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第2章

第16話 セイカ、異世界へ

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「うぅ……きもちわりぃ……」

 異世界のウォーレン邸に〈帰還〉したところで、セイカが呻きながら身を寄せてくる。

「気持ち悪いよな、あれ」

 事前に忠告はしておいたが、どうやら世界を越えるあの感覚は、彼女の想像を超えていたらしい。

「とりあず座ろうか」
「うぅ……」

 ふらつく彼女を支えながら歩き、ソファに並んで座る。
 ちなみにシャノアはさっさと部屋を出て、トマスさんたちを呼びにいっていた。

 ふとベッドに視線を向けたが、タカシの姿はなかった。
 どこかへ移されたのだろう。

「セイカ、大丈夫か?」

 よっぽど気分が悪いのか、俺にしがみつくように身を寄せる彼女の背中をさすってやる。

「うーん……」

 ……おや、なんだか様子がおかしい。
 気持ち悪いのはわかるが、ここまで引きずるほどだったか?
 回数を重ねるたびあの現象の時間は短くなっているし、今回俺はそこまで気持ち悪くならなかった。
 もちろん慣れたっていうのもあるだろうけど……。

「なぁ、セイカ?」
「んー……もうちょっと……」
「……もう大丈夫なんだろ?」
「……いいじゃねぇか、もうちょっとくらい」

 どうやら彼女はとっくに調子を取り戻していたらしい。

「いや、もうすぐ人がくるから」
「じゃあそれまでこうしてる」
「はぁ……わかったよ」

 俺としても悪い気はしないので別にいいんだけど、なんというか、距離感がうまく掴めないなぁ。
 もしかすると、それはセイカも同じなのかもしれないけど。

「アラタさま、トマスさまとアイリスさまをお連れしました」

 ドアがノックされ、モランさんの声が聞こえた。

「ほら、セイカ」
「……うん」

 セイカが離れたので、俺は彼女の手を取って立ち上がる。

「どうぞ」
「失礼いたします」

 ドアが開き、トマスさんとアイリス、モランさんが入室する。
 シャノアは、アイリスの足下にいた。

「ただいま戻りました」
「無事でなによりですな、アラタさん」
「アラタさま、おかえりなさい!」

 不思議なもので、ここはもう俺にとって帰る場所になっていて、トマスさんたちも当たり前のようにそれを受け入れていた。

「おぉ……メイドさんとお嬢さまだぜ……」

 セイカが、俺にしか聞こえない声で呟く。
 たしかにモランさんとアイリスは、いかにもな感じだもんな。

「失礼ですがアラタさん、そちらの方は?」
「彼女は俺の婚約者で、セイカといいます」

 トマスさんに尋ねられ、答える。

「ど、ども……セイカ、です」

 紹介されたセイカは、ぎこちない感じで自己紹介をした。

「ほぉ、アラタさんには婚約者がいらしたのですな」

 トマスさんが驚いてそう言い、アイリスは口に手を当て、目を丸くしていた。

「いや、その、昨日婚約したばかりでして」
「なんと! それはめでたい!」
「おめでとうございます、アラタさま!」

 トマスさんとアイリスが祝福してくれ、俺はなんともむずがゆい気分になった。
 いや、嬉しいのは嬉しいんだけどね。
 なんというか、いろいろありすぎてまだ受け止める余裕がないんだよな。

「そうだ、タカシはどうなりました?」
「タカシさんでしたら、別の部屋に移っていただいておりますな。【白魔道士】も目処が立ちそうですよ」
「そうですか、ありがとうございます」
「なんの、我々にとってもあの方は恩人なのですから、どうかアラタさんはお気になさらず」

