黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第一部 アストラス編~王の落胤~

152.必要な一歩

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その日は隣国ソレーユからライアード王子がやってくると言うことで朝から王宮では準備が進められていた。

「……おかしくないでしょうか?」

いつもの白魔道士の服装ではなく、清楚な淡い色合いのドレスに身を包んだシリィが隣に立つシュバルツへと尋ねるが、シュバルツはシュバルツで緊張しているため「大丈夫だ」としか答えてくれない。

「それよりおかしなところはないか?ロイドに笑われたらシャレにならない」
「大丈夫ですよ。シュバルツ様はいつだってカッコいいので」
「そうか?シリィも美人だから何でも似合うぞ?自信を持て」
「ありがとうございます」

そんな会話を聞きながらその場にいた者達はどうしてこれでこの二人は付き合っていないんだろうとため息を吐いた。




ソレーユ一行の到着を告げるラッパが吹かれ、それと共に暫く待っているとライアードがロイドと共に姿を見せた。

「ライアード様。お久しぶりでございます」
「シリィ!元気そうで何よりだ。今日のドレスもまたよく似合っている」
「お褒め頂き光栄でございます」

そうやって礼を執るシリィの隣でシュバルツが満足げに微笑みを浮かべている。

「ライアード王子に失礼がない様にとシリィから相談されまして、私の方で見立てさせていただきました。お気に召して頂き幸いでございます」
「ほう。そなたが?失礼だが…」
「ご挨拶が遅れまして申し訳ございません。トルテッティの王弟ミシェルが第一子シュバルツと申します。以後お見知りおきを」
「そうか。私はライアードだ。トルテッティのシュバルツ殿と言うと私の魔道士を見初めたと言う噂の白魔道士殿だな。ロイド…!」
「はっ…」
「こちらのシュバルツ殿と積もる話もあるだろう。場を離れる許可を与える。好きに庭園なりシュバルツ殿の部屋なり行ってくるがいい」
「…かしこまりました」

その言葉と共にロイドがシュバルツへと目を向けて、ではシュバルツ殿ご一緒にと言って歩き出した。
それを見送りライアードは笑顔でそっとシリィの手を取りそのまま口づけを落とす。

「シリィ。私達もどこかでゆっくりと話がしたい」
「…そうですね。ではあちらにお茶の御用意を致しておりますのでご案内させていただきます」

こうして二組は、それぞれの勝負の時間を迎えたのだった。




「全く…まさかライアード様の相手を誘惑する形を取ってくるとは思いもよらなかったぞ?」

二人になってすぐにロイドは以前のように不敵な態度へと変貌した。

「…随分主人の前とは態度が違うんだな」
「当然だ。私はお抱え魔道士なんだからな。公の場ではいつでもあんな風に振る舞うようにしている。お前と一緒だ」
「そうか。ギャップが大きいから戸惑ったが、どちらのロイドも…好きだな」

シュバルツは久方ぶりに会うロイドを見ながらドキドキと胸を弾ませる。

「そうか。それより今日はクレイは?」
「クレイはリーネを迎えに行ってる」
「ああ、なるほどな」

その言葉にロイドが楽しげに笑った。
王宮内でリーネを見かけることが数度あったが、彼女は見るたびに魔力を上げ、色香も増していくように感じられた。
それは他の誰でもなく目の前の男の手によるもので…正直羨ましくて仕方がなかった。
けれどそんな自分にロイドが溜息をつく。

「はぁ…早くクレイに会いたいな……」
「あんな男に会っても何も楽しいことはないぞ?」

正直傍迷惑なだけの男だ。
ロイドが何故そこまで執心するのかさっぱりわからない。

「ハハッ…!ずっとクレイのそばに居たくせにそんなセリフを吐いてくるとはな…」

羨ましいぞと言ってくるロイドにシュバルツは憮然とするより他ない。
やはりこの男は自分やリーネなど眼中にないのかもしれない。
いつでも、クレイ、クレイ、クレイ────。

「…お前が居ない間にクレイはロックウェルと結婚したぞ?」

だから悔しくて、遣る瀬無くて……ついそんな言葉を口にしてしまっていた。
けれどその言葉を聞いて、ロイドはショックを受けると言うよりもどこか楽しげに笑ったのだ。

「くっ…ハハッ!なるほどな?あの男ならやってもおかしくないと思ってはいたが…まさかこんなに早く手を打ってくるとはな……」

それならそれで嫌がらせし放題だとロイドが笑う。
ちょうどそんな風に悪巧みをするような笑みを浮かべたところで、クレイがリーネと共にやってきた。

「ロイド!」
「クレイ!」

二人は顔を合わせるなり嬉しそうに笑い合い、そのまま抱き合った。
この辺は全く以前と変わらない。

「相変わらず悪巧みをしてそうだな」

先程の表情を見たのだろう。クレイがそう口にしたが、それに対してロイドは笑顔で言い放った。

「今シュバルツからお前が結婚したと聞いたからな。どうロックウェルに嫌がらせを言ってやろうかと考えていたところだ」

けれどそうやって笑うロイドに対して、クレイが慌てたようにまだ結婚はしていないと手を振った。

「なんだそうなのか?私はてっきりあの男に嵌められて婚姻届にサインさせられたのかと思ったんだが?」

まるで全てを見透かすかのようにロイドが妖しく笑いながら、窺うようにクレイの頤を持ち上げる。

「う…確かに嵌められてサインはさせられたが、あれは俺が迂闊なのをわからせようと思っての事だったらしいし…」
「ほう…なるほどな。それでその紙は?」
「え?ああ。結婚までは父に預けてくれているはずだ」

その答えにロイドは確信を得たと言わんばかりに笑みを浮かべた。

「そうか。そう言うことならほぼ結婚は決まりだな」
「ああ。一応ひと月後に結婚ということで大体決まったから、お前さえ良ければまたその時に一緒に呑んでくれると嬉しい」

急な話で驚かせてすまないと言うクレイにロイドがにこやかに提案する。

「別に構わない。その時は祝いに駆けつけさせてくれ。私はお前に振られはしたが、ずっと友人でいるつもりだしな」
「ロイド……」
「…一生お前の傍に居ていいんだろう?」
「……!もちろんだ!お前といると全然退屈しないしな。そうだ!実は先日魔法を初めて完成させて試してみたんだが…」

そう言ってクレイはロイドと楽しげに魔法の話で盛り上がっていったのだが、この場にロックウェルがいなくて本当に良かったと思った。
それほど二人の距離感は本当に以前とあまり変わらないように見えたからだ。

「…それでさすがに一人だと難しくて、シュバルツに力を貸してもらったんだ」
「シュバルツに?」

ロイドが意外そうに尋ねたところで二人の視線がゆっくりとこちらに向けられるのを感じて、思わず顔を上げる。

「ああ。シュバルツはトルテッティで魔法開発の部署に出入りしていたらしくて、色々有益なアドバイスをくれたんだ」
「ふぅん…そうなのか」
「だからお前とも絶対に話が合うと思うぞ!」

どうやらクレイ的にロイドに自分を勧めてくれていたらしい。
正直意外に思いはしたが、そう言うことなら乗っかる以外に手はないだろう。

「ロイドも魔法開発が好きなんだろう?今度一緒に開発してみないか?」

思い切ってそう声を上げてみると、ロイドが暫し考えたところでにこりと笑ってくれた。

「いいな。そういうことならクレイも交えて三人で開発しないか?トルテッティとソレーユとアストラスの三カ国の知恵を集めれば最高の魔法が生まれること間違いなしだ」

その言葉を聞いて二人でやりたかったとは何となく言い辛く、そっとクレイの方を窺うと、クレイはちゃんとこちらの意を汲んでくれる。
こういう時は外さない男で良かった。

「ロイド。どうせなら二人でやればいいだろう?応用は俺も協力するが、開発はやっぱり難しいし俺には向いてなかった」
「そうか?まあ確かにお前は応用する方が向いているが、さっきの話で聞いた魔法内容なら不向きとは思えない。毎回でなくてもいいし、気が向いた時でいいから一緒に開発すればいいじゃないか」
「…そうか?まあお前がそう言うのなら…」

どうやらたまになら二人の邪魔にはならないだろうと思い直したらしい。
この辺りはさすがロイド。妥協すべき点は抑えているようだ。

「それで?シュバルツは少しくらいは私好みに成長してくれたのか?」

そうやって妙に色っぽい視線を向けてきたので思わず俯いてしまう。
特訓はしたし、かなりマシにはなったと思うが、結局最後までクレイの及第点には到達できなかったのだ。
けれどクレイは意外にも悪しざまに言うことはなかった。

