黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第二部 ソレーユ編~失くした恋の行方~

37.救出

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問題が起こった半日後、ライアードが戻った王宮ではシュバルツとアルバートに付き添われているステファンの姿があった。

「申し訳ございません!」

そう言って頭を下げるステファンだが、その衣服は焼け焦げたようにボロボロだ。
恐らく瀕死の状態でシュバルツに回復魔法をかけてもらったのだろうことが一目で予想がついた。

「弁明はいい。一刻も早く救出に向かうぞ」

正直今回のことは予想外だった。
調べていた第二王子擁立派に動きがあったと報告を受けてまさに追い詰めている中での誘拐劇。
このタイミングでの今回の事件はとても無関係とは言い切れない何かを感じていた。
誰かがタイミングを見計らって事を起こしたとしか到底思えない。

彼らの用意していた魔道士達は全てロイドが拘束し、漏れなどないはずだった。
黒幕達もすべて不穏な計画の証拠を盾に制圧。
これで兄の暗殺計画は一先ずなくなったものと、そう思っていた。
にもかかわらず、迅速に片を付け安堵して帰ってきたところでのこの騒動だ。
しかも話を聞くと兄だけではなくシリィまで巻き込まれているとは一体どういうことなのか────。

(犯人の狙いは何だ?)

二人を攫ったということは殺すという意図はないのだろう。
だとしたらミシェルに言うことを聞かせるためだけに連れ去ったのか、それともシリィが自分の妃になることを疎む者の仕業なのだろうか?
さすがにこの件にまでサティクルドは絡んではいないはずだ。
彼らならまず間違いなくミシェルを殺すことを主目的とするはずなのだから……。
とりあえず相手の狙いは分からないが、二人が危険な状態なのは変わらない。

「ロイド!すぐに動くぞ!シリィ達の居所を虱潰しに探せ!」
「はっ…」

こんなことになるのなら油断せず二人にロイドの眷属を付けさせておくのだったと己の不覚さに腹が立ってくる。
どうやら自分はどこかで事態をゲームのように甘く考えすぎていたらしい。
特にシリィにもしものことがあったら悔やんでも悔やみきれないではないか。

(兄上が上手く立ち回ってくれていればいいが……)

一緒にいるのがあの兄であるが故にどうしても不安ばかりが増してしまう。
そうして眷属を放って調査に入ったロイドの報告を今か今かと待っていたところでその報告は入った。




「ライアード様。犯人を見つけました」

その言葉に自分だけではなくアルバート達も目の色を変える。
さすがロイドの抱える優秀な眷属達。
ものの小一時間ほどで突き止めてくるとは仕事が早い。
相手の黒魔道士の結界が目くらましに張られていたせいで犯人の場所を特定するのに少し時間がかかったようだが、見つけてしまえばこちらのものだ。
事態は一刻を争う。
今回は父王や騎士団を動かす時間すら惜しいため、ロイドとシュバルツ、そしてアルバートだけを引き連れ現場へと早急に向かった。




そこはとある貴族の屋敷だったのだが、ロイドがすぐさま相手の結界を壊しにかかる。
相手の黒魔道士も優秀な黒魔道士とは言えロイドの手に掛かればそれほど脅威ではない。

「ライアード様!これは一体どういうことです?!」

屋敷の主が突然やってきた自分に物申してくるがそんな姿に怒りが湧いてくる。
彼は確か中立派を謳っていたはずだが、こんな事件を起こすなど中立派が聞いて呆れる。

「私の兄と婚約者がここに居るだろう?速やかに返してもらおうか」
「なっ…!仰られている意味が分かりません。ここにはお二方はいらっしゃっておりませんが?」

知っているくせに平静を装いながらそうやって白々しく言ってくる相手にこれ以上時間を割く気はない。

「その言葉……偽りだった場合ただでは済まさんぞ?」

そうして冷酷に言い切り、すぐさまロイドに指示を出して居場所を特定させた。

【お二人は別館二階奥の部屋に囚われております】

眷属からの報告を受けて屋敷の主が蒼白になったのを見て、その怒りのままに一息に斬り捨てる。
そしてそのまま皆を引き連れ別館へと向かった。
道すがら主を殺された使用人達が襲い掛かってきたが、そのほとんどすべてがロイドの眷属の餌食になっていく。
そうやって先を進んでいると、自分達の前にステファンから聞いていた特徴と一致する実行犯らしき双子の黒魔道士達が立ち塞がってきた。

