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第四章 パーティーを組もう
4-26 ダンジョンの守り人
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突然の出来事にデルフィは戸惑い、キョロキョロと部屋を見回している。
正直、俺も何がなんだかわからんのだが、ここは俺がしっかりしないとな。
「どうも。お宅はもしかして、ダンジョンマスター的な人?」
「そうだね。一応ここでは、ダンジョンコアと呼ばれているけどね」
つまり、このダンジョンを創り出し、管理している存在ってわけだ。
彼はソファから立ち上がると、こちらに向かって歩いてきた。
そして軽く指を鳴らすと、小さい丸テーブルと、椅子が3脚現われる。
「どうぞ。コーヒーでいい?」
「あ、うん」
「えっと、ど、どうも」
俺とデルフィは、とりあえず現われた椅子に座った。
いつの間にか目の前にコーヒーが用意されてので、遠慮なくいただく。
うん、いい味だ。
「で、そのダンジョンコアさんが、俺たちになんの用?」
「いや、ここを攻略したら一応会うことになってんの。とりあえずふたりとも、ダンジョンカード出してくれる?」
別に疑う必要もなさそうなので、俺とデルフィはダンジョンカードを渡す。
彼はカードに軽く触れると、すぐに返してくれた。
「はい、これでダンジョン制覇の情報が入ったよ。おつかれさま」
「どうも」
さて、目の前にいるこの男、さっきも思ったがどう見ても日本人なんだよな。
部屋の雰囲気もなんか現代日本風だし、ゲーム機とかテレビとかあるし、本棚に並んでんのは大半が漫画だし、アニメのDVDボックスとかフィギュアとかあるし。
服装だってそれ、完全にジャージだよね?
なんつーか、こっちに来る前の俺みたいな感じなんだよなぁ。
「ひとつ聞きたいんだけど、お宅って日本人?」
「おや? ということは君もかい?」
「ああ、うん。俺は山岡勝介。ちょっと前に転送された感じ?」
俺のうしろで、デルフィがなにやら驚いたような、戸惑ったような雰囲気を出している。
しまったなぁ、ついつい好奇心に負けて訊いてしまったうえに、流れで喋ってしまった。
あとで事情を説明しないとなぁ……。
「へええ。僕もたぶん日本人なんだろうけど、記憶は無いんだよね。あ、でも名前は覚えてるよ。真島裕太」
「真島くんね。しかし記憶が無いってのは?」
「記憶はないけど知識はある、みたいな変な感じなんだよね。自分がどういう人間で、どういう人生を歩んできたのかは全然わからないんだけど、たとえばどういう本を読んで、どういうゲームをして、どういうアニメを見て……みたいなのはなんとなく知っているんだ」
「この部屋にある漫画とかゲームは?」
「これはダンジョンコアの能力で創りだしたもの……になるのかな。あの漫画読みたいなぁ、とかあのゲーム久々にしたいなぁ、って思ったらDPを使って創れることがわかってさ」
「DP?」
「ダンジョンポイントの略ね。僕たちダンジョンコアは、そのDPを使ってモンスターや罠を生み出したり、階層を増やしたり広げたりできるんだ」
「罠ねぇ……。迷路階層の罠とか、すげーウザかったわー」
「そう? その割には、サクサク進んでたみたいだけど?」
まぁ、SP使って〈罠察知〉と〈罠解除〉習得して、速攻Maxまで上げたからね。
実は1回罠にかかって死んでるんだわ、俺。
死に際に見えたデルフィの絶望的な顔が印象的で、少なくとも彼女の前では絶対死なないって決めたんだったな、あのとき。
「いやいや、苦労したんだって……」
「ま、1回死んでたもんね。そっから急に罠を回避し出したから、なにか特殊能力でも使ったのかなー、とは思ってたけど」
「ちょ……なんで!?」
「いやぁ、最近良く時間が巻き戻ってたから、なんかおかしいとは思ってたけど、君が起点だったんだねぇ」
「おま……」
そこで慌ててデルフィのほうを見ると、彼女は彫像のように固まっていた。
「どうやら彼女は君の事情を知らなそうだったから、とりあえず時間を止めさせてもらったよ」
「すごいな……そんなことまで」
「ダンジョンの中は僕が支配しているからね。DPさえあれば何でもできるんだ」
「しかし、なんで俺の死に戻りを認識できるんだ?」
「なんでだろ? よくわからないや」
まぁ、そこは考えてももしょうがないか
「そういや、さっきから言ってるDPってのは、どうやって手に入れるの? もしかしてダンジョンで死んだ人から奪ったり的な?」
「はっはっは。そんな物騒なものじゃないよ。単純に時間で支給される感じかな。ただ、ここ100年くらいでどんどん支給のペースが上がってきてね。いくら消費しても使い切れないくらい貯まってるんだ」
真島は困ったように肩をすくめる。
「だからDPを異常に食う時間停止だって、いくらでも使えちゃう……ていうか、また支給のペースが上がってるね。時間停止を使ってもDPが減らないなんてホント異常だよ」
便利な能力を使い放題ってんだから、嬉しいもんかと思ったが、真島はどちらかと言うと不安そうな顔をしている
「ところでさ、なんでダンジョンコアなんてやってんの?」
「さぁ? 気がつけば僕はダンジョンコアとして存在してたから、あとは本能の赴くままに、ダンジョンを成長させていってたんだけどね。200年くらい前に倒されちゃって、そこからは人間と共存してる感じかなぁ」
うーん、異世界転生モノにはダンジョンマスターに転生するっていうのも結構あるし、そういうことなんだろうか。
「さてと、君たちは僕と戦うかい?」
デルフィが緊張で息を呑む。
どうやら、時間停止は解除されたらしい。
「戦う? 戦わなきゃいけない?」
「いや、強制ではないよ。希望者は僕と戦うことができて、僕に勝つとダンジョンを停止させられる」
「ダンジョンを停止させて、いいことってあるの?」
なんというか、ダンジョンを停止させるメリットが思いつかない。
「どうだろう? 停止といっても各階層の転移陣はそのまま残るから探索は可能だね。ただ階層ボスがいなくなるのと、ダンジョンモンスターの復活はなくなるね」
「それって、いいことなくない?」
「君たちにとってはね。でも僕的には、ダンジョンを攻略したからにはきっちり倒して欲しいんだよね」
「なんで?」
「なんでだろ? 本能?」
「……倒したら真島くんは死んじゃうわけ?」
こうやって言葉を交わした相手を殺す、ってのは、できれば避けないなぁ。
「いいや、半年くらいで復活するね」
「復活するんかい!」
つまり、殺すというより一時的に活動を停止させる、ってかんじなのか?
だとしたらそこまでの忌避感はないけど……。
「あー、でも半年ってのは前回の経験から言ってるだけで、もしかするといまの感じだと、半月くらいで復活できるかも」
「ふむう……」
半年であれ半月であれそのあいだ階層ボスがいなくなり、倒した魔物の復活もなくなるってことだよな?
うーん、魔石の採取量は確実に減るだろうし、正直なところイチ冒険者が判断していいモノじゃなさそうだ。
「やめとくわ」
「そっか、残念。君は絶対僕を倒したほうがいいような気が、するんだけどなぁ……」
「なんでだよ」
「わかんない。なんとなくだけどそれが使命のような……」
「使命ねぇ……」
もしかしてお稲荷さんが言ってた“世界を救う”ってことと、関係があるのか?
だとしても、理由もわからんままダンジョンを停止させるなんてこと、怖くてできない。
「ま、君にその気がないんならしょうがない。じゃ帰る?」
「ああ、そうするよ。コーヒーご馳走さま」
「いえいえ。気が向いたらまた来てね」
そういうと、真島は少し寂しそうに微笑んだ。
正直、俺も何がなんだかわからんのだが、ここは俺がしっかりしないとな。
「どうも。お宅はもしかして、ダンジョンマスター的な人?」
「そうだね。一応ここでは、ダンジョンコアと呼ばれているけどね」
つまり、このダンジョンを創り出し、管理している存在ってわけだ。
彼はソファから立ち上がると、こちらに向かって歩いてきた。
そして軽く指を鳴らすと、小さい丸テーブルと、椅子が3脚現われる。
「どうぞ。コーヒーでいい?」
「あ、うん」
「えっと、ど、どうも」
俺とデルフィは、とりあえず現われた椅子に座った。
いつの間にか目の前にコーヒーが用意されてので、遠慮なくいただく。
うん、いい味だ。
「で、そのダンジョンコアさんが、俺たちになんの用?」
「いや、ここを攻略したら一応会うことになってんの。とりあえずふたりとも、ダンジョンカード出してくれる?」
別に疑う必要もなさそうなので、俺とデルフィはダンジョンカードを渡す。
彼はカードに軽く触れると、すぐに返してくれた。
「はい、これでダンジョン制覇の情報が入ったよ。おつかれさま」
「どうも」
さて、目の前にいるこの男、さっきも思ったがどう見ても日本人なんだよな。
部屋の雰囲気もなんか現代日本風だし、ゲーム機とかテレビとかあるし、本棚に並んでんのは大半が漫画だし、アニメのDVDボックスとかフィギュアとかあるし。
服装だってそれ、完全にジャージだよね?
