16 / 54
第1章
第16話 ウォーレン商会のトマス
しおりを挟む
「いやぁ、このたびは本当にありがとうございました」
恰幅のいい中年男性が、明るい口調でそう言って頭を下げる。
この人はアイリスさんの父親トマスさんで、馬車の中で頭を打って気絶していたらしい。
一応ヒールポーションを飲ませたあと、何回か揺すったら目を覚ました。
トマスさんはウォーレン商会という商会の会長さんらしい。
その商会の規模がわからないが、居住まいからそれなりの地位にある人だとわかる。
歳は俺とたいしてかわらない。
「部下をお助けいただき、ありがとうございます」
その隣で、厳つい年配の男性が頭を下げる。
この人はギルダスさんといい、トマスさんの護衛を率いる隊長さんだ。
俺より少し年上の、マッチョさんだった。
俺たちはいま、例の馬車に乗って移動している。
一応〈振動軽減〉などが施されているようで、ちょっとした悪路を走る自動車くらいの揺れですんでいる。
「それにしてもアラタ殿は腕のいい回復魔法の使い手なのかな?」
「まさか。ヒールポーションですよ」
「ポーションであれだけの怪我を? 我ながらかなり酷かったと思うのだが……」
「まぁ、あれくらいなら問題ないと思いますけど」
たとえ瀕死の重傷だとしても、ヒールポーションを1本使えばほぼ完治できる。
それだけの回復力が、ポーションにはあるのだ。
もちろん、それだけの大けがを一気に治せば、生命力を使い果たして死んでしまうが。
「ギルダスさんは、生命力がかなり多いみたいなので、遠慮なくポーションを使えましたよ」
「はっはっはっ! 健康だけが取り柄ですからな」
彼はそう言って、自慢げに胸を叩いた。
ちなみに亡くなった他の隊員さんだが、遺体はトマスさんが〈収納〉した。
商人なら、持っていて当たり前のスキルらしい。
隊員の死に対してふたりは哀悼の意を示したものの、すぐに切り替えて行動を再開した。
俺も冒険者として何度も死を目にしているので、なんとなくその気持ちはわかった。
モンスターのいる世界だと、人は案外あっさり死ぬのだ。
アイリスさんは生き残ったマリアンさんの看病をしていたが、いつのまにかその隣で眠ってしまった。
オーガに襲われているあいだ、父親を守るべくずっと気を張っていて、疲れていたのだろう。
「キミの怪我が大したことなかったんじゃないかね?」
「いやぁ、どうでしょう? オーガに5発まで殴られたことは覚えているのですが……」
このおっさん、オーガに5発以上殴られて生き延びたのか。
すごいな。
「じゃあ全身の骨が折れていてもおかしくないねぇ」
トマスさんはそう言うと、俺のほうを見た、
「失礼ですがアラタさん。ギルダスに使ったポーションは、まだお持ちですかな?」
「ええ」
俺はヒールポーションを取り出し、トマスさんに手渡す。
「ほう、これは……」
青い小瓶を観察しながら、彼は簡単の声をあげる。
商人と言うからには、〈鑑定〉を持っているのだろう。
「ここまで高品質なヒールポーションは見たことがありませんなぁ」
「高品質、ですか」
ポーション類に品質はない。
ダンジョン産の素材で作れば、ちゃんとしたものができるらしい。
さすがに製造過程まではしらないが、〈調薬〉スキルとかそういうので作っているのだろう。
「高濃度、と言い換えたほうがいいかもしれませんな」
「なるほど」
さっきも言ったとおり、ポーションの回復力は高い。
生命力を考慮しなければ、ひと瓶で大抵の怪我や病気を治してしまうのだ。
なので冒険者の中には、水で薄めて使う者もいるくらいだ。
「ありがとうございました」
「ああ、いえ」
トマスさんはそう言って、瓶を返してきた。
疑問に思うことはあるだろうに、あえて追及しないのは、助けられた恩からだろうか。
「ああ、そうそう。助けていただいたお礼をしたいのですが」
「お礼ですか」
「はい。本格的なお礼は町に戻ってからとして、ひとまずこの馬車にあるものでしたらなんでもお持ち帰りください」