 それから俺たちはダイニングに移動し、昨日から今朝にかけてのことをトマスさんに報告した。

「そういうわけなんで、しばらくセイカをこちらで匿いたいんです」

 ことが落ち着くまで、セイカには異世界にいてもらう。
 そのことはすでに、本人には話していた。

「それは問題ございませんな」
「アラタさまの婚約者さまをお迎えできるなんて光栄です!」

 トマスさんたちは快く引き受けてくれた。

「しかしそうなりますと、お部屋のほうですが……」
「あ、あたしはアラタと同じ部屋でいいぜ!」
「お、おい……」

 いや、まぁ別にいいんだけど、そんなに主張しなくても……。

「いえ、それはもちろんなのですが」

 俺の戸惑いなどいざ知らず、トマスさんはさらりと流してしまう。

「いまの部屋ですと、おふたりで過ごすには少々手狭ではないかと思いましてな」
「えっ?」
「手狭……?」

 トマスさんの言葉に、俺とセイカが同時に声をあげる。
 俺たちはそこで顔を見合わせ、うなずいた。

「いえ、充分です」

 トマスさんに向き直って、そう告げる。

 あそこは部屋自体も広いし、ベッドだってクイーンサイズくらいあるからな。

「そうですかな? ではひとまずいまのままで。もしご不便でしたら、いつでも遠慮なくお申し出ください」

 というわけでセイカの住む場所も確保できた。

「それで、おふたりはこれからどうされますか?」

 話がひと区切りついたところで、アイリスが尋ねてくる。

「このあとは、セイカを連れて神殿へ行こうと思います」

 これも今回彼女を異世界へ連れてきた目的のひとつだ。
 こちらにいる限り彼女は安全だけど、いつまでもってわけにはいかない。
 今回の件が落ち着いても、まだなにがあるか分かったもんじゃないからな。

 だからセイカにも、ジョブの力で自衛できるようになってほしいんだ。

○●○●

「ふおーっ! これが異世界か! すげーぜ!」

 セイカは初めて見る異世界の街並みに、終始感動していた。
 そんな彼女と並んで歩きながら、神殿を目指す。

「アラタさま、セイカさま、着きましたよ」

 そして例のごとく、アイリスが先導してくれている。

「おお……なんか立派な建物だな」

 神殿を見上げて驚くセイカを連れて、中へ。

「これはこれはシャノアさま! ようこそおいでくださいました!!」

 いつもの神官さんが、シャノアを見つけて駆け寄ってくる。

「今日も元気そうだな、小僧」
「シャノアさまに声をかけていただけたら、私いつでも元気ですよ」

 この人、なんか知らんけどシャノアが大好きなんだよな。
 やっぱ神獣だからかな。

「それでは、本日もよろしくおねがいしますね」

 アイリスが受付で手続きをする。

「アラタ、あたしたちは手続きしなくていいのか?」
「寄付が必要なんだけど、アイリスに任せとけばいいよ」
「えっ、いいのかよ? 住むところまで世話んなってんのに」
「そのあたりはまた今度説明するよ」

 命を助けたんだから世話くらいしてくれ、って感じでたかってるわけじゃない。
 最初に預けたモンスターの死骸で、かなりの儲けがあったらしいんだ。
 俺の取り分を差し引いても相当な利益だったので、家賃や神殿の寄付なんてのはほんと誤差みたいなものなんだってさ。

「えっと、どうすりゃいいんだ?」

 女神像の前に立ったセイカが、おそるおそる尋ねてくる。

「別に作法とかはないけど、俺はこんな感じで祈ってるよ」

 そう言って跪き、手を組んで頭を垂れる。
 セイカも真似をして、同じように祈った。

「おっ、なんか頭に浮かんできたぜ?」

 どうやら祈りは成功したみたいだ。

「セイカ、悪いけど見せてもらっていいか?」
「おう、もちろんだぜ」

 セイカに断りをいれ、彼女を〈鑑定〉する。

「ほうほう」

 大抵の人に現れる【戦士】【斥候】【格闘家】に加えて、【銃士】があるのは、やはり銃の知識のおかげだろう。
 戦闘職で気になるものがあるとすれば【武闘僧】と【白魔道士】か。