「悪いけどここから先に通す気はないよ?」
「女の方は返してもいいから、ミシェルはこのまま置いていってくれないかな?」

何故かそんな提案をしてきた双子にふざけるなとアルバートが声を上げる。

「ミシェル様を返せ!」

そんな言葉に双子が不穏な空気を醸し出す。

「ああ、もしかしてあんたがミシェルの恋人?」
「悪いけどミシェルはもう俺達のものだから返す気はないよ?」

どうやらこの二人はミシェルのことが随分と気に入ったようだった。
クスクスとどこか得意げに笑う二人にアルバートが怒りの眼差しを向ける。

「ミシェル様に何をした?!」
「何を?決まってるじゃないか。抱いたんだよ」
「健気だよね~。女には手を出すなって言って自分から俺達にその身を差し出したんだよ?」

どうやら兄は身を挺してシリィを助けてくれたらしいとホッと安堵の息を吐く。
けれど男達に犯された兄の心境を考えるととてもではないが楽観視はできなかった。

「そうそう。どうせ順番なのに馬鹿みたいだって思ったんだけど…」
「抱いたら凄くてね、思った以上に嵌っちゃったんだよね」

そしてこの挑発はいただけない。
その言葉の数々は兄の恋人であるアルバートを無闇に怒らせるだけだ。

「本当に最高だったな。主人の命令通りあっさり殺すのは勿体ないし、ミシェルも凄く楽しんでくれてたからもうこのままずーっと俺達の物にしようって決めたわけ。だからこのまま引くか今すぐ死んでくれる?」
「……っ!」

クスクスと優越感を滲ませた二人にアルバートの怒りが頂点に達する。

「絶対に許さん……」

アルバートの地を這うようなその声を聞き、こっそりとロイドとシュバルツへ短く指示を出しておく。
あの魔道士達はアルバートを見縊っているようだが、彼は騎士の中でも凄腕だと聞いて知っていたからだ。
うっかり殺されたら背後関係を探れなくなってしまう。

「魔力もないたかが騎士風情に俺達がやられるわけがないだろう?ああ、見せてやりたかったな。泣いてよがりまくるあのエロくて可愛いミシェルの姿。物凄くそそられ……」

そこまで言ったところでアルバートの剣が何の迷いもなく鋭く煌めき一閃された。


***


ザシュッ…!

不意打ちのように放たれた剣戟のその速さに黒魔道士達は驚きの眼差しを向けながらよろめく。

「……え?」

あまりの速さに何が起こったのかもわからず、二人は深手を負いながらアルバートへと驚きの目を向けてきたが、アルバートはそんなことには構わずすぐさま返す手で第二撃を放った。

「遅い」

接近戦に置いて魔道士よりも強くありたいと訓練を積んだ自分の剣の速さに、魔道士達の動体視力が追い付くはずもない。
そこには彼等の持つ眷属すら間に入る暇はなかった。
キンッと剣を鞘へと収め、倒れ伏した魔道士達を無慈悲にただ見つめる。

「相手が悪かったな」

確かに自分は魔法が使えないし、一介の騎士に過ぎない。
けれど自分は兄ジャスティンを失ってから騎士を必要としなくなり魔道士を重用するようになったミシェルを見て、魔道士に負けない自分になろうとし続けていたのだ。
遠距離から攻撃されたらどうしようもなかっただろうが、こと接近戦に置いては魔道士が呪文を紡ぐ前に切り捨てられるだけの素早さは持ち合わせている。
予め対策を為されていたなら話は別だが、今回の件に関して言えば確実にこちらの方に分があった。

『攻撃は最大の防御』────それが兄を失った後に自分が導き出した答えだった。

ミシェルの傍で必要としてもらえるようにと8年研鑽を積んだ自分の集大成がそこには確かにあったのだ。
当然だがそこには躊躇いも容赦も一切ない。
やられる前にやる。
それが全てだ。

「アルバート、見事だ」
「いえ。自分はまだまだ未熟者です」

挑発だとわかっていつつも怒りを抑えることができなかった時点で未熟者以外の何物でもなかったとライアードに返す。
もっと冷静であれば最初の一撃で双方の喉笛を一閃し、一撃で仕留めることもできただろうに……。

「行くぞ」

そしてその言葉と共に皆でミシェル達の元へと向かったのだった。


***


扉を開けるとそこには手足を縛られ猿轡を噛まされながらも衣服は身につけているシリィと、手首を拘束され全裸でベッドに横たわるミシェルの姿があった。

「シリィ!」
「ミシェル様!」

そうしてそれぞれが救助者の元へ駆けつけたのだが、シリィはライアードに飛び込んだもののミシェルはフルフルと首を振りながら僅かに後ずさった。
その姿は対照的だ。
そんなミシェルの姿に猿轡を外されたシリィが声を上げる。