馬車の中には、かなりの木箱が積まれていた。
これらはすべて、彼の扱う商品なのだろう。
「じゃあ全部ください」
「ええ、いいですよ」
「えっ、いいんですか!?」
「はい、もちろん」
冗談のつもりだったんだけどな……。
「すみません、冗談です。さすがにこれだけのものを全部というのは……」
「おや、オーガの死骸を〈収納〉できるくらいですから、問題なさそうですがなぁ」
「それは……」
戸惑う俺を見ながら、トマスさんはニコニコ笑っている。
対してギルダスさんは、おろおろしていた。
さっきのやりとりで、俺以上にリアクションしていたからな、この人。
しかし馬車の荷物を全部やるといいながら平然としているトマスさん、ただ者じゃないな。
まぁ貴重な商品は〈収納〉しているんだろうけど。
さて、どうしたものかと視線を巡らせていると、ふたの開いた木箱が目に入る。
そこには、透明の丸いガラス玉のようなものが詰め込まれていた。
「ちょ、これ、もしかしてスキルオーブですか!?」
「はい、そうですが」
木箱には、スキルオーブが100個以上詰め込まれている。
いくらギアの登場で価値が下がったといっても、100万を切るものはない。
つまりこの木箱ひとつだけで、少なく見積もっても1億。
ざっと〈鑑定〉したところ、かなり有用なスキルもあったので、へたすると100億以上の価値があるぞ、これ。
「あの、全部って、このスキルオーブも含めてですか?」
「もちろん。その段はすべてスキルオーブですな」
「はい?」
同じ大きさの木箱が、5段積まれている。
これだけで数百から数千億の価値があるってことだよ?
「スキルオーブを、いただけるので……?」
「はぁ、ご要望とあらばお譲りしますが、そんなものでよろしいのですかな?」
「そんなもの……?」
「ふむ……」
驚く俺を見て、トマスさんは小さく頷くと、表情をあらため居住まいを正した。
「アラタさん、どうやらあなたは、特別な事情をお持ちのようだ」
俺が反応しないのを見て、トマスさんは続ける。
「私どもはあなたに命を救われました。なのでアラタさんの不利益になるようなことはしない、と誓いましょう。事情があるならお聞かせください。できうる限りお力になる、とお約束いたします」
トマスさんはそう言って、俺をじっと見据えた。
「でしたら私も、同じく誓いましょう。私自身と部下ひとりの命、そして死んだ部下たちを弔う機会をくださったのですから」
トマスさんに続いて、ギルダスさんも宣言した。
「あの、でしたらわたしも……」
ふと目を向けると、いつの間に目を覚ましたのか、アイリスさんも身体を起こしてこちらを見ていた。
「出会ったばかりの我々を信じろというのは難しいかも知れませんが……」
「いえ、話します」
俺はトマスさんの言葉を遮るように、そう言った。
もとより彼らには助力を仰ぐつもりだった。
だから、警戒もせずポーションをみせたりしたのだ。
本来なら、もう少し警戒すべきなのだろう。
だが俺には時間がない。
シャノアのためにも、一刻も早くかえらなければいけないのだ。
なら、危険を承知で現地の人の協力を得るべきだろう。
なに、多少の危険は銃でなんとかなる。
ショットガンにも弾を込め直し、自動小銃のマガジンも満タンだ。
その気になれば森を出たところにはいつでも〈帰還〉できる。
最悪、なにかあればそこからやり直して、別の人を探せばいい。
そんなわけで、俺は覚悟を決めた。
「実は俺、異世界人なんです」
恰幅のいい中年男性が、明るい口調でそう言って頭を下げる。
この人はアイリスさんの父親トマスさんで、馬車の中で頭を打って気絶していたらしい。
一応ヒールポーションを飲ませたあと、何回か揺すったら目を覚ました。
トマスさんはウォーレン商会という商会の会長さんらしい。
その商会の規模がわからないが、居住まいからそれなりの地位にある人だとわかる。
