黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第一部 アストラス編~王の落胤~

145.プロポーズ

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「それで?どうしてお前は俺をこんなところに連れ込んでるんだ?」

ドルトのところから執務室へと戻る道すがら、何故かクレイはロックウェルに柱の影へと連れ込まれ、柱を背にしながら逃げられないよう両腕で囲われていた。

「クレイ…」
「んっ…」

まるで甘やかすかのように口づけられて、思わずロックウェルの服をキュッと握りしめてしまう。

「……お前はもう少し私にも頼ってくれ」

どうやら先程の事で一人よがりに暴走したのを気にしていたらしい。
けれどそうやってそっと涙の跡に手を添えてくれるロックウェルの優しさが妙に嬉しくて胸がトクリと弾んでしまった。

────愛されてるなと思う。

「それで…私との結婚についてお前の結論は出たのか?」

そうやって甘く問うてくるロックウェルに、クレイはそっと頰を染めて答えを返す。

「……やっぱり結婚に抵抗がないと言えば嘘になるが…レイン家に迎え入れてもらえるならお前と一緒がいい……」

それはクレイの今の正直な気持ちだった。
レイン家に戻ってもいいのならそうしたかったし、別の邸を用意してもらえるなら母と顔を合わせて気まずい思いをすることもないから安心だ。
そしてそこに居を構えるのであればやはりロックウェルと一緒がいいと素直に思った。

「ロックウェル……。俺と結婚して、ロックウェル=レインになってくれるか?」

真っ直ぐに伝えたその言葉に、ロックウェルはふわりと笑顔で答えてくれる。

「もちろん。お前と一緒に居られるなら喜んで……」

そうしてそっと微笑み合いながらゆっくりと誓いの口づけを交わした。


***


執務室に戻ると早速と言うようにロックウェルは仕事へと取り掛かり、クレイをシュバルツと共に部屋の隅で特訓させる。
これならクレイがうっかり何かをやらかしてもすぐに対処できるから安心だ。

「クレイ!特訓の成果が少しくらいは出てきたと思わないか?」
「そうだな。0点から50点くらいにはなったかな」

そんな言葉にシュバルツが嬉しそうに笑う。

「よしっ!」

正直目の前で婚約者を口説かれるのは複雑ではあるが、これはシュバルツだから許せると言っても過言ではなかった。
それくらいシュバルツはクレイに全くと言っていいほど興味がなさそうだった。
今の所、見る限り多少スムーズに口説き文句を言ったり流れるような動きで誘う等はできるようになってはきたが、いかんせん色気はやはりあまりない。

「ん~…ここまで色気がないとやっぱり別の面で攻める方がいいのかという気になるな」

だからクレイがそう言うのもわかる気がする。

「そうは言っても魔法修行もほぼ完璧だぞ?」

そう。クレイがスパルタで特訓したせいか、そちらの方が思った以上の伸びを見せて、既にシュバルツは実戦でかなり使えるレベルにまで達していたのだ。
だからこその色気修行真っ最中というわけなのだが…。

「いや。試しに相手に合わせてちょっと黒魔道士風に迫ってみるとかしたらどうかと思って」
「は?」

その言葉になんだか嫌な予感がひしひしと感じられて、そっと仕事の手を止めそちらへと視線を向ける。

「物は試しだし、なんでもいいから試しにやってみたらどうだ?」
「例えば?」

そもそも言われている意味がよくわからないと言い出したシュバルツにクレイがう~んと暫し考えて、例えばこんな感じか?と手本を見せた。
クイッと強引に顎を持ち上げながら妖艶に笑い、クッと笑いながらその言葉を紡ぐ。

「お前の色気のなさは本当にどうしようもないな。俺が無理やり魔力交流でもして引き出してやろうか?そうすれば…少しくらいは俺好みに育つかもしれないしな」

ガタッ!!

ロックウェルはそんなクレイに慌てて立ち上がりそちらへと向かった。

「クレイ!」
「へ?」
「へ?じゃない!どうしてお前はそんなに天然なんだ!」

見るとシュバルツは真っ赤になりながら撃沈してしまっている。

「な、何かおかしかったか?!」

黒魔道士の戯れ風にやってみただけで他意はないぞ!と懸命に見当違いの弁明をしてくるが、どう見てもシュバルツには刺激が強すぎで、これでは口説いているも同然だった。

「ク~レ~イ~?」
「………ッ!悪かった!あまりの色気のなさにちょっと焦っただけだ!そ、そうだ!お前が言っていた依頼ってどんな話だ?!」

なんとか話をそらさないと殺されると言わんばかりにクレイが必死に話を変えようとしてくる。
本来ならこんな事で誤魔化されたりはしないしお仕置きコースまっしぐらなのだが、ふとこれはチャンスかもしれないなと思った。
『元々予定していた依頼内容に諸々追加してやる』と頭の中で素早く計算をする。

「ロ…ロックウェル?」

恐る恐るそう呼びかけるクレイには悪いが、これを利用させてもらって一気に勝負を決めてしまおうと心に決めた。
さすがにこんなクレイをこれ以上放置していてはいつまたライバルが出現するかわかったものではない。
何度も似たようなことを繰り返されるのだから、ここはもうさっさと囲ってしまうのが一番だ。
クレイの方からプロポーズもしてもらえたことだし、特に問題はないだろう。

「そうだな。仕事の話をしようか」

そしてこちらへ来いと言ってシュバルツから引き離し、執務机の方へと連れて行く。

「もうすぐ王宮魔道士の追加人員を選定するために試験があるのは知っているな?」
「ああ」

そう言いながら要項が書かれた書類を手渡してやるとどこかホッとしたようにしたので、そのまま更に言葉を重ねてやる。

「そこにアイリスが来るのもわかっているだろう?」
「ああ」

もちろんだと頷くクレイにロックウェルはニヤリと笑った。

「実はお前への依頼というのはこうだ」

自分の婚約者を狙って何やら起こしそうな者がいるので、当日誰も怪我人が出ないようにしながら事を収めてほしい────。

その言葉を聞いて、クレイだけではなくその場にいた第一部隊の者たちも皆目を丸くする。
それは依頼とは言わないのではないだろうか?
そう顔に書いてあるようだった。
確かに本来であればクレイに注意を促し、気をつけろと言ってやるだけでいい話だ。
けれど自分の目的はそれだけではない。

「勘違いして欲しくはないが、これは私からお前への正式な依頼だ。契約書もきちんと用意するし、報酬は前金10万ストラ。それに加えて成功報酬30万ストラも用意しよう。金貨の方が良ければそちらで用意するが、どうだ?」

それはクレイの仕事に対する標準的な正規の価格だ。
今回の件ならこれで十分だろう。

「つまりは恋人としてのお願いではなく黒魔道士としての俺への正規の依頼ということだな。そう言うことなら詳細を聞こうか」

思った通りクレイはすんなりとその話へと乗ってきた。
標的が自分だという事から簡単な依頼だと踏んだのだろう。
その姿は遊びに付き合ってやると言わんばかりだ。

「ふっ…お前ならそう言ってくれると思った」
「それで?具体的に俺はその場にどういう立場でいればいいんだ?第一部隊の衣装で紛れて動けばいいのか?それとも独自で動いて姿を見せずに片をつけるのか?まあ依頼だし女装して傍にいろと言うならそれも視野に入れても構わないぞ?」

クレイはそうやって仕事ならどんなものでもある程度考慮してくれる。
この辺りはさすが優秀と自負するだけのことはあると言えるだろう。
それは友人として依頼を持って行っていた時と何も変わらない。
だからこそ今回はそこを逆手に取って条件を出すのだが…。

「今回のお前は私の婚約者としてそのままの姿で隣に居てくれればそれでいい」
「…?女装せずこのままか?」
「ああ。向こうの狙いはそのままのお前だからな。お前は私の婚約者として黒魔道士らしく私の隣で相手が動いてくれるように私を誘惑してくれればそれでいい」
「…なるほどな」

そういう事かとクレイは暫し思案して、ニッと笑った。

「それなら試験内容の方も詰めないとな。折角の機会なのに、そちらがメインになって試験がおざなりになるなんて笑い話にもならない」
「当然だな」
「魔法値を設定して当日は結界を張ろう。魔法の補佐をするという名目なら王宮魔道士ではない俺がその場に居てもおかしくはないし、候補者について評価しがてら隣で恋人のように自然に振る舞うのもやりやすいだろう」
「ああ。その辺りはお前のやりやすい様にしてくれて構わない。恙なく試験が終わってくれれば契約満了ということにしよう」
「わかった。じゃあすぐに各候補者達の調査も開始する」
「任せよう」

こうしてサクサクと詳細が決まっていく様子に周囲は驚いているが、ロックウェルとしては予想の範囲内でしかない。
素のクレイなら恥ずかしがることも、仕事モードのクレイなら恥ずかしがったりはしない。
きっと当日は完璧な恋人を演じて上手く依頼をこなし、事を収めてくれることだろう。
依頼に関しては何も心配はしていない。

ただ────今回はそれを使ってクレイと自分の関係を王宮内に広く知らしめてやる絶好のチャンスというだけの話だ。

「期待しているぞ?」
「任せておけ」

そう答えたクレイはどこまでも頼もしい優秀な黒魔道士ではあるが、同時に迂闊な可愛い恋人でもあったのだった。


***


「はぁ~…。さすがロックウェル様。策士ですね」

クレイとシュバルツが少し気分転換に休憩に行ってくると席を外したところで、シリィが溜息をつきながらロックウェルへと声を掛けてきた。

「トータル40万ストラって、この間の水晶の代金とほぼ同じじゃありませんか」
「なんだ。気づいたのか」

ロックウェルはバレたかとクスリと悪戯っぽく笑う。

「あいつにそのまま支払おうとしても受け取ってもらえないからな。依頼をダシに受け取ってもらうつもりだ」

あの時はクレイの好意を無にしたくなかったから素直に受け取ったが、当然それで済ませるはずがない。
返せるものはきちんと返しておきたいものだ。

「シリィ達にはお礼で通じるが、私に対してはただの好意だからな」

けれどシリィはその言葉に首を傾げながら尋ねてきた。

「ロックウェル様。先程クレイを婚約者と言っていませんでしたか?」

そこまで言うのならもう婚約の品のやり取り等も考えているのではと訊かれたが、それに対してはこう返すより他にない。

「クレイがそういうものを好むと思うか?」

そんなことを口にしようものなら折角纏まった話がまた拗れる可能性が高い。
それこそ面倒だと嫌がって話が明後日方向へといってしまい、結婚時期が延び延びになってしまうだろう。
そしてそれは概ね間違ってはいなかったようで、ヒュースがクスリと笑いながらのんびりと口を挟んだ。

【さすがロックウェル様。クレイ様のことをよくわかっていらっしゃいます】
「ヒュース」
【クレイ様は本当に明後日な思考回路をお持ちですからね。何事もクレイ様が考えを挟む時間を与えずに素早く話を纏めてしまうのが一番でございます】

ズバリそう言い切られて思わず苦笑が漏れてしまう。

【ちなみに先程のご依頼はクレイ様的にはかなり嬉しいものだったようですよ?】
「そうか」

その返答は正直少し意外ではあったが、続く言葉を聞いて思わず笑みが浮かんでしまった。

【クレイ様は本当に素直ではないので、素では恥ずかしがってイチャイチャできないのですが、仕事ともなれば話は別でございますからね。大義名分さえあれば人前でもイチャイチャできるので、少し嬉しく思ったようです】

どうやら今回は仕事と割り切って仕方なくイチャイチャしてくれるわけではなく、それを大義名分に素直になってくれると言うことらしい。
なんだか新たなクレイの一面を発見をしたようでくすぐったい気持ちになった。

「やはりお前の目から見たクレイと私の目から見たクレイは随分違うな」
【…まあ我々に見せる面とロックウェル様に見せる面はまた違いますからね。そこは仕方がありません】

そんな風にいつもの様にごく自然に話していると、シリィが感心したようにポツリと呟いた。

「はぁ…ロックウェル様は本当にクレイの眷属とも仲が良いですよね」

けれどそんな言葉にロックウェルとしてはヒュースは最初から好意的だったぞと答える以外にない。

「クレイの眷属は最初からずっと何故か私に好意的で優しく助言もしてくれる。揉める方がおかしいと思うが?」

そんな答えにシリィは『でも…』と言葉を続ける。

「クレイってロイドやリーネとも仲が良いでしょう?あの二人だって眷属を従えていますし眷属を抱える者同士ロックウェル様よりもっと親しくてもおかしくないのに、そういうのってあまりなかったように見えたんですが…」

黒魔道士同士仲が良くてももしかして眷属同士でなにか縄張り意識的なものがあるんでしょうかとシリィは首を傾げている。
言われてみれば確かにそうで、例えばロイドの眷属とクレイの眷属が親しかったならばヒュース達はあちらを応援したのではないだろうかとさえ思えてくる。
正直それはこれまで考えたことがなかった。
もしやシリィの言うように何か眷属側の事情もあったりするのだろうか?
自分も眷属を抱えたことだし、もし何かそういった暗黙のルール的なものがあるのなら知っておいた方がいいかもしれないと思いそっとヒュースへと尋ねてみると、思いがけない言葉が返ってきた。

【特にそういったものはありません。ただ古参の眷属はそれだけ力が強かったりするので、若輩者は我々を恐れてわざわざ寄ってこないだけでございます】
「そう言うものか?」
【ええ。そうでございます】
「それでいくと…ロイドの眷属は若輩者ということなのか?」

あれだけ魔力が高ければ抱える眷属の力も強そうなものだが……。
そう思って尋ねてみると、ヒュースが珍しく吐き捨てるような声を出した。

【ロイドの眷属は確かに古参のものも居ますし別にぶつかったりはしていませんがね、我々はロイドが好きではないのです】
「え?」
【ロイドがクレイ様を想っている気持ちが強いのもわかりますけどね。あの男はクレイ様の前では優秀な眷属と持ち上げますが、クレイ様が見ていない場で我々に喧嘩まで売ってきたんですよ。クレイ様を懐柔して味方につけるその手管には正直腹が立っていたんです!】

どうやら知らない間にロイドは自分に対して挑発していたのと同じように眷属にまで同じようなことをしていたらしい。
眷属はクレイに物申すことはできるが、最終的には主の命令には従わねばならない。
クレイがロイドを受け入れたら身動きが取れなくなってしまう。
そこを逆手に取られたのが腹立たしかったようだ。
これでは例えクレイを落としたとしても上手くはいかなかったのではないだろうか?
例えるなら姑を敵に回した嫁状態とでも言えばいいのか…。
間に挟まれるクレイが翻弄される様を想像すると少し楽しくはあるが────。

【ですから我々はロックウェル様には諦めずに頑張っていただきたかったのです】
「そうか」

どうやら浮気をしても眷属達が相当自分に肩入れしてくれていたのはそう言った背景も手伝ってのことのようだった。

【大体あの男はですね、我々を軽んじ過ぎなのです】

眷属はあくまでも眷属。
下がっていろといわんばかりの態度が気にくわなかったんだとヒュースは言うが、多分それは黒魔道士的にはよくある思考なのだろうとは何となくわかった。
けれどヒュースとしては自分達がクレイの親代わりをしてきたと言う強い思いがあるだけに余計に許せなかったのだろう。
自分としてはクレイの事を色々教えてくれるヒュースの存在は本当にありがたいものでしかなかったし、感謝すべき存在なのだが…。

「私はいつでもヒュースや他の眷属達にも感謝している。本当にありがとう」

そう言って心からの感謝を込めて柔らかく笑うと、ヒュースは嬉しそうに微笑んだ。

【本当にロックウェル様のそういうところは大好きでございます。クレイ様がベタ惚れなのもよくわかりますよ】

いつでもお声掛けくださいねと嬉しそうに下がっていったヒュースにシリィも納得がいったように頷いている。

「ロックウェル様のそういった社交スキルの高さが功を奏したと言うことですね。納得です!」

そういうところは確かにロイドはクレイと同じであまり社交的ではないですもんねと口にするシリィに、なんだかんだでシリィもロイドに詳しいなとふと思ってしまった。
それだけ交流会の時に二人の傍に居て見張ってくれていたと言うことなのだろう。

「そうそう。こちらに選定試験を受ける者の名前をリストアップしておきました。凄いですよ。白黒合わせて総勢86名です」

一週間の公募期間を設けて大々的に募ったせいか、かつてないほどの盛況ぶりだとシリィは満足げに笑った。

「これなら全体を大きく見直して組織自体を見直す等もしてみてもいいかもしれませんね」

ちょうど第一部隊の仕事もそれほど多くないため手持無沙汰な者も出てきている。
いっそ第一部隊の人数を減らす方向に持っていって、実戦練習に励める第二、第三部隊に多く人員を回す方向にしてもいいのではないかと上から話があったのだとシリィはそっと報告書を提出してきた。

「そうか。では今回の選定試験後に業務の見直しをして組織改編に努めるとしよう」

この辺りは王とドルトに相談しながら詳細を詰めた方が確実だ。

「私としては王宮内の魔道士の仕事は引き続き第一部隊で引き継いで、城下や地方の仕事を第二第三部隊に振り分け、必要に応じてこちらに回してもらう形が一番いいかと思っているんだがな」
「ああなるほど。デスクワーク自体を全体に振り分けるわけですね。確かにそれはいいかもしれません」

となると不正の取り締まりも第一部隊の方でできるようにし、別の部署で監査も行ってもらった方がいいかもしれないとシリィは早速色々と考え出したようだった。
何はともあれこれからも忙しくなりそうだ。

「さて…そう言うことならさっさと詳細を決めていかないとな……」

やるべき事をざっと頭の中で纏め、ペンを手にサラサラと書き記していく。

「これを先に頼む」
「かしこまりました」

こうして来たるべき日に備えて、ロックウェルは気を引き締めた。




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