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第二章 冒険者活動
2-18 初めての魔法-練習-
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さて、もう一度魔力玉――思いつき。正式名称不明――を出してみよう。
スキルレベルが上がったおかげか、さっきよりなんとなくコツがわかる。
……ほら、すぐ出せた。
MP消費も半分以下になってるよ。
これ、慣れればもっと効率化できるね。
次はこの魔力玉を動かしてみる。
あれだ、イメージとしては願い玉集め漫画の、最初のライバルの人がやってたアレ。
そう、神さまに一撃加えたアレね。
とりあえず、ゆっくりと動かしてみる。
あんま勢い付けて、壁とかに当たったら大変だし。
ぐぐっと念じると、魔力玉が動く。
よしよし、なんとなくイメージ通りに動くな。
しかし、ちょっと動かしただけですげー疲れてきた……っておい!
ステータス見たら、ものすごい勢いでMP減ってるんですけど!?
やばいやばい、とりえあえず手元に戻して……、うん、維持だけなら減りも緩やかになったね。
ただ、これをまた取り込むとなると、MPごっそり消費するよなー。
いまやったら、気絶するなー。
よし、散らしてみよう。
なんというか、このまま気を抜くと、とんでもない方向に飛んで行くか、下手すりゃ爆発しそうなんで、じわーっと霧散させるイメージで。
う……、MPの減りがちょっと早くなった。
でも……ギリギリ、なんとか。
《スキルレベルアップ》
〈魔力操作〉
……………………。
おっと、気絶してしまったようだ。
でも特に部屋が散らかった様子はないから、うまいこと霧散できたんだろう。
時計を見ると、零刻ちょい過ぎ。
いかんいかん、寝すぎたな。
おかげでMPはまた回復して、600に届きそう。
基準がわからんけど、これって多いのかね?
まあいい、もう2~3時間練習したら寝よう。
もう一度魔力玉をだす。
今度は少し小さめで。
……よし、MP消費はさらに減ったな。
これを動かして……と。
よし、消費速度もちょっと落ちてるぞ。
うん、さらに自由に動かせるようになってるな。
じゃあ魔力玉を維持しつつ、リュックサックから雑巾を出してみる。
これをちょっと厚めに折りたたんで左手に持ち……、あんま勢いをつけすぎずにぶつけてみる。
「イッテェ!!」
おお? あんま勢いつけてないのに、雑巾貫通して――、
《スキル習得》
〈無魔法〉
――へ……?
マジで?
俺、魔法覚えちゃったよ。
なるほどねぇ、こうやって純粋な魔力を操るのが〈無魔法〉、つまり無属性の魔法なわけだ。
っつーか、手から血ぃ出てんじゃん!!
よく見ると、手のひらがちょっとえぐれてるわ……。
とりあえず『止血』して『下級自己回復』っと。
うーん、血は止まったけど、傷は完全に塞がってないけど、あとは自然治癒に任せよう。
しかし、こいつが魔法となると、この魔力玉訓練は危険だなぁ。
……じゃあ、例えば手に魔力を纏ってみたらどうだろう?
こう、手袋をはめる感じで……って、そうそう上手くはいかないな。
なんか無駄に魔力が放出されて、MPが激減したので、今日はもう寝よう。
**********
翌五刻(午前10時)ごろに起き、街を出て人気のないところに来た。
今日は採取キットも武器も、レンタルなし。
なにをするかというと、そう、魔法ですよ。
せっかく〈無魔法〉を覚えたんだから、試したくなったんだよね。
武器とキットのレンタル代を、魔術士ギルドの宿泊費に充てることにしたので、最悪今日はボウズでもいい。
とりあえず威力と射程を知りたいので、適当な木を相手に試してみる。
まずは5mから。
確か〈無魔術〉の一番初歩の攻撃魔術は、『魔矢』だったな。
それをイメージしてみよう、見たことないけど。
まず魔力玉を出して……矢をイメージしつつ、細い棒状に変形……お、イケるな。
んで、木に向かって……発射!!
「おお!?」
樹の幹の真ん中を狙ったんだが、ちょっと外れたものの、掠った部分はバグン! って感じでごっそり抉れてた。
……でも、これMP消費ハンパねぇな。
一発で50減ったよ。
いまのMP最大値が600くらいだから、10発以内には抑えないとな。
もう一度試してみる。
よーく狙って……、発射!!
「ぃよし!!」
今度は狙い通りドゴッ! って感じで真ん中に当たったぜ!
木に近づいて見てみると、半分くらいには達してる感じだな。
これだと、ジャイアントラビットなら、急所さえ突けば、一発で仕留められそうだ。
ただ、狙いつけたら、MP消費が70ちょいになったよ……。
その後も色々試したが、3m以内ならMP消費50バージョンでも、確実に当てることが可能。
10mまで離れると、狙いをつけても外れるし、仮に当たっても威力が足りない。
あと、試しに『魔弾』をイメージしてみたところ、こっちのほうが効率がよかった。
たぶん、俺には矢よりも銃弾のほうが、イメージしやすいからだと思う。
さて、MPも残り少なくなってきたし、いったん街に戻るか。
スキルレベルが上がったおかげか、さっきよりなんとなくコツがわかる。
……ほら、すぐ出せた。
MP消費も半分以下になってるよ。
これ、慣れればもっと効率化できるね。
次はこの魔力玉を動かしてみる。
あれだ、イメージとしては願い玉集め漫画の、最初のライバルの人がやってたアレ。
そう、神さまに一撃加えたアレね。
とりあえず、ゆっくりと動かしてみる。
あんま勢い付けて、壁とかに当たったら大変だし。
ぐぐっと念じると、魔力玉が動く。
よしよし、なんとなくイメージ通りに動くな。
しかし、ちょっと動かしただけですげー疲れてきた……っておい!
ステータス見たら、ものすごい勢いでMP減ってるんですけど!?
やばいやばい、とりえあえず手元に戻して……、うん、維持だけなら減りも緩やかになったね。
ただ、これをまた取り込むとなると、MPごっそり消費するよなー。
いまやったら、気絶するなー。
よし、散らしてみよう。
なんというか、このまま気を抜くと、とんでもない方向に飛んで行くか、下手すりゃ爆発しそうなんで、じわーっと霧散させるイメージで。
う……、MPの減りがちょっと早くなった。
でも……ギリギリ、なんとか。
《スキルレベルアップ》
〈魔力操作〉
……………………。
おっと、気絶してしまったようだ。
でも特に部屋が散らかった様子はないから、うまいこと霧散できたんだろう。
時計を見ると、零刻ちょい過ぎ。
いかんいかん、寝すぎたな。
おかげでMPはまた回復して、600に届きそう。
基準がわからんけど、これって多いのかね?
まあいい、もう2~3時間練習したら寝よう。
もう一度魔力玉をだす。
今度は少し小さめで。
……よし、MP消費はさらに減ったな。
これを動かして……と。
よし、消費速度もちょっと落ちてるぞ。
うん、さらに自由に動かせるようになってるな。
じゃあ魔力玉を維持しつつ、リュックサックから雑巾を出してみる。
これをちょっと厚めに折りたたんで左手に持ち……、あんま勢いをつけすぎずにぶつけてみる。
「イッテェ!!」
おお? あんま勢いつけてないのに、雑巾貫通して――、
《スキル習得》
〈無魔法〉
――へ……?
マジで?
俺、魔法覚えちゃったよ。
なるほどねぇ、こうやって純粋な魔力を操るのが〈無魔法〉、つまり無属性の魔法なわけだ。
っつーか、手から血ぃ出てんじゃん!!
よく見ると、手のひらがちょっとえぐれてるわ……。
とりあえず『止血』して『下級自己回復』っと。
うーん、血は止まったけど、傷は完全に塞がってないけど、あとは自然治癒に任せよう。
しかし、こいつが魔法となると、この魔力玉訓練は危険だなぁ。
……じゃあ、例えば手に魔力を纏ってみたらどうだろう?
こう、手袋をはめる感じで……って、そうそう上手くはいかないな。
なんか無駄に魔力が放出されて、MPが激減したので、今日はもう寝よう。
**********
翌五刻(午前10時)ごろに起き、街を出て人気のないところに来た。
今日は採取キットも武器も、レンタルなし。
なにをするかというと、そう、魔法ですよ。
せっかく〈無魔法〉を覚えたんだから、試したくなったんだよね。
武器とキットのレンタル代を、魔術士ギルドの宿泊費に充てることにしたので、最悪今日はボウズでもいい。
とりあえず威力と射程を知りたいので、適当な木を相手に試してみる。
まずは5mから。
確か〈無魔術〉の一番初歩の攻撃魔術は、『魔矢』だったな。
それをイメージしてみよう、見たことないけど。
まず魔力玉を出して……矢をイメージしつつ、細い棒状に変形……お、イケるな。
んで、木に向かって……発射!!
「おお!?」
樹の幹の真ん中を狙ったんだが、ちょっと外れたものの、掠った部分はバグン! って感じでごっそり抉れてた。
……でも、これMP消費ハンパねぇな。
一発で50減ったよ。
いまのMP最大値が600くらいだから、10発以内には抑えないとな。
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新作始めました!
【ハズレ職】【追放】【覚醒】【賢者】【無双】【ダンジョン攻略】に【成り上がり】【ざまぁ】そして【ハーレム】!
【男の欲望】【全部入り】の【本格】【エロティック】【ハイファンタジー】!!
ハズレ赤魔道士は賢者タイムに無双する
よろしくお願いします!!
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