歳は俺とたいしてかわらない。
「部下をお助けいただき、ありがとうございます」
その隣で、厳つい年配の男性が頭を下げる。
この人はギルダスさんといい、トマスさんの護衛を率いる隊長さんだ。
俺より少し年上の、マッチョさんだった。
俺たちはいま、例の馬車に乗って移動している。
一応〈振動軽減〉などが施されているようで、ちょっとした悪路を走る自動車くらいの揺れですんでいる。
「それにしてもアラタ殿は腕のいい回復魔法の使い手なのかな?」
「まさか。ヒールポーションですよ」
「ポーションであれだけの怪我を? 我ながらかなり酷かったと思うのだが……」
「まぁ、あれくらいなら問題ないと思いますけど」
たとえ瀕死の重傷だとしても、ヒールポーションを1本使えばほぼ完治できる。
それだけの回復力が、ポーションにはあるのだ。
もちろん、それだけの大けがを一気に治せば、生命力を使い果たして死んでしまうが。
「ギルダスさんは、生命力がかなり多いみたいなので、遠慮なくポーションを使えましたよ」
「はっはっはっ! 健康だけが取り柄ですからな」
彼はそう言って、自慢げに胸を叩いた。
ちなみに亡くなった他の隊員さんだが、遺体はトマスさんが〈収納〉した。
商人なら、持っていて当たり前のスキルらしい。
隊員の死に対してふたりは哀悼の意を示したものの、すぐに切り替えて行動を再開した。
俺も冒険者として何度も死を目にしているので、なんとなくその気持ちはわかった。
モンスターのいる世界だと、人は案外あっさり死ぬのだ。
アイリスさんは生き残ったマリアンさんの看病をしていたが、いつのまにかその隣で眠ってしまった。
オーガに襲われているあいだ、父親を守るべくずっと気を張っていて、疲れていたのだろう。
「キミの怪我が大したことなかったんじゃないかね?」
「いやぁ、どうでしょう? オーガに5発まで殴られたことは覚えているのですが……」
このおっさん、オーガに5発以上殴られて生き延びたのか。
すごいな。
「じゃあ全身の骨が折れていてもおかしくないねぇ」
トマスさんはそう言うと、俺のほうを見た、
「失礼ですがアラタさん。ギルダスに使ったポーションは、まだお持ちですかな?」
「ええ」
俺はヒールポーションを取り出し、トマスさんに手渡す。
「ほう、これは……」
青い小瓶を観察しながら、彼は簡単の声をあげる。
商人と言うからには、〈鑑定〉を持っているのだろう。
「ここまで高品質なヒールポーションは見たことがありませんなぁ」
「高品質、ですか」
ポーション類に品質はない。
ダンジョン産の素材で作れば、ちゃんとしたものができるらしい。
さすがに製造過程まではしらないが、〈調薬〉スキルとかそういうので作っているのだろう。
「高濃度、と言い換えたほうがいいかもしれませんな」
「なるほど」
さっきも言ったとおり、ポーションの回復力は高い。
生命力を考慮しなければ、ひと瓶で大抵の怪我や病気を治してしまうのだ。
なので冒険者の中には、水で薄めて使う者もいるくらいだ。
「ありがとうございました」
「ああ、いえ」
トマスさんはそう言って、瓶を返してきた。
疑問に思うことはあるだろうに、あえて追及しないのは、助けられた恩からだろうか。
「ああ、そうそう。助けていただいたお礼をしたいのですが」
「お礼ですか」
「はい。本格的なお礼は町に戻ってからとして、ひとまずこの馬車にあるものでしたらなんでもお持ち帰りください」
馬車の中には、かなりの木箱が積まれていた。
これらはすべて、彼の扱う商品なのだろう。
「じゃあ全部ください」
「ええ、いいですよ」
「えっ、いいんですか!?」
「はい、もちろん」
冗談のつもりだったんだけどな……。
「すみません、冗談です。さすがにこれだけのものを全部というのは……」
「おや、オーガの死骸を〈収納〉できるくらいですから、問題なさそうですがなぁ」
「それは……」
戸惑う俺を見ながら、トマスさんはニコニコ笑っている。