「アルバートさん!ミシェル様は何も悪くありません!私を庇って下さっただけなんです!」

そうして懸命にフォローを入れてくれるがミシェルの方が怯えたようにこちらを見てくるのが悲しかった。
これは恐らく男が怖いと言うわけではなく、自分に嫌われるという恐怖心から距離を置こうとしたのだろうというのがわかったからだ。

(あの二人……もっと斬り刻んでやればよかった)

そんな姿に思わず昏い思考に囚われてしまいそうになる。
とは言え今はミシェルが自分から離れていかないようにするのが一番の課題だった。

「ミシェル様。先ほど双子の魔道士達から話は聞きました」

だからまずは直球でその言葉を口にする。
ここで誤魔化してもただミシェルが気にするだけなのは明白だったからだ。

「あの者達はミシェル様を抱いたと…はっきり私に言ってきました」
「アル……」

泣きそうな顔でこちらを見つめてくるミシェルの姿が哀れなほどに痛々しい。
本来ならここで大丈夫だと抱き締め慰めるのが一番なのだろう。
けれどそれだけではミシェルの心に大きな傷が残ってしまう。
ミシェルの性格的に、仮に一度は飲み込んだとしても、恐らくこの先何かある度に気にするようになってしまうだろう。
それ即ちあの男達の事をミシェルが忘れられないと言うのと同義で、自分的には許容し難い事実でしかない。
できればさっさと忘れさせたかった。
こんなことで自分達の関係にヒビが入るなんてとても許せるものではない。
だから敢えて別な言葉を口にすることにしたのだ。
ここで間違えるわけにはいかない。


「ちゃんと……気持ち良くなれましたか?」


「「「……え?」」」

その問い掛けに場にいた全員が驚きの眼差しを向けてくるが、そんなものは関係ない。

「……アル?」

問い掛けられたミシェルも驚愕の表情を浮かべているが、これなら同情や憐憫と取られることなくきっと上手くいくだろう。

「ミシェル様の身体は私が一から時間を掛けて丁寧にお育てさせていただきました。なので挿れられて全く気持ち良くなかったのならそれはそれで私の責任です」

その言葉を反芻してミシェルが途端に真っ赤になっていく。

「そ…。え…?」

戸惑いながら何と言っていいのかわからないように言葉を探すミシェルにゆっくりと近づき言葉を続ける。

「ミシェル様?私があの男達に嫉妬していないと言ったら嘘になりますが、それとこれとは別です。ミシェル様は玩具でもちゃんと気持ち良くなれるでしょう?挿れられたら感じるのは当然の事です。それは相手が生身の者でも変わりません」
「そ…そう……なのか?」
「ええ。申し訳ながら、私がここ数ヶ月でミシェル様をそういう風にお育てしてしまいましたので」

ここで大事なのは、もし仮に感じたとしてもそれは玩具と一緒だから気にする必要はないということと、あの者達が特別でもなんでもないと言うのをきちんと刷り込むことにある。
そうして余計な罪悪感を取り除くのが目的だ。
だから安心させるように微笑みを向けたのだが、どうやらそれは功を奏したようでミシェルはどこかホッとしたような顔でこちらを見つめてくれた。

「ですから…ミシェル様が酷い目にあって痛い思いをなさっていないかを一番に心配しておりました」
「アル……」

勿論あの黒魔道士達に対する怒りや嫉妬は多々あるのだが、ここでそれを前面に押し出して無駄にミシェルを傷つける気はない。
自分としてはミシェルを責める気など一切ないし、悪いのは今回の計画を立て実行しミシェルを傷つけた者達であってミシェルではないのだから。
だから複雑な心境を綺麗に隠し、ただミシェルの心を癒すことだけに集中する。

「そうは言ってもご不快で辛かった面も多かったでしょう。後で私がきちんと全て上書きさせていただきますのでどうぞご安心ください」

「────怒って…いないのか?」

「私がミシェル様に怒るはずがありません。ミシェル様はシリィ様をお守りしたかったのでしょう?私はその行動に敬意を表します」

「……あの男達に犯されて快感を拾ってしまっていても……か?」

「それは先程も言ったようにお育てした私の責任ですし、快感を拾うのも自己防衛の一種です。ミシェル様が気に病む必要など全くありません。寧ろ大切なミシェル様が苦痛しか感じられなかった方が悲しく思います。ミシェル様はこの件で私が容易く離れてしまうと思うほど、私の愛を軽くお考えですか?私の想いの深さはもう嫌という程ご存知でしょう?」

何があっても絶対に離さないと笑顔でそこまで言ったところで、やっとミシェルが自分の胸へと飛び込んできてくれた。

「アル…っ!」

不安そうに身を震わせて泣くミシェルを優しく抱きしめ、落ち着くまでそのまま包み込む。
こうして無事に腕の中に帰ってきてくれたことが嬉しくて思わずホッと安堵の息を吐いた。
もし万が一にでも今回の件でミシェルを失うことになっていたら、自分はきっと正気ではいられなかっただろう。
下手をすればこの屋敷の者達を皆殺しにしそうなほど我を忘れていたかもしれない。
それに比べればこれくらいどうということもない。

そうして幸せを感じていると、急にミシェルが蒼白になりお腹が痛いと言い出した。
恐らく双子に出されたもののせいで痛くなってしまったのだろう。
つくづく腹立たしい魔道士達だ。

「ミシェル様。失礼致します」

そして拘束を解き、一人では立てない状態のミシェルをそのまま抱き上げトイレへと向かった。

「ミシェル様。そのままではお体を冷やします。一先ずバスローブでもお持ち致しますので終わったらお呼びください」
「…すまない」

そうして申し訳なさそうにしてくるが、ミシェルの世話ができるのは嬉しいことだから、気にしなくてもいいのだと笑って答えを返した。




その後シュバルツに回復をしてもらい、動けるようになったところでミシェルが不安そうに自分の袖を摘まんできたので、慈しむように笑みを返した。
恐らくまた不安が込み上げてきたのだろう。

「アル……」
「どうかなさいましたか?」
「……その…」

物凄く言い難そうに俯いたミシェルにすぐに何が言いたいのか察し、そのまま言葉を紡ぐ。
きっとこの考えであっていることだろう。

「ミシェル様。大丈夫ですよ。ご不安なら今日はお望みのままに縛って差し上げますから」

そんな言葉にミシェルの表情が目に見えて明るくなる。

「私は等身大のミシェル様を愛しているとお伝えしております。その言葉に偽りはありません。してほしいことがあればなんでも仰って下さい」
「アル……。じゃあいつもより少し強めに縛って安心させてほしい」
「はい。お任せください」

縛ってほしいと言うなら好きなだけ縛ってやりたい。
こうして望みを口にしてもらえるのは本当に幸せなことなのだから。

なにより、自分の言葉を受けて嬉しそうにうっとりしながらこちらを見てくれるミシェルが可愛すぎる。
あの双子達にはきっとこんな表情は引き出せなかったと信じたいところだ。
泣き顔を見たとは言っていたが、あんな二人にミシェルがこんな表情を向けるとは到底思えないし、恐らく大丈夫だろう。

「他にも無茶な事をされたのなら全て上書き致しますので何なりと仰ってくださいね」

けれどそう言ったところでミシェルの表情がまた曇った。

「アル…その…言い難いんだが、全部は無理だと……」

そんな風に口にされ、一体何をされたのかが物凄く気になった。
だから詳細を尋ねたのだ。

「ミシェル様?媚薬でも盛られましたか?」
「……盛られていない」
「……口淫でも強制されましたか?」
「いや…されていない」
「では何を?」

そう尋ねた自分にミシェルは凄く言い難そうにしながらもこっそりと小声で教えてくれる。
それによるとあの二人はどうやら二人同時に挿れてきたらしい。

(殺す……!)

ほぼ死んだも同然だった双子を何故かこっそりロイド達が助けていたのは知っているが、今の話で絶対に今度こそ切り刻んでやると心に誓った。
大切なミシェルにそんなことまでするなんてとてもではないが許せるものではない。
そんなことを考えていたせいで殺気立ってしまったのは仕方がないが、それを見たミシェルが今度こそ嫌われたのかと蒼白になり悲壮感を漂わせ始めたので、すぐに大丈夫だと抱きしめた。

「ミシェル様、大丈夫です。それも私がちゃんと上書きいたしますので」
「え?」
「玩具を使えば大丈夫でしょう?同じことです。先ほど言ったでしょう?さっさと嫌なことは忘れて、貴方は私の愛だけを感じてください」
「アルッ……!」

その言葉に安堵したように身を預けてくれるミシェルが愛しくて、そのままつい二人の世界に浸りそうになった。
とは言え、自分達のやり取りを聞いてライアードが驚愕しながらそっとシリィの耳を塞いでいたのだけが申し訳なかったかもしれない。



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