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閑話 ソレンヌの困惑

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 わ、わたしはソレンヌと言います。

 お父さんはドワーフで、お母さんは熊人族と人族の混血ハーフでした。

 え、えっと、2人とも力持ちで、わたしもそれを受け継いでるみたいです。

 あ、はい。2人ともわたしが10歳の時に亡くなってしまいました。

 お父さんとお母さんの、親兄弟のことは聞いたことがありません。

 し、正直、わたしは幼かったので聞いても覚えてないと思います。

 だから家の名前とかかれても、分からないんですよね。ははは……。

 それにわたし、極度の上がり症で、迫られるように感じちゃうと上手く話せなくなるんです。

 え、10歳でどうやって生きてきたのか、ですか?

 えっと、それがお父さんとお母さんが目の前で殺された・・・・・時、助けてくれた人が居るんです。

 その人は、針鼠の獣人さんで、ランベールという名前です。後で聞いたら、獣王国の王都にある冒険者ギルドの副ギルドマスターさんでした。お、お、驚きです!

 その後、ランベールさんがヴィーラ姉に引き合わせてくれて、そこからは、ヴィーラ姉とアーネ母さんの3人で生活が始まりました。

 お父さんとお母さんの形見は何も残ってないけど、2つだけ持てたものがあるの。

 それは腕輪ブレスレットと銀貨じゃないけど、銀貨より白くて綺麗な硬貨シッカ

 ブレスレットはね、持ってたというか着けてたと言った方が良いかな。でもね。外れないの。

 アーネ母さんが言うには、魔法が掛かったブレスレットみたい。体の成長に合わせてブレスレットも広がって腕に食い込まないようになってるから不思議。

 あ、あと、硬貨の方はアーネ母さんに見てもらったら凄い怖い顔になったの。

 「いい? この硬貨シッカは絶対に人に見せてはダメ。かれても知らないって言うこと」

 って、言うから「何で?」って聞いたの。そしたら――。

 「これを持ってると判ったら、今度はわたしたちが殺されるかも知れないわ」

 ぜ、ぜ、絶対に言わない! わたしはそう決めたの。 

 元々優柔不断で、ひ、1人じゃ決めれないわたしだけど、この時はそう思った。家族が居なくなってまた1人ボッチはヤダ。

 それからわたしは、ヴィーラ姉と一緒に冒険に出るようになった。

 力はあったから、弓より剣が良いということで長剣を選んだら、吃驚されたの。

 「重くないのか!?」って聞かれ得るから、「だ、だ、だ、大丈夫です!」と言って振って見せたら驚いてたな。

 ヴィーラ姉は剣の使い方は分らないからランベールさんにお願いして、空いた時間に稽古をつけてもらった。結構……ううん。かなり厳しかったな。

 長剣ロングソード小円盾バックラーの組み合せが今の体には合ってるからって、気が付いたらそうなってた。

 それから、あっという間に5年が過ぎた。

 剣の方もランベールさん師匠に及第点が貰えるようになったかな。

 「これで人並だから、油断しないように」って言われた。厳しすぎるよ……。

 後10日で15歳せいじんという日だった。ヴィーラ姉と一緒にギルドマスターの執務室に呼ばれたの。ランベールさんは師匠だから、そんなに緊張しなくなったけど、ぎ、ギルドマスターだよ!?

 ヴィーラ姉も珍しく緊張してた。

 何だろうと思って部屋に入ったら、偉そうに胸を反らせた王国騎士の鎧を着た猿人えんじん族の大きなひとが立ってた!? ひええっ!?

 「わたし、猿は嫌いなの~。さっさと要件を話してもらえないかしら~?」

 「ち、ちょっ、ヴィーラ姉っ!?」

 慌てて止めようとしたら「合格だ」だって猿さんから聞こえた気がした。

 「「え?」」

 訳が分からない。

 ギルドマスターは、た、多分、奥の大きな椅子に座ってる獅子の獣人だ。

 「これから、この冒険者ギルドにクロと名乗る、虎人こじん族の女が登録に来る。一緒に行動して動向を冒険者ギルドに知らせて欲しい。依頼は、この街に戻って来るまでだ」

 え? わたし、まだ正規の冒険者になってないよ!?

 「旨味がないわね~」

 「ふん。流石はアーネの娘だな。成功報酬に金貨10枚と、金級ソナへの昇級を試験無しで認めるということでどうだ?」

 「あら、ギルドマスター太っ腹じゃない~。それがソレンヌとわたし1人ずつちゃんと貰えるという契約書を交わしてくれるなら受けるわ~」

 ええっ!? ヴィーラ姉、ち、ちょっと強気に行き過ぎじゃっ!?

 って思って袖を引いいた瞬間、スッとギルドマスターの机の上に2通ずつ契約書が出て来た。ふぇえ~。何この人たち。これが交渉!? 無理無理。わたしには絶対無理!

 「解ったわ~。ソレンヌも良いわね~?」

 「は、はい! それでいいでしゅっ! あ……」

 んじゃった……。恥ずかしくて顔が熱くなるのを感じながら、わたしはヴィーラ姉と一緒に契約書にサインした。サインし終わったとこで、ギルドマスターさんが机の引き出しから革袋を取り出して、カチャリってヴィーラ姉の前に置いたの。

 「支度金だ。旅支度なのに金貨を持たすと怪しまれるからな。持ってけ」

 後からヴィーラ姉に聞いたら銀貨が入ってたって。ふえぇぇ~! 支度金でぽんと銀貨出せるってどんなに太っ腹なの!?

 それから10日後。わたしは成人して、晴れて正式な冒険者になれた。

 新人は銅級ターンバって決まってるけど、5年の仮期間があるから鉄級ロハにはすぐなれるんだって。へへ。ヴィーラ姉と一緒だ。

 なんて嬉しくてニマニマしてたら裾を引かれたの。あれ?

 振り向くと誰も居ない。

 「無礼。相手はここに居る」

 視線を下げると、6ペースあるわたしのお腹くらいの位置に2人の可愛らしい女の子たちが立ってたの。1人は人族じゃない?

 「ふええっ!? 何でこんな女の子たちが冒険者ギルドに居るんですか!? あたっ」

 慌てて視線を合わせようとしゃがもうとしたら足首を蹴られた。

 「確認。貴女あなた背が高いけど何歳?」

 「き、今日成人しました」

 「不遜。わたしは20歳。こっちのオリーヴはおば痛いっ! 何で叩く?」

 ええっ!? わたしより背が低くてこんな可愛い人が20歳!? 嘘でしょっ!?

 「五月蝿うるさいっス。ホビットは人族より長く生きるだけっスよ。換算したら同い年っス」

 後ろに居た人やっぱり人族じゃないんだ。ホビット族? 初めて見た。

 「疑問。どんな計算したらそうなる? サバ読み?」

 「はあっ!? ロザッち、ちょっと話があるからギルドの裏に顔貸せっス」

 「上等。 オリーヴには計算の何たるかを教えてあげる」

 あわわわ。喧嘩けんかしそうな雰囲気だ。ヴィーラ姉、今トイレで居ないし……。

 「あ、あの!? それで、わたしに何の用だったんでしょうか?」

 「阿呆ロザッち。要件忘れてもう耄碌もうろくしたっスか?」

 「ぐぬぬぬ」

 「あら~。楽しそうね~。何の話かしら~?」

 それがわたしたち4人の出会いだった。

 それから程なくして、ギルドマスターさんから聞いてたクロさんがパーティーに入り、鉄級ロハに上がるのを待って獣王国くにを出ることになったの。

 旅に出る前の晩、アーネ母さんがこっそり寝室に来てくれたの。

 「いい、ソレンヌ。あの硬貨シッカの事、同じ物をもし見ることがあっても、「自分も」って絶対に口にしてはダメよ? お姉ちゃんたちを危険な目に合わせたくないでしょ?」

 「うん」

 「良い子ね。気を付けて行ってらっしゃい。ついでに良い人連れて来ても良いのよ?」

 「ふぇっ!?」

 「ふふふ。おやすみなさい」

 ちゅっとおでこにキスをしてくれたアーネ母さん。本当の両親は死んじゃっていないけど、ここがわたしの家だと思ってる。だから、あの事も気を付けなきゃ……って思ってたら、いつの間にか朝になってた。

 行き先は、なぎの公国。

 途中で依頼を受け、凪の公国の辺境伯爵領の領都に着いたわたしたちは、そこで依頼をこなして、銀級チャンディに上がった。

 まだ人前で上手く話せないし、緊張すると空回りしてむ癖は治らないけど、でも楽しくなって来た矢先だったよ。クロさん宛に手紙が来たのは。

 わたしはあの時、オマケでやり取りはヴィーラ姉がすることになってたから気にしてなかったんだけど、こういう事なんだって思った。

 クロさんが辛そうな顔してたんだもん。ヴィーラ姉も複雑な顔してた。

 結局、ヴィーラ姉の一言で獣王国くにへ帰ることになったんだけど、正直、揉めなくてホッとしたよ。喧嘩けんかはヤダ。ロザリーとオリーヴのは毎回のことだから、もう慣れちゃったけどね。

 領都を出て、順調に川辺の街のホバーロまで返って来たら出逢ってしまった。



 ハクトさん運命の人と。



 初め見たのは冒険者ギルドだった。

 わたしから見ても毛艶のない、髭の張りもない雪毛ゆきげの兎人のおじさん。

 クロさんがふらふらーって近寄ってくから何事かと思ったら、軟派なんぱしてた!?

 ええっ!? クロさんからするの初めてみた気がする!?

 冗談で「寝るかい?」とか毎回声掛けて振られまくってるクロさんだったけど、何か目が違う気がしたの。ヴィーラ姉はすぐ一目惚れだって判ったみたいだけど、わたしはさっぱり。

 ヴィーラ姉、何だか苛々いらいらしてる?

 そこからは、訳の分からないまま引っ張り回されたって言ってもいいと思うの。

 でも、皆が元気になった気がする。

 わたしはヒルダさんに剣の使い方を教えることになった。

 うん、ご飯のため!

 だって、ホバーロの街に帰って来た時点で路銀が底をついてたんだもん。恥ずかしいけど、わたしが1番大食いだし……。

 でも、皆の荷物をまとめて担ぐのってお腹が直ぐに空くんだよ?

 それが、宿代もご飯もしばらく心配しなくて良いなんて、何て良い人なんだろ!?

 その条件が、わたしがヒルダさんに剣の使い方を教えること。ヴィーラ姉は綺麗なプルシャンさんに弓を教えるんだって。

 ふぁ~あんな綺麗な人が居るんだぁ~って思って見惚みとれてたら、ニコッと笑われた。ドキッとするよぉーっ。

 普段だったら助けに行くはずもない依頼なしの救助活動、オークの集落での戦闘。オーク初めて見た! あんなに怖いものだなんて! でも、1番吃驚したのは、コワリスキー商会へ乗り込んだ時だった。

 黒いオークとの戦いも凄く格好良かったけど、悪い奴をものともしないハクトさん。

 凄かったでしゅ。あ……。

 一番偉い人が死んだら、金貨と羊皮紙が何処から出て来たんだろう!? っていうくらい派手に飛び散ったのにも驚いたよ。そんな光景見たことないもん。

 だって金貨だよ!?

 そしたらハクトさんが、「散らばった金貨は拾ったもん勝ちだ。だれが1番取れるか競争な?」

 って言うんだもん! 皆同時に聞き返してたよ!

 「良いんでしゅか!? あ……」

 わたしも興奮して噛んじゃった。うう、恥しい。

 「さ、時間がねえ。取った取った!」

 恥しがってる暇もなく、わたしたちはハクトさんの声に背中を押されて、金貨拾いに集中した。だって、金貨1枚あればしばらく食べることに困らないんだよ!?

 「あ……」

 誰にも聞こえないくらいの声が漏れてた。

 あの・・硬貨シッカだ。寸分違わず、わたしが持ってる物と同じ物が絨毯じゅうたんの上に転がってたの。つまり、あのワディムっていう人の物だ。

 つまり、ヒュドラの関係者。わたしの両親の形見にあったのも同じ物。ということは、お父さんもお母さんもヒュドラの関係者!?

 わからない。わかるのはアーネ母さんが誰にも知られないようにと言った意味だ。

 ごくりと唾を飲み込んだわたしは、できるだけそれに気付かない振りをして、金貨を集めることに集中することにした。

 幸いハクトさんにも気付かれず、その日は過ぎていったの。

 結局どうして良いか分からない日が過ぎていく内に、ヴィーラ姉がハクトさんに抱かれた。「ああ、やっぱり」という気持ちと「自分も抱いて貰いたい」という好奇心がごちゃ混ぜになってよく解らなくなって泣いちゃったの。

 前から、「抱いて下さい」って良く解らないまま口にしてたけど、まだどうしたいのか判らなかった。だから、ハクトさんに正直に話したら、無理しなくて良いと頭を撫でてもらえたの。



 ――嬉しかった。



 ああ、お父さんの手もこんな感じだったのかな、って思えたの。



 ハクトさんはお父さんじゃないけど、この人ならって不思議とそう思えたんだ。だからわたしも抱いてもらった。うん。初めは痛かったよ。あとは……よく覚えてない。

 目が覚めたらわたし、プルシャン、ハクト、ヒルダの4人で寝てた。ヴィーラ姉に聞いてた通りだ。大人の仲間入りした気がして、目覚めは気持ちよかった、かな。あそこはヒリヒリ痛かったけどね。

 後、クロさんが皆の言う「ダメ虎」になるのも解る気がしたよ。無性に甘えたくなるよね?

 だから、こっそり他の人の見ていない時に甘えることにした。えへへへ。

 楽しい時間はあっという間。いざ別れる時になったら、こう胸がキューッと苦しくなった。クロさんがたまらず抱き着いて接吻したを見て、皆もし始めた。わ、わたしもする!

 一緒に居た時間は短いけどその分濃厚だった。

 ハクトさんがお父さんだったら……。ううん。この気持ちは違う。



 ーーわたし、オジサンが好きみたい。皆に言ったら笑われるかな。



 わたしたち5人が同じように抱擁して、接吻して見送りは終わり。ヴィーラ姉泣いてた。

 3人の背中が見えなくなるまで見送って、宿屋のおじさんに紹介された武器屋に行ったの。そしたら吃驚びっくり。そこ居たのはドワーフの鍛冶師夫婦だったよ。



 ーーお父さん!? ううん、違う人。



 でも、ごつごつした職人の手を見てると嬉しくなるな。

 と思ってたら、ドワーフさんがハクトさんから貰った籠手に気が付いて、調べて貰うことになったんだ。

 そしたら王級ラージャ籠手ですって!? 思わず、ブルッて体が震えちゃった。そ、そんな高級な物、今迄触ったこともなかったのに。凄すぎましゅ! あ……。

 けど、驚きはそれだけじゃすまなかった。

 わたしがハクトさんから貰った片手半剣バスタードソードと、小円盾バックラー鑑定してもらったらーー。
 
 【焔熱の片手半剣】
  王級ラージャ長剣
  魔鉄鉱まてっこう
  熱切断効果付き:常時発動。鉱物と長い時間接触した時に熱切断判定が発動。
  高熱に強い鉱物ほど切れにくい。
  火属性(小上昇)
  火耐性(微上昇)
  
 【耐焔の小円盾】
  英雄級ナヨク小円盾
  外縁部:魔鉄鉱製 / 内円部:魔硬木まこうぼく
  斬撃耐性(微上昇)
  熱耐性(微上昇)
  火耐性(小上昇)

 ら、ら、王級ラージャと、な、な、な、英雄級ナヨクですって!? う、う、う、嘘でしょっ!?

 あまりの鑑定結果に、ヴィーラ姉をみたら、金級ソナ冒険者どころか、白金級プラチナム冒険者並の装備だって教えてくれた。えええええっ!?

 ハクトさん、どんだけ太っ腹なんですか!? 金払いは良い。食べるものに困らない。武器も超一流の物を用意してくれる。もう離れませんっ!

 あ、離れちゃったけど。今度会ったら逃しませんっ!

 そう思ったのはわたしだけじゃないのはすぐ判った。

 だって、皆上気してるんだもん。

 ふふふ。何だろ。あんなにどうしたら良いか悩むわたしなのに、初めて悩まなかった気がする。これもハクトさんのお蔭かな。

 そんな事を思いながら、工房の奥から聞こえて来るカーン、カーン、という鉄を叩く鎚の音に、わたしたちは身を委ねていたーー。





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