2 / 51
1.※プロローグ
しおりを挟む
ここは王城の一室────。
そこで俺は一人の男の腕の中でいつものように喘がされていた。
「んっ…あっ…はぁっ…」
初めの頃はどこかぎこちなかったはずのその手は、今やすっかり手慣れた様子で俺を快感の海へと連れ去っていく。
「エディ…」
しっとりと艶を含んだ声で囁きを落としてくる相手の腕の中、俺はあっさりと絶頂へと追いやられ、余韻に震える身体と乱れた呼吸を整えながら考える。
この関係はいつ終わりを迎えるのだろうかと。
ジルフィール公爵家の次男、エディアス。
それが俺の名だ。
俺を抱くのはこの国、マーヴァインの第二王子アリスト=マーヴァイン。
将来的に俺はこのアリストの側近になる予定。
ちなみに俺には兄が一人いて、両親は常に兄優先の長男至上主義。
まあある程度はどこの家もそんなものだろうと思う。
ただ他と違ったのは、兄がちょっとどころではなく厄介な人だったというその点に尽きる。
『エディアス。今日も頼んだぞ』
兄がそう言いながら学園の課題を丸投げしてくるのなんて当たり前。
しかもチェックだけはしっかりやってくるから、手抜きは一切許されない。
兄は別に頭が悪いわけじゃなく、どちらかと言うと天才とも言える男で、問題を見るだけで答えがわかる人なのだ。
全部脳内処理で答えを叩き出すから、過程を紙に書くという面倒ごとが煩わしいと言いながら俺に押し付けてくる。
そこに悪気は一切ない。
本人的に『些事は弟のお前がやれ』という認識なのだ。
面倒臭がりにも程がある。
そんな感じだから両親も面倒ごとは俺がやって当然だと言い出す始末。
これは何も学園に入ってからの話というわけではない。
俺が10才を迎える頃には既にそれが当たり前になっていた。
どうせそのうちやるんだし今やろうと一緒だと言われるが、二年先の勉強を先取りってふざけるなと言いたい。
最初のうちは寝る間も惜しんで勉強する羽目になったし、頑張った俺を少しは褒めて欲しい。
疲労回復魔法、身体強化魔法は本当に便利で、当時特に使いまくっていたからかなり鍛えられたし、風呂に入る時間があれば勉強しろと言われた日は生活魔法である洗浄魔法で凌いでいたからそれも今では自由自在だ。
一般的に手洗い魔法と言われる魔法を使って全身を綺麗にする羽目になるなんてと、最初は惨めで泣きじゃくったっけ。
今は情事の後にも使えて便利だと思ってるし、熟練度が高いお陰で一瞬で綺麗になるからもうそんな風に思ったりはしないけど。
本当に魔法様様だ。
「エディ。今日も泊っていかないのか?」
「ああ。今日も帰る」
アリストがいつもの如く引き留めてくるけれど、俺はある程度落ち着いたらさっさとベッドを降りる。
まだ少し学園の課題が残っているのだ。
兄の分が終わっても、自分の分だってやらないといけない。
それが残っているから、早く帰ってやらないと。
「じゃあまた」
「……仕方ない。またな」
そう言って俺はアリストの部屋を後にする。
一瞬で視界が変わり、見慣れた自分の部屋へと辿り着き、俺は思い切り伸びをした。
転移魔法って本当に便利。
ちなみに我が家は馬車も当然父や兄優先で、俺はオマケだ。
学園へ行く際、行きは兄と一緒でも帰りが違うなんてよくある話。
置いてけぼりにされたら友人に頭を下げて同乗させてもらう羽目になった。
それもまた惨めで、俺は書庫で見つけた魔法書を読み込み、意地で転移魔法を習得した。
これなら置いていかれても一人で帰れる。
今はそれが役に立っている。
それ以外にも普段から兄の後始末をしている関係で覚えたスキルや魔法も多々ある。
色々あるけれど一例をあげるならこれだろうか?
兄が魔法でやらかして壁を破壊したと聞かされた際、そこに出向いて謝罪して修繕のためあれこれ本をひっくり返して修繕方法を学び、できる限り手を尽くした。
そこで必然的に修繕スキルが身についた。
中には怒り狂って完璧に戻せという人もいたから、そこからまた勉強して修復魔法を覚えた。
今では手慣れたものだ。
そんな日々を送る俺の苦労をわかってくれたただ一人の人。
それがアリストだった。
アリストも俺と同じく兄に振り回される立場だったから。
彼の兄は言わずもがな。この国の王太子だ。
こちらはうちとは違い不出来な兄で、そんな王太子を支えるために努力を強いられたらしい。
帝王学をはじめとする学問も、魔法も剣術も語学さえ、全てにおいて妥協は許されず厳しく学ばされたアリスト。
その環境はあまりにも過酷だった。
それなのに本人はそれをあまり表には出さない。
『タイプは違うが、振り回されるって点じゃあ一緒だな』
幼い日に泣きながら我が家の事情を聞いてもらった時にそう言ってくれたから、俺はアリストと友達になった。
それ以来時折愚痴を溢し合い、他愛のない話をして和む平和な時間を共に過ごした。
そんな友情を育む時間が崩れたのはかれこれ1年ほど前だ。
酷く落ち込み今にも泣きそうな顔をするアリストを慰めたくて、俺がそっと触れるだけのキスをしたのが切っ掛け。
そこからはもうなし崩しだった。
止める間も無く激しく口づけられて、あれよあれよと言う間に抱かれてしまった。
でも後悔はしていない。
だってアリストは────。
『エディ…初めてを俺にくれてありがとう』
そう言ってどこか心満たされたように笑ってくれたから。
ちゃんと慰めになったようで良かったと俺は心底安心し『アリストが喜んでくれたなら嬉しい』って笑顔で答えたんだっけ。
それ以来、こうして恋人でもないのに抱かれる関係になった。
ここ数か月、兄が王太子の仕事の手伝いを始めてからアリストにまで仕事が降ってくるようになったため、それを補佐するために俺も毎日のようにここへと出入りしているし、そのついでで抱かれる頻度が増えた。
こんなにも頻繁に抱かれるとなんだか恋人同士のようだと錯覚してしまいそうになるから非常に困る。
本当は今も少しくらい事後の余韻に浸りたい気持ちがあるけど、勘違いしないようにちゃんと線引きはしておかないといけない。
俺達はあくまでも友人同士。
それ以上でもそれ以下でもない…よし!
ちなみにベッドの中では『愛してる』ってアリストは言ってくるけど、ピロートークを本気に取るほど俺は馬鹿ではないつもりだ。
俺自身はアリストのことが大好きだけど、これはあくまでも俺の片思いと割り切っている。
この国に同性婚の制度はないんだから、王子であるアリストに何かを期待するはずがない。
普段の俺達は第二王子と公爵令息という関係を崩すことはないし、ちゃんと俺は自分の立場を弁えている。
端的に言って今の俺達の関係はセフレと呼ばれるものなんだろう。
好きな相手に気分次第で抱いてもらえる。
俺はそれだけで十分だったんだ。
****************
※補足
ここでの貴族が通う学園は15~20才までの6年制学校設定です。
そこで俺は一人の男の腕の中でいつものように喘がされていた。
「んっ…あっ…はぁっ…」
初めの頃はどこかぎこちなかったはずのその手は、今やすっかり手慣れた様子で俺を快感の海へと連れ去っていく。
「エディ…」
しっとりと艶を含んだ声で囁きを落としてくる相手の腕の中、俺はあっさりと絶頂へと追いやられ、余韻に震える身体と乱れた呼吸を整えながら考える。
この関係はいつ終わりを迎えるのだろうかと。
ジルフィール公爵家の次男、エディアス。
それが俺の名だ。
俺を抱くのはこの国、マーヴァインの第二王子アリスト=マーヴァイン。
将来的に俺はこのアリストの側近になる予定。
ちなみに俺には兄が一人いて、両親は常に兄優先の長男至上主義。
まあある程度はどこの家もそんなものだろうと思う。
ただ他と違ったのは、兄がちょっとどころではなく厄介な人だったというその点に尽きる。
『エディアス。今日も頼んだぞ』
兄がそう言いながら学園の課題を丸投げしてくるのなんて当たり前。
しかもチェックだけはしっかりやってくるから、手抜きは一切許されない。
兄は別に頭が悪いわけじゃなく、どちらかと言うと天才とも言える男で、問題を見るだけで答えがわかる人なのだ。
全部脳内処理で答えを叩き出すから、過程を紙に書くという面倒ごとが煩わしいと言いながら俺に押し付けてくる。
そこに悪気は一切ない。
本人的に『些事は弟のお前がやれ』という認識なのだ。
面倒臭がりにも程がある。
そんな感じだから両親も面倒ごとは俺がやって当然だと言い出す始末。
これは何も学園に入ってからの話というわけではない。
俺が10才を迎える頃には既にそれが当たり前になっていた。
どうせそのうちやるんだし今やろうと一緒だと言われるが、二年先の勉強を先取りってふざけるなと言いたい。
最初のうちは寝る間も惜しんで勉強する羽目になったし、頑張った俺を少しは褒めて欲しい。
疲労回復魔法、身体強化魔法は本当に便利で、当時特に使いまくっていたからかなり鍛えられたし、風呂に入る時間があれば勉強しろと言われた日は生活魔法である洗浄魔法で凌いでいたからそれも今では自由自在だ。
一般的に手洗い魔法と言われる魔法を使って全身を綺麗にする羽目になるなんてと、最初は惨めで泣きじゃくったっけ。
今は情事の後にも使えて便利だと思ってるし、熟練度が高いお陰で一瞬で綺麗になるからもうそんな風に思ったりはしないけど。
本当に魔法様様だ。
「エディ。今日も泊っていかないのか?」
「ああ。今日も帰る」
アリストがいつもの如く引き留めてくるけれど、俺はある程度落ち着いたらさっさとベッドを降りる。
まだ少し学園の課題が残っているのだ。
兄の分が終わっても、自分の分だってやらないといけない。
それが残っているから、早く帰ってやらないと。
「じゃあまた」
「……仕方ない。またな」
そう言って俺はアリストの部屋を後にする。
一瞬で視界が変わり、見慣れた自分の部屋へと辿り着き、俺は思い切り伸びをした。
転移魔法って本当に便利。
ちなみに我が家は馬車も当然父や兄優先で、俺はオマケだ。
学園へ行く際、行きは兄と一緒でも帰りが違うなんてよくある話。
置いてけぼりにされたら友人に頭を下げて同乗させてもらう羽目になった。
それもまた惨めで、俺は書庫で見つけた魔法書を読み込み、意地で転移魔法を習得した。
これなら置いていかれても一人で帰れる。
今はそれが役に立っている。
それ以外にも普段から兄の後始末をしている関係で覚えたスキルや魔法も多々ある。
色々あるけれど一例をあげるならこれだろうか?
兄が魔法でやらかして壁を破壊したと聞かされた際、そこに出向いて謝罪して修繕のためあれこれ本をひっくり返して修繕方法を学び、できる限り手を尽くした。
そこで必然的に修繕スキルが身についた。
中には怒り狂って完璧に戻せという人もいたから、そこからまた勉強して修復魔法を覚えた。
今では手慣れたものだ。
そんな日々を送る俺の苦労をわかってくれたただ一人の人。
それがアリストだった。
アリストも俺と同じく兄に振り回される立場だったから。
彼の兄は言わずもがな。この国の王太子だ。
こちらはうちとは違い不出来な兄で、そんな王太子を支えるために努力を強いられたらしい。
帝王学をはじめとする学問も、魔法も剣術も語学さえ、全てにおいて妥協は許されず厳しく学ばされたアリスト。
その環境はあまりにも過酷だった。
それなのに本人はそれをあまり表には出さない。
『タイプは違うが、振り回されるって点じゃあ一緒だな』
幼い日に泣きながら我が家の事情を聞いてもらった時にそう言ってくれたから、俺はアリストと友達になった。
それ以来時折愚痴を溢し合い、他愛のない話をして和む平和な時間を共に過ごした。
そんな友情を育む時間が崩れたのはかれこれ1年ほど前だ。
酷く落ち込み今にも泣きそうな顔をするアリストを慰めたくて、俺がそっと触れるだけのキスをしたのが切っ掛け。
そこからはもうなし崩しだった。
止める間も無く激しく口づけられて、あれよあれよと言う間に抱かれてしまった。
でも後悔はしていない。
だってアリストは────。
『エディ…初めてを俺にくれてありがとう』
そう言ってどこか心満たされたように笑ってくれたから。
ちゃんと慰めになったようで良かったと俺は心底安心し『アリストが喜んでくれたなら嬉しい』って笑顔で答えたんだっけ。
それ以来、こうして恋人でもないのに抱かれる関係になった。
ここ数か月、兄が王太子の仕事の手伝いを始めてからアリストにまで仕事が降ってくるようになったため、それを補佐するために俺も毎日のようにここへと出入りしているし、そのついでで抱かれる頻度が増えた。
こんなにも頻繁に抱かれるとなんだか恋人同士のようだと錯覚してしまいそうになるから非常に困る。
本当は今も少しくらい事後の余韻に浸りたい気持ちがあるけど、勘違いしないようにちゃんと線引きはしておかないといけない。
俺達はあくまでも友人同士。
それ以上でもそれ以下でもない…よし!
ちなみにベッドの中では『愛してる』ってアリストは言ってくるけど、ピロートークを本気に取るほど俺は馬鹿ではないつもりだ。
俺自身はアリストのことが大好きだけど、これはあくまでも俺の片思いと割り切っている。
この国に同性婚の制度はないんだから、王子であるアリストに何かを期待するはずがない。
普段の俺達は第二王子と公爵令息という関係を崩すことはないし、ちゃんと俺は自分の立場を弁えている。
端的に言って今の俺達の関係はセフレと呼ばれるものなんだろう。
好きな相手に気分次第で抱いてもらえる。
俺はそれだけで十分だったんだ。
****************
※補足
ここでの貴族が通う学園は15~20才までの6年制学校設定です。
114
お気に入りに追加
2,265
あなたにおすすめの小説

お前が結婚した日、俺も結婚した。
jun
BL
十年付き合った慎吾に、「子供が出来た」と告げられた俺は、翌日同棲していたマンションを出た。
新しい引っ越し先を見つける為に入った不動産屋は、やたらとフレンドリー。
年下の直人、中学の同級生で妻となった志帆、そして別れた恋人の慎吾と妻の美咲、絡まりまくった糸を解すことは出来るのか。そして本田 蓮こと俺が最後に選んだのは・・・。
*現代日本のようでも架空の世界のお話しです。気になる箇所が多々あると思いますが、さら〜っと読んで頂けると有り難いです。
*初回2話、本編書き終わるまでは1日1話、10時投稿となります。
出戻り聖女はもう泣かない
たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。
男だけど元聖女。
一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。
「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」
出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。
ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。
表紙絵:CK2さま
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。

王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
【完結】僕がハーブティーを淹れたら、筆頭魔術師様(♂)にプロポーズされました
楠結衣
BL
貴族学園の中庭で、婚約破棄を告げられたエリオット伯爵令息。可愛らしい見た目に加え、ハーブと刺繍を愛する彼は、女よりも女の子らしいと言われていた。女騎士を目指す婚約者に「妹みたい」とバッサリ切り捨てられ、婚約解消されてしまう。
ショックのあまり実家のハーブガーデンに引きこもっていたところ、王宮魔術塔で働く兄から助手に誘われる。
喜ぶ家族を見たら断れなくなったエリオットは筆頭魔術師のジェラール様の執務室へ向かう。そこでエリオットがいつものようにハーブティーを淹れたところ、なぜかプロポーズされてしまい……。
「エリオット・ハワード――俺と結婚しよう」
契約結婚の打診からはじまる男同士の恋模様。
エリオットのハーブティーと刺繍に特別な力があることは、まだ秘密──。
⭐︎表紙イラストは針山糸様に描いていただきました

公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる