7 / 100
第一章 バチ当たり転送
1-6 仮登録
しおりを挟む
門番の人に促されて街を歩き、冒険者ギルドにたどり着いた俺は、そのまま建物の中に入った。
街灯同様に、建物内もちゃんと照明設備があるらしく、かなり明るかった。
で、意外と小綺麗な感じだわ。
まあでもガラの悪そうなのがチラホラいるね。
入ってすぐのところは、待ち合わせスペースみたいになってんのかな?
4~6人がけテーブル席が20卓くらいあって、半分ほど埋まってる感じ。
そのスペースの脇を抜けて、受付みたいなところに連れていかれた。
「やっほーエレナちゃん」
うわー! ケモミミだあー!!
門番の人に声をかけられたエレナさん、ケモミミだったよー!!
あれかな、見た感じ、猫獣人かな?
可愛いなぁ……。
受付卓で見えないけど、尻尾も生えてんのかなぁ……。
「どうもアディソンさん……。もうすでに厄介事のにおいがしてるんだけど、気のせいかしら」
へえ、このちょいイケメン門番の人、アディソンっていうんだ。
っつか、語尾に『ニャ』はつかないのな……、残念。
「さっすがエレナちゃん! 冴えてるね」
うわ、エレナさん、汚物を見るような目でアディソンさん見てるよ。
んでそれを飄々と受け流すアディソンさん。
メンタルつえーな、おい。
「……で、そちらの方は?」
「この人ね、森で迷子になったんだって。文なし身分証なしだけど、素材持ってるからよろしくねー。じゃ、僕は門閉めなきゃだから、行くねー」
アディソンさんは一気にしゃべり終えたあと、さっと身を翻して歩き出した。
「ちょっと! ウチは浮浪者の引き受け所じゃないのよ!!」
エレナさんが怒鳴ったけど、アディソンさんは手をヒラヒラ振っただけで、そのままギルドから出て行った。
っつか、浮浪者……。
ちょっとショック。
「はぁ……。じゃあそこに座ってください」
促されるまま、俺は受付卓の前にある丸椅子に座った。
エレナさん……近くで見るとやっぱ可愛い……。
あ、なんか営業スマイルっぽい表情になった。
「お名前は?」
「山岡勝介です」
「ショウケ・ヤマオカさんね」
あ、姓名逆になった。
うまいいこと翻訳されて、今後はそう名乗れってことなのかな?
「ご出身は?」
「すいません……、森で何日か遭難してたらしくて、昔のことよく覚えてないんです」
さっきエルフちゃんに提示された、記憶喪失という設定を、そのまま使うことにした。
なんかあったら「思い出せない」で乗りきれるだろうし。
「そう……、それは大変でしたね」
しかしあれだな、俺普通に話せてんな。
門番の人はともかく、こんな可愛い女の人なんて、以前なら目も合わせられなかっただろうに。
もしかして、〈恐怖耐性〉って、対人恐怖症にも効果あったりして。
「ここに来られたということは、冒険者ギルドに登録するということでよろしいですか?」
「えーと、あ、はい。たぶん……」
ここからは簡単な冒険者ギルドの説明だった。
登録することで、冒険者ギルドが身元を保証してくれるらしい。
登録の際に血液――っつっても一滴だけね――を提供する必要があり、もし以前に登録の経緯があれば、そのときの情報が出てくるんだとか。
登録情報は各地のギルドで共有されるらしく、これは冒険者ギルドにかぎらず、商業系ギルドや職人系ギルド他、主要ギルドでも共有されるんだと。
なんか妙にハイテクだな。
まあでもこのハイテクネットワークのおかげで、俺みたいな不審者もとりあえず登録できるんだろう。
万が一登録後に問題起こしても、その情報がすぐに共有できるわけだし。
「とりあえず詳しい説明は後にして、仮登録という形を取らせていただいてよろしいですか?」
「あ、はい」
「字は書けますか?」
「えっと、たぶん」
表みたいなのが書かれた紙と、ペンを出された。
こういうのは、ファンタジーものでお馴染みの羊皮紙と羽ペンかと思ったけど、紙はなんか粗い和紙みたいな感じで、ペンは万年筆っぽいな。
インクも内蔵なのかな?