なんつーか、こっちに来る前の俺みたいな感じなんだよなぁ。
「ひとつ聞きたいんだけど、お宅って日本人?」
「おや? ということは君もかい?」
「ああ、うん。俺は山岡勝介。ちょっと前に転送された感じ?」
俺のうしろで、デルフィがなにやら驚いたような、戸惑ったような雰囲気を出している。
しまったなぁ、ついつい好奇心に負けて訊いてしまったうえに、流れで喋ってしまった。
あとで事情を説明しないとなぁ……。
「へええ。僕もたぶん日本人なんだろうけど、記憶は無いんだよね。あ、でも名前は覚えてるよ。真島裕太」
「真島くんね。しかし記憶が無いってのは?」
「記憶はないけど知識はある、みたいな変な感じなんだよね。自分がどういう人間で、どういう人生を歩んできたのかは全然わからないんだけど、たとえばどういう本を読んで、どういうゲームをして、どういうアニメを見て……みたいなのはなんとなく知っているんだ」
「この部屋にある漫画とかゲームは?」
「これはダンジョンコアの能力で創りだしたもの……になるのかな。あの漫画読みたいなぁ、とかあのゲーム久々にしたいなぁ、って思ったらDPを使って創れることがわかってさ」
「DP?」
「ダンジョンポイントの略ね。僕たちダンジョンコアは、そのDPを使ってモンスターや罠を生み出したり、階層を増やしたり広げたりできるんだ」
「罠ねぇ……。迷路階層の罠とか、すげーウザかったわー」
「そう? その割には、サクサク進んでたみたいだけど?」
まぁ、SP使って〈罠察知〉と〈罠解除〉習得して、速攻Maxまで上げたからね。
実は1回罠にかかって死んでるんだわ、俺。
死に際に見えたデルフィの絶望的な顔が印象的で、少なくとも彼女の前では絶対死なないって決めたんだったな、あのとき。
「いやいや、苦労したんだって……」
「ま、1回死んでたもんね。そっから急に罠を回避し出したから、なにか特殊能力でも使ったのかなー、とは思ってたけど」
「ちょ……なんで!?」
「いやぁ、最近良く時間が巻き戻ってたから、なんかおかしいとは思ってたけど、君が起点だったんだねぇ」
「おま……」
そこで慌ててデルフィのほうを見ると、彼女は彫像のように固まっていた。
「どうやら彼女は君の事情を知らなそうだったから、とりあえず時間を止めさせてもらったよ」
「すごいな……そんなことまで」
「ダンジョンの中は僕が支配しているからね。DPさえあれば何でもできるんだ」
「しかし、なんで俺の死に戻りを認識できるんだ?」
「なんでだろ? よくわからないや」
まぁ、そこは考えてももしょうがないか
「そういや、さっきから言ってるDPってのは、どうやって手に入れるの? もしかしてダンジョンで死んだ人から奪ったり的な?」
「はっはっは。そんな物騒なものじゃないよ。単純に時間で支給される感じかな。ただ、ここ100年くらいでどんどん支給のペースが上がってきてね。いくら消費しても使い切れないくらい貯まってるんだ」
真島は困ったように肩をすくめる。
「だからDPを異常に食う時間停止だって、いくらでも使えちゃう……ていうか、また支給のペースが上がってるね。時間停止を使ってもDPが減らないなんてホント異常だよ」
便利な能力を使い放題ってんだから、嬉しいもんかと思ったが、真島はどちらかと言うと不安そうな顔をしている
「ところでさ、なんでダンジョンコアなんてやってんの?」
「さぁ? 気がつけば僕はダンジョンコアとして存在してたから、あとは本能の赴くままに、ダンジョンを成長させていってたんだけどね。200年くらい前に倒されちゃって、そこからは人間と共存してる感じかなぁ」
うーん、異世界転生モノにはダンジョンマスターに転生するっていうのも結構あるし、そういうことなんだろうか。
「さてと、君たちは僕と戦うかい?」
デルフィが緊張で息を呑む。
どうやら、時間停止は解除されたらしい。
「戦う? 戦わなきゃいけない?」
「いや、強制ではないよ。希望者は僕と戦うことができて、僕に勝つとダンジョンを停止させられる」
「ダンジョンを停止させて、いいことってあるの?」
なんというか、ダンジョンを停止させるメリットが思いつかない。
「どうだろう? 停止といっても各階層の転移陣はそのまま残るから探索は可能だね。ただ階層ボスがいなくなるのと、ダンジョンモンスターの復活はなくなるね」
「それって、いいことなくない?」
「君たちにとってはね。でも僕的には、ダンジョンを攻略したからにはきっちり倒して欲しいんだよね」
「なんで?」
「なんでだろ? 本能?」
「……倒したら真島くんは死んじゃうわけ?」
こうやって言葉を交わした相手を殺す、ってのは、できれば避けないなぁ。
「いいや、半年くらいで復活するね」
「復活するんかい!」
つまり、殺すというより一時的に活動を停止させる、ってかんじなのか?
だとしたらそこまでの忌避感はないけど……。
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うーん、魔石の採取量は確実に減るだろうし、正直なところイチ冒険者が判断していいモノじゃなさそうだ。
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