「シュバルツは色気はまだまだだが、魔法の方はもうかなり実戦で使えるレベルになったぞ?俺が三重で魔法を唱えてもギリギリ捌ききることができるし、咄嗟の判断力も抜群だ。スパルタで仕込んだ甲斐があった」
「それは凄いな」
「性格も裏表がない分お前好みに仕込み甲斐があるだろうし、加えて魔力も高くてお前と同じ魔法開発の趣味も持ってるし、釣り合いも取れて悪くないと思うぞ?」

かなりお勧めだと言ってくれたクレイに背中を押され、そっとロイドへと言葉を紡ぐ。

「ロイド…私をお前の傍においてくれないか?」

思い切ってそう口にしてみたところでロイドが少し考え、答えをくれた。

「まあ…クレイがそう言うのなら見込みはあるんだろうな。まあいい。取りあえず一緒に魔法開発をしたり、仕事をしたり、魔力交流をするのは認めてもいいだろう」
「じゃあ…!」
「ああ。傍に居てもいいぞ?」

その言葉に思わず飛び上がりそうなほど嬉しい気持ちになって、満面の笑みを浮かべてしまう。

(やった…!)

完璧とは言わなくても、この一か月努力した甲斐があったというものだ。

「じゃあ私はもうお払い箱ってわけかしら?」

けれどそこでリーネが残念そうに口を挟んできたのだが、ロイドの答えはシュバルツが思った通りのものだった。

「いや。勝負に決着がついた訳ではないしな。お前も好きなだけ私の傍に居ればいい」

その言葉にリーネが嬉しそうに笑う。
どうやらこのひと月でリーネもかなりロイドに嵌ったように見られた。

「リーネもこの一か月で随分色気も魔力も増したな。さすがロイドだ」

クレイが絶賛するかのようにそう言葉を紡ぐと、ロイドが満更でもないように微笑を浮かべる。

「お前だってリーネをたった一日で変えた日があっただろう?あれで負けてはいられないと思ってな」
「そうか」
「そうだ」

そうやって互いに分かり合って笑いあう二人の関係が心底羨ましくて仕方がなかった。

「クレイはずるい……」

自分だってこれほど分かり合える相手に出会えればいいのにと悔しい気持ちでいっぱいだ。

「私も…白魔道士ではなく黒魔道士だったらロイドに近づけたのか…?」

けれどその言葉はロイドにバッサリと切って捨てられた。

「馬鹿だな。黒魔道士の男という土俵ならクレイの方が上なんだからお前には一切勝ち目はないだろう?お前は白魔道士の男という土俵にいるからこうして傍に居てもいいと言ってやっているのに…何か不満でもあるのか?」

その理屈は正直目から鱗でしかなかった。

「ロイド……」

その言葉が嬉しくて思わずジワリと涙が浮かんだのだが、横からのリーネの言葉でハッと我に返った。

「本当にロイドは口が上手いわよね」
「リーネ」
「利用価値が高いから傍に置きたいって素直に言えばいいのに」

クスクスと笑うリーネが正直腹立たしい。
だがリーネとは短い付き合いではあるが、意味なくこういうことを言ってくる者ではないということくらいは理解していた。
これは恐らく自分を怒らせてロイドから離れさせようと思っての事に違いない。

「私はそう簡単にロイドを諦めるつもりはない!利用価値が高いから置いてもらえるのだとしても全然構わない!」
「…あら。ロイドに完全に嵌る前に助けてあげようと思ったのに…」
「大きなお世話だ!」

そうやってお節介なリーネに噛みついていると、さらに横からクレイが口を出してきた。

「リーネ。シュバルツは痛い目を見ないと学習しないようだから言っても無駄だぞ?それならロイドにちょっと相手をしてもらった方が絶対に成長できる」
「クッ…クレイ。お前も存外意地悪だな。わざわざ遊び相手に推奨してくるなんて…」

その言葉にロイドも楽しげに笑う。

「いや。お前が本気になってくれたら嬉しいが、そこは俺が強制するようなことでもないしな」
「確かにな」

そうしてまた二人でそっと微笑み合ったところで、そう言えばとロイドが不思議そうに尋ねてきた。

「今日はあの嫉妬深い男が一緒じゃないが、どうしたんだ?」
「ああ。ロックウェルもこっちに来たいと言ったんだが、それだとシリィがライアード王子と二人きりになってしまうだろう?だからあっちに行けと無理やり行かせたんだ」
「…なるほど。まあ確かにライアード様には前科があるからな」