対してギルダスさんは、おろおろしていた。
さっきのやりとりで、俺以上にリアクションしていたからな、この人。
しかし馬車の荷物を全部やるといいながら平然としているトマスさん、ただ者じゃないな。
まぁ貴重な商品は〈収納〉しているんだろうけど。
さて、どうしたものかと視線を巡らせていると、ふたの開いた木箱が目に入る。
そこには、透明の丸いガラス玉のようなものが詰め込まれていた。
「ちょ、これ、もしかしてスキルオーブですか!?」
「はい、そうですが」
木箱には、スキルオーブが100個以上詰め込まれている。
いくらギアの登場で価値が下がったといっても、100万を切るものはない。
つまりこの木箱ひとつだけで、少なく見積もっても1億。
ざっと〈鑑定〉したところ、かなり有用なスキルもあったので、へたすると100億以上の価値があるぞ、これ。
「あの、全部って、このスキルオーブも含めてですか?」
「もちろん。その段はすべてスキルオーブですな」
「はい?」
同じ大きさの木箱が、5段積まれている。
これだけで数百から数千億の価値があるってことだよ?
「スキルオーブを、いただけるので……?」
「はぁ、ご要望とあらばお譲りしますが、そんなものでよろしいのですかな?」
「そんなもの……?」
「ふむ……」
驚く俺を見て、トマスさんは小さく頷くと、表情をあらため居住まいを正した。
「アラタさん、どうやらあなたは、特別な事情をお持ちのようだ」
俺が反応しないのを見て、トマスさんは続ける。
「私どもはあなたに命を救われました。なのでアラタさんの不利益になるようなことはしない、と誓いましょう。事情があるならお聞かせください。できうる限りお力になる、とお約束いたします」
トマスさんはそう言って、俺をじっと見据えた。
「でしたら私も、同じく誓いましょう。私自身と部下ひとりの命、そして死んだ部下たちを弔う機会をくださったのですから」
トマスさんに続いて、ギルダスさんも宣言した。
「あの、でしたらわたしも……」
ふと目を向けると、いつの間に目を覚ましたのか、アイリスさんも身体を起こしてこちらを見ていた。
「出会ったばかりの我々を信じろというのは難しいかも知れませんが……」
「いえ、話します」
俺はトマスさんの言葉を遮るように、そう言った。
もとより彼らには助力を仰ぐつもりだった。
だから、警戒もせずポーションをみせたりしたのだ。
本来なら、もう少し警戒すべきなのだろう。
だが俺には時間がない。
シャノアのためにも、一刻も早くかえらなければいけないのだ。
なら、危険を承知で現地の人の協力を得るべきだろう。
なに、多少の危険は銃でなんとかなる。
ショットガンにも弾を込め直し、自動小銃のマガジンも満タンだ。
その気になれば森を出たところにはいつでも〈帰還〉できる。
最悪、なにかあればそこからやり直して、別の人を探せばいい。
そんなわけで、俺は覚悟を決めた。
「実は俺、異世界人なんです」
1
お気に入りに追加
907
あなたにおすすめの小説
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
俺の職業、「剣」闘士じゃなくて「拳」闘士!? ~誤字ってて気付かなかったけど、剣で最弱だった俺が拳では最強だった件~
白野ケイ
ファンタジー
【異世界転生で誤字られるなんてことあるのかよ!? 実は最強じゃねぇか!】
進路に悩む高校2年生の【秋宮魁斗】。親友のイケメン【中野悟】、幼馴染の美少女【真白聖羅】達といつも通りの日常を過ごしていたがある日ひょんなことから異世界に!
剣闘士という職を授けられたが剣がまったく使えず、最弱だと罵られた秋宮だったが、実は誤字で職業を間違えられていただけで最強だった!?
異世界で繰り広げられるドタバタコメディバトル小説!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる