代理婚!

オレンジペコ

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夫婦は只今別居中!

1.※プロローグ

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パチュンパチュンと室内に濡れた音が響き渡る。

俺を穿っているのは冒険者の先輩であり、俺の書類上の夫。

「あ…あっああっ…!」
「ハル…っ、ラインハルトっ!」

熱い声が耳を擽り、打ちつける腰の動きが激しくなる。
ゴツゴツと奥まで突かれてあまりの良さに嬌声を上げた。

「あぁ────っ!」

追い上げられるように達し、身体がビクビクと震えるが相手の動きは止まらない。

「はっ!んぁっ!シー…ファスっ」

もう許してほしくて名を呼ぶけど、全然放してもらえない。

「イッたっ!もぉイッたぁあっ!」
「まだだ。ハルッ、そのままイキ続けろっ!」

そう言いながら首筋に吸い付き、自分のだと言わんばかりに所有の印を散らしていく男。
その刺激に俺は促されるように何度も何度も身を震わせる。

彼に抱かれるのはもう何度目だろう?
俺はうつぶせで腰を高く上げた状態でシーツを握りしめ、ひたすら与えられる快感の波に翻弄される。
すっかり覚え込んだ彼のモノが気持ち良過ぎて喘ぐように嬌声を漏らすことしかできない。
きっと今夜も長くなるんだろう。
侍女達に外泊を伝えてきて良かった。

「ひぁっ!ぁあんっ!はぅっ、あっ、やぁっ…んぅっ…!」

最初はランクアップのお礼────だったんだ。
料理を作りにお邪魔して…。
なのに、どうしてこうなったんだろう?

「ハルっ…!待ってろ。近いうちに必ず離婚してくるからっ…!そしたら俺とっ…!」

結婚しようって言われるけど、それは無理なんだ。
一回離婚したらもう同じ相手とは結婚できないんだから。

そんな思いを抱えながら、息も絶え絶えに抱かれる俺。
絶倫な夫はきっと近いうちに仮初の妻である俺へと離婚を突きつけてくるに違いない。
その時俺はどうするんだろう?

「愛してる…」

愛おし気にそう言いながら、彼は俺の中に欲を吐き出した────。



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