そうやってサラリと告げられた言葉にシュバルツは過剰に反応した。

「は?!」
「まあ今回はシリィと話すのを重視するだろうし、心配はいらないと思うが…」
「そうだな。さすがに以前のようにいきなり押し倒したりはなさらないだろう」

うんうんと頷きあう二人の言葉にシュバルツは勢いよく駆け出した。

(シリィ…!)

「シュバルツ!」

そんな声が追ってくるがなりふり構ってはいられなかった。
ただでさえクレイに振られて、振り回されて傷ついていたと言うのに、ここで更に追い打ち等ということにでもなればシリィが可哀想すぎる。
そう思ってシリィを探して回廊を駆けたのだが、庭園で見つけたシリィの姿にシュバルツは思わず固まってしまったのだった。


***


シリィが用意していた部屋へと案内したところでライアードはにこやかに少し散歩でもしないかと声を掛けてくれた。

「一応以前二人きりの時に押し倒してしまったから、人目がある方が安心できるだろう?」

そうやって気遣ってくれたので少しホッとしながら、ではそのようにと並んで庭園へと出た。
そこには綺麗な花々があちらこちらに咲いているが、ライアードはただただ自分だけを優しく見つめて話をしてくる。
その話は実に多様で、最近のソレーユの出来事を話してくれたり、逆にアストラスの状況を尋ねてくれたりと様々だった。
それに対してどんどんと惹きこまれていくのを感じ、気が付けば以前ソレーユで一緒に話した時同様リラックスしながらライアードと笑い合っている自分がいた。

「ライアード様はお話上手ですね」
「そう言ってもらえたら嬉しい。シリィの事をよく知らなかった頃はどうせ話しても無駄だと思って話さなかっただけなんだが…。さすがに魔道士長と行動を共にし、官吏の姉を持つだけあって国政にも精通しているな。勝手にシリィを決めつけていた自分が恥ずかしい」
「ふふっ…ライアード様に認めていただけて光栄です」
「そう。そうやって素の笑顔が見れる今が何よりも嬉しいんだ。以前はどこか上辺だけの関係だったように思うし…こんなシリィを知る機会をくれたクレイには本当に感謝している」
「…クレイはソレーユではどう過ごしていたんですか?」
「主にロイドと一緒に仕事をしていたな。ちょうどロックウェルと上手くいっていない時期だったから、ロイドが随分心を砕いて慰めていた気がする」
「ロイドはクレイが大好きですしね」
「そうだな。一緒にいる姿は本当に楽しそうだし、気も合う間柄だから似合いだと思っていたんだが、クレイにはあっさりと躱されてしまった」
「…クレイはロックウェル様しか見ていませんからね」

そうやってほんの少し胸を痛めていると、ライアードはその話題を避けることなく敢えて尋ねてくれた。

「シリィはクレイのどう言ったところを好きになったんだ?」
「私ですか?そうですね…最初は何を考えているのかわからない人だなって思ってたんですが…不器用だけど優しくて、放っておけない危うさがあって、何と言うかこう…庇護欲を掻き立てられる人なんですよね。ふふっ…。結局知れば知るほど好きになってしまって、気が付けば振り回されていました。ロックウェル様には睨まれましたけど、それでも…気持ちは本物で、私の初恋のようなものでした」

こんな話はシュバルツにはできなかった。
彼はクレイの事は忘れろとただただ前を見据えて自分を力づけてくれたけれど、本当は少しだけでいいから話を聞いてほしかった。
それは新しい恋を始めるためには必要な事だったのかもしれないと今なら思う。
だから…この話を聞いてくれたライアードには感謝の気持ちでいっぱいだった。

「ライアード様。ありがとうございます」

そう言って涙を拭ったところで、そっと抱き寄せられてゆっくりと慈しむように唇が重ねられる。

「泣くなとは言わない。ただ泣きやむまでこうして傍に居させてほしい…」

そんな言葉に何故か突き放す気にはなれなくて…気づけばそっと背に腕をまわしてただただ涙を流し続ける自分がいた。



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