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オフィス編
10.歓迎会 Side.セイ
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今日は秘書課の歓迎会。
お偉いさん達はみんな気を遣ったのか、社長であるカナデ以外は全員不参加。
若者同士合コン感覚で盛り上がってっておっさんくさいことを言われた。
でもまあこういう気さくな雰囲気だからカナデも社長として頑張れるのかもしれない。
それにしてもまさかカナデが捨てられる心配をしてたなんて……。
週明け早々ランチの時に聞かされた時はつい本気で笑ってしまった。
どうやったらそんな思考になるんだろう?
あんなに大事に優しく愛してるのに、何か不安になる事でもあったっけ?
いくら考えてもそんな要素は全く思いつかない。
デート自体も楽しんでもらえてたし、夜もトロトロに甘やかした。
問題なんてないはずだ。
不思議に思いながら飲み会でうざい女をあしらいつつ隣のカナデの様子を窺う。
カナデと一番親しそうに話してるのは既婚者の日比野さん。
カナデの秘書をしているだけあって随分カナデと距離が近いし、信頼関係がしっかりしてるのかカナデも自然に笑っていた。
普段の仕事の時より親し気だし、距離も近くないか?
ちょっとジェラシー。
隣に恋人がいるんですけど?気づけよな。
そう思いながらも会話に耳を傾けてると、ちょっと気になるワードが出てきた。
「仕事の方はまだまだ大変だと思いますけど、心の傷が癒えたら新しい彼女、作ってくださいね」
「ありがとう。心配しなくてももう大丈夫だから」
心の傷?新しい彼女?
(気になるな…)
その後は新しい恋人ができたってバレて慌ててトイレに逃げてったけど、それよりも何よりも俺はそのカナデの元カノのことが気になって、頃合いを見計らってから日比野さんへと訊いてみた。
「日比野さん。さっきの社長の心の傷って?」
「え?ああ…そうね。姫野君は社長と仲が良いから気になるわよね」
そう言ってあまり言いふらす様な話じゃないんだけどと言葉を濁しながらカナデの元カノの話をしてくれた。
要するに、カナデが仕事の引継ぎで大変な時に「自分に構ってくれない!」とか言ってカナデを責めたふざけた女だったと。
父親の急死と仕事でいっぱいいっぱいのカナデにこれはキツかっただろう。
そんな女別れて正解だ。
「それで暫く女性不信気味だったのよ」
更にその前の彼女も貢がせて来るような女だったとかで、本当に自分は女運がなさすぎるって落ち込んでいたらしい。
まあそんなカナデを見てそこに付け込もうとする女も当然いたらしく、見兼ねた日比野さんが秘書課の女の子達に『絶対に言い寄ったりしないで各自仕事は仕事としてきちんと熟すこと』と厳しめに予防線を張ってくれたらしい。
(なるほどね~……)
そのせいで恋愛に臆病になってるってわけか。
ついでに言えばこれまで自分から彼女を捨ててきたから、逆に今度は自分が捨てられてもおかしくないって考えていそうだ。
(カナデ的には好きだから怖いってところか?)
カナデがそんなに俺を好きでいてくれるのは嬉しい限りだが、不安にさせるのは本意ではない。
まあ…考えてみたらセイと付き合うことにはなったけど、カナデは俺のこと知らないし、連絡先消されたら終わりだとでも思ってるのかも…。
(やっぱ、言うか?)
俺がセイだって。
そうしたら安心するかもしれない。
でも……。
(俺を好きだって言うなら自分から気づいて欲しいとも思うんだよな~)
我儘かもしれないけど、気づいてくれるまでこっそり現状を楽しみたいし、可愛いカナデの姿を堪能したいんだ。
でも不安にもさせたくはない。どうしたものか…。
(ちょっとメールでも入れとくか)
早く戻ってきたらいいのになかなか戻ってこないから、少しくらい意地悪してみるかとメッセージを送る。
『カナデのエッチな写真、送って?』
ふふっと笑って待ってたら、無難な返信がすぐに来た。
『今会社の歓迎会中だから無理』
よく言うよ。全然席に戻ってこないくせに。
『残念。今夜のオカズにしようと思ったのに』
さて、これにはどう返す?
そう思ってたら携帯が鳴った。
「すみません。ちょっと抜けます」
そう言って外に出て通話ボタンを押す。
「もしもし。カナデ?」
『……そう』
「ふふっ…。写真じゃなく声を聞かせてくれるんだ」
『違ッ!……でも、ちょっと声…聞きたくなって…』
(可愛いっ!)
隣にいるから帰っておいでって言ってやりたい。でも…ここは我慢。
「何?不安になった?」
『……別に』
「明後日はまた一緒だし、二人でゆっくりしよう?」
『……うん』
どこかホッとしたようなカナデの声に愛しさが募る。
「カナデ。愛してるよ」
『……?!』
びっくりしてるけど、チュッてリップ音鳴らしてから切ってやった。
こんな事、カナデ以外にやったことない。
でも、反応を想像したらちょっとやってみたくなったんだ。
可愛いカナデが愛しくてやったことだし、いいよな?
それからゆっくり席に戻ったらカナデが席に戻って弄られてた。
「あ、姫野君!社長ったら遅いと思ったら彼女と電話してたのよ!ラブラブよね」
そうやって揶揄われてるカナデはものすごく恥ずかしそうで、一生懸命そんなんじゃないって否定してるけど、隠しきれてないから更に冷やかされていた。
本当に可愛い過ぎだろ。
そうやって微笑ましく見てると、隣の女がまた話しかけてきた。
「姫野君もさっきの電話、彼女から?」
「いや?」
彼女じゃなくて彼氏だし。
「そうなの?嬉しそうだったからそうなのかと思った」
「…………」
「姫野君…もし今彼女がいないなら……」
そう言いながらこの女は胸をギュッと押しつけて上目遣いにアピールしてくる。
「……私なんて、どうかな?」
“私なんて”なんて言ってるけど、振られるわけないって思ってるのが見え見え。
このあわよくば的な『持って帰っていいのよ?』感が物凄く嫌だ。本当にウザい。
こうやれば誰でも落ちると思ったら大間違いだ。
俺の恋人、今横にいるんですけど?
「俺今付き合ってる可愛い奴がいるから」
「……え?」
「いつも仕事を頑張ってるあいつを大事にして傍に居てやりたいんだ。だから遊び相手はいらないよ」
ニコッと笑ってバッサリ切る。
(気安く近寄んな。お前なんて遊びでもお呼びじゃねぇんだよ)
口にはしないけど、蔑むような目で見てやったら蒼白になってビビってた。
その雰囲気に周囲の目が勝手に集まるけど、無視だ無視。
「あ~…野々口さん?姫野君、やっと捕まえたばっかりの彼女がいるらしいからさ、わかってやって?」
「そ…そうなんですかぁ……」
カナデのフォローになんとか応える女。
本当にカナデは優しいな。俺とは大違いだ。
俺は昔から腐るほど言い寄られて来たし、こういう女が大嫌いなんだ。
どうせ迫られるなら可愛い系の男の方がいい。
まあ今はカナデ一筋だけど。
だから笑顔は崩さないまま俺は近寄るなオーラを全開にした。
そのせいでちょっと気まずい雰囲気が場に満ちてしまう。
けれどそんな空気を吹き飛ばすように日比野さんが明るく声を張り上げた。
「じゃあ今日は社長と姫野君の明るい未来を祝って!乾杯といきましょう!」
流石ベテラン秘書様。場の仕切りが上手い。この辺は見習わないとな。
しかも言葉のチョイスが絶妙だ。
この言葉に思いがけず俺の気持ちも晴れていった。
勿論日比野さんは全く知らないからそれぞれの前途を祝ってくれてのことなんだろうけど、正直この言い方は俺的に嬉しいものだったんだ。
(ああ、いいな。俺とカナデの前途を祝ってくれてるみたいで)
そして皆で乾杯って言ったらあっという間におかしな空気は吹き飛び、カナデがこっそり「日比野さんに感謝しろよ」と言ってきたのでちゃんと丁寧に御礼は言っておいた。
お偉いさん達はみんな気を遣ったのか、社長であるカナデ以外は全員不参加。
若者同士合コン感覚で盛り上がってっておっさんくさいことを言われた。
でもまあこういう気さくな雰囲気だからカナデも社長として頑張れるのかもしれない。
それにしてもまさかカナデが捨てられる心配をしてたなんて……。
週明け早々ランチの時に聞かされた時はつい本気で笑ってしまった。
どうやったらそんな思考になるんだろう?
あんなに大事に優しく愛してるのに、何か不安になる事でもあったっけ?
いくら考えてもそんな要素は全く思いつかない。
デート自体も楽しんでもらえてたし、夜もトロトロに甘やかした。
問題なんてないはずだ。
不思議に思いながら飲み会でうざい女をあしらいつつ隣のカナデの様子を窺う。
カナデと一番親しそうに話してるのは既婚者の日比野さん。
カナデの秘書をしているだけあって随分カナデと距離が近いし、信頼関係がしっかりしてるのかカナデも自然に笑っていた。
普段の仕事の時より親し気だし、距離も近くないか?
ちょっとジェラシー。
隣に恋人がいるんですけど?気づけよな。
そう思いながらも会話に耳を傾けてると、ちょっと気になるワードが出てきた。
「仕事の方はまだまだ大変だと思いますけど、心の傷が癒えたら新しい彼女、作ってくださいね」
「ありがとう。心配しなくてももう大丈夫だから」
心の傷?新しい彼女?
(気になるな…)
その後は新しい恋人ができたってバレて慌ててトイレに逃げてったけど、それよりも何よりも俺はそのカナデの元カノのことが気になって、頃合いを見計らってから日比野さんへと訊いてみた。
「日比野さん。さっきの社長の心の傷って?」
「え?ああ…そうね。姫野君は社長と仲が良いから気になるわよね」
そう言ってあまり言いふらす様な話じゃないんだけどと言葉を濁しながらカナデの元カノの話をしてくれた。
要するに、カナデが仕事の引継ぎで大変な時に「自分に構ってくれない!」とか言ってカナデを責めたふざけた女だったと。
父親の急死と仕事でいっぱいいっぱいのカナデにこれはキツかっただろう。
そんな女別れて正解だ。
「それで暫く女性不信気味だったのよ」
更にその前の彼女も貢がせて来るような女だったとかで、本当に自分は女運がなさすぎるって落ち込んでいたらしい。
まあそんなカナデを見てそこに付け込もうとする女も当然いたらしく、見兼ねた日比野さんが秘書課の女の子達に『絶対に言い寄ったりしないで各自仕事は仕事としてきちんと熟すこと』と厳しめに予防線を張ってくれたらしい。
(なるほどね~……)
そのせいで恋愛に臆病になってるってわけか。
ついでに言えばこれまで自分から彼女を捨ててきたから、逆に今度は自分が捨てられてもおかしくないって考えていそうだ。
(カナデ的には好きだから怖いってところか?)
カナデがそんなに俺を好きでいてくれるのは嬉しい限りだが、不安にさせるのは本意ではない。
まあ…考えてみたらセイと付き合うことにはなったけど、カナデは俺のこと知らないし、連絡先消されたら終わりだとでも思ってるのかも…。
(やっぱ、言うか?)
俺がセイだって。
そうしたら安心するかもしれない。
でも……。
(俺を好きだって言うなら自分から気づいて欲しいとも思うんだよな~)
我儘かもしれないけど、気づいてくれるまでこっそり現状を楽しみたいし、可愛いカナデの姿を堪能したいんだ。
でも不安にもさせたくはない。どうしたものか…。
(ちょっとメールでも入れとくか)
早く戻ってきたらいいのになかなか戻ってこないから、少しくらい意地悪してみるかとメッセージを送る。
『カナデのエッチな写真、送って?』
ふふっと笑って待ってたら、無難な返信がすぐに来た。
『今会社の歓迎会中だから無理』
よく言うよ。全然席に戻ってこないくせに。
『残念。今夜のオカズにしようと思ったのに』
さて、これにはどう返す?
そう思ってたら携帯が鳴った。
「すみません。ちょっと抜けます」
そう言って外に出て通話ボタンを押す。
「もしもし。カナデ?」
『……そう』
「ふふっ…。写真じゃなく声を聞かせてくれるんだ」
『違ッ!……でも、ちょっと声…聞きたくなって…』
(可愛いっ!)
隣にいるから帰っておいでって言ってやりたい。でも…ここは我慢。
「何?不安になった?」
『……別に』
「明後日はまた一緒だし、二人でゆっくりしよう?」
『……うん』
どこかホッとしたようなカナデの声に愛しさが募る。
「カナデ。愛してるよ」
『……?!』
びっくりしてるけど、チュッてリップ音鳴らしてから切ってやった。
こんな事、カナデ以外にやったことない。
でも、反応を想像したらちょっとやってみたくなったんだ。
可愛いカナデが愛しくてやったことだし、いいよな?
それからゆっくり席に戻ったらカナデが席に戻って弄られてた。
「あ、姫野君!社長ったら遅いと思ったら彼女と電話してたのよ!ラブラブよね」
そうやって揶揄われてるカナデはものすごく恥ずかしそうで、一生懸命そんなんじゃないって否定してるけど、隠しきれてないから更に冷やかされていた。
本当に可愛い過ぎだろ。
そうやって微笑ましく見てると、隣の女がまた話しかけてきた。
「姫野君もさっきの電話、彼女から?」
「いや?」
彼女じゃなくて彼氏だし。
「そうなの?嬉しそうだったからそうなのかと思った」
「…………」
「姫野君…もし今彼女がいないなら……」
そう言いながらこの女は胸をギュッと押しつけて上目遣いにアピールしてくる。
「……私なんて、どうかな?」
“私なんて”なんて言ってるけど、振られるわけないって思ってるのが見え見え。
このあわよくば的な『持って帰っていいのよ?』感が物凄く嫌だ。本当にウザい。
こうやれば誰でも落ちると思ったら大間違いだ。
俺の恋人、今横にいるんですけど?
「俺今付き合ってる可愛い奴がいるから」
「……え?」
「いつも仕事を頑張ってるあいつを大事にして傍に居てやりたいんだ。だから遊び相手はいらないよ」
ニコッと笑ってバッサリ切る。
(気安く近寄んな。お前なんて遊びでもお呼びじゃねぇんだよ)
口にはしないけど、蔑むような目で見てやったら蒼白になってビビってた。
その雰囲気に周囲の目が勝手に集まるけど、無視だ無視。
「あ~…野々口さん?姫野君、やっと捕まえたばっかりの彼女がいるらしいからさ、わかってやって?」
「そ…そうなんですかぁ……」
カナデのフォローになんとか応える女。
本当にカナデは優しいな。俺とは大違いだ。
俺は昔から腐るほど言い寄られて来たし、こういう女が大嫌いなんだ。
どうせ迫られるなら可愛い系の男の方がいい。
まあ今はカナデ一筋だけど。
だから笑顔は崩さないまま俺は近寄るなオーラを全開にした。
そのせいでちょっと気まずい雰囲気が場に満ちてしまう。
けれどそんな空気を吹き飛ばすように日比野さんが明るく声を張り上げた。
「じゃあ今日は社長と姫野君の明るい未来を祝って!乾杯といきましょう!」
流石ベテラン秘書様。場の仕切りが上手い。この辺は見習わないとな。
しかも言葉のチョイスが絶妙だ。
この言葉に思いがけず俺の気持ちも晴れていった。
勿論日比野さんは全く知らないからそれぞれの前途を祝ってくれてのことなんだろうけど、正直この言い方は俺的に嬉しいものだったんだ。
(ああ、いいな。俺とカナデの前途を祝ってくれてるみたいで)
そして皆で乾杯って言ったらあっという間におかしな空気は吹き飛び、カナデがこっそり「日比野さんに感謝しろよ」と言ってきたのでちゃんと丁寧に御礼は言っておいた。
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