とりあえず書いてみたら普通にインクは出たね。
試しにカタカナで『ショウスケ・ヤマオカ』って書いたら、勝手に違う文字で書かれたわ。
変な感じ……。
あといろいろ項目あったけど、年齢と性別くらいしか書けることはなかったわ。
「では次に血液登録しますね」
なんかクレジットカードくらいの大きさの、透明なカードをはめ込んだ台座みたいのを出される。
その台座に丸い窪みみたいなのがあり、そこに指を押し当てるように指示された。
指を当てると、チクっと軽い痛みが走ったあと、カードが淡く光った。
指を見てみたけど、特に傷痕はなかった。
「採血後に、自動で回復魔術がかかるようになってますから、傷の心配はないですよ」
「はぁ」
そういうことは、先に言っといてくれ。
「……残念ながら、過去にギルド登録した履歴はないようですね」
「そうですか……」
そりゃそーだ。
しかし一応残念そうな雰囲気は出しておく。
「ではこれで仮登録は終了です。お時間よろしければ詳しい説明をさせていただいても?」
「あ、はい、お願いします」
とりあえず俺は仮登録ではあるが、冒険者ギルドに加入した。
街灯同様に、建物内もちゃんと照明設備があるらしく、かなり明るかった。
で、意外と小綺麗な感じだわ。
まあでもガラの悪そうなのがチラホラいるね。
入ってすぐのところは、待ち合わせスペースみたいになってんのかな?
4~6人がけテーブル席が20卓くらいあって、半分ほど埋まってる感じ。
そのスペースの脇を抜けて、受付みたいなところに連れていかれた。
「やっほーエレナちゃん」
うわー! ケモミミだあー!!
門番の人に声をかけられたエレナさん、ケモミミだったよー!!
あれかな、見た感じ、猫獣人かな?
可愛いなぁ……。
受付卓で見えないけど、尻尾も生えてんのかなぁ……。
「どうもアディソンさん……。もうすでに厄介事のにおいがしてるんだけど、気のせいかしら」
へえ、このちょいイケメン門番の人、アディソンっていうんだ。
っつか、語尾に『ニャ』はつかないのな……、残念。
「さっすがエレナちゃん! 冴えてるね」
うわ、エレナさん、汚物を見るような目でアディソンさん見てるよ。
んでそれを飄々と受け流すアディソンさん。
メンタルつえーな、おい。
「……で、そちらの方は?」
「この人ね、森で迷子になったんだって。文なし身分証なしだけど、素材持ってるからよろしくねー。じゃ、僕は門閉めなきゃだから、行くねー」
アディソンさんは一気にしゃべり終えたあと、さっと身を翻して歩き出した。
「ちょっと! ウチは浮浪者の引き受け所じゃないのよ!!」
エレナさんが怒鳴ったけど、アディソンさんは手をヒラヒラ振っただけで、そのままギルドから出て行った。
っつか、浮浪者……。
ちょっとショック。
「はぁ……。じゃあそこに座ってください」
促されるまま、俺は受付卓の前にある丸椅子に座った。
エレナさん……近くで見るとやっぱ可愛い……。
あ、なんか営業スマイルっぽい表情になった。
「お名前は?」
「山岡勝介です」
「ショウケ・ヤマオカさんね」
あ、姓名逆になった。
うまいいこと翻訳されて、今後はそう名乗れってことなのかな?
「ご出身は?」
「すいません……、森で何日か遭難してたらしくて、昔のことよく覚えてないんです」
さっきエルフちゃんに提示された、記憶喪失という設定を、そのまま使うことにした。
なんかあったら「思い出せない」で乗りきれるだろうし。
「そう……、それは大変でしたね」
しかしあれだな、俺普通に話せてんな。
門番の人はともかく、こんな可愛い女の人なんて、以前なら目も合わせられなかっただろうに。
もしかして、〈恐怖耐性〉って、対人恐怖症にも効果あったりして。
「ここに来られたということは、冒険者ギルドに登録するということでよろしいですか?」
「えーと、あ、はい。たぶん……」
ここからは簡単な冒険者ギルドの説明だった。
登録することで、冒険者ギルドが身元を保証してくれるらしい。
登録の際に血液――っつっても一滴だけね――を提供する必要があり、もし以前に登録の経緯があれば、そのときの情報が出てくるんだとか。
登録情報は各地のギルドで共有されるらしく、これは冒険者ギルドにかぎらず、商業系ギルドや職人系ギルド他、主要ギルドでも共有されるんだと。
なんか妙にハイテクだな。
まあでもこのハイテクネットワークのおかげで、俺みたいな不審者もとりあえず登録できるんだろう。
万が一登録後に問題起こしても、その情報がすぐに共有できるわけだし。
「とりあえず詳しい説明は後にして、仮登録という形を取らせていただいてよろしいですか?」
「あ、はい」
「字は書けますか?」
「えっと、たぶん」
表みたいなのが書かれた紙と、ペンを出された。
こういうのは、ファンタジーものでお馴染みの羊皮紙と羽ペンかと思ったけど、紙はなんか粗い和紙みたいな感じで、ペンは万年筆っぽいな。
インクも内蔵なのかな?
とりあえず書いてみたら普通にインクは出たね。
試しにカタカナで『ショウスケ・ヤマオカ』って書いたら、勝手に違う文字で書かれたわ。
変な感じ……。
あといろいろ項目あったけど、年齢と性別くらいしか書けることはなかったわ。
「では次に血液登録しますね」
なんかクレジットカードくらいの大きさの、透明なカードをはめ込んだ台座みたいのを出される。
その台座に丸い窪みみたいなのがあり、そこに指を押し当てるように指示された。
指を当てると、チクっと軽い痛みが走ったあと、カードが淡く光った。
指を見てみたけど、特に傷痕はなかった。
「採血後に、自動で回復魔術がかかるようになってますから、傷の心配はないですよ」
「はぁ」
そういうことは、先に言っといてくれ。
「……残念ながら、過去にギルド登録した履歴はないようですね」
「そうですか……」
そりゃそーだ。
しかし一応残念そうな雰囲気は出しておく。
「ではこれで仮登録は終了です。お時間よろしければ詳しい説明をさせていただいても?」
「あ、はい、お願いします」
とりあえず俺は仮登録ではあるが、冒険者ギルドに加入した。
0
新作始めました!
【ハズレ職】【追放】【覚醒】【賢者】【無双】【ダンジョン攻略】に【成り上がり】【ざまぁ】そして【ハーレム】!
【男の欲望】【全部入り】の【本格】【エロティック】【ハイファンタジー】!!
ハズレ赤魔道士は賢者タイムに無双する
よろしくお願いします!!
【ハズレ職】【追放】【覚醒】【賢者】【無双】【ダンジョン攻略】に【成り上がり】【ざまぁ】そして【ハーレム】!
【男の欲望】【全部入り】の【本格】【エロティック】【ハイファンタジー】!!
ハズレ赤魔道士は賢者タイムに無双する
よろしくお願いします!!
お気に入りに追加
306
あなたにおすすめの小説

世界樹を巡る旅
ゴロヒロ
ファンタジー
偶然にも事故に巻き込まれたハルトはその事故で勇者として転生をする者たちと共に異世界に向かう事になった
そこで会った女神から頼まれ世界樹の迷宮を攻略する事にするのだった
カクヨムでも投稿してます
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

いずれ殺される悪役モブに転生した俺、死ぬのが嫌で努力したら規格外の強さを手に入れたので、下克上してラスボスを葬ってやります!
果 一
ファンタジー
二人の勇者を主人公に、ブルガス王国のアリクレース公国の大戦を描いた超大作ノベルゲーム『国家大戦・クライシス』。ブラック企業に勤務する久我哲也は、日々の疲労が溜まっている中、そのゲームをやり込んだことにより過労死してしまう。
次に目が覚めたとき、彼はゲーム世界のカイム=ローウェンという名の少年に生まれ変わっていた。ところが、彼が生まれ変わったのは、勇者でもラスボスでもなく、本編に名前すら登場しない悪役サイドのモブキャラだった!
しかも、本編で配下達はラスボスに利用されたあげく、見限られて殺されるという運命で……?
「ちくしょう! 死んでたまるか!」
カイムは、殺されないために努力することを決める。
そんな努力の甲斐あってか、カイムは規格外の魔力と実力を手にすることとなり、さらには原作知識で次々と殺される運命だった者達を助け出して、一大勢力の頭へと駆け上る!
これは、死ぬ運命だった悪役モブが、最凶へと成り上がる物語だ。
本作は小説家になろう、カクヨムでも公開しています
他サイトでのタイトルは、『いずれ殺される悪役モブに転生した俺、死ぬのが嫌で努力したら規格外の強さを手に入れたので、下克上してラスボスを葬ってやります!~チート魔法で無双してたら、一大勢力を築き上げてしまったんだが~』となります

食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆

ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる