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夫婦は只今別居中!
15.聞けない願い① Side.シーファス
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ハルを初めて抱いた日の事。
あの日は夜中にふと目を覚まし、ハルの姿がどこにもなくて焦りに焦った。
一瞬本気で夢だったかと思ったが、隣にはまだハルが寝ていた温もりはちゃんとあったから夢じゃないと確信を持てた。
でも…。
(じゃあどうして…?)
一緒に朝を迎えられなかったのは何故かが気になった。
だからその理由が知りたくてその日は朝から冒険者ギルドへと向かったんだ。
でもハルはいつまで経ってもギルドに姿を現さなかった。
もしかして身体が辛くて来れないとかだろうか?
でもそれなら夜中に帰った時はかなり無理したことになる。
(大丈夫なのか?)
できるだけ優しく抱いたとはいえ心配になった。
そして二日三日経ち、段々と焦りが出てくる。
『これは本当に体調不良なのか?』と。
もしかしたら夜中に帰った姿を家人に見咎められて、軟禁でもされているんじゃないだろうか?
ハルが貴族だと言うことはわかっていたはずなのに、思慮が足りていなかったと歯噛みする。
でもハルがどこの貴族の者なのかがわからない。
そのせいで様子を探りたくても何もできなくて、ただただ焦燥だけが募っていった。
でも────四日目の朝、ギルドに顔を出したハルの変わらぬ姿を見て、俺は安堵すると共に攫うようにその場からハルを連れ出していた。
(ああ、ハルだ)
「ハルッ!良かった!やっと会えた!」
ギルドから出てすぐそばの脇道へと連れ込み、そのおさまりの良い身体を抱きしめる。
「シ、シーファス…」
「ハル!起きたらいなかったから心配したんだぞ?」
「その…ゴメン。家の者に言ってなかったから心配かけてると思って…」
「家の……」
「そう」
(やっぱりそのせいで家に軟禁されてたんじゃ────)
思わずそう考えたところで別な言葉がハルの口から飛び出てきた。
「そ、その、侍女にっ、いや、えっと…っ」
侍女?
(ああもしかして…)
いつも家から抜け出しているのが家人にバレないよう、侍女達に頼んでフォローしてもらっているんだろうか?
それなら軟禁されていた可能性は低いだろうし、ハルが焦って帰ったのも分かる気がする。
きっと『疑われないよう暫く大人しくしていてください』とでも言われたんだろう。
ハルならゴメンと謝って素直に従いそうだ。
そんな風に納得する俺の前で、ハルはとてもわかりやすく狼狽えている。
多分さっきのは失言だったと思ったんだろう。
慌てたように必死に言葉を探すハルにクスッと笑いが漏れる。
(バレてないって思ってるんだろうな)
そんなところも可愛いが、流石にわかってて黙っているのは可哀想だろう。
「ハルが貴族だってことはわかってる。すまなかったな。あの日、引き留めるようなことをして」
だからそう言った。
でも抱いたこと自体に後悔はない。
あんなに相性がピッタリな相手はそうそういないと思うし、それ以上に俺はすっかりハルに惚れてしまっているのだと自覚してしまったから。
きっと俺はもう絶対にハルを手放せないだろう。
なのにここでハルは思いがけないことを口にしたんだ。
「シーファス!」
「ん?」
「その、俺……」
最初はあの日思いが通じ合った件について何か言うのかと思った。
でも予想は大きく外れて、思いもよらない方向に舵を切ったのだ。
「よく考えたら、う、浮気!に、なるんじゃないかって思って…っ!」
「…………」
「その…会うのが怖くなって……」
目の前で肩を落とすハルの姿に胸が痛む。
そうだ。俺は既婚者だった。
妻に会ったことはないとは言え、寝た時点でそれは立派な浮気行為でしかない。
でもあと数か月でどうせ離婚が成立するんだし、誤差の範囲じゃないか?
早いか遅いかの違いだ。
向こうから俺に会いに来ることもないだろうし、三か月経った時点で離婚届片手に会いに行くつもりではいるからそこでさっさとサインさえさせてしまえば終わる関係だ。
何も問題はない。
だからハルは何も心配しなくていいんだと説明すべく、俺はハルの名を呼んだ。
「ハル……」
「だから、その…っ、一回、ちゃんと奥さんに会って、ちゃんと話したらとか思うんだけど…っ」
なのにハルは生真面目に妻に謝罪しに行こうとそんなことを言い出した。
思い詰めたようにそんなことを言うハルに何故か不満が募る。
きっと今ハルの頭の中は妻への罪悪感がいっぱいなんだろう。
(どうせ頭をいっぱいにするなら、俺のことでいっぱいにしてくれたらいいのに…)
嫉妬────それが俺が初めて会ったこともない妻に抱いた感情だった。
俺に会ったこともなく、ここに居ないにもかかわらずハルの心を煩わす存在にイラっとしてしまう狭量な俺。
そんな感情をぶつける相手は、当然目の前のハルしかいない。
俺はハルに妻よりも俺のことを考えてほしくて、その唇を塞ぎ、舌を絡めとってそのままチュゥッと吸い上げてやった。
無視できないキスで俺を見つめさせたい。
そんなどうしようもない独占欲が暴走する。
「ふ…あ…っ」
そしてそんなことをされたのは初めてだった様子のハルはトロンとした表情のまま俺に抱き着いてきた。
(ああ…なんて可愛いんだ)
ずっとこうして俺だけを見つめていて欲しい。
そのためにもお飾りの妻に気を遣う必要はないとちゃんと言っておかないと。
「ハル。お前が俺の妻に会う必要なんてないから」
「ふぇっ?」
「三か月…いや、あと二か月弱だな。白い結婚が成立する期間が過ぎたら離婚届を持って屋敷に行って全部済ませてくるつもりだ。だからハルは妻に接触せず、それまで待っていてくれないか?」
会うこともない妻にわざわざ俺達の関係を伝える必要はない。
淡々と処理しておしまいだ。
だからハルはただ待っていてくれるだけでいい。
そう思って言ったのに、ハルは心配そうに付け加えてきた。
「ん…じゃあその、俺のことは気にせず、いつでも話し合いに行ってくれていいからな?」
「わかった」
安心させるように頷きはしたが、俺が妻と話すことは絶対にない。
話すとしたら離婚届にサインするその時だけだ。
でもそれをここで言ってしまったらまたハルは気に病むことだろう。
ここはサラッと流すのが一番だ。
そう思い、俺はハルの髪へとキスを落とし、話題を変えるべく話を振った。
「さ。それは置いておいて、今日は一緒に依頼を受けようか。記念すべきEランク初の依頼は何がいい?」
「忘れてた!え?Eランクってどんなのが受けられるんだろ?」
話題変更は上手くいき、ハルの興味がそちらへと簡単に移る。
「Eランクはトレントとかビッグボアなんかの討伐も受けられるぞ?」
「へぇ。流石シーファス。詳しいな」
「ああ。じゃあ今日も一緒に一狩り行こうか」
ビッグボアはハルと初めて会った際に俺が倒した魔物だ。
今のハルならきっとちゃんと倒せることだろう。
そうしてハルからの聞けない願いを明後日の方へと蹴り飛ばし、俺は笑顔でハルとギルドに向かったのだった。
あの日は夜中にふと目を覚まし、ハルの姿がどこにもなくて焦りに焦った。
一瞬本気で夢だったかと思ったが、隣にはまだハルが寝ていた温もりはちゃんとあったから夢じゃないと確信を持てた。
でも…。
(じゃあどうして…?)
一緒に朝を迎えられなかったのは何故かが気になった。
だからその理由が知りたくてその日は朝から冒険者ギルドへと向かったんだ。
でもハルはいつまで経ってもギルドに姿を現さなかった。
もしかして身体が辛くて来れないとかだろうか?
でもそれなら夜中に帰った時はかなり無理したことになる。
(大丈夫なのか?)
できるだけ優しく抱いたとはいえ心配になった。
そして二日三日経ち、段々と焦りが出てくる。
『これは本当に体調不良なのか?』と。
もしかしたら夜中に帰った姿を家人に見咎められて、軟禁でもされているんじゃないだろうか?
ハルが貴族だと言うことはわかっていたはずなのに、思慮が足りていなかったと歯噛みする。
でもハルがどこの貴族の者なのかがわからない。
そのせいで様子を探りたくても何もできなくて、ただただ焦燥だけが募っていった。
でも────四日目の朝、ギルドに顔を出したハルの変わらぬ姿を見て、俺は安堵すると共に攫うようにその場からハルを連れ出していた。
(ああ、ハルだ)
「ハルッ!良かった!やっと会えた!」
ギルドから出てすぐそばの脇道へと連れ込み、そのおさまりの良い身体を抱きしめる。
「シ、シーファス…」
「ハル!起きたらいなかったから心配したんだぞ?」
「その…ゴメン。家の者に言ってなかったから心配かけてると思って…」
「家の……」
「そう」
(やっぱりそのせいで家に軟禁されてたんじゃ────)
思わずそう考えたところで別な言葉がハルの口から飛び出てきた。
「そ、その、侍女にっ、いや、えっと…っ」
侍女?
(ああもしかして…)
いつも家から抜け出しているのが家人にバレないよう、侍女達に頼んでフォローしてもらっているんだろうか?
それなら軟禁されていた可能性は低いだろうし、ハルが焦って帰ったのも分かる気がする。
きっと『疑われないよう暫く大人しくしていてください』とでも言われたんだろう。
ハルならゴメンと謝って素直に従いそうだ。
そんな風に納得する俺の前で、ハルはとてもわかりやすく狼狽えている。
多分さっきのは失言だったと思ったんだろう。
慌てたように必死に言葉を探すハルにクスッと笑いが漏れる。
(バレてないって思ってるんだろうな)
そんなところも可愛いが、流石にわかってて黙っているのは可哀想だろう。
「ハルが貴族だってことはわかってる。すまなかったな。あの日、引き留めるようなことをして」
だからそう言った。
でも抱いたこと自体に後悔はない。
あんなに相性がピッタリな相手はそうそういないと思うし、それ以上に俺はすっかりハルに惚れてしまっているのだと自覚してしまったから。
きっと俺はもう絶対にハルを手放せないだろう。
なのにここでハルは思いがけないことを口にしたんだ。
「シーファス!」
「ん?」
「その、俺……」
最初はあの日思いが通じ合った件について何か言うのかと思った。
でも予想は大きく外れて、思いもよらない方向に舵を切ったのだ。
「よく考えたら、う、浮気!に、なるんじゃないかって思って…っ!」
「…………」
「その…会うのが怖くなって……」
目の前で肩を落とすハルの姿に胸が痛む。
そうだ。俺は既婚者だった。
妻に会ったことはないとは言え、寝た時点でそれは立派な浮気行為でしかない。
でもあと数か月でどうせ離婚が成立するんだし、誤差の範囲じゃないか?
早いか遅いかの違いだ。
向こうから俺に会いに来ることもないだろうし、三か月経った時点で離婚届片手に会いに行くつもりではいるからそこでさっさとサインさえさせてしまえば終わる関係だ。
何も問題はない。
だからハルは何も心配しなくていいんだと説明すべく、俺はハルの名を呼んだ。
「ハル……」
「だから、その…っ、一回、ちゃんと奥さんに会って、ちゃんと話したらとか思うんだけど…っ」
なのにハルは生真面目に妻に謝罪しに行こうとそんなことを言い出した。
思い詰めたようにそんなことを言うハルに何故か不満が募る。
きっと今ハルの頭の中は妻への罪悪感がいっぱいなんだろう。
(どうせ頭をいっぱいにするなら、俺のことでいっぱいにしてくれたらいいのに…)
嫉妬────それが俺が初めて会ったこともない妻に抱いた感情だった。
俺に会ったこともなく、ここに居ないにもかかわらずハルの心を煩わす存在にイラっとしてしまう狭量な俺。
そんな感情をぶつける相手は、当然目の前のハルしかいない。
俺はハルに妻よりも俺のことを考えてほしくて、その唇を塞ぎ、舌を絡めとってそのままチュゥッと吸い上げてやった。
無視できないキスで俺を見つめさせたい。
そんなどうしようもない独占欲が暴走する。
「ふ…あ…っ」
そしてそんなことをされたのは初めてだった様子のハルはトロンとした表情のまま俺に抱き着いてきた。
(ああ…なんて可愛いんだ)
ずっとこうして俺だけを見つめていて欲しい。
そのためにもお飾りの妻に気を遣う必要はないとちゃんと言っておかないと。
「ハル。お前が俺の妻に会う必要なんてないから」
「ふぇっ?」
「三か月…いや、あと二か月弱だな。白い結婚が成立する期間が過ぎたら離婚届を持って屋敷に行って全部済ませてくるつもりだ。だからハルは妻に接触せず、それまで待っていてくれないか?」
会うこともない妻にわざわざ俺達の関係を伝える必要はない。
淡々と処理しておしまいだ。
だからハルはただ待っていてくれるだけでいい。
そう思って言ったのに、ハルは心配そうに付け加えてきた。
「ん…じゃあその、俺のことは気にせず、いつでも話し合いに行ってくれていいからな?」
「わかった」
安心させるように頷きはしたが、俺が妻と話すことは絶対にない。
話すとしたら離婚届にサインするその時だけだ。
でもそれをここで言ってしまったらまたハルは気に病むことだろう。
ここはサラッと流すのが一番だ。
そう思い、俺はハルの髪へとキスを落とし、話題を変えるべく話を振った。
「さ。それは置いておいて、今日は一緒に依頼を受けようか。記念すべきEランク初の依頼は何がいい?」
「忘れてた!え?Eランクってどんなのが受けられるんだろ?」
話題変更は上手くいき、ハルの興味がそちらへと簡単に移る。
「Eランクはトレントとかビッグボアなんかの討伐も受けられるぞ?」
「へぇ。流石シーファス。詳しいな」
「ああ。じゃあ今日も一緒に一狩り行こうか」
ビッグボアはハルと初めて会った際に俺が倒した魔物だ。
今のハルならきっとちゃんと倒せることだろう。
そうしてハルからの聞けない願いを明後日の方へと蹴り飛ばし、俺は笑顔でハルとギルドに向かったのだった。
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