいたころはもう少し歩いていたはずで、買い物に出た日など1時間やそこら歩き回ることはよくあった。
しかし、街中を歩くのと違って、変わり映えのない景色のなかを歩くのは精神的にもかなり疲れた。
「ほら、ケント、あともうちょっとよ」
それでもケントは、ルーシーに励まされながらなんとか町の入り口にたどり着いたのだった。
なんとなく意味がわからなくもないが、ふたりのあいだに認識のズレがあると怖いので、ケントはこれを機にいくつか確認しておくことにした。
「ひとつ聞きたいんだけど、エイチピーってなに?」
「えっと、それなら見てもらったほうが早いわね」
そう言ったあと、ルーシーは手に持っていたカードを見せた。
**********
【名前】ルーシー
【レベル】24
【HP】64/100
【MP】72/100
【冒険者】F
【魔術士】G
【治療士】G
**********
スマートフォン大の半透明な板に、文字が浮かび上がっていた。
「これは加護板といってね。ギルドへ登録すると発行されて、加護を得られるものなんだけど」
(……なんで読めるんだ?)
ルーシーの説明を聞きながら、ケントはそんなことを考えていた。
加護板とやらに表示された文字は、日本語ではなく、アルファベットですらなかった。
少なくともケントが見たことのない文字だったが、なぜが当たり前のように読めた。
ただ、そうなるとさらにおかしなことがあったのだが、それはあとで聞くことにして、ルーシーの話に耳を傾けた。
「このHPっていうのは、冒険者を守ってくれる加護の値ね。最大値が100で、ダメージを受けると減るのよ」
「0になったら死ぬ、とか?」
「怖いこと言わないでよ。0になったら加護がなくなるのよ」
「加護がなくなるとどうなる?」
「HPが0の状態でダメージを受けると、怪我をしたり、最悪死んじゃったりするわね」
つまりHPが残っていれば、いくらダメージを受けても身体に怪我を負うことがないという。
オークとの戦いでルーシーが派手に殴り飛ばされたにもかかわらず、ケロッとしていたのにはこういう事情があったわけだ。
「でね、さっきまでHPはひと桁だったんだけど、いま確認したら6割以上回復してたからびっくりしたのよ!」
HPは時間経過で回復するが、動いたり戦ったりと体力を消耗するような状況下ではかなり回復速度は遅くなる。
「ここまでの行動と時間を考えても、せいぜい2割に届くかどうかってところのはずよ」
「つまり、ようかんを食べたから回復したってこと? 食事なんかで回復することはないのか?」
「回復効果のある食べ物なら少しはね。でも普通は回復薬や回復魔法を使うわ。あ、そうだ!」
ルーシーはなにかを思い出したような声を上げると、ペットボトルを手に取り水を一口飲んだ。
そして、再び加護板に視線を落とす。
「やっぱり! ほら!」
再び向けられた加護板を見ると、HPが10近く回復していた。
「ただのお水じゃないと思ったのよ! っていうか、これってポーションじゃないわよね?」
「普通の水だけどな」
「普通のお水にHPの回復効果はないんだけど……」
とりあえずHPについてはなんとなく理解できた。
水やようかんでHPが回復したことについては、ルーシーも答えを知らないだろうと思ったので、ケントはもうひとつ気になっていることを聞くことにした。
「なぁ、もうひとつ聞きたいんだが、HPってのはヒットポイントの略なのか?」
「ひっと……なに?」
「HP」
「えっと、うーん……どうなのかしら? あたしたちは神代文字をそのまま読んでるだけだから……。偉い学者さんならもっと詳しくわかるかもしれないけど」
加護板に浮かび上がる未知の文字のなかで、【HP】と【MP】はアルファベットで記載されていたのだ。
「それじゃあ【冒険者】とか【魔術士】のところに書かれてるのも神代文字?」
ほかにも、いくつかアルファベットが見て取れた。
「そうね。これはランクを表すものよ」
「なるほど、神代文字ねぇ……」
また新しい謎が生まれてしまったが、それについてここで答えを出すのはいったん諦めることにした。
○●○●
「あ、そうだ、これ」
HPの説明を聞き終えたケントは、改めて練りようかんを差し出した。
ほかにも聞きたいことはあるが、それは町に着いてからでいいだろう。
「えっと……」
出された練りようかんを見たルーシーが、困ったような表情を浮かべる。
「どうしたの?」
「それって、高いものじゃないの?」
「んー、どうだろ」
一般的な練りようかんなら1本100円程度なので、日本の市場価格で考えれば安いものではある。
「そんなに美味しくってHPが回復する食べ物なんて、聞いたことがないわよ? どこにでも売ってるものじゃないと思うんだけど」
「まぁ、改めて買うとなると大変かも」
いくら安いからといって、いまの状況で同じものが手に入るかと問われるなら、困難と言わざるを得ないだろう。
「そんな貴重なものもらえないわよ!」
「でも、HPが回復するんなら持っておいたほうがいいんじゃない? 高価なものだとしても、命には替えられないだろ?」
「いえ、下手をすればあたしの命より高価かもよ、それ」
「は?」
さすがに冗談だろうと思ったが、ルーシーは案外真剣な顔をしていた。
「いや、さすがにそれはないって」
「そ、そうかな……」
すぐさまケントが否定すると、彼女は少しだけ照れたように視線を逸らした。
「とりあえず町に帰るまででいいからさ、アイテムボックスだっけ? それにでも入れておきなよ」
「えっと、ケントが、そういうなら」
遠慮がちに練りようかんを受け取ったルーシーだったが、不意に目を見開き、続けて苦笑を漏らす。
めまぐるしい表情の変化に、ケントは首を傾げた。
「どうした?」
「これ、やっぱり高いものじゃないの。このサイズで5スロットなんて……」
「えっと、なに? スロット?」
ルーシーが言うには、〈アイテムボックス〉に物を収納すると、空きスロットが埋まっていくとのことだった。
収納物によって必要スロット数は変わってくるのだが、大きさや重さだけでなく、価値なども関わってくるのだとか。
「たとえばゴブリンやコボルトのドロップなら1スロット、オークだと2スロットね。魔石は大きさや重さのわりに必要スロットが大きくて、ゴブリンやコボルトの小さいやつでも1個1スロット埋まっちゃうのよ。オークのだと3つも」
「なるほど、それでコボルトの牙や魔石は俺が持つことになったのか」
「そういうこと。で、このようかんっていうのは5スロット必要ってわけ。ハイポーション並みね」
ハイポーションの価値はともかく、オークの魔石やブロック肉より高価値だと判断されたようだ。
結局ルーシーは練りようかんを腰のポーチに入れた。
「さて、ケントのおかげでHPも回復したし、そろそろいきましょうか」
ルーシーに促されて立ち上がる。
あまり休んだ気にはならないが、多少休憩時間をのばしたところで疲れは取れないだろうと諦め、ケントは立ち上がった。
「ほら、あそこよ」
10分ほど歩いたところで、遠くに町らしきものが見えた。
「……遠くない?」
1時間はかかるといわれて多少覚悟をしていたが、いざ目的地までの距離を目の当たりにすると、げんなりしてしまう。
「あははっ、これくらい歩けなくてどうするの? その恰好といい、やっぱりケントって貴族なんじゃない?」
「……どうだろうね」
田舎に帰って10日ほどだが、めっきり歩かなくなったことに思い至る。
都会に住んでいたころはもう少し歩いていたはずで、買い物に出た日など1時間やそこら歩き回ることはよくあった。
しかし、街中を歩くのと違って、変わり映えのない景色のなかを歩くのは精神的にもかなり疲れた。
「ほら、ケント、あともうちょっとよ」
それでもケントは、ルーシーに励まされながらなんとか町の入り口にたどり着いたのだった。
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