「セイカって回復魔法が使えるのか?」
「大学の制度で安く買えたから〈キュア〉を覚えてるぜ」

 医療系の大学ではたまに、回復系のスキルオーブが学生向けに安く売り出されるらしい。
 そこで、なにかあったときの解毒用にと〈キュア〉を習得したのだとか。
 それが【武闘僧】と【白魔道士】の条件を満たしたようだな。

 一般職でまず目につくのは【商人】と【薬師】か。
 【商人】は〈収納〉を持っているのと、セイカはマツ薬局の店長でもあるので、あって当たり前だな。
 【薬師】は〈調薬〉スキルを持っているおかげだろう。
 あともうひとつ、目を引くジョブがあった。

「【錬丹術師】か」
「まぁっ!」

 俺がぼそりと呟くと、アイリスが声をあげた。

「セイカさまは【錬丹術師】になれるんですか?」
「お、おう、そうみたいだぜ」

 キラキラと目を光らせるアイリスに詰め寄られ、セイカがたじろぐ。

「アイリス、【錬丹術師】ってのは、レアなのか?」
「はい、それはもう。【薬師】の上位職と考えられているのですが、にもかかわらず【薬師】レベルをいくら上げても到達できない不思議なジョブなんです」
「なるほど」

 俺の質問に答えたアイリスは、再度セイカに向き直る。

「セイカさまは、いったいどのようなスキルをお持ちなのですか?」
「それは私も気になりますね。【錬丹術師】は謎の多いジョブですので」

 いつの間にか神官さんもセイカに問いかけていた。

「えっと、関係がありそうなのは〈調薬〉だろうけど、あとは……」

 とセイカが自分のスキルを教えていくが、別段珍しいものはないようだった。

 ちなみに、セイカが普通に日本語で会話できているのは、トマスさんとアイリスの努力によるものだ。
 【商人】のジョブスキルに〈翻訳〉があり、もともと高いレベルではあったのだが、そのうえで彼らは日本語を勉強していた。
 俺の故郷の言語と言うこともあり、興味を持ったらしく、簡単な言葉や文法などを教えていたのだ。
 そのちょっとした知識とジョブスキルの効果で、トマスとアイリスは日常会話程度ならできるようになっていた。

 そして神官さんはもちろん言葉が通じないので、アイリスがあいだに入って通訳していた。

「もしかして、薬学の知識とか?」

 ふと思いついて呟く。
 【銃士】の条件に銃の知識が必要だったように、なにもスキルがすべてじゃないと思ったのだ。

「薬学の知識ですか?」
「なんとなくだけど」

 アイリスに答えたあと、セイカに目を向ける。

「薬学部って、従来の薬学も勉強するんだよな?」
「ああ、そこはそのままに、ポーションやスキルの勉強が上乗せされた感じだって、教授なんかは言ってたな」
「なんというか……大変だな」
「まぁ、いつポーションが効かない病気が出るかわかんねーからな。そういうときに昔の知識が役に立ったりするもんらしいぜ」

 なるほど、学ぶほうは大変だけど、そういう知識ってのはできるだけ受け継いだほうがいいもんなぁ。
 実際タカシの幻肢痛には、従来型の鎮痛剤しか効果がなかったみたいだし。

「なるほど、薬学の知識ですか……それは盲点だったかもしれませんね」

 話を聞いた神官さんが、感心したように何度もうなずいている。

「それで、セイカはどうしたい?」

 せっかく【錬丹術師】なんてレアジョブがでてるんだから、そっちに邁進するのもありだとは思うんだよな。

「あたしはもちろん強くなりたいぜ。あんな連中にビビってた自分が許せねーからな」
「そっか」

 セイカがそう望むなら、当初の予定どおり強くなってもらおう。

「それで、アラタ的にはどのジョブがおすすめなんだ?」
「最終的にはいくつかのジョブをのばしてもらうんだけど……こいつがある以上、最初は【銃士】がおすすめだな」

 俺はそう言って、9ミリ拳銃を取り出した。
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